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知事発言集・平成20年公務始め式 知事訓示

ページ番号:0011218 更新日:2008年1月4日更新

 皆さん、明けましておめでとうございます。
 新しい年が皆さんや御家族にとりまして、幸多い年となりますよう、心からお祈りいたします。

 さて、昨年は、政治や経済の世界において、国民を偽り、不信を募らせる、残念な事件が数多く発生しました。

 私は、このような世相も踏まえ、改めて初心に立ち返り、県民の皆様の「心」、例えば、安心や安全に対する思いなどを大切にし、信頼や期待にしっかりと応える県政を推進していくことを一年の計とするため、新年の書初めでは、「心」という字を書きました。

 職員の皆さんには、この「心」を大切に、職務に精励されるよう、まずお願いをしておきます。

 次に、県政の目標に掲げる「住み良さ日本一の元気県づくり」についてであります。

 今年の干支は「子(ねずみ)」ですが、ねずみは、十二支の始まりの干支であり、新しい力が創造される象徴でもあると言われています。

 私は、人口減少社会の中で、元気で存在感のある山口県をつくる「新しい力」こそ、県民の皆様の知恵と力を結集した「県民力」であり、地域の総合力としての「地域力」であると考えております。

 そのことを県庁の中で申し上げれば、職員一人ひとりがその力を最大限発揮することであり、その総合力としての「組織力」をさらに磨いていくことであります。

 その「力」は、平成13年の山口きらら博の成功と、この精神=心を引き継いだ、国民文化祭の成功によって、大いに、また着実に高まってまいりました。その力を、3年後に迫った「おいでませ!やまぐち国体」の成功へとつなげながら、県民の皆様が山口県の「住み良さ」を心から実感できる「住み良さ日本一の元気県づくり」の加速化に、決意も新たに取り組んでいきたいと考えています。

 また、さらなる県政集中改革を進め、将来にわたって持続可能で強固な行財政基盤の構築に、引続き努力していきたいと考えています。

 当然のことですが、「住み良さ日本一の元気県づくり」は、「住み良さ指標」のアップのみで実現できるものではありません。

 県政には少子・高齢化対策、中山間地域対策、医師の確保対策をはじめ、県民の皆様の暮らしの安心・安全基盤の強化等、引き続き取り組まなければならない、先送りをすることができない喫緊の課題が山積しております。

 現在は、新年度予算編成の真最中ですが、厳しい財政状況であればこそ、私自身、県民の皆様や各界、各層の御意見等をしっかりとお聞きしながら、知恵をしぼり、汗をかき、県政の様々な課題に積極果敢に立ち向かっていく所存ですので、職員の皆さんにも、県民の皆様が何を求めておられるのか、今、本県の住み良さを高めるためには、何が必要なのかということを常に考えながら、現場主義のもと、予算編成作業をはじめ、担当部門における施策の推進を図っていただきたいと思います。

 今年は、私にとっても、新たなチャレンジの年になりますが、職員の皆さんにも、「新しい力」を発揮し、新たな飛躍の年にされるよう願って、年頭の訓辞といたします。

 今年も、ともに元気に頑張りましょう。