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おいでませ知事室 志を立てる

ページ番号:0011224 更新日:2010年4月1日更新

 幕末の思想家であり教育者である吉田松陰は、長州萩の松下村塾で若者たちに多くの教えを説いていますが、その一つに「志を立ててもって万事の源となす」という教えがあります。

 今、大河ドラマで注目されている坂本龍馬は、文久2年(1862年)1月に萩を訪れていますが、この旅の直後に土佐藩を脱藩し、その後各地を奔走して明治維新の立役者の一人となったことを考えますと、龍馬は、旅先の萩の地でこうした松陰の教えに接し、自分が進むべき、大いなる「志」を立てたのかもしれません。

 4月を迎え、県民の皆様には、新たな「志」を抱いて新年度をスタートされた方も多いのではないかと思いますが、私も、これからの県政運営に当たり、二つの「志」を立てています。

 その一つは、山口県が将来にわたって元気で存在感のある地域であり続けるための県勢躍進の道筋をしっかりとつけるということであり、私は、県民誰もが住み良さを実感できる「住み良さ日本一の元気県づくり」の実現に向け、私の目指す県づくりの総仕上げに全力で取り組んでいきたいと思っております。

 このため、依然として厳しい景気・雇用情勢の下、喫緊の課題である景気・雇用対策や、昨年の豪雨災害を踏まえた防災対策などのくらしの安心・安全基盤の強化をはじめ、県政運営の指針である「加速化プラン」に沿った県づくりを着実に推進するとともに、県政集中改革の取組を強化し、持続可能な行財政の基盤づくりに努めてまいります。

 そしてもう一つの「志」は、来年開催する「おいでませ!山口国体」「おいでませ!山口大会」を、山口県を元気にする大きな舞台にするということであり、両大会を県民の皆様の英知と情熱を結集した県民総参加の大会として開催することにより、「県民力」「地域力」をさらに大きく飛躍させたいと願っています。

 今年度は、いよいよ県内各地で競技ごとのリハーサル大会も実施され、開催気運の盛り上げに向け、大会マスコットである「ちょるる」やイメージソングを活用した広報活動をはじめ、花いっぱい運動やクリーンアップ運動の展開などの県民挙げての取組を県内に広げてまいります。

 また、山口国体での総合優勝に向けて、残り1年半の短期決戦ではありますが、本県選手の活躍が県民の皆様に大きな感動を与えられるよう、更なる競技力の向上に取り組んでまいります。

 県民の皆様には、それぞれの地域・職場から本県のアスリートに力強いご声援を賜りますようお願いいたします。

 私は、こうした「志」を胸に、県民の皆様や市町と連携・協働しながら、これからも全力で頑張っていきたいと思っています。