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おいでませ知事室 「産業力」の再生強化を進めます

ページ番号:0011244 更新日:2012年10月25日更新

 皆さん、こんにちは 山本繁太郎です。
 知事に就任して、2か月が過ぎました。就任直後に、入院治療ということとなり、県民の皆様方には大変なご心配をおかけしました。
 お陰をもちまして、現在は、完全に健康を回復し、私が選挙公約としてお示ししました「5つの全力」への取組を鋭意進めているところです。

 今回は、私が最優先に取り組んでいくべき課題としている「産業力・観光力の増強」について、ご説明したいと思います。

 世界の国々はこれまで、産業革命を背景としたヨーロッパの圧倒的な産業力に追いつき追い越せと、しのぎを削り経済発展を遂げてきました。しかし今、進むべき道筋を見失い、閉塞感に覆われているのは、まさに、第二次産業に偏重した産業構造を持つヨーロッパを中心とする国々です。
 こうした中で、私は、これからの世界が進むべき方向性を示すことができるのは、日本であると思っています。それは、17世紀以降の我が国の発展を支えてきた、農業を中心とする第一次産業の知恵と経験、そして、その蓄積の上に、20世紀という、まさに日本の世紀において急速に発展した第二次産業、さらに、第三次産業の進展という、我が国ならではの産業形成の歴史があるからです。

 そして、山口県には、こうした日本の発展を支えてきた瀬戸内を中心とする産業力がありますし、全国に誇れる自然環境、観光資源等にも恵まれています。
 私は、これらの財産を最大限活用し、第一次産業から第三次産業までバランスの取れた産業力の再生強化を図ることにより、県内雇用の創出にもつなげ、我が国のモデルともなる、活力に満ちた県づくり、地域づくりを進めていきたいと考えています。

 こうした思いから、この取組を統括的・総合的に進める中核的組織として「産業戦略本部」を来年4月に設置することとし、さっそく10月15日に準備組織である「産業戦略本部準備室」を立ち上げるとともに、統括的なけん引役として、新たに副知事も選任しました。
 この産業戦略本部においては、「瀬戸内産業ルネッサンス構想」の推進による工業出荷額の増加、「年間宿泊観光客数400万人構想」の推進による観光力の向上、「味な都・やまぐち構想」の推進による農林水産業の再生など、総合的な産業力の再生強化を進めることとしており、その準備を着実に進めていきたいと考えています。

 私は、県民の皆様が「ここに生まれ、育ち、働き、住んで本当に良かった」と実感していただける山口県を実現するため、産業力の再生強化に、先頭に立って頑張ってまいる所存ですので、皆様のご理解、ご協力をお願いします。