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知事発言集・平成24年公務始め式 知事訓示

ページ番号:0011246 更新日:2012年1月4日更新

 皆さん、明けましておめでとうございます。

 昨年の東日本大震災から10ヶ月近くが経過し、今年は、その復興元年として、未来に向けて国を挙げて力強く歩み出さなければならない重要な年であります。
 本県においても、東日本大震災の教訓を踏まえ、一層防災対策を強化する年にしなければならないと考えています。

 また、今年も厳しい社会経済情勢の中でのスタートとなりました。長引く景気の低迷に加え、歴史的な円高の進行等により、経済情勢の先行きは見通しが困難であり、国政では、社会保障と税の一体改革やTPP問題など、地方にも大きな影響を及ぼす重要課題が山積しております。
 本県としても、国の動向を注視しつつ必要な対応をしなければなりませんし、当面する再就職支援や新規学卒者等の雇用対策に全力で取り組まなければなりません。

 こうした中、これまで皆さんとともに取り組んできた加速化プランと県政集中改革の総仕上げもいよいよ最終段階を迎え、その成果を確実に収穫しなければならない年になりました。
 皆さんには、この2月補正予算と来年度予算の編成作業を通じ、何を優先すべきか、より重点化を図りつつ、「住み良さ元気指標」の達成に向けて、緊張感とスピード感を持って取り組んでいただくよう、お願いいたします。
 また、県政集中改革の総仕上げについては、引き続き、全ての部局が不断の行財政改革の取組を重ねるとともに、特に公社改革については、将来世代に過度の負担を先送りしないとの強い覚悟を持って、3月末の三公社廃止に向け、ラストスパートをかけなければなりません。
 限られた時間の中ではありますが、それぞれの分野で総仕上げに向けて何をなすべきかを今一度真剣に考え、これまでの取組の成果を目に見える形で一日でも早く、そしてできるだけ大きく結実させる気構えで取り組んでいただくよう、お願いいたします。

 私は、今年の書き初めで、「伸びる」という「伸」の字を書きました。これは、昨年の山口国体・山口大会で発揮された県民の皆さんの力を、今年も「伸び伸びと」発揮していただきたい、また、5月に開催される全国植樹祭で植えた木が将来に向かって伸び伸びと成長するようにという思いを込めたものであります。
 県の職員、県の組織に対しても同じ気持ちであります。今年は、将来に向けての基盤を築きあげていく上で重要な年であります。職員の皆さんには、あらゆる機会を活用して「職員力」を伸ばすよう心がけていただくとともに、幹部職員には、そのための環境づくりにもしっかりと取り組み、伸び伸びと「組織力」が発揮されるよう、組織運営を行っていただくことをお願いしておきます。

 私は、これまで進めてきた県づくりの総仕上げを確実に成し遂げる決意で新年に臨みました。職員の皆さんもそれぞれの役割を自覚し、十分に力を発揮するようお願いして、年頭の訓示といたします。
 今年一年が、県民の皆さんにとって、明るい元気な年になるよう、一丸となって頑張りましょう。