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おいでませ知事室 「コンパクトなまちづくり」を進めます

ページ番号:0011254 更新日:2013年8月21日更新

 わが国は平成22年(2010年)から人口減少社会に突入しました。
 一方、山口県は昭和60年をピークにいち早く減少が始まり、平成23年に県内で生まれた子どもの数は昭和50年の半数にまで減少、平成24年時点の高齢化率は全国第4位と、全国にさきがけて少子高齢化が進行しています。
 私はかねがね、これからのまちづくりは、少子高齢化時代にふさわしいかたちを追求していくべきと考えていました。

 こうした中、本年2月に開催しました「やまぐち産業戦略アドバイザー(※)会議」で、御出席の委員の方から、子育て世代と高齢者が安心して居住できる都心のコミュニティを各都市単位で追求していくべきだとの趣旨のご提言をいただき、私としては、我が意を得たりと思いを強くいたしました。こうしたことから、このたび「コンパクトなまちづくりモデル事業」を創設いたしたものですが、これは、3つのコンセプト(生活に必要な諸機能をコンパクトに集積、安全・快適な環境の創造、地域コミュニティの形成)により、将来の県民の暮らしのモデルとなるコミュニティの形成をめざすもので、全国的にも先進的な取組となっています。

 県では、このたび、この事業に積極的に取り組む市町を募集し、モデル地区として「柳井市の柳井駅周辺」、「山陽小野田市の厚狭駅周辺」、「光市の岩田駅周辺」の3地区を決定いたしました。今後、各市の取組に対し、積極的に支援していくこととしていますが、このモデル事業をきっかけとして、全県的に波及、発展していくことを強く期待しています。
 そこで、このたび、この取組に関して広く県民の皆様にもご理解いただきたいと考え、日本で最先端の専門家の方々による講演会を開催することといたしました。8月26日に山陽小野田市で国土交通省都市局長の石井喜三郎さん、8月29日に光市で国土交通省住宅生産課長の伊藤明子さん、9月6日に山口市で東京大学高齢社会研究機構特任教授の辻哲夫さんをお招きして、お話をいただくこととしておりますが、どなたでも無料でご参加いただけますので、是非、多くの県民の皆さまにご参加いただきたいと思います。

 「コンパクトなまちづくりモデル事業」を推進することで、私は、これからの少子高齢化時代にふさわしいまちづくりを進めていきます。県民の皆さまのご理解・ご協力をお願いします。

(※)「やまぐち産業戦略アドバイザー」・・・本県産業力の再生・強化に向けて、国内外の経済情勢や最先端の情報等を聴取するとともに、産業振興に関する課題及び産業戦略について助言を得るため、県内の主要企業や県出身の経営者の方々に御就任いただいています。