おいでませ知事室　山口県の観光を盛り上げていきましょう！

　皆さん、こんにちは。村岡嗣政です。

　4月になりました。今月に入って、春らしい暖かい日が続いており、どこかへ出かけるには良い季節になってきましたね。月初めの週末には、岩国市の錦帯橋や山口市の一の坂川など、県内の桜の名所は多くの花見客で賑わっていましたし、湯田温泉白狐まつりなど多くのイベントが開催され、たくさんの観光客に訪れていただきました。私も、家族を連れて山口市の維新百年記念公園へ出かけ、忙しい中で少しは家族サービスができたかなと思っています。これからゴールデンウィークに向けて、観光するには益々いい季節になっていきます。皆さんも、積極的に県内各地に足を運んでみてはいかがですか。

　さて、観光といえば、本県を訪れる観光客の数は、平成26年に2，900万人を突破し、過去最高を記録しました。平成27年の調査結果はまだ出ていませんが、大河ドラマ“花燃ゆ” の放送や、松下村塾、萩城下町などの世界文化遺産への登録もありましたので、前年を超える観光客数になるのではと期待しています。そして、こうした本県への関心の高まりを追い風に、平成30年に迎える「明治維新150年」に向けて、山口県の観光を一層盛り上げていくことが重要です。

　こうしたことから、この4月の県の組織再編では、新たに「観光スポーツ文化部」を設置し、観光振興を軸とする交流促進施策の推進体制を強化しました。この部を司令塔として、幕末維新をテーマとする観光キャンペーン「やまぐち幕末ISHIN祭」第2章や、平成29年9月からのディスティネーションキャンペーンを、是非、成功させたいと思っています。さらに、他県と連携した「平成の薩長土肥連合」や「せとうち観光推進機構」による広域観光プロジェクトの実施や、外国人観光客の誘致など、観光客の増加に向けた様々な取組を進め、交流人口の拡大による地域活性化につなげていきたいと思っています。

　今年は、岩国錦帯橋空港と沖縄を結ぶ定期便も就航し、新たな観光客を迎え入れるチャンスです。こうした好機を捉え、より多くの方々に山口県を訪れていただくため、全力で取り組んでまいりますので、山口県の観光を一緒に盛り上げていただきますよう、御支援、御協力をお願いします。