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平成23年 (2011年) 4月 5日

政策企画課

平成23年度本庁部課長・出先機関の長合同会議 知事訓示

(東北地方太平洋沖地震への対応)

 最初に、東北地方太平洋沖地震に関して申し上げます。

 日本を襲ったこの大きな苦難を乗り越えていくためには、国が総力を挙げ、そして全ての地方自治体、さらには国民が一丸となって、被災者支援や被災地の復旧・復興に取り組んでいく必要があります。

 今、求められるのは、まさに自助、共助、公助を発揮していくことであります。公助を担う私たち地方自治体としてもその役割をしっかりと果たしていかなければなりません。

 本県におきましても、発災後、直ちに人的・物的両面から出来うる限りの支援を行ってまいりました。この間、職員の皆さんには大変ご苦労をおかけしておりますが、これからも、被災地の実情に即した支援や国を挙げての復興に向け、その役割を確実に果たしていかなければなりません。それも相当に長期間に及ぶものと想定されます。

 引き続き、庁内の支援体制に万全を期し、被災された皆様が一日でも早く安心した暮らしが取り戻せるよう、職員の皆さんとともに全力で被災地の支援を行っていきたいと思っております。どうか皆さんの力強いご協力をよろしくお願いいたします。

 私は、今回の大災害により、長きにわたる人々の営みを一瞬にして根こそぎ奪い去るという、自然の持つ底知れぬ脅威を思い知りました。山口県におきましても、これを得がたい教訓とし、災害に強い基盤づくりの更なる推進や発災に備えた緊急物資等の万全の準備など、自然災害からどのように県民の命や財産を守っていくべきかを真剣に問い直し、今後の災害対策に取り組んでいかなければならないと思っております。


(本年度の県政運営について)

 それでは、新年度のスタートに当たりまして、私の県政推進の思いや考え方について申し上げたいと思います。

 私は、4期目の県政運営に当たり、これまで取り組んできた県づくりの様々な分野において目に見える形で成果をあげ、それを次なる世代にしっかりと引き継いでいかなければならないと決意いたしました。

 そして、その道筋を示すために策定したのが、「住み良さ日本一元気県づくり加速化プラン」であり、持続可能な行財政基盤を築いていく工程表が「新・県政集中改革プラン」であります。

 この2つのプランの計画期間である平成24年度を控え、本年度は両プランの総仕上げを成し遂げ、確実に県勢の振興を図ることにより、これまでの県づくりの集大成を果たしていく大変に重要な年になります。

 職員の皆さんには、本年度の当初予算編成に当たり、「新たな種まきではなく、これまで育ててきたものを確実に開花させ、実をつけさせ、そして確実に収穫ができるようにしていただきたい」と申し上げました。県財政は依然として厳しい状況にあり、また、国の予算の行方も不透明な中、予算編成作業ではご苦労が多かったというふうに思いますが、私としては、今なすべきことをしっかりと盛り込み、まさに、総仕上げに向けた予算としてとりまとめたところであります。

 これからは、この総仕上げ予算を皆さんの力で一つ一つ確実に実行に移し、確かな成果をあげていかなければなりません。職員一丸となり、将来につながる県づくりに向け、その総仕上げに突き進んでいただきたいと思います。

 その上で、皆さんに私と共有していただきたいことを3点ほど具体的に申し上げます。


(加速化プランの総仕上げ)

 まず、「加速化プラン」の総仕上げについてであります。

 申すまでもなく、県づくりにゴールはなく、これからも未来永劫続いていくものであります。加速化プランの総仕上げを果たしていくということは、将来につながる、しっかりとした県づくりの基盤を創っていくということであります。

 こうした観点から、総仕上げに向けては、医師不足対策や災害対策など「くらしの安心・安全基盤の強化」に関連するものをはじめ、加速化プランの重点事業の中でも、特に優先的に取り組むべき事業に集中的に取り組むこととしております。

 例えて申し上げますと、全国的に整備が遅れておりました耐震化問題につきましては、県立学校の耐震化率90%の目標の達成を1年前倒したことをはじめ、災害拠点施設となる県有施設、小・中学校、私立学校、基幹病院などについても総合的な対策を講じるとともに、未来を担う子ども達の個性を伸ばすために、全国に先駆けて小・中学校での完全35人学級化の実現を果たすこともできました。

 また、将来にわたっての県づくりの活力につながる「新規雇用2万人創出構想」や、交流人口の拡大に向けた「年間観光客3千万人構想」の実現などの対策もしっかりと講じております。

 これらの事業の推進に向けましては、十分にその趣旨をご理解の上、実効的な執行体制に努めていただくようお願いしておきます。


(県政集中改革の総仕上げ)

 次に、もう一つの総仕上げである「県政集中改革」の取組についてであります。

 行財政改革も終わりなき取組であることはもちろんですが、将来にわたって諸施策を継続的に実施できるよう、県政推進の土台をしっかりと固めていくことが県政集中改革の総仕上げを果たしていくゆえんであります。

 新・県政集中改革プランに沿って、確実に実施していかなければなりません。特に、私は、三公社の廃止問題につきましては、このまま先送りを続けるのではなく、また、これ以上将来の世代に過大な負担を残さないとの観点から、私の代できちんと処理していくことを決断し、本年度末を持って廃止する方針で所要の予算を計上いたしております。

 これから公社廃止の実現に向けましては多くの課題がありますが、とりわけ、将来世代への負担をできるだけ軽減していくことが大変重要であります。

 公社廃止までのこの1年間、新たに設けた「公社資産売却推進室」を中心に、将来への負担を軽減するため、公社が抱える資産の可能な限りの売却やその有効活用に努め、公社の廃止処理に伴い発行する、いわゆる三セク債の発行を可能な限り圧縮できるよう、最大限の取組を進めていただくことを強くお願いしておきます。


(総仕上げの進行管理)

 ただ今申し上げました加速化プランと県政集中改革の2つの総仕上げに向けては、限られた時間の中で、常に全体の取組の進捗をはかり、全部局が共通認識に立ち、スピーディに対応していくことが極めて重要になります。

 また、この度の大災害により今後の地方財政対策や景気情勢等にも影響が生じることが考えられますことから、税制改正や地方への財政措置状況、県内の景気動向なども十分に注視していかなければなりません。

 このため、私は、新たに全庁的な進行管理体制を近く立ち上げたいと考えております。

 その下で、幹部職員におかれては、強いリーダーシップを発揮し、それぞれの分野での集大成を成し遂げるという気概と行動力を持った精力的な取組をお願いいたします。


(おいでませ!山口国体・山口大会について)

 最後に、「おいでませ!山口国体・山口大会」についてであります。

 私は、知事に就任以来、「21世紀は地方分権の時代になる」と考え、新しい県づくりの象徴的な舞台として、「山口きらら博」や「国民文化祭」等を開催し、ホップ・ステップと、県民力や地域力を高める努力を重ねてまいりました。

 いよいよジャンプとなる「おいでませ!山口国体・山口大会」の開幕まで残すところ半年となりました。

 そもそも国体は、昭和21年、戦後の混乱の最中に戦後復興等に向けて始まったものであります。私は、こうした国体開催の原点に立ち返り、山口国体を、震災からの力強い復興に向け、被災者はもとより国民の皆様全てに明るい希望と勇気を与えられるような大会にしていくことが必要ではないかと思っております。

 そのためにも、できるだけ多くの県民の皆様が国体県民運動や大会ボランティアなどに積極的に参加していただき、まさに県民総参加の大会にしていくことが何よりも重要であります。

 そして、そのことを通じ、これまで培ってきた「県民力」「地域力」を大きく飛躍させ、これからの県づくりの更なる原動力にしていかなければならないと考えております。

 一方で、国体選手の参加資格問題も生じ、また、国体のあり方についても様々な意見が出ております。

 私は、夢を持ち高い目標を掲げて取り組むということは、何事においても重要なことであり、今後、新たなルールの下、総合優勝を目指し、本県選手の活躍と県民の声援により、選手・県民が一つになって喜びを分かち合える国体にしていきたいと考えております。

 皆さんには、こうしたことを念頭におき、県民の皆様との協働を一層深めながら、本番までの準備に万全を期していただくようお願いいたします。


(職員への期待)

 以上、本年度の県政運営上の考え方について申し上げました。

 今日、地方分権改革の中で、国の事務権限の地方移管の議論も始まっておりますが、この度の災害等も受けまして、国と地方の新たな役割分担も検討していく必要があるのではないかというふうにも考えております。

 いずれにしても、来るべき分権型社会におきましては、地方自らの力で未来を切り開いていかなければならないことは確かなことであります。だからこそ、その礎となる「加速化プラン」と「県政集中改革」の総仕上げを果たしていくことの意味も大きいものがあると思っております。

 私は、地域づくりのキーワードとして、「自立・協働・循環」を掲げております。このキーワードは、県庁の組織づくりのキーワードでもあると思います。新年度の新たな体制の下で、それぞれの組織の中に、「自立・協働・循環」の上昇気流を起こさなければいけないと思います。

 私は、職員の皆さんの優れた力を発揮し、その力を結集すれば、県政は未来への明るい展望が開かれると信じております。

 この1年間、私自らが先頭に立って、県庁職員全ての皆さんとともに、県づくりの成果を着実に結実させ、そして、未来に引き継ぐ確固たる県政の基盤を築き上げていきたいと思います。

 皆さんとともに、がんばっていきたいと思います。

 どうか、よろしくお願いいたします。





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