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知事発言集・就任式知事訓示(平成24年8月22日)

ページ番号:0011340 更新日:2012年8月22日更新

 皆さん、山本繁太郎です。
 このたびの選挙で山口県知事に選任され、ただ今、就任いたしました。
 今、私は、県職員の皆さんとともに、明日の山口を創っていく仕事に専心、邁進できると、その幸せを思いながら、何としても、これを貫いていかなければならないという決意で一杯でございます。

 本来でありましたら、ここで、私の県政に向かう所信をまず、皆様にお伝えすべきところではありますが、最初に皆様に、お断りとお願いをしなければなりません。
 このたびの選挙に際しまして、以前から私は、肺炎の後遺を持っておりましたけれども、完全に治りきっていない中で選挙戦を戦いました。特に、選挙戦の終盤に本当に体力を消耗してしまったところでございます。選挙後、体のオーバーホールも含めて病院で検査・養生してまいりましたが、さらに、しばらくの間、加療を要するということが明らかになりました。幸い、治療は実効を上げておりまして、9月の第1週、7日まで治療を続ければ、通常の勤務に復することができるという診断をいただいております。
 この一番大切なスタートに、私の不徳の致すところで、何とも慙愧(ざんき)に堪えませんけれども、必ず完治して県政を担っていきたいという気持ちでおります。
 しかし、今日から引き継ぎました県政を一日たりとも忽(ゆるが)せにはできません。岡田副知事に、この間、平常業務をまとめていただきながら、必要な緊急課題については、的確に調整・協議を進めて、遺漏のないように取り組んでまいりたいと考えております。
 このために、職員の皆様、特に幹部職員の皆様にお骨折りをいただくことになりますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、山口県政に向かうに当たりまして、私は、今回の選挙で訴えてまいりました山口県を巡る様々な困難な状況、これを打開して、明日に希望の持てる県を創っていく、何といっても、二井県政の下で、あの厳しい状況の下で、県職員の皆様ともども山口県の発展基盤を整えてきていただいております。これをベースに、「山口県民力を結集して山口県を再起動していく」、「輝く、夢あふれる県政を実現する」ということを訴えてまいりました。
 山口県には、私たちが誇る文化的な伝統に支えられた、私たちが宝と呼ぶべき「人財」があります。この山口県の宝こそ、これからの山口県を創っていく大変な力だと思います。
 私は、これから焦点を絞って、「産業力」、「観光力」、「雇用の確保」、そういった明日の山口県のためにどうしても必要な分野に全力で取り組み、これを必ず実現して、山口県に生まれ、育ち、働き、住んで、本当に良かったと思えるような山口県を創っていきたいと考えております。
 皆さん、その際、何といっても要になるのは、県の職員の皆さんです。県の組織です。私は、全ての県民のためにということで、16年間、皆さんとともに精進していただいた二井関成前知事の県政に向かう心を受け継いで取り組んでまいります。
 しかし皆さん、県庁の組織、これをさらに研ぎ澄まして、やらなければならないことにみんなが持てる力をフルに発揮して取り組めるようにするというのは、永遠の課題です。これで良いということはないのです。私は、そういう意味では、県民に託されて県政を担う、一生を県政のために捧げ、貢献して自分の人生だということで、ここに集っていただいている県職員の皆さんがフルパワーで働けるように、行政改革にも力を尽くしてまいります。それで、県民の皆様の負託にぜひ応えていきたいと思います。
 私は、この改革は、ぜひ皆さんとともに課題を共有して仕事を進める中で、明るく、元気に改革していく、そういう心構えでございます。職場のコミュニケーションを良くする、大事な課題に取り組む者を励まし、きちんと困難な仕事をやり遂げればみんなで評価する、そして、さらに困難な仕事に取り組んで貢献していける、そういう組織改革を皆さんとともに進めて、県民の負託に応えていきたいと思います。
 これはもちろん、なかなか容易なことではありません。容易なことではありませんけれども必ずできます。仕事を通じて皆さんの力を集めてやっていく結果として、県内市町、企業、団体、県民の皆様、全ての方々のニーズにセンシティブな(敏感に反応できる)、効率的な組織にし、県政を進めてまいりたいと思います。
 私は、常にその先頭に立って、皆さんともども邁進していくと、そういう心構えであるということをお伝えいたしまして、就任のごあいさつとさせていただきます。
 皆様、どうぞよろしくお願いいたします。