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知事発言集・平成15年公務始め式知事訓示

ページ番号:0011401 更新日:2003年1月6日更新

 皆さん、明けましておめでとうございます。今回の年末年始は、例年になく長い休みでしたが、皆さんには、昨年1年間の疲れを癒し、また、新たな鋭気を養うに十分な9日間であったと思います。私は、年の初めに、新年の思いを書き初めにしております。今年は、昨年に引き続き「信」と書きました。信頼、信用の「信」です。どのような政策、施策も、県民の皆さんの県政への信頼があってこそ、初めて理解され、評価をされるものであります。今年も、もう一度、信頼、信用の大切さを再確認し、皆さんとともに、「信頼を基本にした県政の推進」に全力で取り組んでいきたいと考えております。さて、現在も難題が山積しております。それを一つ一つ解決して、乗り越えていくためには、県民と共有する「県づくりのキーワード」が必要です。そのキーワードこそが、昨年掲げた「自立」、「協働」、「循環」であります。「自立」とは、県も、市町村も、県民も、それぞれ、他に「依存」するのではなく、「自分ですべきことは自分で」という役割分担意識をしっかり持つということです。「協働」とは、行政も、民間も、それぞれが持つ個性や特性を持ち寄り、活かしあうことによって、1+1が2になるのではなく、5にも6にもなるように、地域の総合力を高めていこうというものです。さらに「循環」とは、協働することによって地域内に好循環を創りあげるということ、また、ごみゼロ社会づくりに代表されるような循環型の具体的なプロジェクトを推進していこうということです。県職員の皆さんには、改めて本日より、この3つのキーワード「自立」、「協働」、「循環」を、常に念頭に置きながら、県民の皆さんへの周知徹底はもちろん、市町村合併の加速化、県民活動の活性化、産学公の連携、地域内循環システムづくりなど、積極的な施策展開に努めていただくように、お願いをいたします。山口きらら博の総合プロデューサー・木村尚三郎先生の「振り返れば未来」という言葉があります。一昨年のきらら博は、この言葉のとおり、山口県の持つ歴史、自然、文化、産業などを振り返ることによって、未来へ向かう新しいエネルギーを創り出す、大きなきっかけになりました。このきらら博で得た、21世紀の新たな成功体験を、自信と資産をしっかりと継承発展させながら、山口県の持つ多様性、工業県、観光県、水産県、教育県などと言われる多様性を活かし、様々な面でバランスのとれた「住み良さ日本一の県」を目指したいと考えております。今、県民生活を取り巻く環境は、景気・雇用情勢の深刻化や少子・高齢化の進行など、大変厳しい状況にあります。県職員の皆さんには、ただいま申し上げました3点、すなわち、「信頼」、「自立・協働・循環のキーワード」、「振り返れば未来」、この3点、そして、従来から申し上げております「もっとわかりやすく」、「もっとスピーディーに」、「もっとしなやかに」の「3つのもっと」、そして、「ヘッドワーク」、「フットワーク」、「ネットワーク」の「3つのワーク」、このことをしっかりと胸に刻んで、各分野で積極果敢に取り組んでいただくように、お願いをいたします。今年1年、元気で頑張りましょう。
 今年も元気に頑張りましょう。