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平成16年 (2004年) 4月 1日

政策企画課

知事からのメッセージ 平成16年(2004年)4月1日



 山口県の春はぜいたくです。私たちはその訪れを五感で知ることができます。

 桜の開花や陽差しの暖かさで春を実感することは日本全国どこでもできるでしょうが、自然が近い山口県では、春の匂い、春の音、春の味を感じることができます。どことなく懐かしさを感じる、草木が芽吹く匂い、きらきら輝く光が見えるような、せせらぎの音、そして、山口県の代表的な春の味と言えば白魚(しろうお)です。萩市の松本川や岩国市の門前川河口付近では、春の訪れとともに白魚漁が始まります。

 山口県には黄砂もやってきます。車や洗濯物を汚したり、少し迷惑な春の使者ですが、大陸との距離の近さを、あらためて感じさせてくれます。山口県は中国山東省と友好協定を締結しており、中国の砂漠化や黄砂の飛散の防止に本県の農林分野の技術を役立てようと、県民ボランティアのみなさんにも協力してもらって植林した、黄河流域の木もかなり大きくなったのではないかと思います。


 春は、旅立ちや、ものごとが新たにスタートする季節です。私も、そういうお祝いの場に参加することが多くなります。入学式や入社式などで、希望と緊張感に満ちた表情に接すると、こちらも身が引き締まる思いがしますし、焦ることなく、一歩ずつ着実に、自分の可能性を広げ、その力を発揮して欲しいと思ったりします。


 今年度、山口県は、人づくりについて新しい取組を始めます。

 その一つは、中学2年、3年への35人学級の導入です。中学1年ではすでに35人学級を実施していましたので、これで中学全学年で35人学級が実現します。全国初となるこの取組は、「夢つなぐ学び舎づくり」という「やまぐち方式」としての取組です。子供たちの個性や創造性を最大限伸ばせるよう、きめ細やかな指導体制をつくって、子供たちの夢を、小学、中学、高校、大学へとつないでいきます。


 また、山口市南部の秋穂二島(あいおふたじま)にある、人材育成拠点「セミナーパーク」も、山口県の今をつくり、未来をひらく人づくりのキーステーションとして、新しく生まれ変わります。自ら目標を抱き、自ら考え、自ら問題解決しようとする人々が、ここに集い、ここで学び、ここからまた各地域、各分野へと旅立つ――。ここが、山口県の元気創造のプラットフォームにもなれるよう、研修内容も充実していきたいと考えています。


 明治維新の志士たち、7人の宰相。人材輩出県と言われる山口県が受け継いできた防長教育は、人づくりへの情熱と、意欲的に新しいものを取り入れる進取の気風が自慢です。

 2001年の「山口きらら博」を成功に導いたのは、いのち燦(きら)めかせ、その力を発揮したボランティアやスタッフのみなさんでした。

 今年初めに発生した鳥インフルエンザ。79年ぶりの国内での発生という事態にもかかわらず短期間で終息宣言を行うことができたのは、臨機応変に対処してくれた養鶏農家の方々や、県民の安全と安心の確保に奔走してくれた関係者のみなさんのおかげです。

 アテネオリンピックの男子マラソンへの出場が決まった国近選手、油谷選手をはじめ、スポーツ分野でも多くの山口県出身者が活躍しています。

 昔も、今も、山口県は人材の宝庫であり、ひとこそ山口県の財産です。

 めざすは、21世紀の松下村塾(しょうかそんじゅく)です。松下村塾は、幕末の激動期、吉田松陰(よしだしょういん)が、時代につながる生きた学問を実践した塾です。松陰の思いは、高杉晋作や伊藤博文など門下生に受け継がれ、明治維新を成し遂げました。

 私は、ひとびとの夢やエネルギー、熱い思いを、人から人へ、地域から地域へ、そして時代から時代へとつないでいけるような、夢つなぐふるさとをつくっていきたいと思っています。





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