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平成29年 (2017年) 8月 4日

政策企画課

山口県優秀賞

水をわけあう

宇部市立川上中学校 3年 星田 陽帆ほしだ はるほ


 「水道管が凍結するおそれがあるため水を少し出したままにしておいて下さい。」これはスキー場のトイレのはり紙に書かれていたものだ。スキー場がある地域は寒いために、水道管が凍ることがある。これは、それを防ぐための対策だ。水は私たちの生活に欠かせない大切なものであるため、この対策は必要なものだと思う。でも、私が見たとき、蛇口の水は余裕で手が洗えるほど出ていた。私はそれを見て「もう少し水は少なくていいのではないかな?」と思った。そしてその後私は、スキー場の人が少しずつ蛇口を閉めているのを見た。必要な対策とはいえ、もう少し節水しなければいけなかったのだと感じた。

 でも私はこのときふと疑問に思ったことがある。節水しなくてはいけないと分かっていても、なぜ節水するのか、ということだ。私が節水すれば、その分、水不足で困っている人たちに水が届くのか。でも、水が送られるわけではないし、もともとその地域にある水の量はきまっているのだから、そういうことではなさそうだ。だとしたら、なぜ節水をするのか。確かに作物を育てるためにも莫大な量の水が必要だ。多くの食料を輸入にたよっている日本は、とてつもなく多い水を、外国からかき集めていることになる。食べ物を無駄にするということは、その何倍もの水も、一緒に無駄にしていることになるのだと気がついた。私は今まで、水不足に困ったことはない。でも、世界には、一日数リットルのわずかな水しか使えない人や毎日水くみをしている子供もいる。水不足によって作物が育たず、食料不足に苦しんでいる人もいるのだ。私たちは、食料の輸入によって、そういう人たちの水を知らないうちに奪ってしまっているかもしれない。それなのに、日本に水は多くあるからといって、好きなだけ使っていていいのだろうか。私たちは輸入によって、他の国の水まで使っているのだから、節水をあたりまえにしなければならないのではないかと感じた。

 それに水は限りある資源だ。これから、世界での人口の増加と産業の発達によって、水の需要は高まってくると考えられる。人がふえると食べ物がふえ、そうすると、必要な水もふえるのだ。限りある水を、世界の人でわけあって使うのに、水に困っていない国だけで、たくさん使うのはよくないと思う。

 さらに、一度使った水を、また人が使える状態まで綺麗にするには、大量のエネルギーが必要だ。大量のエネルギーの使用は地球温暖化の原因になる。そして、地球温暖化が進むと、異常気象により、干ばつの影響をうける地域が広がったりする。こうして水不足につながっていく。私が、大量の水を使うせいで、地球温暖化、そして、水不足の広がりが起こり、自分以外の人々の生活にも、支障をきたしてしまうかもしれない。そうならないためにも、節水は絶対に必要だと感じた。

 今まで私は、あたりまえに、たくさんの水を使ってきた。その中には、無駄使いした水も多くあったはずだ。でも今は、水に対する思いが変わったので、これから水を大切に使おうと決めた。そして、水を大切にすることが広がっていってほしい。そして水の大切さと、水不足の大変さについて、たくさんの人が考えてほしい。そうすれば、新しいアイディアが出てくるかもしれない。効果的な節水のしかたや少ない水を最大限生かせる方法など、たくさん出てきてほしい。私は、節水した分だけ、その分、水不足の地域に水が届くしくみが、いちばんほしいと思った。でも、今の私ではどうすればいいかは分からない。だから、たくさんの人が水について考えるようになればいいと思う。






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