本文
県政放送(動画配信)・イキイキ!山口・スピードダウンで交通事故防止
「スピードダウンで交通事故防止」平成30年2月19日(月曜日)放送分
関係先:スピードダウン県民運動に参加しよう!(山口県警察)<外部リンク>
動画テキスト
『イキイキ!山口』
~中国自動車道・小郡インターチェンジ(山口市)のそばで~
【アナウンサー】
スピードの出し過ぎは、重大な交通事故につながる恐れがあります。
特に高速道路は、道幅が広く交通量も少ないため、スピードが出やすく、事故のリスクも高まります。
今日は、高速道路を安全に走行するための注意点をご紹介します。
~オープニングタイトル~
『スピードダウンで交通事故防止』
~交通事故の発生状況~
【アナウンサー】
正木さん、県内では去年、交通死亡事故が多かったようですね。
【山口県警 高速道路交通警察隊 正木由香梨(まさき ゆかり)さん】
はい、県内では去年、交通事故により79人の方が亡くなりました。
前の年より15人も増えていて、過去5年間で最も多くなっています。
【アナウンサー】
非常に心配な数字ですが、今回のテーマである、スピードの出し過ぎによる事故は、どのくらいあったのでしょうか?
【正木さん】
はい、去年1年間に起きた交通事故のうち、最高速度違反を原因とする事故は29件と、ほかの原因による事故に比べると件数は少ないのですが、29件のうち7件が死亡事故と、およそ4件に1件という高い割合で、死亡事故となっています。
県内交通死亡事故の割合(平成29年)
最高速度違反によっておこる事故のうち死亡事故は およそ 4件に1件
(信号無視 およそ 56件に1件 / 一時不停止 およそ 302件に1件)
【正木さん】
速度が上がると、車の操作が難しくなるほか、事故の衝撃が大きくなるため、重大な交通事故につながりやすくなります。
事故を1件でも減らすためにも、制限速度の厳守をお願いしたいと思います。
【アナウンサー】
スピードダウンはもちろんですが、他に高速道路を走る時に大事なことがあれば、教えてください。
【正木さん】
大切なのは、前を走る車との車間距離をしっかり取る、ということです。
例えば、時速80キロで走っている時は、80メートルの車間距離が必要です。
高速道路には、各所に車間距離を測る看板も設置していますから、そちらを利用してもいいですし、秒数によって、その距離を測ることもできます。
~秒数を測れば分かる!安全な車間距離~
【アナウンサー】
時速100キロで走行している車は、1秒間に、およそ27メートル進みます。
ということは、いま前の車がいる場所に、およそ4秒後に到着すれば、100メートルの車間が離れている、ということになります。
それでは、実際に測ってみましょう。
「1、2、3、4」
【アナウンサー】
ちょうど4秒後に、前の車がいた場所を通過しました。
これが安全な車間距離、ということになります。
~シートベルトの全席着用も、お願いします~
【アナウンサー】
正木さん、高速道路では、シートベルトも重要ですよね。
【正木さん】
そうです。去年、県内の高速道路では、事故の衝撃で車外に放り出される死亡事故も発生しています。
シートベルトの全席着用を、ぜひお願いします。
~最後に~
【正木さん】
県警では交通事故を減らそうと、安全運転の呼び掛けを強化しています。
高速道路では、制限速度を守り、適切な車間距離を取って、事故防止に努めましょう。
関係先:スピードダウン県民運動に参加しよう!(山口県警察)<外部リンク>