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平成21年 (2009年) 7月 26日

広報広聴課

知事記者会見録

(平成21年7月26日実施分)

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〔豪雨災害関係緊急記者会見〕

日時 平成21年(2009年)7月26日(日曜日)

14時30分~14時54分

場所 県庁2階 県政記者クラブ

会見する二井知事

知事

 皆さん急きょお集まりをいただきまして、ありがとうございました。また、これまでも災害情報等の発信につきまして、ご協力をいただいておりますことに、感謝を申し上げます。

 現在の状況等から申し上げさせていただきます。大雨警報や土砂災害警戒情報等が県内広い地域に発表されております。予断を許さない状況が続いております。また、防府市や山口市等を中心に避難箇所も増えまして、避難勧告・避難指示の対象者は県内で4万人を超えております。行方不明者の捜索は、このような気象状況や現場の状況を踏まえまして、本日は中止となっております。県災害対策本部といたしましては、厳重な警戒体制の下で、引き続き情報提供や二次災害防止対策に万全を期してまいります。皆様方には、引き続き情報発信等についてご協力をいただきますようにお願いします。

 それでは、まず総理の災害視察の中止についてでございます。麻生総理には本日、本県の被災の状況等をご視察いただくことで準備を進めてまいりましたが、本日、羽田空港を離陸直前に総理から直接私に電話がありまして、私からは現地の天候の状況、あるいは二次災害発生の懸念等のご説明を行いました結果、総理には、こうした地元の状況を考慮して、現地調査を中止する旨の判断をされました。その際、総理からは、現地においては二次災害の防止、復旧・復興等、万全を期すように、激励をいただきました。そして総理から「とりあえず電話で山口県の要望を聞きたい」というお話がありましたので、私から後ほどご説明をいたしますが、緊急要望の内容、具体的には激甚災害法の早期適用、国による土石流対策事業の実施、それから高速自動車国道の無料化について説明をいたし、強くその実現方をお願いをいたしました。総理からは「よく分かった。要望内容は必要なことだから、早急に対応するように関係省庁に指示する」との発言をいただきました。私からは総理に「総理のご配慮に感謝をいたします」、加えまして、「天候が安定した時期に、改めてぜひ、山口県をご視察をいただきたい」というお願いもさせていただいたところです。

 今回、総理に対しまして、当面の緊急要望ということで用意をさせていただいていたわけですけれども、その内容について次にご説明させていただきます。お手元に緊急要望書がありますので、この1ページに4点ほど要望※をさせていただいております。

 一つは、地方財政が未曾有の厳しい状況にあります中で、被災地域における住民の生活の安定を速やかに確保するためには、災害復旧事業にかかる財源の確保が何よりも重要であります。従いまして、早期に中央防災会議を開催していただいて、1日も早い激甚災害法の適用と、これに基づく特別の財政援助をお願いいたしております。

 それから、2番目、3番目、国による技術的支援の実施についてと、国による事業の実施についてであります。今回の土石流による災害は、これまでに経験したことがないような大規模なものですから、県のみでは早期復旧を図ることは困難であります。従いまして、ここに挙がっておりますように、国における国土技術政策総合研究所、土木研究所、農村工学研究所等、高度な知識を有する専門技術者の本県への派遣をお願いするものであります。それからもう1点、3点目につきましては土石流により生じた、大量の不安定土砂の撤去や、河道埋そくを解消するために、国による事業の実施について要望するものであります。

 それからこの、2点、3点につきましては、2ページ以下に細かい、各省庁別に要望事項を取りまとめさせていただいております。

 それから4点目が、迂回路としての高速自動車国道の無料化についてであります。国道262号は、山口市と防府市を結ぶ交通の大動脈でございます。これの全面交通止めは、生活面はもちろんですけれども、経済活動に大きな影響を与えますので、ぜひ、迂回路となる中国縦貫自動車道、山陽自動車道の関係区間、具体的には山口インターから防府西インターを無料化していただきたいという要望でございます。なお、これにつきましては、先ほど2時10分頃、金子国土交通大臣から電話がありました。麻生総理からの指示によりまして、西日本高速道路株式会社と協議をした結果、今日中に無料化することを決定したという連絡をいただきました。大変スピーディーに対応していただきましたことに、感謝を申し上げる次第でございます。

 この要望事項については、明日、島田県議会議長と共々、関係省庁に急きょ上京して要望するということにいたしました。それでこの際、河村官房長官にも直接お会いをして、今回の被災の現状や項目について、具体的な説明をすることにいたしております。具体的な日程につきましては、配布をしております要望日程のとおりであります。

 以上でございます。


※緊急要望

 1 激甚災害法の早期適用について

 2 国による技術的支援の実施について

 3 国による事業の実施について

 4 迂回路として機能する高速自動車国道の無料化について


中国新聞

 知事は総理から直接、「今日は来られない」というのをお聞きしたということなんですか。


知事

 そうです。直接電話が私にありました。


中国新聞

 お気持ちというのは。


知事

 電話がありまして、現地の状況についてどうかという話がありましたので、先ほど申し上げましたように、現在の天気の状況、今後さらに天気が悪くなるというようなことも予測されているということ、それから、そういう中で二次災害も起こる可能性もあるというようなこと等々、お話をさせていただきました。私の現地としての状況を聞かれた上で、総理として中止の判断をされたということです。


中国新聞

 総理の判断を聞いた時の率直な感想としては。


知事

 私としては、総理に現場のあの大変な状況をぜひ直接見ていただきたいという気持ちがありましたが、こうした天候ですから、こういう状況の中でご視察をいただいても、十分な対応もできないというのもありましたでしょうから、私は今回の総理の判断については、むしろ敬意を表したいと思います。そして改めて、天候が落ち着いて、現地の状況、国からも、これからかなり職員も入って、一緒になっていろいろな応急対策もやるというような形になっていくと思いますから、そういう状況をむしろ総理としてご覧をいただきたいなと願っております。


中国新聞

 ただ、今日のような天候は、昨日から天気予報で、さんざんやってて、こういう状況も十分予測できたんですけど、そういう中で、まあ、行くということで動いて、県も災害対応に追われる中で、まあ、結構、振り回された形にはなったと思うんですけど、その辺り、もうちょっと早く判断してほしかったなというような思いはないですか。


知事

 やはり、天候がかなり大きく昨日から変化をしてきておりますから、なかなかその判断はしにくかったと思います。総理の気持ちは、これだけの大きな災害ですから、なんとか自分の目でその状況を確かめて、いろいろな対策を早く講じていきたいという思いがあったのでしょうから、その思いを、何とか実現していきたいという気持ちの中で、出発直前のぎりぎりのところで、判断をされたと私は理解しております。


毎日新聞

 今回の視察そのものは、総理が言い出したことなんですか。


知事

 そうです。


毎日新聞

 総理が行きたいと。


知事

 そうだと思います。私は直接は聞いておりませんけれども、総理がぜひということで計画をされたと私は思っております。


山口放送(KRY)

 整理になりますけども、知事が電話で総理に今日要望されたことは、何点ございますか。


知事

 直接話したのは、3点という言い方をした方がいいと思いますが、激甚災害法の早期適用、2番、3番まとめて、大変大規模な土石流が発生をしておりますので、国による直接的な事業を、ぜひ実施をしていただきたいということ。それから、迂回路として、高速自動車道の無料化をお願いしたいということ、大きくはこの3点ということです。


山口放送(KRY)

 4点目が速やかに実現しそうだというか、するということですよね。高速道路の無料化が。


知事

 ここでいえば、4点目が、今日中に無料化するという回答を、早速いただいたということです。金子国土交通大臣からいただきました。


中国新聞

 その判断は、基本的にはNEXCO(ネクスコ)西日本ですか。高速の会社が判断することなんでしたか、それとも。


知事

 法律上、政令上の規定により、最終的には、会社が判断することになります。


中国新聞

 それを金子国交相が言ってくるというのは、指揮権限か何か、そういう。


知事

 そういう要望があったということで、総理大臣が、金子国土交通大臣に話があって、そして金子大臣が会社と協議をされて、会社の方も了解をされたということです。ですから、かなり早い形で、2時10分頃、私のところにも電話が来ました。


中国新聞

 その分、無料化することによる財源というのは、どこが負担するとかいうことは決まっているのですか。


知事

 県とかという場合はありません。そういう無料化について政令の中にあります。


中国新聞

 あるんですか。


土木建築部長

 はい、24条にございます。


知事

 それの適用をするということです。それと直接関係あるかどうか分かりませんけれども、私の方も萩有料道路が災害の関係があって、一時的に無料化しました。同じような対応を今回はしていただけると思います。


毎日新聞

 現段階で難しいと思うんですけども、災害から何日かたって、現状での災害の規模とか、被害額とか、復旧の予定など、知事の今の見通しとしてはありますか。


知事

 今は緊急の対応に追われておりますので、今回の要望も、あくまで、今の応急対策をということを頭に置いて緊急要望しておりますから、今言われたようなものについては、また別途、全体的に取りまとめて、国に対して、改めて要望しようと思っています。ですから、県全体の被害状況とかを取りまとめた上で、もっと幅広い形で、各省庁にお願いしないといけないことが出てくるのではないかと思います。


毎日新聞

 少なくとも262号の復旧というのはどのくらい、県民も知りたいと思うところと思うのですが。


知事

 これはかなりかかります。橋げたが浮いたりなどしていることもありますし、これは国のかなり協力をいただいて、技術的な応援とかしてもらわないとなかなか大変だと思いますから、国の方の技術的な応援等もいただきながら、できるだけ早く、これは大動脈でもありますから、やらなければいけないという思いで頑張っていこうと思っています。


毎日新聞

 1週間から2週間ではなくて、もっと1ヶ月とか。


知事

 そんなものではないと思います。


毎日新聞

 もっと長いのですか。少なくとも1ヶ月以上かかるとかあるんですか。


知事

 262号の復旧は、1ヶ月どころではありません。あれだけの規模でやられていますので、橋げたを仮設かなんかでうまく他の道路の面と同じようにするとか、そういうことがかなりスムーズにできれば、とりあえずということもあるかも分かりませんけれども、今の規模からすると、1ヶ月というものではないと思います。ですから、今回無料化ということを、特に私もお願いしたということです。


読売新聞

 無料化というのは、完全に復旧が終わるまで、期間的なものというのは。


知事

 そうです。開通するまでお願いをしていきたいと思います。


山口放送(KRY)

 今回の要望ではないんですが、県内にまだ警報が出ておりまして、非常に厳重な警戒が必要なんですが、知事の方から改めて県民へどんなことを呼びかけたいと。


知事

 とにかく自分の周辺で、河川とかあるいは山とかご覧になって、何か異変があると思われたら、早く避難場所に行っていただく、まずは、自分のことは自分で守るという気持ちで、今回対応していただきたいと思います。当然のことながら、われわれ行政としてやるべきことはしっかりやっていきますけれども、まずは自分で判断して、早く避難をしていただくということを最優先にしていただきたいと願っております。


共同通信

 関連するんですが、避難勧告が出ている世帯は、4万を超えるというお話でしたけれども、実際避難されている方は、それに比べて少ないという印象を持っているんです。避難勧告というのは、平成13年の法律制定で、命を守るための、最低限の生命を守るためのものということですが、やはり家とか財産に気をとられて、なかなか避難されていない方もいると思うんですが、そういう方への呼び掛けというか。


知事

 要するに、避難勧告を出したということを、きめ細かく伝えていかないといけないと思います。激しく雨が降っている時は、なかなかそれが聞こえにくいとかいうようなことがありますから、例えば、携帯電話に、そういう情報が入るようなシステムがある所であれば、そういうものをうまく活用するとか、そういうふうにしていければと思います。ですから、その辺は、市町がきちっと住民の皆さんに早く情報が流れるようなことを、しっかりとやっていただきたいと願っております。


中国新聞

 要望の中の3番なんですけど、国による事業の実施というのは、これは具体的にはその国道であったり、国が管理している河川であったり、そういう国の部分についてやってくれということなのですか。


知事

 いえ、例えば、262号の所の剣川で、県管理の部分と砂防の関係がありますが、これは、基本的には、われわれ県の方でやらないといけないということになっています。しかし、大規模な土石流になっていますから、県だけでは対応できないので、通常であれば県がやる事業についても、国が直接やるとか、そういう特別な対応をしていただきたいという要望です。


中国新聞

 特例として、国で全部やってくださいということですか。


知事

 そうです。


中国新聞

 電話の中で、総理は、よく分かったと、早急に対応するように指示するとおっしゃって、まあ実際、無料化については、なんかそういう動きが出たみたいですけど、その総理の言葉というのは、知事としては、激甚災害とか、さっきおっしゃった国による事業の実施については、どういう解釈をされていますか。


知事

 それらを含めて、総理から各省庁に直ちに指示をしていただいたと聞いております。明日、改めて議長と一緒に、官房長官にもお会いをするとか、各省庁にお願いするとかいうことをいたしますので、それぞれのところが、総理の指示を踏まえて、迅速な対応をしていただけると思っております。


中国新聞

 それはもう知事としては、実現の方向であるというふうな認識におられると。


知事

 この細かい各省庁別の要望のすべてとは言えないかもわかりません。しかし、大きな方向としては、総理としては、「よく分かった」と力強い言葉もいただいておりますから、基本的には最大限の努力をしていただけると判断をいたしました。


中国新聞

 あと、明日の要望事項は、何項目という整理をされているのですか、4項目ですか。


知事

 緊急要望として、大きくは4項目です。


中国新聞

 これが省庁別の細かいところということですか。


知事

 そうです。これをまとめて、2と3とに集約したということです。ただ、これでは各省庁が分かりにくいので、各省庁別に、きめ細かくお願いを記載することにしたということです。


共同通信

 国にも要望されるということですが、さしあたって、県として、県営住宅の提供とかもありましたけれども、具体的に何かこれと考えていることがありますか。


知事

 今、とりあえずは、具体的なものとしては、県営住宅がありますから、その辺の手続きを早く進めていただきたいと思います。これは、防府市からのり災証明書がないといけません。そういう対応を、市の方で早くやっていただければ、私どもは受け入れ態勢ができていますから、その辺の対応も早くお願いしたいと思っています。あとは県がやることは、今からの、とりあえずの応急対策、それから被災者の皆さんに対する対策として県がやらなければいけないことが、さらにあるのかどうか、その辺は市とも協議をしながら、できるものから、迅速に対応していくという考え方でいきたいと思います。


中国新聞

 さっきの高速の無料化、どういうふうに県民に周知していくんですか。


知事

 会社の方が、具体的に何時からと決めてやるでしょうから、私どもとしては、また皆さんに情報を提供させていただくことで、皆さん等を通じて、徹底を図っていただければと思っています。県独自でできることは当然やりますけれど、やはり報道関係の皆様のご協力がなければ、なかなか徹底はできないですから、できるだけお願いしたいと思います。


毎日新聞

 今日から無料化になったんですか。


知事

 私も先ほど大臣から電話をいただいたときに、山口インターがまだ冠水状態で、乗れない状況だったのです。それは困ったなと思っていましたら、ここに来る直前に、閉鎖が解けたという情報が入りました。あとは会社の方で事務的な検討された上で、何時からという発表はされると思います。


毎日新聞

 今日の何時からでしょうか。


知事

 今日中にということです。


中国新聞

 実際に、ETCとか、発券とか、なんかそういう細かいことは、そこできっちり出てくるんですか。


知事

 それはあくまで、このインター間の乗り降りです。その乗り降りの部分だけ、乗り降りする人に対しての無料化ですから。あの間の部分は、全部どこからどこまで行っても無料化ということではありません。あの間の、あくまでも迂回路としての無料化ということですから、それを前提に、今、詰めておられると思います。


中国新聞

 それはまた、情報を把握してこちらサイドにも連絡が入るのでしょうか。


総務部長

 お入れするようにしたいと思います。




作成:山口県総合政策部広報広聴課


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