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平成21年 (2009年) 8月 28日

広報広聴課

知事記者会見録

(平成21年8月25日実施分)

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日時 平成21年(2009年)8月25日(火曜日)

10時00分~10時27分

場所 県庁2階 記者会見室

会見する二井知事

発表項目

・災害対応等について

・萩有料道路の無料化について


知事

 おはようございます。まず、7月21日の豪雨災害から1か月余りが経過をいたしましたが、改めて、その対応状況等について、ご説明をさせていただきます。

 私は、8月9日の日曜日に、それまでも報告は受けておりましたが、やはり自分の目で現地を確認をしておきたいと考えまして、山口市棯畑や防府市の奈美、真尾下郷地区等の甚大な被害を受けた現地を視察いたしました。

 現地では、大勢のボランティアの皆さんが懸命に土砂の搬出等に取り組まれておりまして、本当に頭の下がる思いがし、私もお礼も申し上げ、また激励もさせていただきました。

 防府市・山口市の各ボランティアセンターは、昨日、ご承知のように廃止をされましたが、これまで、こうしたボランティアの方々は、延べ約8千人となりまして、被災地各地で大きな力となっております。

 なお、県からは、防府市ボランティアセンターへ需給調整等に当たる職員を派遣し、また、県職員の自発的な取組として、8月上旬の土曜・日曜の4日間で延べ400人以上が、防府市・山口市の被災地で土砂の除去等の活動を行っております。

 そうした中で、例えば、真尾下郷地区では、写真でもご覧をいただけますように、民有地での土石流による土砂の量が極めて多く、巨大な岩石も多数ありまして、大変危険な状態にありますことから、ボランティアの方々も立ち入ることができない状況でありました。

 こうした民有地における土砂搬出につきましては、基本的には民間での対応となりまして、行政での対応は困難ですので、取組が思うように進まない状況にあります。

 このため、私は、今回、県に対していただきました災害支援金約5千万円を有効に活用し、二次災害防止の観点からも、真尾下郷地区のような被災地での土砂や岩石の除去を行うなどによりまして、直接、被災者の方々へ支援措置を講じることとしたいと考えております。また、真尾下郷地区のほかに、これらの写真にありますような状況もありますので、二次災害防止の観点から場所をよく選んで、土砂等の除去に当たっていきたいと思っております。

 なお、今回の災害に対しましては、多くの皆様方から、大変、温かい災害支援金が、県や日赤山口県支部等に多く寄せられております。この機会に改めて厚くお礼を申し上げます。

 次に公共施設等の災害復旧についてでありますが、近く、道路、河川、砂防、農林業施設等の災害査定を受けることとなっておりまして、それに向けた被害状況の把握や、復旧に向けた工事の検討等の対応を精力的に進めているところであります。

 特に、通行止めとなっております国道262号は、県央部における基幹道路であり、社会的、経済的にも大きな支障が生じておりますが、国土交通省の支援や関係者のご努力によりまして、仮復旧工事が順調に進んでおります。従って、来月9月6日には解除する見通しが立ったところであります。

 また、同じく全面通行止めの国道435号、山口市吉敷地区につきましても、調査設計を終えまして、昨日から復旧工事に着手をいたしております。これについては、年内に復旧できる見通しとなりました。

 さらに、農林水産関係ではほぼ調査も終えまして、被害額の合計は93億6千万円に及んでおります。農地の早期復旧に併せて、水稲・園芸作物にも深刻な被害が生じておりますことから、きめ細かな技術指導、経営指導等の農家復興支援を行っているところであります。

 このような取組と同時に、台風シーズンにも備え、砂防関係の直轄事業の導入や治山関係の災害関連事業等によりまして、二次災害の防止対策にも全力で取り組んでおります。

 こうした復旧関係に係る事業費につきましては、9月議会に向けて、さらにその精査を進めているところであります。

 次に、被災者救援対策についてでありますが、8月の臨時議会で可決されました予算によりまして、現在、被害対策本部に設置した被災者救援対策部におきまして、災害救助法や被災者生活再建支援法に基づく各種支援策を実施いたしております。

 これまで、400件を超える生活相談等にも応じ、また、支援金の給付決定に必要な住宅等の被害認定も概ね終了いたし、市町と連携をして、今後、できるだけ早期の支給に向けて、取組を加速化することにいたしております。

 次に、今回の災害の課題等についてであります。

 現在、庁内で、あらゆる角度からの検証や分析を行っているところであります。

 今後、これらの問題点を整理した上で、それぞれの分野における専門家の意見も伺いながら、例えば、防府・山口地域に集中した土石流や山地災害の原因・復旧対策を検討する委員会や福祉・医療施設における災害対応、さらには、情報伝達・避難対策など今後の防災体制のあり方を検討する組織など、必要な検討機関を、近く設置することにいたしております。

 なお、県から提供している災害情報につきまして、県ホームページにおける「土砂災害警戒情報」等につきましては、8月中に改善を行い、より分かりやすいものにすることにいたしております。

 次に、激甚災害法の適用についてであります。

 本日8時30分からの閣議におきまして、この度の豪雨災害につきまして、本県が農林関係で激甚災害法の適用が決定をされたところであります。これによりまして、農地、農業用施設及び林道の災害復旧事業費のかさ上げ、小規模な山地災害への国庫補助の適用が行われることになりますが、今回の政府における早急な措置に、大変感謝をいたしております。

 なお、土木関係につきましては、復旧事業費の見込額が国の基準に達せず、適用には至らなかったと聞いておりますが、国におきましては、災害復旧の進ちょくを早めるなど、早期復旧に向けた措置について決定していただいているところであります。


 次に、萩有料道路の無料化についてであります。

 これまで平成22年春には無料化を実現すると申し上げてきましたが、萩市とも調整の結果、観光シーズンとなる春休み前の、平成22年3月20日に無料開放することといたしました。この件につきましては、必要な議案を来る9月議会に提案することといたしますので、併せて報告をさせていただきます。

 以上です。


中国新聞

 先ほどの義援金、支援金の件なんですけど、5千万円というのは、県に送られたもの全額ということですか。


知事

 はい、これを活用したいと思っています。


中国新聞

 どういう流れで執行していくようになるんですか。


知事

 歳入予算として計上いたします。そして、県の予算として執行する形にしたいと思います。


中国新聞

 何か選ぶ基準というのは、決まっているんですか。


知事

 先ほど言いましたように、民有地ですから、行政での対応は原則として困難ですが、9月の台風シーズンも控えて、二次災害の可能性があるような所については、やはり行政としても対応しておくべきではないかという観点で個所を決めたいと思います。


中国新聞

 では、二次災害の恐れがちょっと当面見られない所については、民有地であっても該当しないと。


知事

 行政があまり基準なしに入りますと、今、民間の方で、自分の資金で対応されておられる所も当然あるわけですから、そことの境をどうするかということで、やはり皆さんから見て、これは行政として対応するのもやむを得ないという判断をしていただけるような所について、今回、県がいただいた支援金を活用したいという考え方でおります。


中国新聞

 防府市も、だいぶん義援金が入ったと思うんですけども、どう対応するか、聞いておられますか。


知事

 いいえ、聞いておりません。


テレビ山口(TYS)

 おおむね何カ所ぐらいをめどにされているんですか。


知事

 ここの真尾の下郷地区の被害が一番大きく、中心です。私も行きましたが、こういう大きな石があります。それと、同じ真尾下郷地区の中のもう1カ所です。もう1カ所は棯畑で、かなり流木をのけてはきておりますけれども、まだ二次災害の可能性がある所もあるようですから、主にこの3カ所を中心にということで考えています。


毎日新聞

 5千万円というのは、県に寄せられた見舞金ですよね、企業などからの見舞金。


知事

 見舞金としていただいています。


毎日新聞

 義援金は要するに被災者に直接行くんですよね、それとは別に。


知事

 県の方に持ってこられた中にも、これは県の方から日赤の支部等の方に渡していただきたいというものと、県として活用していただきたいというものがあります。従って、県として活用していただきたいというものは、基本的には県の歳入に入れて、そして、こういう所に活用させていただくという形で整理していきたいと思っております。


毎日新聞

 3カ所というのは、もう一度、どことどことどこですか。


知事

 真尾の下郷地区で、個所が2カ所あります。それから下小鯖の棯畑、この3カ所です。


山口放送(KRY)

 その見舞金、災害支援金の使途は、主に民有地からの土砂撤去に充てる、ほかにも用途を考えていらっしゃいますか。


知事

 もちろん余れば、また活用方法を考えますが、この現場に行かれたら分かりますけれども、かなり大規模な土石流被害を受けていますから、ここの所にかなりお金がかかる形になってくると思います。従って、ほとんどこの関係に使うということになるのではないかと考えています。


山口朝日放送(YAB)

 実際に基準の査定をされる方は、県のどの部署ですか。


知事

 土木の方で対応します。


山口放送(KRY)

 台風シーズンが近づいていますけれども、着手の時期のおおよそのめどは。


知事

 早急に対応しますけれども、この一番手前の地区については大きな石がありますから、若干、石を砕いたりするような作業には、既に入っております。私は、8月9日に行きましたので、その時に、こういう所は早くやった方がいいのではないかという指示をしておりますから、部分的には、既に県として対応している所があります。


山口放送(KRY)

 予算執行のスキーム上も、いつでも着手できる状態ですか。


知事

 もう既定の予算の中で、歳入の方の手続きは当然していますけれど、もう一方で、すぐ工事にかかれるようにやっております。


テレビ山口(TYS)

 この周辺の住民の方から、早急に土砂とか、大きな石とかを撤去する声があったと思うんですけど、今回、このような対応を取られることで、どのような効果を期待されていますか。


知事

 先ほど言いましたように、この地区は民有地です。地権者がかなりおられると思いますが、ただ、こういう状況ですから、それぞれ地権者の皆さんが集まって協議をした上で、撤去するということになりましても、協議をしなければいけない時間、それから、かなり額がかかるということも出てきましたので、この部分については、先ほど言いましたように、行政として、県として、せっかくいただきましたお見舞金もありますから、それをうまく活用することが重要ではないかということで対応しているということです。


時事通信

 見舞金を予算の歳入に入れるのは、これは9月補正になるんですか。


知事

 はい、9月補正です。


朝日新聞

 今週末の衆院選についてお伺いしたいんですが、報道各社の情勢調査だと、民主党が非常に優位な戦いが予想されるのではないかということで、仮定の話で恐縮なんですが、民主党中心の政権ができた場合、今後の県政運営に与える影響について、お考えをお聞かせいただければと思います。例えば、これまで予算の要望でも、県選出の自民党の国会議員の方々に陳情に行かれてというような形で進めてきたようだったかと思うんですが、そういった個別のところも少しずつ変わってくるところもあると思うんですが。


知事

 皆様方が出された調査の結果ですから、私も承知はしておりますが、選挙が8月30日の投票結果によって具体的に決まるわけですから、その後の状況を見た上で、県としてどう対応するかを考えていきたいと思っております。従って、今から具体的なことは検討しておりません。


朝日新聞

 民主党は、これまでの政治のやり方を大幅に組み替えて、官僚による政治を打破するのだということを言っていますが、その辺りについての期待感とか、不安感とか、そういったものがあれば、まだ結果が決まってない段階ではあるのですが、伺えますでしょうか。


知事

 やはり結果を見た上で考えないと、今から私の方で予測をしてどうだということを申し上げるべきことではありません。結果を見た上で、今後どういう方向に向かっていくのかを十分見極めて、具体的な対応をしていきたいということです。


山口朝日放送(YAB)

 関連してですけども、今月末に、概算要求の関係もあるかと思うんですけれども、情報収集する中で、国の状況が例年と違うとか、異なる点とか、そういう報告は受けていらっしゃるでしょうか。


知事

 特に報告は受けておりません。ただ、私が直接担当している直轄事業負担金の8月での請求については、なされないであろうということは聞いております。


朝日新聞

 新規の要望とか入りにくくなるのではないかというような報道もあるかと思うんですが、要望している愛宕山の買い取りとか、そういったものが入るかどうかということについての公算みたいなものはお持ちでしょうか。


知事

 特にまだ、具体的な情報は得ておりません。


山口朝日放送(YAB)

 災害の方に戻させていただきますが、問題点を整理して対策委員会を設置したいというお話がございましたが、これに関しては、庁内に設置するということで、外部からどなたか専門家を呼んだりというようなことは。


知事

 今月のうちに最終的に決めたいと思いますが、大きな方向としては、土石流災害、山地災害、この二つについては、やはり専門家の皆さんによって委員会を構成した方がよいのではないかと思っておりますから、この二つの問題については、それぞれ専門家による特別委員会を設置したらどうかと思っております。それから、福祉医療施設の関係、情報伝達・避難対策の関係については、県庁内のプロジェクトチームとして検討チームをつくって、必要によって、専門家の皆さんの意見を聞くという形にしたいと思っております。ですから、大きくは四つです。


山口朝日放送(YAB)

 取りまとめの時期というのは、まだ立ち上がってないんですけども、長いスパンになるのか、それともすぐに何かしらの一定の方向性を出してほしいのか、知事としてはどのようにお考えですか。


知事

 われわれの庁内でのチームについては、できるだけ早く結論を出していきたいと思っております。ただ、避難対策等については、県だけで結論が出せませんから、ある程度は県の方向性を出しながら、各関係市町に聞かなければいけないということがありますので、最終的にいつになるかということは、はっきりしないということです。できるだけ急いでやりたいと思っています。


朝日新聞

 先般、熊本県の蒲島知事が、市町の負担金の見直しについて言及したと思うんですが、これについて県として何かございますでしょうか。


知事

 まず、情報開示の徹底については、国の方にわれわれも求めておりますから、市町に対しても、情報開示の徹底は同じようにしなければいけないということで、内部的な検討をしております。負担金そのものの見直しについては、国の方に対する直轄事業負担金が今後どうなるのか、その辺の方向性を見極めながら、同時並行的に検討していきたいと思っております。


山口放送(KRY)

 先日、消防の広域化についても検討するというお話がありましたが、市長会が近々あると思うんですけれども、市長会に対して、今の枠組み案がどうなのかという投げ掛けというのは、今後、どのようにお考えでしょうか。


知事

 今度、27日でしたか市長会がありますので、そこで、今回のような大規模な災害が起きた時に、果たして、今の7消防本部案でよいのかどうか検討してもらいたいということは、申し上げさせていただきたいと思います。

 ただ、先般、記者会見で言いましたように、1県に一つの消防本部が理想だと思いますが、そうしたときに、今度は、市町と一本になったその消防本部との指揮命令をどうしたらいいのかという別の問題が出てきますので、一つがよいのか、今のままで、その辺の指揮命令系統とかそういうものを含めて、災害対応できるようなことを別に検討するのか、いろいろあると思いますから、私としては、今回の災害を受けてどうしたらいいのかということを、もう一度、みんなで議論をしてもらいたいということでお願いをしたいと思います。


山口放送(KRY)

 今後、特例というのか、予算執行の面でも、消防の広域化のメリットがあると思うんですが、期限が迫っている中で、枠組みを組み直すのであれば、早い段階で考え直した方がよいのかなと思うんですけれども。


知事

 そうですね。それは、市長会の方も、財政支援を受けるということであれば、24年度まででしたか、そういうことがありますので、その辺のことも念頭に置きながら検討されると思います。


中国新聞

 市長会へは知事が直接行って、そういう投げ掛けをするんですか。


知事

 いいえ、私ではなくて、総務部長が行って話をさせていただきます。


山口新聞

 激甚災害に指定されたことについて、改めて見解をお聞かせ願いたいんですけれども。


知事

 これによって、補助事業のいわゆるかさ上げで国の負担率が上がりますから、事業の進ちょくが図っていけるという大きなメリットが出てくると思っております。


山口新聞

 今までに、麻生総理も来られて、たびたび要望もされたと思うんですけれども、部分的ではありながら、認められたということについてはどうでしょうか。


知事

 私どもの要望については、非常に迅速に対応していただいたということで、大変感謝いたしております。後は、国とよく連携を取りながら、早く住民の皆さんが安心した生活ができるように、われわれとしての努力をしていきたいと思います。


山口朝日放送(YAB)

 新型インフルエンザなんですけれども、今、県内でも学校などを中心に、また流行の兆しがあるんですが、二学期が始まる前に、県として何か対応というものは考えられているんでしょうか。


知事

 とりあえずは、これまでにも申し上げてまいりました予防対策です。これをさらに徹底していくようにしていきたいと思います。今、話がありましたように、もう二学期が始まりますので、感染の拡大ということも予測をしなければいけないという状況にありますし、まずは、感染防止、予防対策の徹底を改めて図っていくということです。

 それから、死者が出たりしていますけれども、県民の皆さんには、この問題については冷静に対応していただきたいと思っています。特に県単独で、特別なことをしなければいけないというところまではいっていませんが、国全体では、これからさらに流行してくる可能性もありますので、国ともよく連携しながら、考えていかなければいけないと思います。


毎日新聞

 総選挙なんですけれども、先ほどの話で、民主党が優位だという調査がありましたが、率直に、そういった報道結果をどうお考えですか。


知事

 結果といいましても、それぞれの報道機関が調査された結果ですから、私もその結果はそれぞれ承知はしていますが、これについては、もう選挙も近いわけですから、私からコメントすることは差し控えなければいけないと思います。


毎日新聞

 結果について、意外だとか、当然だといったそういうお考えは、特にないということですか。


知事

 全く白紙です。



 

<b>防府市真尾下郷地区・山口市棯畑の被災状況</b>

防府市真尾下郷地区

(大歳神社周辺)

防府市真尾下郷地区

(大景橋周辺)

山口市棯畑

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作成:山口県総合政策部広報広聴課


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