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平成21年 (2009年) 10月 20日

広報広聴課

知事記者会見録

(平成21年10月16日実施分)

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日時 平成21年(2009年)10月16日(金曜日)

14時00分~14時43分

場所 県庁2階 記者会見室

会見する二井知事

発表項目

・ 新潟国体の成績を受けて

・ 昨日の概算要求の見直し状況について

・ 国の予算・政策決定に向けての対応

・ 県の予算編成について


知事

 まず、新潟国体についてであります。

 先の新潟国体では、総合得点1,000点以上という目標が達成できず、結果的に総合成績28位にとどまってしまいました。

 2年後の山口国体での総合優勝が厳しい状況になっておりますが、私は、総合優勝に向けて、一歩でも二歩でも前進するように、決してあきらめることなく、選手の競技力向上に全力で取り組んでいきたいと考えております。

 このため、本県の競技力向上に向けての組織、手法を、早急に見直すことにいたしました。

 具体的には、現在の「競技力向上対策本部」の組織を一新し、各種目の課題や強化策に精通している競技団体の強化責任者や監督等に本部員として参加していただいて、私自身が本部長となり、先頭に立って取り組んでまいります。

 こうした体制により、競技団体からの要望やご意見を本部長として直接お聞きし、また、私の想いや指示を直接伝えていくことによって、競技力の向上が図れるような環境を作っていきたいと思っております。

 私自らが先頭に立ち、「やればできる」というきららスピリットで「チーム山口」が一丸となって、総合優勝に向けて頑張ってまいりたいと考えております。


 次に、国の明年度予算の概算要求が、昨日各省庁から再提出されましたが、詳細な内容は、現時点では把握できておりません。

 今後、国からの情報収集に鋭意努め、本県における影響等について、分析を行っていくことにいたしております。

 そうした中で、私が看過できないのは、新政権では、マニフェストの実現を最優先にし、これに伴う財政負担を地方転嫁しようとする姿勢が大いにうかがわれるという点であります。

 先般も、新型インフルエンザワクチンの接種について、地方との協議が十分でないままに、一方的に、地方へ費用負担を求める内容の国の基本方針が決定されました。

 また、国の本年度補正予算で措置されていた子育て応援特別手当については、既に各市町で一部の申請の受付が始まっていたにもかかわらず、明年度の子ども手当の財源に充てるために、予算の大部分が執行停止とされました。

 このように、地方の意見を踏まえることなく、安易に、あるいは性急に物事を進めようという姿勢は、国と地方の信頼関係を大きく損なうものでありまして、由々しき問題であると考えております。

 私は、民主党のマニフェストの中で、将来の国家像として最も明確に打ち出されているのが「地域主権型国家」であると考えております。従いまして、あらゆる国民向けの政策は、常に「地域主権型国家」を目指すことを念頭に、地方の意見をしっかりと聞いた上で立案し、また、実施していただきたいと願っております。

 次に、県としての重点事業である岩国基地民間空港関連経費についてでありますが、ご承知のとおり、8月の概算要求では、総事業費46億円として、予算要求額が確保されておりました。

 しかしながら、このたびの概算要求では、一部報道によれば、民空関係事業費が盛り込まれたとのことでありますが、詳細がわれわれには示されておりません。また、現時点では国から具体的な説明も受けておりませんので、県としては、まだ、確認ができない状況にあります。

 特に、新政権におきましては、今後、概算要求自体について、行政刷新会議等で、各省庁の要求額を精査されるということでありますので、概算要求に盛り込まれていても、予断を許さない状況にあります。

 従いまして、県としては、今後、早い段階で、国に対して確認を行いますとともに、地元岩国市とともに、必要な要請を行っていきたいと考えております。

 また、明年度予算に向けた財源確保の観点から、見直しが進められてまいりました本年度の経済危機対策関連補正予算につきましても、総額14.7兆円のうち2.9兆円を執行停止するという最終案が、今朝方、閣議決定されました。

 これに伴う本県の具体的な影響額等につきましても、国からの連絡がまだでありますため、今後、詳細な情報を入手した上で、慎重に精査をいたしますが、私としては、今回の補正予算の見直しについて、地方の要請にもかかわらず、国の一方的な判断によって、先ほど申し上げました子育て応援特別手当や公共投資臨時交付金など、地方関連予算が一部執行停止とされたことについては、極めて遺憾であると思っております。

 いずれにいたしましても、景気・雇用対策をこれ以上停滞させるわけにはいきませんので、国におきましては、一刻も早く補正予算の具体的な取り扱いを確定し、地方が景気・雇用対策を円滑に推進することができる環境を整えていただきたいと願っております。


 次に、国の予算・政策決定に向けての今後の県の対応について、申し上げます。

 新政権におきましては、今後の国の予算や政策について、政治主導によって見直しや決定を行うなど、そのあり方や方針が大きく変わってきておりますので、地方としても、こうした急激な政策転換等に対して、スピード感を持って、適切に対応していかなければなりません。

 こうした中で、私は、これまで実施してきました政府要望につきましては、例年のような形ではなくて、ただ今申し上げました岩国基地民間空港の早期再開の問題など、本県に深く関わる国の政策・事業を中心に、新政権下での方針の確認や所要の要請に絞り込んで、重点的に行っていくことが必要であると考えております。

 その具体的な方法、内容や時期につきましては、政府の対応を見極めながら、適宜適切な対応を図ってまいります。

 一方、地方政策や地方財政等の地方共通の課題につきましては、今後、全国知事会で取りまとめた上、知事会自らも提案をし、政府と協議を行っていくことになるのではないかと考えております。

 従いまして、私としては、地方共通の課題については、全国知事会を通じ積極的に意見を述べますとともに、引き続き、直轄事業負担金につきましても、本年度の負担金の支払い問題をはじめ、最終的な制度の廃止に向けて、国との見直し協議を精力的に進めていきたいと考えております。


 次に、このような中での県の明年度予算編成についてでありますが、例年ベースでいけば、今月末には編成作業をスタートさせなければなりませんが、先ほど申し上げましたように、国の予算編成等が極めて不透明な状況にありまして、果たしてその通りできるかどうか、危惧をいたしております。

 具体的には、マニフェストに基づく政策が具体的にどう実施されるのか、また、地方財政対策がどのように講じられるのかなどが未だ明確でありませんし、その上、自動車関係諸税の暫定税率廃止に伴う影響も含めまして、今後の県税収入の動向も非常に不安定であります中、予算編成方針の策定もままならない状況が続いております。

 このため、取りあえず、明年度の施策の検討に当たっては、マニフェストにかかわる既存事業について、ゼロベースで見直すよう、既に財政当局に指示をいたしているところであります。

 いずれにいたしましても、県の予算編成作業は、当面は、先を見通すことのできない、まさに手探りの状態で、これを進めていかざるを得ないと考えております。

 以上です。


山口放送(KRY)

 民間空港の概算要求の件ですけども、詳細は示されていないかもしれませんけども、概算要求では、その民空が盛り込まれたことについて、改めて、もう少し詳しくお願いできますか。


知事

 私どもとしては、8月末に概算要求がされておりましたから、ぜひ今回も、概算要求をしてもらいたいという強い思いを持っておりましたので、概算要求がされたということについては、当面は安堵いたしております。

 しかし、先ほど言いましたように、行政刷新会議等で、要求の内容等については、さらに精査をしていくということでありますから、私どもとしては、これからも予断を許さない状況が続くということで、緊張感を持って、この問題については対応したいと思いますし、先般の県議会で申し上げましたように、私は実現に向けて不退転の決意でこれからも取り組んでいきたいと考えております。


山口新聞

 民空に関連して、国交大臣が羽田の発着枠の増えるのを見越して、ハブ化ということを言われたんですが、もしハブ化されて国際線が増えれば、仮に民空が再開したとしても、4枠取れるかということも結構引っかかるかと思うんですが、そのハブ化ということについて二井知事のご見解を。


知事

 ハブ化そのものについては、利便性が増すわけですから、その方向というのは非常にいい方向ではないかと思います。ただ、国際線の棲み分けとか、国際線、国内線の棲み分けの問題がありますので、このことによって、逆にわれわれのような国内線が大きな影響が出てくるということになりますとやはり問題ですから、そのことがないように、ぜひしていただきたいと願っております。


朝日新聞

 空港にまた関連して、民間空港が実現した場合、山口宇部空港と並んで県内に2空港という可能性があるわけですが、一方でそのJALの再建問題も含めて、非常にWトラックはどこまでできるのかという問題も残っているという中で、山口宇部空港の現在の利用も含めた現状をどうご覧になるかが一つと、それと宇部空港、既に活性化協議会等設けていますが、今後どう活性化させるのかを含めて、ちょっとご意見をいただきたいんですが。


知事

 今、景気がこういう状況ですから、山口宇部空港の場合は、ビジネス客が非常にウエイトが高いわけですから、やはり景気の回復がどう進むかということに非常に影響されると思います。従って、これから景気が上向いてくれば、また利用も増えてくるのではないかということを期待をいたしております。いずれにしても、かなり厳しい状況が続いておりますから、われわれとしては、利用客が増えるような努力を、官民挙げてこれからもしていかなければならないと思っております。

 それから岩国の方の民間空港、これによって、山口宇部空港の利用客が全く影響がないとは考えておりません。特に周南地域等については、山口宇部空港に行った方がいいのか、岩国に行った方がいいのかというのが、部分的には出てくると思いますから、若干の影響はあるかも分かりませんけれども、私どもは、岩国空港については、国の方の分析の中でも、費用便益分析で4.7という大変に高い数字が出ておりますように、広島県側のお客さんも利用していただけるということもあって、私は、基本的には2空港になったからといって、そのことによるそれほど大きな影響はないと思います。むしろ、岩国地域の発展のために、非常にいい方向が出てくるのではないかと思います。観光客の誘致、あるいは企業の立地促進、そういう面でもいい結果が出てくると思っております。


山口放送(KRY)

 民間空港についてなんですが、予断を許さない状況が続くとおっしゃられましたけども、その予算化されることについて予断を許さないのか、そもそも民空が再開できるかどうかについての危機感もですね、知事として、今、お持ちなのか、どちらでしょうか。


知事

 羽田空港の枠が、来年秋から徐々に拡大をされていき、私どもがお願いしている24年度というのが、その枠の拡大の、ひょっとしたら一番最後になる可能性もあるわけです。そうすると、その時期に間に合わなければ、枠が来ないという可能性もありますから、私としては、今回の概算要求がなされるかなされないか、これが非常に大きな問題だと思っております。私は何としても、今回、概算要求が実現するように、先ほど言いましたように、全力で取り組んでまいりたいと思っています。


山口放送(KRY)

 年末にかけての政府予算案編成の過程の中で残るかどうかというのは、民空再開そのものについての正念場ということですか。


知事

 そういうことになります。空港を造っても枠がなかったら、本当に意味がないわけですから。


朝日新聞

 岩国市と必要な要請を行っていかれるということでしたが、それは行政刷新会議で、ある程度の方向性、初会合なり、会合を重ねた後なんでしょうか、それとも来週ぐらいを予定しているんでしょうか。


知事

 まだ具体的に市長と協議はしておりませんが、行政刷新会議がうんぬんではなくて、まず概算要求で、どのくらいの額が確保される見込みなのか、あるいは整備手法を国はどう考えているのかとかいうことも確認しなければいけませんし、これからもぜひ獲得に向けて努力をしていただきたいということがありますので、私は、できるだけ早めにその辺の確認も含めて、国の方に市長と一緒に要請に行きたいと考えております。


毎日新聞

 それに関しては、国から具体的な説明がないということでしたが、それは、今までの自公政権の時代とやり方が変わったんですか、情報を取るというのは。


知事

 変わったのかどうかちょっと分かりませんけれども、前回の8月末は46億円、具体的な数字として出されたわけです。今回は、どういう事業費の中にそれが入っているのかということも分かりませんから、よく言う「袋の中の予算」という言い方がありますが、空港関係の全体の予算額は概算要求として出されても、その中でどの部分にどれぐらい岩国基地関係が入っているのか分からない形での予算要求というのもあります。ですから、今回の予算要求が、個別の「箇所もの」という形で出されてなければ、なかなかその辺の額というのは把握をしにくいという面がありますから、これは政権が変わったからということなのか、今度の概算要求の仕方が変わったのか、ちょっとその辺はよく私も分かりません。いずれにしても、まだ、把握はできていないということです。


毎日新聞

 今日の時点で正式にないということですか。


知事

 ありません。


中国新聞

 減額されるという危機感というのはありますか。


知事

 とにかく先ほど言いましたように、24年度に開港してもらわなければいけませんから、それに沿った形の額でなければいけないと思っておりますので、それは額の確認をした上で、またお願いをしなければならないことがあれば、その目標に向かって要請していきたいと考えております。


朝日新聞

 政権与党に民主党がなっていますが、その中で、これまでの「二木会(にもくかい)」以外に、平岡秀夫さんと高邑勉さんという民主党の与党の代議士が2人いるわけです。彼らを通じて情報を取る、あるいは彼らに近く要請に行くとか要望するとか、そういうお考えはございますか。


知事

 当然のことながら、いろいろお力をお借りしなければならないことはありますが、今回の要望は、先ほど言いましたように、例年と違う形のやり方に変えなければいけないだろうと思います。従って、去年のように、どこかに集まってもらってやるようなシステムではなくて、今回は先ほど言いましたように、スピード感を持って対応しなければいけないということがありますから、個別の項目ごとに、いつの時点で国の方に要請していったらいいのかというようなことが出てきますので、その都度、どうするかを考えながら、そして、各国会議員の皆さんにお願いをしなければいけないのであれば、それを個別にお願いをしながら国の方に要望するという形に、当面はしていきたいと思っております。来年以降は、ちょっと分かりませんが、当面は、そういう形でやらざるを得ないということです。


山口放送(KRY)

 先ほど、鳩山政権に地方の立場から厳しい指摘がありましたが、鳩山政権、今日で発足1カ月ということで、ここまでの評価なり、知事、どう見ていらっしゃるか、その辺りいかがでしょうか。


知事

 あらゆる問題について、精力的に取り組んでおられると思います。一生懸命に頑張っておられる姿が、皆さんマスコミ等の報道を通じても伝わってきますので、そういう面では、評価をしております。ただ、政権が変わったことを示すがために、あまりにも個別のマニフェストの実現ということにこだわり過ぎて、走り過ぎておられるのではないかというような感じはします。

 それから私が思うのは、「無駄」という言葉が今もずっと続いていますが、政策に、やはり無駄ということがあるのかないのか、私はいろいろな政策について、いろいろな賛成、反対があるわけですけれども、反対の場合は、それが無駄だというのではなくて、あくまでも、政策の中の優先順位の問題として考えるべきですから、あまりに、「無駄」という言葉を使うのはどうかなと思います。本当に無駄なのは、今回の選挙でいえば、衆議院議員選挙の後の8月の2日間で衆議院議員の皆さんが200万円でしたか、もらわれたと。これなんかは、誰が考えても無駄な経費だと思いますから、そういうふうに、誰が考えても無駄なものは早く解消する努力をむしろしてもらいたいと思います。従って、行政刷新会議もありますけれども、行政だけではなくて、政治の無駄とか、政治家の無駄とかいうものについても、ぜひ、これからしっかりと対応していただきたいと願っています。


毎日新聞

 上関なんですけども、原子力発電所ですが、ああいう形で中国電力が着工しましたけれども、ご存じのとおり、反対している所の別の所からブイを持ち出した、あのやり方について、今、率直にどう思いますか。


知事

 県としては、埋め立てについては、安全確保と環境保全の面に十分留意をして進めていただきたいということを中国電力側に要請をしました。従って、その点については、中国電力も配慮をされた対応はされたと思いますけれども、私の方から、今回の具体的なそれ以上の対応について、コメントすべきことではないと考えております。


毎日新聞

 一連の中国電力の対応は、反対派を説得するというか、溝を埋めるやり方になると思いますか。


知事

 中国電力が皆さんに対して、理解を求める努力をしてもらいたいと私も申し上げておりますので、確かに、今回のことについて、十分理解を得ているとは言えないことでしょうから、これからも理解を得る努力は引き続いてしてもらいたいと思っております。


山口放送(KRY)

 埋め立て時の免許条件に、地元の理解を得る努力ということを示されておられますが、埋め立て免許を出されてから、このおよそ1年間を見たときに、中国電力の努力というのは、知事の方から見て、十分であったとお考えですか。


知事

 私が申し上げることではありませんし、中国電力の中で、どういう準備を進めてこられたか、全く私は承知をしておりませんから、どうだということは申し上げられません。10月21日に期限が切れるということで、ぎりぎりのところでああいう選択をされたのではないかと思います。


毎日新聞

 ああいうやり方をすることについては、知事は当然、事後に。


知事

 いちいち、事業者の細かいやり方について、私が申し上げることではありません。県としては、先ほど言いましたように、安全確保と環境保全の面で、十分配慮して対応していただきたいと申し上げておりますから、その面での配慮はなされたと理解をしております。


テレビ山口(TYS)

 国体についてなんですが、天皇杯を目指すという話でしたが、今のままですと、対策本部を刷新されても、かなり急激に上がらない限り、天皇杯を目指せないと思うんですが、その点について、いけるんですか、どうなんですか。


知事

 それは分かりません。今までの過去のケースから見ると、今の時点で、20位台の前半から2年後に天皇杯を獲得した県はあります。20位台の後半から獲得した県はないという意味では、非常に厳しいと思いますけれども、私は、先ほど言いましたように、その種目の関係者と私とが、直接話し合いをして、いろいろな課題を把握して、どう、知事として、本部長として、課題解決をしたらいいのか、具体的な形で話し合っていく、そのことによって、それぞれの種目の選手の皆さん、監督の皆さん等が、意欲を持って頑張っていただけるということにもつながっていくのではないかという期待もして、本部を抜本的に見直して、私と皆さんとの間の意思の疎通が、十分図れるように今回したいということです。私としては、切羽詰まった気持ちで、これからとにかく天皇杯を目指して、全力でやるということです。


山口朝日放送(YAB)

 今、その組織なり、成績の課題の見直しをされているところだと思うんですけれども、知事自身がご覧になった中で、課題というのが特に見えてきていますか。


知事

 個別に、種目によって、いろいろ課題が違うと思うので、これから、具体的に私が各種目別に、どういう課題を抱えているのかということを、聞かなければいけないと思っております。

 今までの本部というのは、間に本部委員会というのがあって、本部委員会の下に、今回、私がメンバーにしたい、本部員にしたいという人たちが、プロジェクト委員会というのを作って、本部委員会からいろいろなものを委託を受けて、調査、審議をしているというような形になっていたわけです。ですから、ストレートに種目別の課題が、なかなか伝わってこなかったということがありましたので、これを今度、きちっと、ストレートに伝えてもらって、われわれとして、何をすべきかということを、種目別に返していく努力をするという形の中で対応していきたいと思います。従って、これから本格的に課題を見つけ、整理をして、そして、しっかりと組織的に対応できるようにしたいという思いです。


中国新聞

 開催県は、その後、順位が落ちるケースが多いんですけども、もちろん、それに向けてレベルアップを目指すのはあるとして、中長期的に競技力を上げていく施策は何か考えていますか。


知事

 今回の競技力の向上を、後々に、山口県のスポーツの振興という形につなげていかなければいけないと思っていますから、単にその時に、まあ、開催県であれば開催県に伴って点数が上がるという有利な点はありますから、その有利な点を除いて考えた場合にでも、山口県のスポーツの振興が、引き続いて図られているという形にはしなければいけないと考えております。


毎日新聞

 そこの点で教えてほしいんですが、競技力向上に、多額の県費を入れてますよね。県民の中には、別に国体で1位にならなくてもよいという意見もあると思うんです。それについては、どうして1位なのかというのは。


知事

 そのことによって、山口県の県民の皆さんが、スポーツを通じていろいろな面で自信を持っていただく、そのことが、県勢全体の浮揚にもスポーツの面からでもつながっていくと思います。従って、山口県というのは、今までもスポーツについては、特定の分野については別にしても、なかなか県全体で見ればスポーツも弱い、あるいは体力面でも全国レベルと比べたらちょっと低いとか、いろいろなことがありますから、単なる競技スポーツで頑張るということではなくて、国体をやることによって、生涯スポーツとかいろいろな面でスポーツの振興につながり、それが地域の活性化につながり、体力の向上につながっていければと考えていきたいと思っています。


時事通信

 予算の策定の話なんですけども、先ほど、例年10月末にスタートしなければいけないと、手探りで進めざるを得ないというお話でしたが、その予定がずれ込むということなんでしょうか、今年に限っては。


知事

 地方財政対策がどうなるかが見えてくれば、それに基づいてのこともできると思います。それが見えないと、全体的なことの方針決定ができないと思います。しかし、個別の事業ごとに見直しをするということは当然できますから、そうすると、歳出面の方からどういうふうにするのか、先ほど、ゼロベースで考えるということを申し上げましたが、そういう関連の事業、そうでない事業についても、歳出面の方から、取りあえずは、無駄と思われるもの、優先順位の低いと思われるものは、できるだけ抑えていくことを先に始めておくとか、そういうことからやらざるを得ないと思います。

 県としても、国の方が遅れるから、来年度予算もそれでそのまま遅れて、例えば、当初予算が暫定予算になってもよいというふうには持っていきたくはありませんから、やはり景気がこういう状況ですから、できるだけ県の予算も早く見通しを立てたいという思いがありますから、そういうこれからの状況次第で、いろいろ考えながら、とにかく来年度の県の予算が間に合うようにしなければならないと思います。


山口朝日放送(YAB)

 見通しが見えない中での編成にはなると思うんですけども、県として、これだけは譲れないというようなラインナップというのは見えていますか。これだけは、知事がどうしてもやりたいというような事業というのは、特に考えていらっしゃいますか。


知事

 継続的にやっている事業は、基本的には継続してやりたいという思いがありますから、継続してやっている事業等が、大幅に削減されるということになると、非常に影響が大きいですから、具体的なケースで言えば、公共事業関係になりますけれども、国体に向けて、例えば、萩三隅道路は、これは国の事業ですけれども、開通をさせたい。それから、山口宇部線も開通させたい。小郡萩道路も、国体の前に開通させたいということがありますから、われわれが計画的にやっている事業について、支障が出ないようにしなければいけないということで、その点についても、国の方にも要請はしなくてはいけないと思っております。


朝日新聞

 その政府要望で、例年のような形ではなくて、県に深くかかわるそういう事業については、より粘り強くやっていくというようなことを冒頭におっしゃいましたが、もしよければ、東京事務所をどんどん働かせるとか、省庁にMOF担のようなものを大量に送り込むとか、方策があるなら教えていただきたいんですが。


知事

 方策というか、基本的には、東京事務所にいろいろな情報を、これまでと同じように事前に把握してもらわなければいけないと思います。ただ、政治主導ということですから、従来よりは、なかなか情報収集が難しいという状況かと思いますが、しかしその中で、なんとか、できるだけ情報を取ってもらう努力をしてもらうということです。

 それから私としては、まとまってというのではなくて、その事業ごとに、必要性があればその都度、関係省庁に要請していくという形も考えなければいけないと思います。まだよくは分かりませんが、例えば、民間空港の早期再開については、これだけで要請に行くというようなことも考えなければならないかもしれません。とにかく弾力的に、スピーディーに個別にやっていきたいと考えています。


毎日新聞

 要望先なんですけれども、今回の概算要求でもそうですが、今後は政治家が情報を握っているという側面が考えられると思うんです。これまでは、官僚、いわゆる事務方での情報収集もできたところですが、今後は、政治家からの情報収集も必要になってくるということが大きいかと思うんですが、そういうところから情報を取るに当たっての戦略というのは、どういうふうにお考えでしょうか。


知事

 政務官以上、いわゆる各省庁の政治家の皆さんに、直接会う機会を作ってもらう努力をしていかなければいけないと思っています。ただ、今はあくまでも過渡期ですから、いわゆる政治主導で官僚うんぬんという話がありますけれども、すべてを政治主導でやったら、もうそれは大変な体力がもちろんいりますし、あらゆることを政治家の皆さんが把握できているわけでもありません。官僚の皆さんの方が、むしろ勉強する時間はたくさんあるわけですから、政治家の皆さんは、官僚をうまく使おうという視点で考えてもらいたいと思います。そういう方向である程度状況が安定してくれば、今までと同じように、局長などにお願いに行くということもあるかもしれませんけれども、とりあえずは、今は過渡期ですから、できるだけ政務官以上に会って、直接話をしていきたいと思います。


毎日新聞

 実際に会ってるんですか、向こうにいる県の職員などが。


知事

 いいえ、東京事務所の職員は会えません。会うためには、私なり副知事なりが行かないと、今のところは会えないと思います。


山口放送(KRY)

 今回の概算要求で、岩国基地問題では、民間空港の再開がクローズアップされた面はあるかと思うんですが、愛宕山の買い取りは、少なくとも概算には入ってないのではないかと思います。これから、先の読めない年末に向けての予算編成の中で、愛宕山についての見通しというのはいかがなものでしょうか。


知事

 防衛省の今回の予算は、前年度と同額とか、8月の概算要求時と同額とか、あくまでもまだ具体的な全体の方向性が出されていない状況だと思いますから、過去と同額という形になっているわけです。従って、当然、愛宕山も入っていませんが、県としては、これまでも申し上げていますように、沖合移設という国家的なプロジェクトに協力をしたということで、赤字解消のために、ぜひ買い取ってもらいたいという、これまでの方針どおり国に対して要請をしていきたいと思っています。


山口放送(KRY)

 一連の報道を見ている中では、年末に向けて、国の方もかなり厳しい予算編成をする中で、いくらになるのか分かりませんが、新規で200億円なり百億円単位での買い取りをするというのは、来年度の段階でも、既に非常に厳しいんではないかとみえるんですが、この愛宕山問題の解決に向けて、何か方策というのはあるんでしょうか。


知事

 愛宕山問題については、私の方は、先ほど言ったような要望をしていきますけれども、国の方は、その問題をどういうとらえ方をされるのか、私もはっきり分かりません。一方で、在日米軍再編問題を見直す方向というようなこともありますから、全体的にどうなるのか、私の方は全く見えない状況です。私は、とにかく先ほど言いましたような考え方で買い取りをお願いしたいというスタンスで、これからも臨んでいきたいと考えています。


山口放送(KRY)

 それは、今後の政府要望の取組の中に、愛宕山問題というのも入るということですか。


知事

 はい、当然入ります。


テレビ山口(TYS)

 7月21日の豪雨災害からちょうど3カ月がたって、来週また、対策会議も開かれると思うんですが、3カ月たって、改めて、災害が発生したときの行政の役割というのは、どういったものかということをお聞きしたいんですが。


知事

 要するに、災害を防止するためには、ハードの対策とソフトの対策があるわけです。今回のケースを見ましても、特に予測ができないような災害でしたから、そういう中で、ソフト面の対策をどうしたらいいのかということが、今回、非常に注目をされた災害ではなかったかと思います。とにかく、ハード面をどんどん整備すれば、ある程度、片が付くということもありますけれども、それは際限がないし予算も限られていますから、なかなか難しいということです。そうすると、ソフトの対策をこうれからどうやるのか、ソフトというのは具体的には避難です。これをもう一度きっちりやっていくことを、まずは重視をしなければいけないだろうと思います。

 従って、県としては、土砂災害警戒区域の指定も、できるだけ早く前倒しにしてやることによって、皆さんにそういうことに関心を持ってもらって、何かありそうだったら、早く避難をするということに結びつけていただくという面での対策を強化する。それから、当然のことながら、限られた予算ですけれども、今回災害を受けた所については、砂防ダムなど、必要なものは最低限、まずやっていかなければいけないということで、取り組んでいきたいと思っています。


テレビ山口(TYS)

 そのソフトの中で、やはり県がリーダーシップを取られて、市や町の担当者を育成するべきだという声もあるということなんです。そういう意味で、再発防止という面で、市や町の避難などの担当者育成に対して、今後、県は、どういうふうに、何をすべきかということについて考えはございますか。


知事

 結局、防災と消防との関係です。ちょうど今、議論をしてもらっていますが、結局、防災の担当職員というのが兼務であったり、一人であったり、非常に限られているわけです。ですから、消防本部があっても、消防本部と市町の防災担当部局との関係をどうしたらいいのか、この防災部分の組織が弱ければ、消防の方に対する指示もできませんから、その辺の連携策がどうしたらうまくいくのか。例えば、先般、委員会に呼んだ北九州市の消防本部は、消防本部の中に防災部門を持っているわけです。そうすると、消防と防災が一体化されるので、後は、市長が消防本部に指示をすれば、一体的に動けるというシステムになっているようです。そういうやり方もありましょうし、防災部分を強化して、消防との連絡をうまくやるような手を考えるとか、いろいろな手法はありますが、とにかく、防災の分野の体制を強化しなければ、なかなかうまくいかない。従って、今回の委員会で検討した結果を踏まえて、市町にその辺の徹底を図っていきたいと考えています。


毎日新聞

 全然別の話なんですが、広島市と長崎市にオリンピック招致の話が出ましたけれども、山口県はその間にあるわけですが、知事は率直にどう思われていますか。


知事

 極めてハードルは高いようですけれども、私は、実現ができたら本当に素晴らしいことだと思っています。ただ、後から知ったことですけれども、前回の発表の時点で、広島県にも長崎県にも何も話がなかったということですから、私どもがこれから何らかの形で協力する必要があるということであれば、やはり県の方としっかりと連携を取ってもらいたいと思います。


毎日新聞

 山口県には、連絡は当然まだないですよね。


知事

 もちろんないです。




作成:山口県総合政策部広報広聴課


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