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平成22年 (2010年) 1月 6日

広報広聴課

知事記者会見録

(平成22年1月4日実施分)

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日時 平成22年(2010年)1月4日(月曜日)

10時30分~10時52分

場所 県庁2階 記者会見室

会見する二井知事

発表項目

・年頭に当たっての所感について

・本県に係る政府予算案での措置状況について


知事

 皆さん、明けましておめでとうございます。

 今年一年が、報道関係の皆様方にとりましても、実り多い年になりますように、心から願っております。本年もどうかよろしくお願いいたします。

 さて、私の任期はあと2年8カ月になりました。次の世代に何をどのような形で引き継いでいくのか、そのことをより明確にし、それに向けて突き進むラストスパートの一年目にしたい、そのような思いを込めて、今年の書き初めでは、ここに掲げておりますように、「こころざし」と書きました。

 その「志」の一つは、先ほどの公務始め式での職員訓示でも申し上げたことですが、加速化プランに掲げる事業について、県民の安心・安全を守ることを基本に、その推進の道筋をしっかりとつけていくということです。

 昨年9月に誕生した新政権は、地域主権国家の確立を明確に掲げ、その下で、大きな方向転換や新たな政策決定がなされ、この度、これを具体的に進めるための政府予算案が示されました。

 新政権下での予算措置や政策決定は、県政運営にも大きな影響を及ぼすものであり、今後、加速化プランについても検討せざるを得ない局面も出てくるのではないかと思っております。

 私は、このことも念頭に置きながら、引き続き、国からの情報収集やその精査・検証に努め、来年度予算は、加速化プランの目標年度である平成24年度に向けて、よりメリハリのあるものにしていきたいと考えております。

 二つ目は、財政改革、行政改革、公社改革の取組を中心とする「新・県政集中改革プラン」に基づいて、財政構造の健全化や組織の効率化など、県政のあらゆる分野での改革を徹底し、持続可能な県政の基盤づくりのめどをしっかりとつけたいということであります。

 三つ目は、来年の「おいでませ!山口国体・山口大会」に向けて、県づくりの原動力となる「県民力」と「地域力」をさらに高めていくということであります。

 今年は、来年の「おいでませ!山口国体・山口大会」に向けて、県内各地で、競技ごとのリハーサル大会を開催し、本番に向けた準備に万全を期しますとともに、開催気運をさらに大きく盛り上げていく重要な年になります。

 両大会は、県づくりを支える「県民力」と「地域力」をさらに飛躍させるための絶好の機会であります。大会の成功に向けて、花いっぱい運動等、国体県民運動を積極的に展開することなどを通じて、山口県の将来の発展につながるような、明るい年にしていかなければならないと考えております。

 皆様におかれましても、両大会の気運の盛り上げに向けたPR活動など、格段のお力添えをいただきますように、よろしくお願いをいたします。

 私は、近年、国も地方も、企業も個人も、目先のことに追われて、長期的な視野に立って、「志」を持ってチャレンジするという気概が希薄になっているのではないかということを危惧きぐいたしております。

 従って、「志」をもっと大切にすべきであるという気持ちも込めて、以上、私の決意を「志」として申し上げさせていただきました。


 次に、本県に係る政府予算案での措置状況についてであります。お手元の資料のとおり、今日現在でわかる範囲で整理をいたしております。

 後ほどご覧をいただければと思いますが、その後明らかになった主なものは、事業仕分けの結果「廃止」と評決をされました、いわゆる知的クラスター創成事業が、本県の事業についても継続が有望になったということであります。


 いずれにいたしましても、新年は、厳しい景気・雇用情勢と急激な環境変化の中でのスタートとなりました。

 県財政も極めて厳しい状況にはありますが、県庁職員一丸となって、直面する様々な課題に対しましても、常に、県民の皆さんの目線に立って、危機管理意識を持ち、きめ細かく、しかもスピーディに対応していく所存であります。

 皆様の一層のご理解とご協力をお願いいたします。

 以上です。


山口朝日放送(YAB)

 残りの2年8カ月に向けてのラストスパートの一年ということですが、今回、一番大きな県政の課題について、どのように捉えて、その解決策にどのように対応されますか。


知事

 今、「志」ということで三点ほど申し上げたとおりであります。加速化プランに基づいて、「住み良さ日本一の元気県づくり」を進めるということにしておりますから、今の厳しい財政状況の中で、よりポイントを絞っていかなければいけないだろうと思います。国の政策との整合性も取らなければなりませんから、もっと整合性を図るという意味では、より選択と集中の視点に立って、メリハリをつけてやっていかなければいけない。特に安心・安全基盤の強化、これを私としては重視をしてやっていかなければいけないということでございます。

 それから、二点目として掲げましたように、財政改革、行政改革、それから公社改革。財政改革ももちろん来年度予算に向けて、できるだけ借金が増えないようにしなければいけないということもありますが、私はめどをつけたいと思う中で、特に公社改革を今回は挙げたいと思っております。私の任期の内に公社改革、県の外郭団体等について統廃合を含めて道筋をしっかりと立てていきたいと思っております。

 それから三点目としては、これも申し上げましたように、私の16年の県政というのは、山口きらら博、国民文化祭、それから山口国体等もうまく活用しながら、ホップ・ステップ・ジャンプと県民力・地域力を高めていきたいという取組を今日までしてきましたので、山口国体がジャンプできるようにしなければいけない。その三点を、当面すると言いますか、私の2年8カ月の「志」ということで申し上げたということです。


テレビ山口(TYS)

 先ほど、県財政、来年度予算の話がありましたけども、財源確保というのはおおよそ見込みが立ったんでしょうか。


知事

 まだ立ちません。国の方の全体の地財対策がはっきりしないということや、それから補助金が今回、社会基盤の交付金に変わるということもありますので、そういうこと等を含めて、もう少し、国の方の政策を精査をしなければいけないということがあります。それから、今、副知事をキャップに財源確保対策本部で、財源確保のいろいろ検討をしてもらっておりますけれども、この辺の状況がはっきりしない面があるということもありまして、なかなかまだめどが立たないという状況にあります。


中国新聞

 民空再開なんですけれども、事業費は認められましたが、10年度にどれぐらいの予算がついたか、報告があったかどうかと、あと愛宕山に関しては、その後何か、国の方から見通しとかあったんですか。


知事

 空港の方は私どもの方では、具体的な額が分かっておりません。それから愛宕山の方の関係についても、その後、特に国からの動きはありません。


中国新聞

 国体関連なんですけれども、3億6千万円ついていますけども、概算要求よりも5千万円ほど低くなっていますが、同じような額が山口国体にも出された場合の影響等は何かありますか。


知事

 国の方の額が減れば、それに伴って、さらに私どもも簡素、効率化に努めていくというふうにしなければいけないと思っておりますから、特別、今、大きな影響があると考えておりませんけれども、ただ、これは国も主催をしてやる国体ですから、やはり、国の方も国体の意義をもっとしっかりと認めて、これから減額がないようにしていただきたいと願っております。


中国新聞

 何かしら増額要求をしていかれますか。


知事

 当面、千葉国体に向けてですから、山口国体に向けては、少なくともさらに削減がされないような要望はしていかなければいけないと思っております。


山口新聞

 先ほど、公務始め式で、ご自身のマニフェストのことにちょっと触れられたと思うんですけど、ラストスパートの一年目として、新政権に変わったことで、ご自身のマニフェストが何か変化するようなことをお考えでしょうか。


知事

 子ども手当とか、農家の戸別所得補償とか、あるいは高校の授業料の実質無償化とかありますので、それとの関係で、今、見直し作業を進めております。加速化プラン全体の見直しは必要ないと思いますけれど、個別の事業については、今回、見直しをしなければならないということも出てくると思いますので、それらを含めて加速化プランの中の事業を、さらに何を重点に、この任期いっぱいやっていくのか、その辺のメリハリをもっとつけるような形にしていかなければいけないという思いでおります。


山口新聞

 逆に新政権になったことで難しくなったことはありますか。


知事

 一つは、われわれの要望が、まだまだ届きにくいような状況が続いているということです。それから難しくなったというよりは、新政権は地域主権国家を目指すとされておりますから、これからどういう工程で、具体的に地域主権の実現を図っていくのか、今、国の方でも、いろいろこれから検討をされようとしておりますから、その辺の方向性を早く出していただきたいということです。当然のことながら、われわれも全国知事会を通じて、地方の立場からいろいろな要請はしていかなければいけないと思っております。


山口新聞

 ラストスパート一年目としたいということですが、ちょっと早いのではないかという気もするんですけども、今年、ラストスパートの一年目にかける思いは、どういうところにありますか。


知事

 4年ということで考えれば、ラストスパートというのは早すぎるということかもわかりませんが、私の県政16年のラストスパートという意味では、もうぎりぎりのところではないかという思いで今回申し上げたということです。


山口新聞

 そのご自身の「志」を継いでもらえる人というのはお考えなんでしょうか。


知事

 県民の皆さんが決められることですから、私から具体的にどなたをということは考えておりません。


山口朝日放送(YAB)

 年末から、愛宕山の買い取りが浮上して、地元では反応されて、反対運動とかも熱を帯びてきた形になっていますが、今年一年、愛宕山をめぐって、やはり大きな動きがあるのではないかと県民はそういう関心が高まっていると思うんですが、この辺り知事はどのように捉えて、どういうふうに対処していきますか。


知事

 まず、国の方が在日米軍再編問題について、早く最終的な方向性を出していただくことが大前提になりますから、私としては、これからもいろいろな動きがあると思いますけれども、これまで申し上げておりますように、冷静にその動向は注視をしていきたいと思っております。そして、国の方向が決まれば、それを受けて、県として愛宕山問題についてどのように対応するのか、岩国市と十分協議をして、この問題については対応していきたいと思っております。

 ただ、これまで申し上げておりますように、赤字解消を最優先にして国の方に買い取りを求めたいという気持ちは今も変わっておりませんから、その方向の中で、具体的な詰めをやっていくということになっていくであろうと思います。


山口放送(KRY)

 米軍再編の動向が決まった場合に、愛宕山を売る段階での判断の材料というと、今おっしゃられた赤字解消ということもあるでしょうし、どういうことを整理されて、売るという判断になるんでしょうか。


知事

 まず、赤字解消が最大の目的にもなりますから、その辺がどの程度それによって解消できるかという価格の面が一つあります。それから、用途については、私はこれまでも、無条件で買い取ってもらいたいと申し上げておりますから、われわれとしては、無条件で買い取りをしていただきたいと思います。ただ、無条件と言いますのも、あくまでも防衛省が買い取るということでありますから、在日米軍の関連施設というような抽象的な形での買い取りを求めるという意味での無条件ということになるであろうと思っております。


山口放送(KRY)

 あと、地元の意向の尊重ですか。


知事

 もちろん、そういうことを前提に置きながら、具体的に岩国市と協議をするということです。


中国新聞

 今、抽象的と言われましたけども、在日米軍再編関連施設という表現のままで、今、国はそういう形で出していますけども、それでいいということなんですか。


知事

 ですから、それを、われわれとしては無条件だというふうに。今まで無条件で買い取りを求めたというのは、そういうことですから。


中国新聞

 国も認めているんですが、米軍住宅への転用を視野に入れているということ、そのことに関してどうですか。


知事

 国として具体的なプランを出された場合は、その転用策について、地元の理解を十分得て進めてもらうように、われわれもこれまでも申し上げてきましたし、そのことを強く国の方にも申し上げていきたいということです。


山口放送(KRY)

 この問題、若干難しいのは、抽象的に、用途を特定せず、無条件でという部分が、こちらから求めていることとして、若干、その理由が分かりづらいんですが。


知事

 これまで言っておりますように、われわれは、あくまでも、沖合移設事業という国家的なプロジェクトに協力をして、その結果としてこういう赤字も出てきたわけですから、そのことに対して、赤字解消のための努力を国もしていただきたいということで、買い取りを求めるということです。


朝日新聞

 無条件というのは、愛宕山を買い取る代わりに何かを受け入れるとか、そういう国からの条件をこちらが受け入れないということとともに、こちらからも、買い取りを、用途を限定するなど、条件をつけないという意味でも無条件ということですか。


知事

 私の方は、どういう用途にという細かい条件は、買い取りを求める際にはつけないということです。


朝日新聞

 無条件での買い取りを求めるということは、こちらからも条件をつけて買い取りを求めることはしないということですか。


知事

 もちろん、金額とか、そういう部分で折り合わなければだめですけれども、用途については、県として、具体的な用途はこういうふうにしてもらいたいということは申し上げないということです。


中国新聞

 199億円という価格、買い取りの取得費を出していますけども、それに対する知事の評価はいかがですか。


知事

 中身についてさらに具体的なものが分かりませんから、何とも言えません。設計等も入っているとも聞いておりますが、土地の価格を、どういう算定の下で評価をされてあの予算が計上されたかということも、細かくはまだ承知をしておりません。


中国新聞

 240億円の赤字解消には至らないということですか。


知事

 4分の3の部分が200億円くらいですから、額的にはそうだと思いますが、ただ、これは簿価なのか時価なのかということもいろいろありますので、価格についてはさらに国と詰めていかなければなりません。われわれも灘海園(なだみえん)の土地の価格も取りあえずということで組んでいますから、国の方も取りあえずということではないかと思います。ですから、お互いに鑑定評価等もしながら、具体的な価格については、また折衝ということになってくると思います。


山口放送(KRY)

 灘海園を買われる時に、鑑定評価をかけられると思うんですけれども、これからかけられるんでしょうか、まだやってないんでしょうか。


知事

 まだです、これからです。


山口放送(KRY)

 愛宕山全体についても、県としても鑑定評価をかけていかれるのでしょうか。


知事

 もちろん買い取りを求めていく際は、当然、その時点での評価をしなければいけないということです。


山口新聞

 政府予算案なんですけれども、先ほど、知的クラスターが見直された上で認められたということでしたが、その辺を含めて、山口県にとって、この政府予算案はどの程度のものであったか、評価はどうでしょうか。


知事

 公共事業については、極めて厳しい予算案になっていると思います。しかし、山口県の場合は、国体等をにらんで、例えば、道路等の整備も進めてきましたので、当面、取りあえず大きな影響が出てくるような事業は、ないのではないかと思います。ただ、細かく言いますと、農業農村整備事業、特に農道整備事業が、補助金ではなくて交付金の中で整備をするということになりますから、その辺のちょっと見通しが立たないということは個別には出てきます。しかし大きく見ると、取りあえず大きな影響はないのではないかと思っています。


山口新聞

 これは予想されたとおりなんでしょうか、予想よりも良かったんでしょうか。


知事

 予想はあまり事前にはしなかったのですが、公共事業全体が厳しい中で、これまで私どもは、計画的に国体等という一つの目標を掲げながら整備を進めてきましたので、そういう面では、あまり大きな影響はなかったと感じています。


山口放送(KRY)

 上関原発の問題なんですが、今年、6分野21項目のチェックが始まるかと思うんですけれども、どういう体制でいつ頃からというめどを持っておられるんでしょうか。


知事

 専門家の皆さんの意見を聞かなければいけませんので、その会議を2月議会の前には立ち上げたいと思っております。


山口放送(KRY)

 具体的にどういうふうにチェックしていくイメージなんでしょうか。


知事

 6分野21項目ありますから、われわれが事務的にチェックができるものも当然あります。しかし、事務的にチェックができない専門的な分野がありますから、まずはその専門的な分野については、あまり細かくはできないにしても、今回なされた申請を専門的な目でチェックをしてもらって、必要があれば、国の方へ要請等もしなければいけないという目で見ていただこうと思っております。


山口放送(KRY)

 専門的というと、地質であるとか設計であるとか、そういう考え方になるんでしょうか。


知事

 そうです。この前、分野を申し上げましたが、原子炉工学、活断層・地質、耐震構造、放射線、防災という分野で専門家を選任して、指導・助言を受けるという形にするということです。


山口放送(KRY)

 話は変わるんですが、「志」は、今までの書き初めと字のチョイスが若干趣きが違うのかなと思うんですが、どういう理由かというのをもう少し聞かせてください。


知事

 きらら博が終わるまでは、「きらめき」という「さん」という字を書いてきました。きらら博が成功して、その翌年からは「信ずる」等の「しん」という字を、今までずっと書き続けてきました。今年も同じ「しん」を書こうと思いましたが、どうしてもこれまでの「しん」と重複もしてきますので、今回は、漢字の中に「しん」という字が入っているものの中から「志」を選んだということです。なぜ選んだかと言いますと、先ほど申し上げた理由によります。



作成:山口県総合政策部広報広聴課


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