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平成22年 (2010年) 7月 15日

広報広聴課

知事記者会見録

(平成22年7月13日実施分)

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日時 平成22年(2010年)7月13日(火曜日)

10時00分~10時24分

場所 県庁2階 記者会見室

会見する二井知事

発表項目

・参議院議員選挙の結果について

・大雨への対応について



知事

 皆さん、おはようございます。

 一昨日、参議院議員選挙が行われましたが、皆様方には、選挙の取材等大変お疲れ様でした。

 選挙結果そのものにつきましては、有権者の皆さんが判断された結果ですので、私から申し上げることはありませんが、この度の選挙により、与党の議席が参議院の過半数を割り込むことになり、国会では、再び衆参両院がねじれることになりました。

 私は、このことによって、特に民主党と自民党の対立が激化し、国の重要な方針や政策が決定できないことが、仮に、多くなるとすれば、結果として、国民にとっても、国としても、これほど不幸なことはないと思っております。

 従いまして、これを機会に、社会保障制度の問題や、消費税を含む税財政の問題、わが国の安全保障の問題等、国民の安心・安全にかかわる基本的な問題については、できるだけ政局にせず、多くの政党間で合意形成ができるように、早急に協議の場を設けて、早く方向性を出していただきたいと願っております。

 また、先の国会で継続審議となりました地域主権改革関連三法案につきましては、地域主権国家の実現に向けたスタートとなるべき重要な法案ですので、国と地方の協議の場等を通じて、具体的な改革の取り組みを進めることができるよう、できるだけ早く関係法案を成立させていただきたいと思っております。


 次に、現在、県内各地に大雨洪水警報等が発令されております。激しい雨の影響で、地盤がかなり緩んでいる地域もありますので、県民の皆さんには、今後も、気象情報等については、十分留意していただきますようお願いいたします。

 県としても、引き続き、厳重な警戒態勢の下で、万全の対応をしていきたいと思っております。

 報道機関の皆様方にも、よろしくお願いいたします。以上です。



山口放送(KRY)

 豪雨災害から1年経とうとし、今もお話に出ましたけれども、非常に激しい雨が降っている中で、あらためて、県の現在の体制、市町との連絡体制、また、今、知事のところに入っている被害情報等がございましたらお願いします。


知事

 どうしても、これだけの激しい雨が降りますと、昨年の7月21日の豪雨災害の事を思い起こします。あの災害を教訓に、県としてのさらなる防災体制の強化を図っておりますから、その体制の下で、今、万全の取組をしているつもりです。

 現在のところ、大きな被害は出ておりませんけれども、これからもしっかりと状況の把握に努め、万が一という事があれば、迅速な対応等をしていきたいと考えております。


テレビ山口(TYS)

 豪雨災害について引き続きなんですが、ちょうど来週と1日で1年経つことになりますが、今、昨年の7月21日を振り返ってどう思われるかと、今後の防災行政についてどのようにしていきたいか、という思いを聞かせてもらっていいですか。


知事

 まず一つは、県と現場で対応される市町との連携をしっかりやっていくということが大変重要です。

 もう一つは、現場での対応ということになりますと、防災機関等が現場に駆け付けるためには、かなり時間を要するということがありますので、地域の中で、いかに防災対策を講じていくのかということが重要です。今、自主防災組織の組織率もかなり上がってきておりますけれども、市町によっては、かなりばらつきがあるという状況にありますから、現場での、いわゆる民間での防災体制をさらに強化する、何かあったときは直ちに避難できるようにすることが、大変重要と考えております。

 その辺は、去年の災害を教訓にして、いろいろな取り組みをしてきておりますから、実際にそれがきちんと動けば、その教訓も生かされるのではないかと思っております。


朝日新聞

 参院選についてなんですが、知事として今回の民主党の敗北の原因をどのように分析されておられるかということと、山口も含めて、人口の比較的少ない地方の一人区で民主党の敗北が目立っているわけですが、それについても併せてお願いします。


知事

 全体的な状況はよく分かりませんけれども、今回の民主党の敗北の原因としては、今、消費税のことが強く言われておりますけれども、私は、その前に、6月議会でも申し上げましたように、鳩山前首相の言葉の問題とか、あるいは政治とカネの問題とか、普天間基地への対応等の問題で、今の政権に対する国民の不信感が大変高まってきた、そのことが根っこにあって、その上で、今回、消費税問題について、十分な説明がなされないままできたということが、今回の敗因に結びついてきたのではないかと思います。


朝日新聞

 地方で、一人区で敗北が多かったということについては、いかがでしょうか。前回の参院選では、民主党が一人区で大きく議席を伸ばしたわけですけれども。


知事

 敗因とか何とかいうことは、私もよくわかりませんけれども、一人区というのは、その時の政治情勢によって、基本的には、こういうことが常に起こり得るということだと思います。


時事通信

 以前、知事は、消費税の論議について、10%以上と、これは国の財政状況もしくは地方の財政状況を考えれば、引き上げはせざるを得ないというお考えをお示しになりましたが、そういう意味で、今回の選挙結果について、どのように受け止めていらっしゃいますか。


知事

 消費税の問題について、今回、必ずしも丁寧な説明が選挙戦の中でなされたかということになりますと、そうではなかったと思います。先般の記者会見で申し上げましたように、今、歳入が歳出に対して絶対的に不足をしているという現状にありますし、そういう中で、これからも社会保障関係経費、福祉関係経費が増えていくということを考えますと、私は、消費税の引き上げは避けて通れない状況にきていると思います。待ったなしだと思っております。

 ただ、そうは言いましても、協議をして結論が出るまでには、当然、かなり時間がかかる問題だと思いますから、これから、国の方で消費税の議論を、ぜひ、しっかりとしていただきたい。それと同時に、行政の無駄の問題がありますが、私は、行政の無駄の問題を先行させて、その後、消費税の問題に入るということになれば、これは、国の財政あるいは地方の財政は持たないと思います。

 同時並行的に、行政の無駄、あるいは、私がよく申し上げている政治の無駄ですね、政治とカネの問題、それから定数削減の問題、さらに言えば、議員歳費の問題について、しっかりやっていただきたいと思っております。昨年の衆議院議員の選挙の後、衆議院議員の歳費について日割りがされていなかった、2日間で、1カ月の歳費をもらったということで、マスコミの皆さん等もかなり批判をされましたが、今回、参議院議員についても同じ現象が、今、起きているわけです。その辺の、まず身近なところから、政治家の皆さんが無駄をなくしていく、そのことをきっちり始めなければ、政治に対する不信感はぬぐえないのではないかと思いますから、政治の問題について、無駄の問題について、同時に、しっかりやっていただきたいと願っております。


中国新聞

 先ほど、衆参のねじれに対する懸念がありましたけれども、山口の県政にとってどういうことを懸念されていますか。その辺りを伺いたいのですが。


知事

 私は、私の今までの方針、考え方を変えるつもりはありませんから、私は私としての県政を進めていきますけれども、いずれにしても、国政が不安定であれば、県政にも当然、いろいろな影響が出てくるわけですから、国政の方が、ねじれ現象の中でもしっかりと安定できるような方向に、ぜひ、持っていっていただきたいと願っております。


山口新聞

 その、国政が不安定であれば県政にも影響が出るということで、考えられるとすれば、やはり岩国の問題だと思うのですけれど、普天間の関係で、艦載機の移駐とか、愛宕山の問題について、その後、何か進展はあったのですか。


知事

 その後、特に進展はありません。


山口新聞

 では、愛宕山についても、今のところ知事の方針というのは。


知事

 ええ、今まで申し上げておりますように、私としては、待ちの姿勢で対応していくということです。


山口新聞

 今回の選挙の結果で、その辺で影響が出てきそうなことというのは、想定されているのでしょうか。


知事

 今回の参議院選挙で、今言われたことがどのくらい争点になったのか、私はその辺がよく分かりませんけれども、私としては、これまでの方針どおりやっていきたいと思っております。


山口新聞

 それと、県内の選挙区の結果を見ると、自民党が結果的には圧勝だったわけですけれども、その辺の要因について見解はありますか。


知事

 私はよく分かりません。先ほど言いましたように、一人区の場合は、国の政策のあり方によって、大きく投票の結果に影響が出てくるということだと思います。


山口新聞

 そのこととの関連で、県内の選挙区の投票率が61.91%で、3年前と比べて、ほぼ同水準でありながら、0.11ポイントくらい下がったと思うんですけれども、投票率が依然として低いことについてはどう思われますか。


知事

 確かに、低いと思いますけれども、ただ、私のこれまでの知事選挙に比べたら、かなり高いので、知事選挙の方の投票率がもっと上がってもらいたいと思っております。


山口新聞

 来年は統一選があるわけなんですけれども、そういう投票率の問題とかを、県として、何か対処することはお考えですか。


知事

 もうマスコミの皆さんも、選挙に関する記事というのはたくさん出しておられますから、県民の皆さんで投票日が分からないという人は、そんなにたくさんはおられないと、私は思います。後は、投票日を知った上で、実際に投票行動に移すかどうかということですから、それは県民の皆さんの、選挙に対する関心度の高さ、あるいは国政、県政に対する意識をどの程度もっておられるか、ということにかかっているのではないかと思います。


テレビ山口(TYS)

 先ほど、税の問題などについては、基本的には政局にせず、多くの政党で、という思いを言われたと思うんですが、そういう要望というか、思いを伝えるようなことは考えていらっしゃいますか。


知事

 これは、私が伝えてということではなくて、特に、参議院の場合は、昔から言われておりますように、良識の府としての位置付けがあるわけですから、自分の政党の考え方にこだわるのではなくて、もっと政党を超えた次元で、参議院の場合は、6年間解散もないわけですから、6年先のわが国がどうなっているかということを、頭の中でしっかり描いてもらって、しっかりと腰を据えて、わが国の方向性を、お互いに協議をしてもらいたいと思っております。


山口放送(KRY)

 岩国の民間空港についてですが、ターミナルの事業者が7月中旬にも正式決定と聞いております。もう7月中旬に入ってきましたが、おそらく3セク会社、岩国空港ビル株式会社に決まるのであろうと思うのですが、今後、県としてのかかわり方、また一つ新たなステップを7月中旬に踏むわけで、どのように取り組んでいかれますでしょうか。


知事

 まず、7月中旬という連絡は来ていますが、まだ具体的な日にちまでは連絡が来ておりません。いずれにしても、中旬ですから、近々、発表があるのではないかということで、期待をして待っております。

 決定しましたら、もちろん、具体的な取り組み等は、会社の方でやっていただけると思いますけれども、後は、利用促進の問題がありますから、利用促進の関係については、地元の経済界等でも、それに向けての動きがありますから、地元で利用促進対策等についての何らかの組織が立ち上げられれば、それに対して、県としても助言とか、いろいろなお手伝いはする必要があるだろうと思っております。

 それから、当然、アクセス道路の関係もあります。これについても、これは市道ですから、整備については岩国市とよく協議をしながら、県として何が協力できるか、考えていかなければいけないということがあります。


時事通信

 消費税について、追加で2点お願いしたいのですが、1点は、消費税については、今回の参院選でかなり影響したと、知事自身はお考えなのかということと、もう1点、先ほど国会での議論を深めることが必要だと、議論が必要だというお話がありましたが、そのような国会での議論等を踏まえれば、国民に、消費税引き上げの意図というのは理解されるとお考えですか。


知事

 今回の消費税問題については、菅総理が、突然言われたことによって、中身は必ずしも理解されないままに、例えば、還付のことなどを言われたということで、かなりぶれてしまったのではないかということがあります。自民党の方は、消費税を10%ということをマニフェストの中でも掲げてありますから、消費税問題がどういう形で今回の選挙に影響をしたのかということは、私もよく分かりません。

 しかし、いずれにしても先ほどお話ししましたように、今のまま推移をすれば、国も地方も財政が持たない状況になるわけですから、結局、借金を続けながら福祉対策等をやるということは、今の人たちにとってはいいかも分かりませんが、将来の子どもたちに大きなつけを残したまま、そういう福祉対策等をやるということになってしまうわけです。

 非常に長い目で見たら、あの時代、その時の国、あるいは国民は何をしていたのかということになってしまうのではないかと、私は思います。従って、消費税問題については、本格的に議論に入ってもらいたいと思っております。


時事通信

 議論を深めれば、国民の理解は得られるのではないかと。


知事

 国民の理解を得られるような努力をしなければいけない。マクロな面で、やはり国の財政状況、あるいは地方の財政状況を、しっかりと、国民の皆さんに理解ができるように、まずしなければいけない。なぜ、今、消費税が必要なのか。そのことが大事だと思います。


山口放送(KRY)

 去年の豪雨の反省の中で、消防の組織の課題というものがあったかと思います。消防の広域化というのが一つの大きなテーマとして挙がっていると思いますが、なかなかその辺りの市町の中での議論が見えづらくなって、もしかすると低調なのかもしれないと思っているのですが、その辺り、県としてどのように認識しておられますか。


知事

 確かに、なかなか進んでおりません。国の財政措置として、平成24年度までに広域化を進めれば、それに措置をするという制度があります。その中で、何らかの対応、県としては、4消防本部を示しましたけれども、市町の方から反対もあって、今は、7本部の中で検討されておりますが、いずれにしても、この問題については、前向きに進めていただきたいと願っております。

 私としては、前から言っておりますように、理想としては、警察本部と同じように、県で1消防本部になればいいのではないかと思っておりますけれども、そこまでは一気にいきませんでしょうから、そのことを念頭に置きながら、どうしたらよいのか、市町でしっかりと考えていただきたいと思います。


山口放送(KRY)

 過程の中で、県の考えていらっしゃることと、市長会の考えていらっしゃることに、そごというか、折り合わなかった経緯もあったかと思うのですが、あらためてこの段階で、今は梅雨時期なので、どうかなとは思うのですけれど、県の方でもう一度仕切り直すとかですね。


知事

 仕切り直すと言いましても、やはり、消防、防災の住民の皆さんとのかかわりの中で、まずやるべきところは、市町ですから、市町がどういう考え方を持たれるかにかかっていると思います。それを超えて、県がこういうふうにしなさいと言っても、結局、後々、その組織が動かなければ意味がありませんから、市町がどういう組織であったら動けるかということをしっかりと考えて、対応すべき問題だと思います。

 従って、私どもは、課題、問題点を投げかけますから、それを踏まえてどうするかというのは、最終的には、市町が判断されたことを優先する、尊重するという考え方でいきたいと思います。


山口朝日放送(YAB)

 豪雨災害の件なんですけれども、今の豪雨で九州の方でもずいぶん土砂災害が発生していますが、山口の方でも防府の方々は、また土砂崩れが起きるのではないかという心配もあると思うのですけれど、砂防えん堤の建設の進捗状況、もし今の雨があった場合に対応できる状況なのかということを、あらためて教えてください。


知事

 梅雨の前までにできるような簡易なものについては、済んでおりますけれども、大規模な砂防えん堤となりますと、どうしても、まだ工事を続けなければならない所もかなりあります。そういった所については、当面の安全対策を講じておかなければいけないということで、現在も、土が動いたときのセンサーを設けるなど、万一、災害が発生した場合も、避難が早くできるような措置を講じているところです。

 ただ、秋には、当然、台風シーズンもありますから、県としては、今やっている工事については、できるだけ早く完成する努力を、これからも重ねていこうと思います。


山口放送(KRY)

 国道262号が、今、組み立て橋りょうが外れて、本橋の工事に入っている状況なのですが、その完成のめどはいつ頃でしょうか。


知事

 来年の国体までに、と言っているけれど、あれはどうだったかな。


山口放送(KRY)

 今、雨量によって常に通行止めになっているとおり、やはり復旧は、まだまだなのかなという印象を非常に受けているのですが。


知事

 そうですね。今年の秋には間に合わないと思いますが、いずれにしても、周りの工事がきちんと完成をしないと、万が一ということがありますから、今、安全上のことも含めて、通行止めにするなどの措置をしているところです。早く周辺の工事を完成させたいと思います。


※下線部分について、現在の計画では、車道部分の復旧については「年内」に、また、歩道部分の復旧及び迂回路の撤去については「年度内」に完了する見込みです。




作成:山口県総合政策部広報広聴課


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