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平成22年 (2010年) 9月 17日

広報広聴課

知事記者会見録

(平成22年9月15日実施分)

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日時 平成22年(2010年)9月15日(水曜日)

11時30分~12時15分

場所 県庁2階 記者会見室

会見する二井知事

発表項目

・「加速化プランの総点検」について

・県有施設の見直しについて

・9月補正予算について

・JR美祢線の復旧について

・千葉国体・千葉大会への出席について



知事

 皆さん、お疲れさまです。

 最初に、「加速化プランの総点検」を行うため、この夏、実施いたしました、いわゆる「サマーレビュー」の状況について申し上げます。

 私の任期も残すところあと2年となりまして、既に申し上げておりますとおり、明年度の当初予算は、私にとりまして、実質的に最後の予算、加速化プランの「総仕上げ予算」であると考えております。

 従いまして、予算編成に向けましては、加速化プランに基づくこれまでの取組をしっかりと検証し、その上に立って、厳しい財政状況の中、明年度予算で何を優先し、何に集中して取り組むべきかを見極めることが重要であります。このため、財源確保対策本部に指示をいたしまして、6月下旬から2カ月以上の間にわたって、全庁を挙げた「加速化プランの総点検」を進めてまいりました。

 その結果を取りまとめたものとして、お手元に「住み良さ・元気指標」に関する資料をお配りしておりますが、104の指標のうち、現時点における達成の見通しは、66指標、63.5%となっております。

 これについて、私としては、加速化プランの策定後、極めて厳しい経済・雇用情勢が続いていることや、民間主体の取組のため、県の努力だけでは達成困難な指標も多くあります中で、それなりの評価はできるのではないかと思っております。

 具体的な事業の方で申し上げますと、例えば、ドクターヘリの導入やハザードマップの整備、小・中学校における35人学級化、岩国基地民間空港の早期再開等については、既に達成が確実な状況になっておりますし、先週11日には、萩美術館・浦上記念館陶芸館がオープンしたところであります。

 私としては、「達成可能」とした指標については、必ず達成するということはもちろんのこと、「目標」としている36指標につきましても、少しでも数値を上げることができるように、最大限の努力をしていかなければならないと考えております。

 財源確保対策本部には、このことを基本に、明年度の予算編成方針を策定し、事業のさらなる見直しに取り組むよう、あらためて指示をしております。また、本年度の補正予算につきましても、今後とも、明年度の事業実施に先立ち、あらかじめ取り組んでおくべきこと等があれば、積極的に予算措置を講じ、加速化プランの「総仕上げ」に臨みたいと考えております。


 次に、県有施設の見直しについてであります。

 お手元に配布しております資料のとおり、今回のサマーレビューにおきましては、行政改革の一環として、都市公園や青少年教育施設等の県有施設を見直すこととし、地元市町とも調整をしてまいりました。

 その結果、まず、都市公園のうち、「江汐(えじお)公園」と「火の山公園」につきましては、公園内に県と市のエリアが併設されていること等から、地元市での一体的な運営が、地域の活性化に、より効果的であると考え、また、地元市からの要請もありまして、各市へ移管する方向で、既に協議を進めております。

 また、「青年の家」等の青少年教育施設につきましては、全国的に見ても数が多く、老朽化も進んでおり、子どもたちの集団宿泊学習の場として、施設機能やプログラムの充実を図るため、地元市町との調整結果も踏まえて、施設の集約化を図りたいと考えております。

 具体的には、「大島」、「光」及び「萩」の青年の家を廃止いたします一方、「油谷(ゆや)青年の家」を北浦地域における海洋研修の拠点、「秋吉台少年自然の家」を自然条件を活用した学術研修の拠点、また、「十種ヶ峰青少年野外活動センター」を不登校対策等の専門的教育プログラムの拠点と位置付けまして、それぞれ機能の集約化・重点化を図りますとともに、必要な施設整備を実施することにいたしております。

 このほか、「長者ヶ原グリーンスポーツ広場」と「21世紀の森」につきましては、施設の老朽化が進んでおりまして、既に一定の役割も果たしましたこと等から、廃止をしたいと考えております。


 次に、9月補正予算についてであります。

 先程、議会運営委員会でお示しをいたしましたが、今回の補正総額は、70億2千2百万円となっております。

 その主な内容につきましては、まず、7月15日大雨災害対策につきまして、災害復旧事業及び災害関連事業を追加するとともに、国の経済対策を活用し、道路、河川等の防災対策を実施いたしますほか、後ほどご報告をいたしますJR美祢線の復旧関連対策や、県単独の措置による被災者生活再建支援、局地的な集中豪雨に対応した治水対策の検討など、合計26億円を計上しております。これによりまして、7月補正予算と合わせた災害関連経費の総額は、102億7千8百万円となったところであります。

 また、先ほど申し上げましたように、加速化プランの達成に向け、とりわけ「くらしの安心・安全基盤の強化」を進める観点から、県立学校及び防災拠点施設である下関総合庁舎、さらには、存続を予定しております3つの青少年教育施設につきまして、明年度早々、耐震化工事に着手するための設計業務の前倒しや、耐震改修等を実施することといたしております。

 これによりまして、県立学校の耐震化率につきましては、「住み良さ・元気指標」の目標値、平成24年度で90%以上としておりますが、これを1年前倒しをし、平成23年度で90%以上を、また、県有の防災拠点施設につきましては、目標値、これは、平成

24年度で80%以上となっておりますが、これを1年前倒しし、さらに充実をさせまして、平成23年度で90%以上を、確実に達成したいと考えております。

 このほか、国の経済対策に対応した措置や、来年4月に開校予定の大津緑洋(おおつりょくよう)高校における施設整備等を行うことといたしております。


 次に、JR美祢線の復旧についてであります。

 この7月豪雨により被災したJR美祢線の早期復旧に向けまして、県では、8月5日にJR西日本広島支社、6日には本社に対して、緊急要望を行ってまいりました。

 JR西日本におかれましては、速やかに協議に応じていただきまして、県としては、地元三市、長門市、美祢市、山陽小野田市との調整も図りながら、昨日、県とJR西日本広島支社との間で、今後の復旧に向けて相互に協力すること、復旧後の取組について協議の場を設けることについて、双方で取り組んでいくことを確認をしたところであります。

 これによりまして、復旧に向けての方向性が示されたところであり、あらためて、JR西日本をはじめ、関係の皆様方に対して、心からお礼を申し上げます。

 ただ、復旧工事を進めるに当たりましては、現地への資材搬入が容易でないことや、河川内での工事が渇水期に限られることなど、多くの課題がありますことから、県といたしましても、諸課題の解決に向けて真摯(しんし)に対応する必要があると考えております。

 具体的には、復旧に向けましては、特に、第3厚狭川橋りょうなどの大きな被害を受けた個所について、県が工事支援を行うことといたし、既に、JRと県との技術協議において、工事に係る役割分担やスケジュールの調整が進められておりますが、私としては、JRと県が協力をして、できるだけ早く工事に取り組んでいけるように、今後も、精力的に協議を重ね、早期に工事協定等を締結し、渇水期となる11月には着工できるように、努力していきたいと考えております。

 一方、地元におきましては、三市が中心となり、この17日に、利用促進協議会が設けられます。県としても、広域観光の観点からはもちろんのことですが、地元の皆様の通勤・通学などの生活交通を確保していくためにも、しっかりと対応していかなければならないと思っておりますし、また、JRと県・地元三市で、定期的な協議の場も設けてまいることにしております。

 こうした中、このたびの9月補正予算では、JRの復旧対策を支援する観点から、河川管理上必要な河川改修について、県単独事業により、全体で5億3千万円程度を措置することといたし、初年度分として2億8千万円の予算案を計上しているところであります。

 今後とも、JR美祢線の1日でも早い復旧に向けて、関係する皆様のさらなる取組をお願いしたいと思います。


 最後に、今年の「ゆめ半島千葉国体」及び「ゆめ半島千葉大会」についてです。

 今月25日に開会となります千葉国体は、あと1年と迫ってまいりました「おいでませ!山口国体」に向け、最後の前哨戦となりますことから、9月定例会の会期中ではございますが、25日の開会式には、私も「山口県選手団」の団長として、選手を激励し、入場行進に参加いたしますとともに、10月5日の閉会式では、千葉県知事から、大会旗の引継ぎを受けてまいります。

 また、千葉国体に引き続いて開催されます千葉大会につきましても、副知事が開会式に出向き、選手を激励するとともに、10月25日の閉会式には、私が出席し、大会旗の引継ぎを受けることにいたしております。

 いよいよ間近に迫った山口国体・山口大会につきましては、山口県選手の活躍を期待いたしますとともに、開催準備に万全を期してまいりたいと考えております。以上です。



山口放送(KRY)

 今回、補正の中で、美祢線についての予算が組まれたわけですけれども、あらためて、美祢線復旧に向けての、県としてのお考え、ご認識を伺いたいのと、県として、予算的に何かやるのは、これのみという考え方でよろしいのでしょうか。


知事

 とにかく、今回は、美祢線を何としても復旧させたい、廃線になってはいけないという思いで、JR西日本と精力的に協議を続けてきました。その結果、復旧に向けて、いよいよ動き出すということになりましたので、県としても、全力で取り組んでまいります。従って、県の単独河川改修事業についても、できるだけ公共事業として、取り込んでいけるものについては、積極的に取り込んでやるという形にしております。ただ、厚狭川全体については、こういう災害が二度と起こらないようにするためには、河川改修を、これからどうしたらいいのか、今、河川整備計画の見直し等もやっておりますから、それに伴って、今後、さらに別の形での予算が、これからも出てくると思いますけれども、当面は、復旧に向けて、とりあえず、これだけの予算措置をしたということです。


朝日新聞

 2カ年度で5億3千万円という額についてなのですが、先般も、記者会見で、JR西日本広島支社長から、全部で、ざっくりと10億から15億くらいかかると聞いたのですが、負担割合のようなものについて、詰めた協議はされているのですか。


知事

 負担割合といいますか、JRが独自でやらないといけないところがかなりあるわけです。私どもとしては、河川との絡みで、できるだけ公共事業として、取り組めるものは積極的にやっていこうという姿勢で取り組みましたので、それ以外に、信号機の関係ですとか、JR独自で取り組まなければいけないことが、他にあるということで理解していただければと思います。


朝日新聞

 そういう意味では、県としては最大限の配慮といいますか、手当てをしたということですか。


知事

 そうです。


中国新聞

 JR独自のものに対しては、財政支援しないということですか。


知事

 そうですね。河川改修との絡みで出てきたものを中心にやったということです。


山口放送(KRY)

 JRさんがおっしゃっている10から15億かかる費用のうち、県が5億を持つという考え方ですか。


知事

 そういうふうに、必ずしもきちんと整理はできません。本来、河川改修の中で県がやる事業もあるわけですから。それをさらに拡大して、広げていってやることにしたということですから、全体の事業費に対しての負担割合がどうだということではなくて、河川改修事業を、できるだけ公共事業で取り込めるものはできるだけ取り込みながら、支援をする形にしたということです。


朝日新聞

 橋脚とかは、厳密にいえばJR西日本の所有物なのかもしれないですが、河川工事で取り込める部分、川の中に入っている橋脚とかそういう部分についても、支援していくということですか。


知事

 そうですね。


山口朝日放送(YAB)

 利用促進策を、セットで考えていくべきではないかというようなご発言もあって、地元でも協議が始まったのですが、その取組を促すということを含めて、地元での協議、どのような点を期待されますでしょうか。


知事

 これから地元を中心に、利用促進は具体的に検討されてくると思います。従いまして、復旧工事とは別に、やはり、将来的なことを考えれば、利用促進策も、当然、進めなければ、同じような問題が別の形で出てくる可能性もありますので、しっかりと対応していかなければいけないと思って、これは地元を中心に、まずはやっていただくという形で、対応していきたいと思っています。


山口新聞

 その中で、先ほど広域観光の面でも、とおっしゃいましたけれども、あらためて、県の方で協議、利用促進の場に積極的にかかわっていこうというお考えというのはないのでしょうか。


知事

 これについては、オブザーバー的な形で参加しながら、例えば、観光の関係で応援をしなければいけないことが出てくれば、県としても、当然のことながら、応援をしていくという姿勢で対応していきたいと思います。


山口新聞

 この前、広島支社長が会見された時には、まだ、復旧までの見通しも立たずに、最低1年以上かかるというのは、短くならないとおっしゃったんですけれども、知事として、県も復旧工事を支援する立場から、できればいつまでに復旧してほしいという思いはないのでしょうか。


知事

 私の思いとしては、国体の前には復旧をしてもらいたいと思います。ただ、これについては、かなり技術的な問題が絡んできますので、それが本当にできるかどうかということは、これからということになります。基本的には、渇水期は11月から4月までですから、その間でどこまでできるのか、そして、技術的な問題が解決して、渇水期以外にも工事ができるという形になれば、国体の前に、ということも、可能性としてはあると思いますから、そこも、別途、精力的に詰めて、私の思いが実現できるよう、これからも努力していきたいと思います。


山口新聞

 それはJRの方には、もう伝えられているのですか。


知事

 私の思いはもう伝えてあります。


朝日新聞

 美祢線については、利用者が1日600人ぐらいと低迷していて、それに沿って道路も走っているので、このまま廃線になる、利用者が低迷していることもあって、廃線という懸念があったわけですが、それでも、県として、これだけの多額の県費を投入して、存続を助けなければいけないというのは、知事としてはどういう思いがあってのことですか。


知事

 やはり、陰陽を連絡する大変重要な路線だということがあります。従って、そういう思いの中で、厚狭駅、新幹線の駅も、県も支援をして、あの駅ができたわけですから、新幹線の駅も積極的にこれからも活用できる形にしなければいけない。そうしますと、美祢線をいかに利用促進を図るかということが大変重要になってきますので、いろいろな知恵を出して、これから利用促進に向けての努力はしなければいけないと考えています。


NHK

 日本体育協会が、山口県代表選手の参加資格について、一部、疑義があるということで、調査委員会を立ち上げましたが、それについて、知事、どのようにお考えですか。


知事

 日本体育協会と山口県体育協会、あるいは競技団体との間で、住所についての解釈の違いから出てきたものだと思っております。従って、今、日本体育協会の方で、第三者委員会を作って、この問題について、規定の見直しも含めて検討するとされておりますから、県としては、検討された結果を踏まえて、解釈に疑義のないような形になれば、それに沿って対応していきたいと思っております。


NHK

 今、規定のルールが、大きく3つあって、住所、住民登録とですね、日常生活があるところが一致しないと出れないとなっているのですけれども、山口県の代表選手の中には、県外出身で、ずっと今まで県外でいた方が、居住地を変えないまま、住民票をこちらに移したけれども、そのまま練習しているという人がいると思うのですけれども、それに関して、日本体育協会の方が、文言から言うと、ちょっとラインを越えているのではないかということで、調査を始めたみたいなのですが、その辺はいかがですか。


知事

 確かに、日常生活という言葉が入っておりますね。日常生活とは何なのかということになると、その辺の具体的な基準がない状況が、今日まで続いてきたと、一方で、私どももそういう非常にあいまいな基準の中にありましたから、これまでの国体と同じように、他の県、先催県の事例とか、中央競技団体の意見とか、各大学の監督からの助言とか、そういうことも参考にしながら、選手の確保に努めてきたわけです。従って、先ほど言いましたように、解釈の違いが出てきたということがありますので、きちんと日本体育協会の方で考え方の整理ができれば、それによって、私どもは対応していきたいという考え方でおります。


NHK

 今の選手の選考のあり方に関して、第三者委員会が、見直した方がいいという指摘をするのであれば、県としても、それに従うということですか。


知事

 これは、山口県だけではなくて、他の県も、全国的に調査をするということですから、全国的に調査をした上で、ルールが決まれば、それに沿ってやっていきたいと思います。私どもは、日常生活うんぬんというだけではなくて、先ほど言いましたように、先催県の例とか、そういうことも含めて、全体が一つの、言ってみれば、慣例的なルールというふうになってきたという思いの中で、選手の獲得をしてきたということですから、その辺の考え方に、少し食い違いがあったということだろうと思います。


毎日新聞

 国体の1年前ですが、この時期に出てきたことについては、知事の率直な意見としては、先催県に沿ってやってきたのに、どうして今ごろという思いもあるのですか。


知事

 いえ、これは、私がどうこう言うことではなくて、県民の方の中から、日本体育協会の方に対して、県外で活動している選手が、山口県選手として国体に参加していく実態があるけれども、問題はないかという照会があったという中で、日本体育協会としても、検討をするということになったわけですから、これについては、私としては、素直に受け止めて、結論を待ちたいと思っております。


中国新聞

 その慣例が駄目だとなったときにですね、今まで、知事がおっしゃっていた総合1位ですね、その辺りの関係も出てくるのかなと思うのですが。


知事

 これは、どういうふうになるのか、その辺は分かりませんけれども、やはり、開催県でやる以上は、できるだけ上の成績を目指していくということが大事ですから、この結論がどうなるかにかかわらず、天皇杯を目指していきたいという気持ちで対応していきたいと思います。結果がどうなるかは、また別だと思いますけれども。


毎日新聞

 一般の市民感情からするとですね、どうして他県から選手を引っ張ってきて、山口県の選手としてエントリーしなければいけないのか、ということがあると思うのですけれど、それに対してはどう説明されますか。


知事

 いろいろな考え方はあると思います。今、言いましたように、全国的な、一般的な慣例的なルールの中でやってきたわけですけれども、そんなこともする必要はないのではないかという意見もありましょうし、やはり、開催県としてやる以上は、ルールを無視してやってはもちろんいけませんけれども、一定のルールの中で選手を獲得して、天皇杯を目指すということは、地元としては非常に盛り上がるわけですから、積極的にそういうことに取り組んでいきたいという意見もありましょう。私としては、積極的に選手の確保をしたいという思いの中で、一定のルールの中で、努力をしてきたつもりです。このルールがきちんと明確になれば、当然のことながら、それに従って対応していかなければいけないと思っております。


朝日新聞

 県有施設の見直しで、廃止が決まった大島、光、萩青年の家、21世紀の森と長者ヶ原等ですが、この廃止の時期のめどはそれぞれいつくらいですか。


知事

 光青年の家は、国体の宿泊場所で使うことになっておりますから、ここについては、来年度の末です。23年度末だから、再来年の3月で廃止です。それ以外は、今年度末で廃止です。


朝日新聞

 いずれも、大島青年の家、萩青年の家、21世紀の森、長者ヶ原が今年度末で廃止ですか。


知事

 ええ、今年度末で廃止です。


毎日新聞

 都市公園の移管は。


知事

 都市公園は、24年の4月に移管です。


朝日新聞

 都市公園2つは平成24年の4月に移管。これは関連の条例案とかを県議会に出すということになるのですか。


知事

 はい。そういうことになります。


山口朝日放送(YAB)

 この県有施設の見直しに伴って、県の、人件費なども含めて、財政的な確保ができる額というのは、おおよそでいくらくらいなのでしょうか。


知事

 財政的な面からというよりは、施設が老朽化して、この際、この施設をどういうふうにしていったらよいのかという視点から考えてきましたので、財政当局の方で分かれば、後ほど話を聞いてもらえればと思います。


毎日新聞

 後でいいのですけれど、利用実態とかそういうことも分かりますか。


知事

 それもまた。


山口新聞

 それと、廃止後の施設の扱いなのですけれども、どのように処理されるのですか。


知事

 これは、私の方は、もう廃止と決めていますけれども、廃止した施設を、関係の市町で、今後活用したいということであれば、活用していただきたいと思いますし、そうでなければ、もう、完全廃止ということになります。地元の市町に、その辺の判断についてはお任せをしていくということです。


中国新聞

 移管に向けての協議をされたのですか。


知事

 今、しております。ほぼ終わりましたけれども、なくなるものについては、全面的にOKだということには、なかなかまだなっていない所もありますけれども、もう県としては、こういう方針を決めたということです。


山口新聞

 例えば、地元の市などが活用される場合というのは、その売買のやりとりとか、そういう金銭的なやりとりというのは発生するのですか。


知事

 県としては、特に、それは考えておりません。


山口新聞

 公園と同じように、すべて移管という形になるのですか。


知事

 ええ、そうです。


毎日新聞

 移管ですか。


知事

 移管といいますか、要望があれば、その施設を使うことについては、市の方なり町の方で判断していただくという形になると思います。


毎日新聞

 移管というのは、所有権の移管ですか。管理権の移管ですか。下関の公園なんかは。


知事

 少し複雑なので、後でまとめて聞いていただければと思います。


テレビ山口(TYS)

 冒頭に、サマーレビューの話の中で、来年度の予算が実質、最後の予算で、総仕上げという話をされましたが、来年度予算編成がまもなく始まると思いますが、あらためて、どのような予算にしていきたいか、お聞きしていいですか。


知事

 まず、今、「達成可能」としているものですが、これについては、数値目標を達成可能だと言っているので、それに伴う具体的な施策がありますから、これについては、必ず目標を達成するように予算措置を万全にします。それ以外に、ここで「目標」としているものは、なかなか目標の数値には届かないだろうということで整理をしておりますが、ただ、目標数値の中に、具体的な施策がそれぞれぶら下がっておりますから、そのぶら下がっている施策について、何をこれから重点化していくのか、今後、予算編成方針を検討する中で、詰めていきたいと思っております。従って、この秋に予算編成方針を示す中で、どの部分に重点を置くかということは、また、お示しできるのではないかと思います。


テレビ山口(TYS)

 その中で、聞きづらい部分もありますが、予算の中で、県債が過去最高というのが毎年のことになっているのですが、そういう意味で、県債についてどのような認識でいらっしゃいますか。


知事

 県債には、大きく分けて、公共事業をやるための建設県債と、それからそれ以外の、福祉とか医療とか教育などに使っている赤字県債というのがあるわけです。公共事業については、県はずっと抑えてきましたので、こちらの県債は、われわれの努力によって、抑えてこられているわけです。ところが、赤字県債は、いわゆる臨時財政対策債といって、国の措置として、当面、交付税措置ができませんから、臨時財政対策債として、とりあえず、県の方で対応していてくださいという形できているものですから、これを減らすとなると、福祉とか医療とか教育とか、そういう分野に影響が出てくるということになりますので、なかなか、私としては、それを減らすというのは難しいと思っております。

要は、国の地方財政対策がどうなるかによって、赤字県債が増えるか減るかということにかかってきますので、国に対して、交付税措置をきちんと、赤字県債の発行ではなくて、やってもらいたいということを強く要請していくことで対応しなければいけないと考えております。


中国新聞

 県有施設の見直しですが、他にも県有施設はたくさんあると思うのですけれども、これらも、順次、移管なり廃止なりしていくのかということと、運営費の負担割合の変更とか、その辺りの協議も、今後していくのですか。


知事

 これは、他にも、例えば、ウェルネスパークといいまして、萩と柳井に施設があるのです。これらも協議はしましたけれども、なかなか市の方の納得が得られないということもありまして、これはいつ結論が出るか分かりませんけれども、継続的に協議は続けていきたいと思っております。


朝日新聞

 その協議というのは、廃止と移管とどちらを視野に。


知事

 これは大きな施設ですから。


朝日新聞

 では、移管を視野に協議をされるのですか。


知事

 移管ができないかどうか、実質的には、それぞれの地域の方が使っておられる施設ですから、できるだけ地域に移管をしていきたいという思いで、今、やっておりますけれども、何しろ、かなり維持管理費等がかかるものですから、なかなかご理解をいただけないという状況が続いているということです。


山口新聞

 まもなく、来年度の予算編成の方針も固まってくると思うのですけれども、現時点で、財源不足額とか、見込みとか、どういう見通しでしょうか。


知事

 今は、国の方の地方財政対策が全く分かりませんから、財源不足額がどうかということも全く今、分かりません。ただ、そういう状況の中でも、先ほど言いましたように、学校の耐震化の関係とか、私が、達成可能であり、必ず達成しなければならないといった思いのものは、どういうふうに財源がなろうとも、これについては、必ず達成するという決意でおります。


山口新聞

 その財源というのは、県債を発行してでもという考え方なのですか。


知事

 そうです。これは、まさに、県が独自で判断できる県債ですから、これについては、私の責任で対応していくという考え方です。


朝日新聞

 愛宕山の件でお聞きしたいのですが、先般、榛葉(しんば)副大臣が来られたときに、知事は、これまでも、米軍再編がパッケージであるという中で、岩国の艦載機をどう考えるのかというところにこだわって、国との交渉のスタンスにされてきたと思いますが、そこの部分で、なぜ、岩国基地だけ抜き出したのかというところについて、あの場で明確に説明を求められたような印象がなくてですね、知事のパッケージ論という部分について、どうおっしゃったかというところの発言なのですが、「米軍再編関連施設となっていますから、私どもとしては、売却する立場になれば、再編ということに着目せざるを得ない。従って、他にも、岩国市等が、防衛省といろいろな協議を重ねておりますから、それについての理解が得られて、全体的に容認ということになれば、私としては愛宕山についても売却するという方向で整理したいと思う」、ここの部分が、おそらく、知事としては、パッケージ論というところについて、念を押されたということだったのではないかと推察はするのですが、榛葉副大臣が、この部分をとらえて、岩国基地だけ抜き出して進めようとした理由の説明を求められているというふうに受け取ったとは思えないような感じがしてですね。


知事

 榛葉副大臣が、前回、来られたときに、私は、全体が統一的なパッケージになっておりますよね、という話をして、その時に、パッケージですという話は、既にされています。ですから、パッケージだという前提の中で、私は、今回、話をしたということです。パッケージというのは、今の、新政権が全体的に閣議決定をしていますから、パッケージですね、と言えば、当然、全体的にまとめてやっていますという話ですから、そこはもう確認する必要はないと判断しています。


朝日新聞

 もちろん、そうなのですが、パッケージであるはずの米軍再編の中で、岩国基地だけ、まず、先行して閣議決定もされて、艦載機移転を従来どおり進めるということが、先に閣議決定されて、そこについて、おかしいのではないかという懸念をお持ちだったわけですよね。それで、それについての十分な説明がなければ、愛宕山は売らないというスタンスを持っておられたと思うのですが。


知事

 いえ、閣議決定そのものは、全体的に、今年の5月だったかな。


朝日新聞

 その前、2月に、岩国基地の米軍艦載機移転だけは進めるんだという閣議決定がされていると思いますが。


岩国基地沖合移設対策室次長

 政府の質問主意書に対する答弁書が閣議決定されておりますけれども、政府全体の取扱いとしては、5月28日に、日米合意に基づいた閣議決定で、ロードマップどおり進めるという最終的な閣議決定をされたと。


朝日新聞

 その経緯は分かるのですが、要は、その2月の時点で、艦載機移転だけ、なぜ、それを抜き出して進めるのかというところに、知事もですし、県民としても、あるいは自民党の県連なんかも、そこはおかしいんじゃないかということをずっと言ってこられて、そこについて、国側の納得のいく説明を求めるという姿勢を、知事はこれまでも示されてきたと思うのですが、そこについて、あの場で、榛葉副大臣に、どうして、昨年末以来、岩国基地だけ抜き出して進めることになったのかというところの説明を求められたというふうには、あの場で取材していて、受け取れなかったのですが、そこはどうして説明を求められなかったのでしょうか。


知事

 全体のパッケージの中で、それぞれ地域ごとにいろいろなものがあるわけですから、個別に、国の方は、それぞれの所に当たって、説明をしながら進めていくと。それは、あくまでも、一つの経過の中の話ですから、岩国の問題について、私は、全体的には、榛葉副大臣が、この前来られたから、山口県は先に進めているのだという理解はしていません。 最後の段階で、結局、普天間の問題が、見通しが立たないうちに、岩国にだけ、空母艦載機の移駐をやるということになってしまうと、これは問題ですから、最後のところで、できないという判断をしなければならないということで、途中で、どちらに先に来た、どちらが遅れたという過程の問題を、私は言っているわけではないということなのです。


朝日新聞

 昨年末の時点で、普天間の移設の問題を見直すと、当時は、県外移設とか、あるいは国外ということまで取りざたされていて、あの時点で、そういう、普天間が流動的な情勢にあったにもかかわらず、岩国基地だけは、従来のロードマップどおり進めることにしたということについての説明を、もう求める気はないということですか。


知事

 これは、閣議決定をきちんとされましたから。閣議決定をされる前は、いろいろな経過がありましたから、非常に分からないという状況がありましたが、一応、国の方は、閣議決定を全体でされたということですから、後は、どこからどういうふうに進めていくかというのは、これは、岩国の方に先に来られたからおかしいとかいうことを、個別に判断することではないと考えています。


朝日新聞

 それでは、閣議決定された時点で、その閣議決定に至る経緯みたいなところについては、もう問題にされないということですか。


知事

 ええ、閣議決定によって国の方針が決まっていますから。後は、今から先、普天間がどうなるかというのは、当然見なければいけませんが、政府としては、今、方針が決まっているので、そこのところについて、問題を蒸し返して言うことはしないということです。


毎日新聞

 関連して、愛宕山なのですが、議会運営委員会の中で、冒頭、議会初日に説明するべきではないかと、共産党県議の方から指摘がありましたが、現在の見解はいかがでしょうか。


知事

 これは、今日、議会運営委員会の中で、そういう話もあったということは、聞いております。私は、当然、県議会への質問の中で、こういうことについては、出るであろうと思って、その時にきちんと整理をした上で、答弁をしようと思っておりましたけれど、そういう意見もあるようですし、また、議案説明をどうするかということを、内部でまだ決めていませんから、今から検討する中で、愛宕山問題についての私の考え方を整理して、説明をさせていただこうと思っております。


毎日新聞

 現状としては、岩国がまだ結論が出ていませんが、県の認識としては、当然、岩国の推移を見るというのは。


知事

 もちろんそうです。今まで申し上げたことを整理して、議案説明の中で、説明させていただこうと思っております。


朝日新聞

 先ほど私が話した、榛葉副大臣が来られたときに知事が言及された部分に引き続いて、「これからいろいろな動きがありますから、その中で、原則として、今、申し上げたようなことで考えていきたい。全く、一切、この条件から外さないというわけではありませんけれども」、というふうにおっしゃっているのですが、これは、相当、弾力的な運用というかですね、知事が、これまで愛宕山売却に当たって、交渉に当たって、示されてきたご自身の姿勢というものから、かなり弾力的に運用するというような姿勢なのかなとも受け取れるのですが、その辺りはいかがですか。


知事

 これは、国との関係で申し上げたのではなくて、岩国市との関係で、その部分は申し上げたつもりです。というのは、私と岩国市長との考え方が、どうも、少し違う面があるということから。


朝日新聞

 そこは、米軍再編ということについてということですか。


知事

 米軍再編ではなく、愛宕山の土地の売却問題について、違いがあると。


朝日新聞

 その違いというのは、米軍再編ということのパッケージというところにこだわるかどうかという部分ですか。


知事

 そうです。私は、全体的に再編容認ということにならなければ、土地は売却しませんよと言っているわけですけれども、市長は、どうも、そうではなくて、個別に問題が片付けば、売却をしてもいいのではないかというニュアンスの発言をされているようですから、その辺の調整が、これから出てくる。従って、私としては、私の考え方を一方的に、これで行こうというふうに言えるのかどうか、岩国市の意見もよく聞いた上で、判断しなければならないということがあって、そこのところは、少し弾力的な言い方をしたということです。


朝日新聞

 それでは、あそこの部分は、国との関係ということではなくて、岩国市との関係で、いろいろな動きがあったりして、その前におっしゃられた米軍再編についての知事のスタンスは、あくまで原則であって、全くこの条件から外さないというわけではないけれども、ということですか。


知事

 これは、岩国市との関係ということで、理解していただきたいと思います。


山口放送(KRY)

 愛宕山の関係でですね、市議会での説明会の中でも、都市計画との整合性辺りの話も出てきているかと思うのですけれども、今、売るか売らないか判断されておらず、岩国の意向を見守っている中で、その手続きに入れるかどうかはともかくも、検討として、今、防衛から示されている案がですね、今の都市計画上、合うか合わないかとか、時間がかかる都市計画の変更手続きを、先行して進めるお考えがあるのかないのか、条件を整えるということで。


知事

 まずは、今、国が示した利用計画そのものを地元として、受け入れるのかどうなのかということが先だと思います。それを踏まえて、それで了解ということになれば、それを受けて、手続き的にどうするかということが出てくるということです。


山口放送(KRY)

 何かしらを先行して、手続きを進めていくということは、ありえないと。


知事

 これは、今は、ないと思います。


時事通信

 民主党の代表選で、菅直人首相が再選をされましたが、課題山積の中、地方自治の関係で、知事が期待するもの、もしくは所感等についてお伺いします。


知事

 私としては、当面は、円高等に対する対策、経済対策は、まず最優先に取り組んでもらいたいということが、第1点です。それから、地域主権改革関連3法案が、国会に提案はされましたが、通っておりませんから、直ちに、これを通してもらいたい、大きくはこの2点だと思います。それから、もう1点、併せて申し上げますと、私は、今もって、最初のマニフェストの中の、いわゆるバラマキ的だと言われている各施策については、もう一度、しっかりと見直していただきたいと思います。例えば、子ども手当によって、日本の国をどうしていくのかとか、農業政策をどうしていくために、所得補償が必要なのかとか、高速道路の無料化については、地球温暖化との関係をどう整理してやっているのかということが、今もって、私にはどうしても理解できないところがありますから、そういうことも含めて、もう少し国のビジョン的なものを、この際、はっきり出していただきたいということも願っております。




作成:山口県総合政策部広報広聴課


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