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知事記者会見録・平成26年2月28日実施分

ページ番号:0012989 更新日:2014年2月28日更新

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日時 平成26年(2014年)2月28日(金曜日)
11時30分~11時53分
場所 県庁2階 記者会見室

会見する村岡知事

発表項目

  • 平成26年度当初予算(案)について

知事

 本日は、お手元に配布をいたしました資料のとおり、平成26年度の当初予算案がまとまりましたので、その概要を発表させていただきます。
 まず、1ページをご覧ください。予算編成方針でありますが、平成26年度当初予算案は、私の知事就任後、限られた時間の中での取り組みとなりましたので、一般会計につきましては、通年予算ではありますが、経常的経費や継続事業を中心とした、いわゆる「骨格予算」としたところです。
 具体的には、歳出のうち義務的経費と経常的経費、また、過年度分を含む災害復旧費につきましては、年間所要見込額を計上しておりますが、公共事業関係費については、年度当初からの執行が必要な継続箇所を中心に、前年度当初予算額の50パーセント相当額としているほか、施策的経費も、基本的には継続事業のみとしております。
 この結果、予算規模は2ページのとおり、6533億円となり、本年度当初予算と比較して、5.8パーセントのマイナスとなっております。
 当初予算案の編成に当たりましては、「骨格予算」としましたが、県民生活に影響が生じることのないよう、十分配慮したところです。
 こうした観点から、年度当初から直ちに対応すべき喫緊の課題につきましては、所要の経費を計上いたしました。
 その第一は、8ページの国の経済対策への対応であります。
 消費税率引き上げによる駆け込み需要とその反動減の緩和を趣旨とする、国の「好循環実現のための経済対策」に呼応して、県内の景気・雇用の安定と向上に資する事業につきましては、経済対策関連基金等を活用し、平成25年度3月補正予算と合わせて、必要な予算措置を講じております。
 第二は、14ページの「社会保障・税一体改革」への対応であります。
 4月からの消費税率引き上げによる本県の平成26年度の増収は、消費税の交付税法定率の引き上げによる影響分も含め、約47億円と見込んでおり、これにつきましては、子ども・子育て支援や医療・介護の充実をはじめ、全額を社会保障施策に要する経費に充当しております。
 なお、増収分の活用については、社会保障制度改革に伴う国の新たな制度が検討中であることなどから、必要に応じて、今後見直しを行うこととしております。
 第三は、国の政策の見直しへの対応であります。
 まず、17ページの高校の実質無償化につきましては、公立・私立で二本立てとなっている現行制度から、一定の所得制限を設けた上で、就学支援金を交付する制度に一本化されるとともに、低所得世帯の教育費負担を軽減する給付金制度が創設されるなどの見直しが行われますので、これに対応した所要の予算措置を講じております。
 また、19ページの農業政策改革については、新たに設置する「農地中間管理機構」が行う、農地の借り受けや貸し付けを通じた担い手への農地集積の取り組み等を推進するため、所要の経費を計上しております。
 当初予算案については以上ですが、私としては、公約に掲げた県づくりを具体化するための新たな取り組み等につきましては、いわゆる「肉付け予算」として、追加の補正予算措置を講じる予定としております。
 詳細については、もう少し時間をいただいて、さまざまな課題の分析や、事業内容の検討を進め、私の目指す「活力みなぎる山口県」の実現に向けて、真に必要な施策を構築してまいりたいと考えております。
 私からは以上でございます。

中国新聞

 中国新聞です。先日の会見でもお伺いしましたし、今も言及がありましたけど、追加の補正予算の措置をされると、これについて、時期についてはいつ頃をお考えかというのをあらためて。6月というのが一般的にはそうだろうということでしたが。

知事

 6月を基本に考えております。

中国新聞

 その中で課題をこれから把握されてということでしたけれども、6月に向けてはどういった観点で予算を構築していきたいのか、どういったことを重視されるんでしょうか。

知事

 今回、5つの突破力ということで、私の方で掲げた公約ですね、それに沿った形で組み立てていくことが必要だと思っております。今やっている当初予算とそれから足りない部分というのを、さらに庁内で、課題ですとか今後の目指すべき方向というのを議論した上で、それに沿った施策というのを計上していきたいと、そのように考えております。議論をこれからしっかりと庁内でしていこうと思っております。

中国新聞

 今足りない部分という話がありましたけど、現時点で知事ご自身が感じてらっしゃる足りない部分というのはありますか。

知事

 産業戦略の取り組みとか、今継続事業が中心でありますので、そこも新しい取り組み、どんなものが直ちに取り組めるかということはあると思います。
 後は子育てですとか、社会保障の関係、医療・介護・福祉の関係とか、どの程度あるのか少し現状分析して、これはきめ細かな対応が要ると思いますので、対応できるものがあれば考えていきたいと思っております。

共同通信

 予算とは外れるんですけど、周南市出身のまど・みちおさんが亡くなられまして、県出身の文化人ということで、何か知事としてコメントがあればお願いします。

知事

 まど・みちおさんの訃報に接して大変驚いております。
 まど・みちおさんは、日本を代表する童謡詩人として80年間にわたって活動を続けられて、日本人として初めて国際アンデルセン賞作家賞を受賞される、そういった世界的に活躍をされておられました。まど・みちおさんが作られた、「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」など、おおらかでユーモラスな数多くの名作は、子どもはもとより大人まで広く親しみを持って愛唱されており、永遠に私たちの心に残ることと思います。
 県民を代表して、ご生前の輝かしいご功績に対して限りない感謝の念をささげて、安らかなご冥福をお祈り申し上げます。

共同通信

 娘さんに歌ったことはあるんでしょうか。

知事

 ええ、定番の歌は歌っています。「ぞうさん」、「やぎさんゆうびん」、後「ふしぎなポケット」ですか、歌っています。

中国新聞

 今の関連ですが、直接何かご面識があったということはないんですか。

知事

 それはないですね、作品はよく存じていますが。

山口新聞

 山口新聞です。予算に戻るんですが、地方財政に長けておられるということでお伺いするんですけど、山口県の県債残高が26年度末の見込みで1兆2870億円で、1兆3千億は超えなかったにしても過去最大と。基金の残高は154億円と。これを県民一人当たりに直すと、借金が90万7560円で、貯金が1万872円相当と。この県財政というのは、率直にどういう状況だと思われますか。

知事

 県債残高が増えているという点については、課題として大きいと思っております。県債については、一般分と特別分と、これまでも県の方で分けて整理をされていると思いますけれども、特に一般分をできるだけ抑えていく、プライマリーバランスの黒字を維持していくということと基本的にはセットになると思いますけれども、そういった取り組みを引き続きやっていかなければいけないのだろうと思います。
 増えているのは、特別分という、これは主には臨時財政対策債という赤字地方債ですね、私も国でまさにこれをやっておりましたので、いかにこれを抑えていくかというのが、地方財政の国会での議論の中でも一番大きな課題と言っていいと思います。私、今回選挙に出る直前まで26年度の地方財政対策をやっておりましたので、その中でも、交付税を増やして、臨時財政対策債の発行を前年度よりも減らすというところは、特に財政当局、財務省ともしっかりと折衝してそういった形ができて、かなり臨時財政対策債、今回県の方でも新規の発行は抑えられてると思いますけれども、地方全体でもそこは抑えたわけです。
 これは、一つは税収をしっかりと増やしていくということと、交付税を増やしていくということと二つあるんですけれども、まず、税収を増やしていく部分については、アベノミクスの効果もあって日本全体でプラスになっているし、今回の県の税収も増えていると思います。今回、私も、これから取り組んでいきます産業戦略の取り組みもしっかりと進めて、県の経済の活力を高めて税収を増やしていくということが、一番財政を健全化する上で基本になることだと思います。
 それから、今回は消費税の引き上げがあります。それも、初年度はまだ未平年度化なのであまり額はないんですけど、これから増えていくし、さらに産業戦略を着実に進めていくことによって、税そのものが増えていくということにもなりますから、そういった取り組みを着実にやっていく必要があるんだろうということですね。
 後は、交付税そのものも国税が増えればおのずと増えるんですけれども、国全体では法定率の引き上げという、所得税や法人税、国税の5税から一定割合が交付税の財源になるわけですけれども、その部分をちゃんと充実していくということとか、国においてさらに取り組みを進めてほしいことはあります。
 そういったことを進めることによって、この特別分というのはかなり減るわけですね。ですから、国の取り組みも重要ですし、地方でも税収を上げる取り組みをすることによって、この部分というのを極力抑えるということが全体を抑える上では特に重要かなと思っております。

山口新聞

 そういう意味では税収アップっていうのは、なかなか後になってくるということで、今回肉付け予算をですね、6月に組もうと思えば、財源というのは、新たな県債を発行するしかないのかなという気がするんですけど、その財源はどうされますか。

知事

 財源は、基金とかですね、財政調整基金とか、通常その財源として活用している基金がありますので、それを使うということは、念頭に置いております。ただ、当然、財政の健全化というのは、大前提としてありますので、そこは当然、考慮しながら考えていくということに努めたいと思います。

中国新聞

 すみません。今の関連なんですけども、財政当局の方からはですね、基金が年度末に150何億円でしたかありまして、100億切らないっていうのが、一つ山口県のこれまでの方針としてあるというのが、ご説明のようですけども、知事としては、そのラインですね、100億切るような、そういう残高を切るような予算はしないというのは変わらないですかね。

知事

 そうですね。それは念頭に置いて取り組みたいと思います。

中国新聞

 そうすればフリーハンドというのかどうか分かりませんけども、一般財源ベースが50数億円の、その予算規模ですね、6月に向けての財源としては、どう多いのか少ないのか、もっとあった方が良いのは良いと思うんですけども、どういうふうに評価といいますか。どうなんですかね。

知事

 そうですね。額ありきで考えているわけではなくて、やっぱりどういった課題があって、たちまちこの6月に速やかにやるべきものはどんなものがあるのかというのを考えた上で、施策を組み立てたいと思いますので、そこは今の時点ではあまり意識はしていないですね。

テレビ山口(TYS)

 すみません。テレビ山口ですけれども、長期的に見るとですね、公債費と扶助費が年度、年度増えてきてると。

知事

 公債費と扶助費。はい。

テレビ山口(TYS)

 増えてきてるという状況なんですけども、それへの対応というのはどういうふうに考えておられますか。

知事

 やっぱり扶助費というのは、社会保障関係ですからこれはおのずと増えていくわけですね、だからそれ以外の経費というのをいかに抑えるかというところが一つあると思います。公債費は増えていますけれども、これは、どこかでは頭打ちになるはずなんですね、投資自体を抑えてきている分の、その償還というのが、今度は追い掛けていって下がっていくはずなので、そこでどれだけ吸収できるのかという辺を見ていかなきゃいけないかなということを思います。
 後は、本当に、事業の見直しというのは、これまで取り組まれておりますけれども、それがどの程度生きるのかというのをさらに精査をしていくということと、収入の方ですね、しっかりと財源を確保する。税収のアップとか、そういったことにとにかく取り組むことによって、歳出はやっぱりどうしても必要なものというのは、一定のボリュームがありますから、それに耐えうる財源の構成ということでは、税収の確保もそうですし、国における取り組み、先ほど申しましたような、交付税の取り組みとか、さまざまなことも求めていって、財政が健全になるようにしていくということに尽きるかなと思います。

テレビ山口(TYS)

 その中で、義務的経費としてですね、たぶん職員の人件費という部分があると思いますけれども、それへの対応というのはどういうふうに考えられますか。

知事

 そうですね。当然、県の仕事をする職員というのは、マンパワーとしては、しっかり必要でありますので、その措置というのはしっかりとしていく必要があると思います。他方で、できるだけ効率的に行政を行うという意味では、どういった効率化が図れるのかというのは、よく話を聞いて考えていきたいと思います。
 どんどん削れば良いというものではないと思いますし、しっかりとした人というものを、マンパワーというのはですね、確保しなければ良い仕事もできないと思いますので、そこは両方のバランスがあると思いますので、しっかりと兼ね合いを考えていきたいと思います。

毎日新聞

 県債残高なんですけども、一般の部分は減らしてきてるんですけども、臨財債(臨時財政対策債)が増えるので結局全体通して増えてる状況ですかね。それで基本的に県がですね、やはり関与できるのは一般分だけだと思うんですけども、県に関与できないとこでですね、こう増えてきている状態、だけども増えてく状態ですね、事態に対しても、懸念を持たれているということですか。

知事

 はい。それはまさに地方全体が懸念を持っているところであります。本来この臨時財政対策債というのは、前の仕事の話になりますけど、地方交付税法上は想定されていないわけですね。地方交付税法上は、本来、財源が足りなければ交付税の法定率を引き上げて対応するということが基本的な発想としてありますので、これは国会においても常にそういう指摘を受けていて、私がいた総務省としてはできるだけその努力をしていきますと言っているわけです。それが叶えば、臨時財政対策債は発行しなくて済むわけなんですね。
 つまり、地方にとって必要なお金がこれだけいると、それは税収と後は交付税を確保できれば、地方が借金を負うことはないわけでありますから、そこをしっかりと法定率で確保されるという世界が一番目指すべき姿だと思います。
 それは一つは、国の税収が上がれば自動的に増える部分もあります、法定率の分がですね。それともう一つは、今回消費税が上がる分で交付税の法定率が増える分がありますので、それでかなり充実されてくることが、少し期待はできるんですけれども、それで足りるのかどうかということがあると思いますので、そこは引き続き、これは地方全体のことでもありますけれども、きちんと交付税の財源として、地方の財源不足を臨時財政対策債ではなくて、できるだけ交付税で確保するような働き掛けというのは、これは知事会全体でもそうですけれども、求めていくということは私としても行っていきたいと思います。

中国新聞

 すみません、先ほどのちょっと質問に戻るんですけれど、職員の人件費の話で、今、国の、ちょっと不勉強で申し訳ないんですけれども、東日本大震災を受けた給与カットがたぶん終わるタイミングじゃないかと思うんですけれども、今後のその職員給与のカット、独自の県としてのカットはですね、考えられるお考えというのはどうですか。

知事

 今回、昨年度ですね、国の方の給与カットの対応もあって、各県でも取り組みの要請が国の方からもされて、一年間限りでやったわけですね。それはその約束どおり戻すということでありますので、ひとまずは戻った状態、本来の状態に戻っていると思います。現時点でその次さらにどうするかということは、考えてはおりません。

中国新聞

 すみません、また変わって申し訳ないんですけれど、産業戦略の部分でですね、継続中心に事業が計上されています。知事選のさなかにもですね、いいとこ、引き継ぐべきところは引き継ぐと、足りない分は補っていくというのが基本的なスタンスとしておありだったと思うんですけれども、産業戦略に関して、例えばこういったものを追加したい、追加していくことが必要だというのはありますか。

知事

 そうですね、観光とかですね、新しい、大河ドラマの話とかもあると思うんですけれども、そういった部分はあるのかなと思います。よく精査をして、また考えていきたいと思います。

朝日新聞

 朝日新聞です。今回の予算は県内の景気とか雇用安定向上のために、かなり国の経済対策に呼応してると思うんですけれども、現在の県内の景気というのは、例えば日銀は回復基調にあると、今日の労働局長の会見でも、根っこの失業状況は厳しいものがあるが、緩やかに改善しているということを踏まえて、現在の県内景気について村岡さんはどんなふうな認識をお持ちですか。アベノミクス効果というのは普及してるんですか。

知事

 数字としては雇用の状況とかもですね、県内も回復をしているというふうにデータ的には私も拝見しておりますけれども、やっぱりまだ実感として、皆さんそういうふうに来てないよというふうにおっしゃられる方が多いと思いますね。ですから広がりが、一部回復している部分もあるのかもしれませんが、広がりというか、県民の多くの方々の実感としては、来てないという部分があると思いますので、そこが足りない部分なのかなと思います。
 ですから今回の経済対策も、しっかりと国の対策に対応して盛り込んでおりますけれども、当初予算もそうですけれども、さらなる国の政策と呼応した対応というのをしっかりとやっていくということに全力をあげたいと思います。

朝日新聞

 広島市とか高知で財政課長としていろいろ差配してきたと思います。今回は、総責任者ということで予算初めて組んだのですけど、何か違いますか。

知事

 やり方というのは、だいたい各県でも共通なものでありますので、違和感があるものはあまりないというのがあります。
 ですが、やっぱり県の財政状況とかあらためて聞いてみて、県債残高が多いとかですね、なかなか基金というのが、だいぶ足りないというかですね、厳しい状況にあるなという感じは持っております。
 全国的に見るとだいぶ財政状況は良くなっているところもあります。基金もですね、全国的にはだいぶ残高が増えてきたりとかいうような傾向も見られるんですけれども、なかなかこの山口県の状況というのが、全国的にここ数年続いているような、少し持ち直している感じよりは、少しそこまでいってないかなというか、厳しい状況が続いているなというふうに思いますので、そこはやっぱり財政規律というのはきちんと頭に置いていきながら、これからのこと、いろんな施策を当然進めてまいりますけれども、頭に置いておかなきゃいけない部分がかなりあるというふうに思っております。

山口朝日放送(YAB)

 山口朝日放送といいます。お願いします。初めての議会の議論始まります。さまざまな県の課題について、県議とのやりとりであったり、県民も注目していることもあるかと思いますが、意気込み、どういう姿勢で臨みたいかというのを教えてください。

知事

 私も初めてでありますので、議会の方とは真摯に向き合ってですね、丁寧に対応していきたいと思います。今回掲げている「5つの突破力」について、これは今回の議会というか、その次の議会になるかもしれませんけれども、自分としての考え方もきちんと議会にも丁寧に説明をしていきたいと思いますし、しっかりとした議論ができるといいなと思っております。

作成:山口県総合企画部広報広聴課

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