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知事記者会見録・平成28年4月26日実施分

ページ番号:0013031 更新日:2016年4月28日更新

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日時 平成28年(2016年)4月26日(火曜日)
11時00分~11時35分
場所 県庁2階 記者会見室

発表項目

  • 熊本地震に対する本県の対応について
  • 台湾への経済交流強化に向けたトップセールスについて
  • デスティネーションキャンペーンのロゴについて(資料(PDF:158KB)
  • デスティネーションキャンペーンのロゴについて(ロゴ(その他:208KB)
  • 平成27年度における県内2空港の利用状況について(資料
  • 求人確保促進月間(5月)の取り組みについて(資料

知事

 皆さん、おはようございます。
 今日、私からは、5点報告をさせていただきます。
 まず、熊本地震に対する本県の対応についてです。
 このたびの熊本地震では、甚大な被害が発生しており、まずは、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆さまに心からお見舞いを申し上げます。
 本県では、大きな被害はありませんでしたが、被災地では、家屋の倒壊や、土砂崩れなどが発生したことから、発災後、直ちに、人命救助を最優先に、緊急消防援助隊やDMAT等を派遣し、人命救助活動等の支援を行ったところです。
 また、被災地では、多くの方が避難を余儀なくされ、不自由で不安な日々を送られています。
 こうした中、「九州・山口9県災害時応援協定」に基づき、熊本県内の被災市町村を対象としたカウンターパート方式で御船町(みふねまち)を支援することとなり、職員派遣をはじめ、物資の提供など御船町のニーズに応じた支援を行っているところです。
 また、庁内に連絡会議を設置し、引き続き、情報共有を図りながら、被災者の皆さまが必要としているニーズを把握し、市町と緊密な連携の下で、必要な支援に迅速、そして的確に対応してまいります。
 次に、資料はありませんが、台湾でのトップセールスについてご報告します。
 前回の記者会見で発表しましたように、今月12日から14日にかけて、畑原県議会議長と訪台し、中堅・中小企業の展開や農林水産物の売り込み、観光客誘致を図るため、旅行会社や航空会社、大手スーパー等へのトップセールスを行ってまいりました。
 訪問先の交流協会では沼田(ぬまた)代表に、亜東関係協会では李(り)会長に、台湾最大手の旅行会社であるライオントラベルでは黄(こう)総経理に、大手航空会社の2社ではチャイナエアラインの張(ちょう)総経理とエバー航空の林(りん)協理に、最大手スーパーの全聯實業(ぜんれんじつぎょう)では徐(じょ)総裁に面会いたしました。
 また、昨年来県いただいた民進党の蔡英文(さいえいぶん)主席にも、幸いにお会いする機会を得たところです。
 限られた時間ではありますが、各界のトップの方々に、本県の観光の魅力や県産品等をPRするとともに、台湾との経済交流の拡大、深化に向けて、幅広い意見交換を行いました。
 航空会社では、韓国との連続チャーター便の良好な運航状況ですとか、山口宇部空港の国際線ターミナルビルの大幅な改修等について評価をいただいたところでありまして、チャーター便の運航拡大に向けて、事務レベルでの協議を進めていくことになったことなど、今後の展開を図る上で、大変有意義な訪問であったと考えています。
 今後は、今回の訪問で一層強まったトップ同士のネットワークを最大限に生かして、台湾からの観光客誘致やチャーター便の運航、台湾での県産農林水産物の売り込み、そして、県内の企業の展開が一層進むように、引き続き、しっかり取り組んでまいります。
 3つ目は、デスティネーションキャンペーンのロゴについてです。
 ご案内のとおり、来年の9月から12月まで、全国JRグループ6社と連携してデスティネーションキャンペーン(DC)を実施します。
 DCのキャッチフレーズ「維新の風が誘(いざな)う。おもしろき国 山口」については、先月25日の「やまぐち幕末ISHIN祭プロジェクト推進委員会」において発表されたところでありますが、これを受けて、DCのロゴについても決まりましたので、お知らせします。
 このロゴは、やまぐち幕末ISHIN祭の展開テーマである、歴史や自然、食、温泉、体験、おもてなし、この6つのテーマを6色で表し、DCのメインキャラクターであります高杉晋作のシルエットを通すことによって、本県の観光資源が維新の風に吹かれて、より多彩に、より広がりをもって未来へつながるイメージを表現しています。
 これから、このロゴを活用いたしまして、ポスターやパンフレットなどへの掲示や、のぼりや法被などの製作を通じて、積極的に情報発信を展開して、DCの機運を大いに高めていきたいと思っております。
 4点目は、平成27年度における県内2空港の利用状況についてです。
 発表資料のとおり、山口宇部空港については、大型イベントの開催や、大河ドラマの放送などがあったことから、定期便の利用者が4年連続で増加し、約90万5千人となりまして、平成18年度以来9年ぶりに90万人を突破しました。
 一方、岩国錦帯橋空港につきましては、約36万5千人で、3年連続で国の需要予測35万人を上回る、好調な利用状況を維持しています。
 なお、3月27日から就航した沖縄線につきましては、当初5日間の集計で、利用率68.8%と、好調な滑り出しとなっております。
 また、山口宇部空港の国際チャーター便につきましても、約4カ月間にわたって、韓国との連続チャーター便が週3往復で運航され、この利用が好調であったことから、運航便数及び利用者数とも過去最高を更新したところです。
 県内2空港のうち、山口宇部空港は、今年が開港50周年の節目の年となりますし、岩国錦帯橋空港は、1日4往復だったものが、東京線と沖縄線を合わせて6往復の運航体制となりましたので、各空港の地元市や利用促進団体と連携して、より多くの方々にご利用いただける空港となるように、一層の利用促進に努めていきたいと考えています。
 最後に、求人確保促進月間の取り組みについてです。
 お手元に配布しております資料のとおり、6月20日からハローワークにおける来春の高校・中学校卒業予定者の求人申込みが開始されることから、山口県では、本年も5月を「求人確保促進月間」と定めて、県、山口労働局、県教育委員会が連携をして、県内企業や経済団体等に対して、求人確保等について、私が先頭に立って、全県的な要請活動を行います。
 具体的には、新卒予定者の正社員採用枠の確保に加えて、非正規雇用労働者の正社員転換や、ワーク・ライフ・バランスの推進等について要請を行います。
 来月9日に、私が周南地域の企業を訪問して、求人確保等の要請を行うのを皮切りに、この月間中、県幹部職員により100社程度の企業を訪問するとともに、県内企業約2,000社に対して文書要請を行い、一人でも多くの求人を確保したいというふうに考えております。
 私からは以上です。

中国新聞

 DCのロゴの関係で教えてください。この資料の中に「やまぐちDMOによる戦略的な観光振興」というのが置いてあって、DMOは先週金曜日に観光庁の候補法人に登録がされたと思うんですけれども、このDCとDMOの関係をどういうふうに進めていくのかをですね、そこをちょっと教えていただけますか。

知事

 そうですね。DMOはこれから先、将来にわたって山口県の観光を、関係の民間団体もしっかり巻き込んでですね、そしてまたきちっと山口県の強みとか情報を分析して効果的なプロモーションをしっかりやっていこうということをですね、組織的に強化をしてやっていくということでありますので、これを具体的にとにかく取り組みを進めていって成果が上がるようにやっていきたいと思っておりますので、今回登録をいただいたことを大変うれしく思っていますし、しっかりと取り組んでいきたいと思っております。そういう中で、今回デスティネーションキャンペーンというまた大きなチャンスがあるわけであります。これは、JR6社が連携をしてですね、先ほど冒頭で説明しましたように、連携して全国から山口に誘客をする、大変大きなチャンスがあるわけでありますので、これもJRとも日頃からよく話をしておりますけれども、効果的なPRをしていかなければいけません。そういう中でですね、DCに向けましては、10月にこのDCの期間中の旅行商品の造成ですとか、誘客の拡大につなげていくための全国宣伝販売促進会議というのを山口で開催することにしております。そういう中で、いろんな観光の素材を磨き上げを図っていこう、掘り起こしとか磨き上げをしていかなければいけませんし、そういったことをしながら、山口県の魅力を、これ500社、500人の旅行会社とかメディアの皆さんが来られるということを見込んでおりますので、しっかりPRするいい機会でありますから、そういった中で視察ツアーの実施とかですね、実際に体験とか体感とかいろいろと旅行の中でしてもらうものも、実際来てもらった方にですね、旅行会社、メディアの方にアピールしようとしておりますので、それは大変重要な会議、会議というか実際現地に行って見てもらうツアーも含めて大変重要になってきますので、当面そこに向けてしっかりとしたアピールができるようにいろんな県内の観光の資産だったり、どういったルートが作られるのかとか、どういった楽しみが提供できるのかという部分をよくよく精査をして、また磨き上げていかなければいけませんので、そこをまずは目指してやっていきたいなと思っています。

中国新聞

 そういう意味では、先行的な取り組みというのは、JRが民間と連携して観光地づくりを進めるという意味での先行的。

知事

 先行的というのは。

中国新聞

 3番のキーワードのところに書いてありますけれども、ロゴデザインのキーワードというのがあって、「DCがDMOの先行的な取組との位置づけにある」とあるんですけれども、それはJRが民間さんなので、官民挙げて観光地づくりを進めるという意味での先行的な取り組みということでよろしいでしょうか。

知事

 先行的、もしここ違ったらあれですけれども、DMOはまだこれからなんですね。一応、その候補となっただけであって、またこれから具体的な仕組みがあってそれで正式なDMOになっていくということですので、その前にこのDCが走っていくので、そういった意味合いがあると思います。民間とか主体の違いというよりは、スケジュール的な前後があるのかなと思うんですけれども。

中国新聞

 分かりました。ありがとうございます。

TYS(テレビ山口)

 まずですね、今日発表のDCのロゴなんですけれども、知事から見られてどのようなものになったなという印象をお持ちでしょうか。

知事

 僕はこれ、非常にいいと思うんですよね。これ一つは、維新の風が誘うとなってて、風というのが一つのイメージとしてあって、高杉晋作をキャラクターにしているんですけれども、いろんなイメージがあると思いますけど、大変さっそうとしてですね、行動力があって、またお酒が好きだったり三味線が好きだったりして非常に風のようなイメージが合っているなと思いますし、旅と風というのはよく合うといいますか、特にJRのデスティネーションの場合だったら、列車で行くわけですからそういうイメージも合うのかなと思っております。ちょうどこの維新の関係が、われわれとしては150年のタイミングでありますので、いろんな山口の持つ歴史の魅力とか、6色はそれぞれ意味があってですね、歴史とか自然とか食とかおもてなしとかあるんですけれども、そういったものを表しております。そういうのが一体となって、非常に私は好きなイメージではあるんですけれども。

TYS(テレビ山口)

 先ほどのお話とかぶる部分があるかもしれないんですけれども、大きなキャンペーンということで改めて期待するところを伺いたいと思います。

知事

 そうですね。山口県、私、従来から言ってますとおり、歴史にしても、自然、食とか温泉とかですね、昨日は星野リゾートの進出決定がありましたけれども、素晴らしい資源があるけれどもそれをうまく発信をして、多くの方に来てもらうということをやっていかなければいけないと思っておりますので、そういう意味ではDMOをつくるとか、そのためにやっていこうとしているわけですけれども、やっぱりキャンペーンというかそういうパワーは非常に重要でして、行政とかそういったものが主体になって一生懸命やっていくのも大事なんですけれども、JRとか交通の関係者、人を山口に送り込む部分についてのパワーといいますか、大変そこはキャンペーンをやってもらうということで大きな意味があると思っておりますので、このチャンスをしっかりと生かさなければいけないと思っております。ですので、このデスティネーションキャンペーンもそうですし、先ほどちょっと発表したチャーター便とかもそうなんですけれども、できるだけ多くの集客が図れるように、仕組みをいろいろと民間の力を誘致をするというか持ってきて、やりながら、われわれの方では、持てる魅力というのをいかにうまくアピールをして楽しんで回ってもらってまたファンになってもらってまたリピートして来てもらうかということをやっていかなければいけませんので、そこをDMOの方でしっかりと戦略を組み立てるのと、実際、交通関係機関の方でうまく組み合わせてやっていける大きなチャンスだと思っておりますので、山口の認知度を高めたりとかですね、魅力を知ってもらう大きなチャンスですから、これをぜひ成功させたいなと思っております。

朝日新聞

 今日同じくしてですね、オリンピックのロゴも出たんですけれども、改めてデザイン的な観点からですね、このロゴの魅力というのを、もしオリンピックのデザインについてお感じになっているところがあれば教えていただければ。

知事

 いろいろデザインは、オリンピックは苦労をされたので、今回決まって順調にいけばいいなと思っておりますけれども。われわれの方で一応デザインにつきましてもいろんな、キャッチフレーズをやってもらったのがJTB中国四国を中核とする企業体なんですけれども、そこに提案をしてもらって検討をして今回決定をして、推進委員会の、やまぐち幕末ISHIN祭プロジェクト推進委員会の松村委員長の下で決定をしたということであります。そういう中で、私としてはさっき言いましたように、非常にこの維新の風が誘うというこのキャッチフレーズにぴったり合った形のデザインになっているなと思っておりますし、爽やかでさっそうとしたもので、魅力的なロゴじゃないかなと思います。

NHK

 冒頭でおっしゃられた台湾のトップセールスの中で、チャーター便に関して事務レベルの協議を続けていくとお話を伺ったんですけれども、具体的にどちらの社とどのレベル、どういった感触を受けた上での協議ということなのか、前向きなということなのか。

知事

 それぞれの社と、協議は、両方ともやります。チャイナエアラインとエバー航空と両方と事務的な協議といいますかですね、話はこれからしていきますので、まあそれがどうなるかということをですね、両方進めながら考えていきたいと思います、やっていきたいと思いますけれども、両方の社長さんなり協理という役職の役員の方とお会いしましたけれども、両社とも山口宇部空港へのチャーター便の実績はあるんですね、エバーの方は1回ですけど、チャイナエアラインの方は毎年単発のチャーターというのをやっております。
 そういう中でですね、山口宇部空港の最近の取り組みとして、韓国のチャーター便が非常に好調であったということについては、これはやっぱり海外からのインバウンドが山口にですね相当需要があるということを理解いただいたと思いますけれども、大変興味というか関心を示していただいたしですね、それからあとは国際線の方の改修というか、待合室の席を増やしたり、あるいは、ボーディングブリッジという搭乗者が乗るやつですね、あれは今二つしかないんですけれど、ANAとJAL。それをもう1個、国際線の方はですね、空いてたら使えたんですけれど、今、空いてないときはそのまま降りてもらわなきゃ、雨が降ったら雨にぬれなきゃいけないっていうことだったので、非常にそこの使い勝手がよくないというふうな問題意識もあって、そこはこれからボーディングブリッジを国際線用に造ります。10月ぐらいまでに造りますので、それができるから非常に乗り降りも、待合室もゆったりするし、乗り降りも非常に便利になるという話もさせていただいて、それも非常に大変評価をいただいておりました。
 日本への台湾の観光の需要ってのはすごく多いですし、そしてリピーターも非常に多くて、また新しい観光地はないかってことを、常に台湾の方は探しているということもありまして、非常に関心を持たれたというふうに私は受け止めております。
 具体的な話をこれから事務的にしていきましょうという話になりましたので、こういうトップ同士の話を一応つないだ上で、あとは少し事務的にこれをどういうふうに具体的にできるのかってことをこれからしっかりと、われわれとしてはしっかりぜひ誘致をしたい、チャーター便をですね、誘致を図っていきたいと思っておりますので、その実現に向けてしっかりと協議をしていきたいなと思います。

NHK

 確認なんですけれど、連続チャーター便に向けて、ある程度前向きな先方からの返答というのは、何かそういった発言はあったんですか。

知事

 前向きというか、ですから非常にその今の山口宇部空港の韓国のチャーター便の利用状況が良いだとかですね、あるいは、ボーディングブリッジの整備の話とかについて非常に評価をされていますので、そういう意味では興味を持っていると、関心は高いということですね。チャーター便についても、もちろんそれはお互いできればいいですねって話はしていますから、それは言ってますけれど、向こう側ができたらいいねということは、それをやるっていうことなのかどうなのかっていうのは具体的に詰めていかないといけない話なので、そこをしっかりやっていきたいということですね。

NHK

 前向きに検討したいっていう発言があったというふうに捉えてよろしいですか。

知事

 前向きに検討するっていう感じではおられるとわれわれは受けております。

KRY(山口放送)

 引き続き台湾の件なんですが、蔡英文主席と会われたということですが、どのぐらいの時間を取られて、どういった内容だったのかということを具体的に伺いたいのですが。

知事

 時間は4、50分ぐらいだと思いますね。もともと、私自身、蔡さんは昨年10月に来られましたので、来ていただいたのでどこかでお礼といいますか、言う機会があればいいなとは思っていたんですけれども、私たちがこういうふうに今回、台湾に行くことをですね、まあ、前回、蔡さんを連れて来られた岸先生が、案内もされましたけれども、岸先生もそれをお聞きになって、じゃあということで、蔡さんにメッセージを議会の方に預けられてですね、ぜひちょっとこれでと、まあ、岸先生の方で会う調整をですね、時間を、急にぱっと取っていただいたので、それはちょうど良かったということで行ってそのメッセージをお伝えしてきたのと、それに併せて私自身も前回山口県に来ていただいたお礼と、それで今回台湾に来た趣旨ですね、県産品の売り込みであったり、観光客の呼び込みで旅行会社なり航空会社の方に行ってチャーター便のお願いをするんですという話をさせていただきました。
 蔡さんは、山口に来られたのは非常に良かった、非常に良い所だったということで、大変喜んで、印象を深く持たれていらっしゃいましたし、山口との交流がですね、人的、物的な交流がますます盛んになるように期待しているというかですね、ぜひ、そうなってほしいと、そういう話がありました。

KRY(山口放送)

 チャーター便なんかは民間の方であくまでされることだと思うんですが、総統就任後に政府としての後押し的なものというのはあると期待されているんでしょうか。

知事

 私は期待していますけれど、まあそういうのは、なかなか具体的に言えることではないと思いますけれども、まあ、せっかく山口に来てもらって、選挙の前に唯一来てもらったのが山口県でありますし、まあ、蔡主席も山口県に対する愛着というか、思いというのを、ありがたいことに持っていらっしゃるように私も受けておりますので、ぜひ、われわれの取り組みもですね、いろんな形で後押しをいただけるとありがたいなというふうには思っています。

時事通信

 今の関連でお伺いしたいんですけど、蔡英文さんと会われた日にちと、どちらで会われましたでしょうか。

知事

 場所は民進党の本部というか、建物なんですけれども、行った日ですね。12日の夕方でしたね。時間はちょっと。

中国新聞

 今の関連で、蔡主席の方にはチャーター便の運航に関して何かお話はされたんでしょうか。

知事

 しましたよ。だから、要望しているので、ぜひ、われわれとしては、それを実現したいと思っていると。

中国新聞

 それに対して何か具体的な話はありましたでしょうか。

知事

 個々にということよりも、観光客、ライオントラベルの話とか、県産品の売り込みとかの話もしたので、そういう人の行き来とかですね、というのが盛んになるようになるといいですねと、期待しますと。まあ、そういったことを言われていました。

テレビ山口(TYS)

 台湾の関連ですね、現在、美祢市がブランチを台北に置かれていますが、先日美祢市長選もありまして、次の市長になられる方というのが、事務所の撤退なんかも示唆されてたりしますが、これについて、受け止め、台湾については、ある程度協力関係持ってやられてたと思うんですが、それに対して、どのように感じられているか教えてください。

知事

 そうですね。われわれ今、今回台湾に行ったのもそうですけれども、国際展開の重点地域として台湾というのを特に重要視しています。だから県産品の売り込みだったり、今お話したように観光客の誘客だとかチャーター便っていうのも力入れてやろうというふうにしているわけですね。また台湾からも訪日客っていうのは増えてきておりますし、山口というのも、ちょうど今、台湾に行ったら「花燃ゆ」もね、ずっと放送してましたけれども、その後に取材に来てもらった山口のPR番組を流されてました。
 そういったことでですね、非常に力を入れ始めているし、具体的にもまた誘客を促進していきたいと思っている時でありますけれども、もちろん市や町の方としっかりとインバウンドの関係とか連携してやっていきたいと思っておりますので、そこはぜひ連携しての取り組みができればなと思ってます。
 ただ、個別の取り組みについてですね、事務所をどうするかという話は、市のご判断があると思いますので、そこについて私がとやかく言うことはできませんけれども、ただ、大きく言うと観光とかですね、いろんな県産品の売り込みとかいうことで、海外との関係、特に台湾というのも非常に重要な地域だと思っておりますので、そこはよく県の方でですね、市や町とも連携しながら効果的な取り組みをしていきたいと思うし、それが山口県全体の活性化につながっていくと思っております。美祢の場合は、本当にジオパークも認定もされてですね、大変、今回サイクリングもあれですけれども、非常にポテンシャルと言いますかですね、観光のポテンシャル、海外に対しても高いところだと思っておりますので、それは十分生かしていかなければ、いってほしいなとは思うし、われわれはそこを今回行った時にもですね、非常に秋吉台とかそういった部分というのはアピールもして来ましたけれども、そういった強みをですね、しっかりと生かすようにはしてほしいし、ぜひ、県と市で連携してですね、そういうことはやっていただきたいなと思います。

TYS(テレビ山口)

 ありがとうございます。

時事通信

 熊本地震の関連でお伺いしたいんですけど、今報道でやってる専門家の方々から、いろんな今回の地震に関して課題が指摘されている部分は多く出てますけれども、今後この山口県の地域防災計画の中で、今回のこの教訓を踏まえて何か修正みたいな動きはされるんでしょうか。

知事

 そうですね、これは今われわれもまさに被災地、特にカウンターパートをやっている御船町とのやりとりをして、向こうに派遣している職員から情報が来てですね、それに対してきちんと応えられるようにということで、やっておりますので、まずは先にそれをですね、しっかりと万全を期すということが重要だと思っておりますけれども、そういうことを通じて得られたいろんな知見というか、熊本でのいろんな課題とかもですね、あると思いますので、それはよく、われわれ、分析しなければいけない、われわれにもこう当てはめてですね、考えなければいけないなと思っております。
 例えば、今回その、食糧とかでもですね、備蓄する所が震災で、地震でやられたとかいう所もありましたけれども、確認してますけれども、山口県でもその、広域の輸送の拠点というのを6カ所設けていてですね、そこは耐震性は問題ないからですね、ああいったことは起きないだろうということは確認をしておりますし、民間とのいろんな協定ですね、例えばその、倉庫もですね、もしダメになっても倉庫は民間の方でですね、協定を結んでちゃんと確保できているし、あるいはその、できるような仕組み、協定ができているし、あるいはその輸送の方も、民間の方との協定を結んでですね、物資を被災者に送ってもらうような協定もできています。ですから、行政だけじゃなくて民間との協定でもそういったバックアップでですね、できるような形を山口県はしっかりしているので、そういった部分ではですね、大丈夫かなというふうに思ったりしているんですけど、いずれにしても今回の震災の課題というのは、これからまたいろいろと、今は本当に避難者がいっぱいいてですね、大変な状況ですけれど、これがまたさらに次のステージに進んでいくとですね、仮設住宅を造っていったりとか、また、復旧復興の段階に入っていく段階でのいろんな、また、課題も出てくることになるかもしれませんし、われわれもそういう被災者の支援を通じてそういった部分を知ることができますので、ぜひそれを今後に生かして、われわれの今後に生かしていかなければいけないと思っておりますから、そういう情報をきちんと収集してですね、整理をして、今の計画なり、対応の要領等がいいのかどうかということをですね、チェックをするということはしっかりやっていきたいなと思います。

時事通信

 ありがとうございます。

毎日新聞

 すいません、震災の関係で、熊本は宇土市(うとし)、市役所が、庁舎が壊れたりとかですね、庁舎が、防災拠点となる庁舎が被災したというのがありましてですね、山口県は拠点となる公共施設の耐震化率というのが全国に比べてみますと、低い位置にある。そういう中で、まだ現段階で支援の方に重点を置かれていると思うんですけれども、今後必要とされる、各自治体その、財政面でいろいろ事情があると思うんですが、県としてこういうことを考えているとかですね、お考えがありましたら教えてください。

知事

 そうですね、確かに防災、特に災害時に拠点となるような施設の耐震化というのは大変重要ですから、これ、しっかりと耐震化するようにしていかなければいけないわけであります。県の施設は今、耐震化率92.2%ということで、これ29年度中の完了に向けてですね、取り組みをしておりますけれども、市や町の方は78.3%という状況だということでありますので、この耐震化をですね、進めていく、さらに必要があるかなと思っております。県の方ではいろいろとこの耐震化に当たっては、国の方を含めですね、財政支援措置等もありますので、そういった部分をしっかりとこう、市の方にもですね、言ってきておりますし、あるいは設計等でも、技術的な助言とかですね、そういったこともしながらですね、これはしっかり進むように、後押しを引き続きしていきたいなというふうに思っております。

中国新聞

 すいません、ちょっとガラッと話が変わるんで申し訳ないですが。アメリカのオバマ大統領が広島の被爆地訪問を検討している、あるいは、サミットの終了後に訪問するっていう方向で最終調整している、訪問するっていう報道もありますけれども、オバマ大統領が広島を訪問をされることについて、どう思われるかということですね、核兵器廃絶の観点からどう思われるかということと、併せて、先日ケリー国務長官が来られたように、岩国基地からですね、広島に入るんじゃないかという予定が取り沙汰されていますけれども、その場合、山口県内のその警備というのは、山口県が担当することになるんだと思うんですけれども、そういうその受け入れ態勢も含めてですね、どういう形で臨みたいかというものをいただければと思います。

知事

 前もちょっとその話がありまして、私も広島市に勤務したこともありますので、広島における平和への思いとかですね、という考え方も承知してますが、私、もちろん個人としても、当然核のない社会を目指していくべきだと思いますし、そういう中でアメリカの大統領がですね、これは悲願、広島としては悲願だったわけですけれども、被爆地広島にですね、訪問されるということは、本当に実現できれば素晴らしいことだと思いますし、それがまたいろんな世界に対するメッセージにもなってくると思います。その中で、もし来られたとしてどういうふうな発信をされるのかというのはですね、分かりませんけれども、来られること自体は、アメリカの大統領、トップがですね、被爆地に来られるっていうことのメッセージは非常に、世界、核のない社会、世界恒久平和の実現に向けてですね、大きな前進ではないかなと思いますので、実現すればいいなというふうにはですね、思います。期待します。
 あと、警備の関係は、ちょっと私、警察の方は詳しく知りませんけど、岩国基地に来てですね、そこから仮に来たとして、そこからまたその、ヘリか何かで行くんだったらあまりこの中で動くことはないでしょうから、どういう態勢が必要になるか分かりませんけれどもね、車で行くとなると、また大変な警備がいるんじゃないかなというふうに思いますが、アメリカの大統領ですから下道をこう通っていくとは思えませんけれども、そうなってきたらしっかりとしたですね、当然その警備をしないといけないと思いますが、そこはちょっと私というよりはまず、県警の方がいろいろ考えられているんじゃないかと思いますので、聞かれたらいいんじゃないかなと思います。

中国新聞

 万全の態勢は当然取るということになるのでしょうか。

知事

 それは、私が決める立場にないんですけど、当然そういったことをですね、やることになるんじゃないかなと思います。

中国新聞

 今話のあった広島でどういったメッセージを発信されるかというのは、全く分からないですけれども、どういったメッセージが出ると望ましいなっていう考えがもしあれば、というのと、岩国基地の中に来られた時にお出迎えというかですね、そういった式典があるのかどうかよく分からないんですけれども。

知事

 今のところ何のあの、あれもないので、何も想定しておりませんけれども、何かですね、動きがあればよくちゃんと情報はキャッチをしてですね、しかるべき対応をしたいなと思いますけれども、そこはちょっとまだ全然情報がないので何とも申し上げられません。メッセージとしてはやっぱりその、当然その、核のない社会をですね、目指していく、これはオバマ大統領、以前からですね、言われていることだと思いますので、そういう考えで来られるんじゃないかと、来られるんであればですね、そういった趣旨での発信ができると、世界にとっては素晴らしいことではないかなと思います。

中国新聞

 ありがとうございました。

作成:山口県総合企画部広報広聴課

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