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知事記者会見録・平成30年1月4日実施分

ページ番号:0013062 更新日:2018年1月9日更新

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日時 平成30年(2018年)1月4日(木曜日)
10時30分~11時00分
場所 県庁2階 記者会見室

発表項目

  • 年頭に当たって

知事

 皆さん、明けましておめでとうございます。
 この今年1年、報道関係の皆さまにとりましても、実りの多い年となりますことを、心から願っております。
 本年もどうぞよろしくお願いします。
 さて、先ほど、公務始め式に当たりまして、職員に訓示を行いました。
 今年は、明治改元から150年という節目の年となります。
 私としては、明治維新を成し遂げた先人たちのチャレンジ精神を手本としながら、山口から新たな維新を起こして、今の困難を突破をすると、そういう思いで、「産業維新」、「大交流維新」、「生活維新」、この「3つの維新」に挑戦をしていきたいと考えています。
 また、職員に対しましては、県民の皆さんのため、また、活力ある県づくりに向けまして、それぞれの立場、仕事で、挑戦をするように求めたところです。
 そうしたことを念頭に、4点の指示を行いました。
 1点目は、「山口ゆめ花博」についてです。
 「山口ゆめ花博」の開催まで、250日余りとなっております。職員には、明治150年プロジェクトの中核イベントであり、本県の新たな150年に向けたスタートイベントとなるこの「ゆめ花博」の成功に向けまして、開催準備に遺漏のないように、しっかりと取り組むよう指示をいたしました。
 2点目は、チャレンジプランの取り組み強化についてです。
 残り3カ月となりましたプランの目標達成に向けまして、改めて取り組みの強化と、取り組みを進める中で、現状や課題について分析をして、今後の「県づくり」につなげるように、効果的な手法の検討等を行うように指示をいたしました。
 3点目は、行財政構造改革についてであります。
 今年は、この改革の実現に向けた重要な年となると思っております。山口県の将来を支える、揺るぎない行財政基盤を築き上げていくため、職員一人一人が、この改革を必ずや成し遂げる、そうした気概を持って、行財政構造改革に積極果敢に取り組むように指示をいたしました。
 最後4点目は、危機管理についてです。
 安心・安全の確保は、県政を進める上で基本であると思います。どのような事態にも迅速かつ的確に対応できるよう、常日頃から、情報の的確な収集・管理に努めながら、危機管理に当たるように指示をしたところであります。
 県としては、「活力みなぎる山口県」の実現に向けて、積極的に取り組みを進めてまいりますので、県民の皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いをいたします。
 私からは以上です。

KRY(山口放送)

 去年は、年頭に当たって、「突破」ということを掲げられたわけですけれども、今年何かありますでしょうか。

知事

 そうですね。今年また、県としてはチャレンジプランが1回終わってですね、また新しい取り組みをスタートさせていくことになります。今のその取り組みを、その先に進めていく、新しい挑戦をしていく年だと思っておりますので、私は、今年は「挑戦」ということをキーワードに、取り組みを進めていきたいと思います。もちろん私自身も、任期が終わって、これから2期目の選挙に向かっていくわけでありまして、そういった意味でも新たな挑戦でありますし、また、明治150年という節目の年であります。先人たちが、大変困難な危機に直面をしながらですね、時代を切り開いていく、そうしたことに挑戦をしていったわけであります。そうしたことをしっかりとですね、われわれも受け継いで、新しい150年に向けての挑戦をスタートさせていく、そうした年にぜひしていきたいと思っております。

KRY(山口放送)

 今ちょっとお話もありますけれども、選挙の投開票まで、1カ月ですけれども、改めて思いはいかがでしょうか。

知事

 そうですね。「活力みなぎる山口県」を実現をする、そうしたことに向けてですね、チャレンジプランを作り、4年間全力で取り組んできたつもりであります。そうした中で、チャレンジプランの目標もですね、活力指標8割が達成をできる見込みとなりましたし、企業誘致や観光、また、農林水産物の県外・海外への展開、いろんな安心・安全の基盤の確保等ですね、そうした取り組みを進めてきたところであります。そうした成果が徐々に出てきているなと感じておりますが、これをさらに飛躍させて、より大きな成果に結び付くように取り組んでいかなければいけないと思います。そのために、改めて新しいチャレンジを進めていかなければいけないと思っております。そうした中で、私、「3つの維新」ということで、「産業維新」と「大交流維新」、「生活維新」、この「3つの維新」にですね、この維新150年を契機に力強く取り組んでいく、そうしたことをこれからしっかりと進めていきたいと思っております。また、今月、選挙が告示になります。ぜひ、大いなる勝利を得られるように、全力で頑張っていきたいと、そうした思いもしっかりと伝えながら、頑張っていきたいと思います。

KRY(山口放送)

 県民であるとか、有権者への説明については、どのようにお考えでしょうか。

知事

 そうですね。選挙期間を通じて、できるだけ県内各地を回っていきたいと思いますし、一人でも多くの方にお会いをして、直接、いろいろこれまでの取り組みとかですね、これから、今、「3つの維新」を申し上げましたけれども、取り組んでいきたいと、そのように思っていることをしっかりとお伝えをしていきたいと思います。17日間という限られた期間でありますけれども、できるだけ県内、いろんな地域に直接行って、いろんな方と直接、県民の皆さん、多くの皆さんと直接お会いをして、思いを伝えていきたいなと思っています。

TYS(テレビ山口)

 先ほどの訓示にも、何度か出てきた言葉だと思うんですけれども、この1期目の4年間、「活力みなぎる」というのをキーワードにされてきたと思うんですが、知事ご自身は、どの程度、活力がみなぎってきたとお感じになられますか。

知事

 もちろん、いろいろ取り組みを進めていく中で、具体的にもう進んでいるもの、例えば、企業誘致とか観光とかはですね、具体的に観光客も過去最高を達成して、これをさらにまた伸ばしていきたいと思いますし、そのためにデスティネーションキャンペーン(「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」)もやりましたけれども、これをさらに次につなげていくために、「ゆめ花博」もしっかりとステップにしながら、さらに伸ばしていきたいなというふうに思っております。
 そういうふうに目に見えてきている部分と、それからまさに今、種をまいている部分、例えば、いろんなインフラの整備ですよね、山陰道だったり、下関北九州道路、また岩国の南バイパスもありますし、また、港湾の関係も、これは国際バルク戦略港湾も事業化が始まったところですので、今すぐにということではなくて、これは実際に実現されれば、石炭の輸入のコストも3割減るとか、年間100億円の価格を下げる効果が生まれてくると、それだけそのコストが安くなると、そういった試算もしておりますけれども、そういったことが具現化をしてくるというふうに思います。ですので、今既に芽が出てきている、直接いろんな経済的な面で活性化や雇用の確保につながっている部分と、また、これから進めることによって、それがさらにですね、山口県のインフラが整い、活性化につながっていく部分と、両方あると思いますけれども、それぞれ、しっかりとした取り組みができたなと思っております。
 ただ一方で、山口県は、まだ人口減少がどんどん進んでおりますし、特に県外への流出が止まらない状態であります。全体的に見るとですね、さらに危機的な状況というのは続いておりますし、これを克服するためには、もっとさらに進んだ取り組みを展開をしていかなければいけないと思いますので、そうしたことに向けて、しっかりとまた、次の4年間頑張っていければなと、そのように思っております。

TYS(テレビ山口)

 就任された当初と比べたら大体、就任された当初にイメージされてたものがあると思うんですけれども、それと比較すると、現状ってどのぐらい、何割とか、どのぐらい進んでいますか。

知事

 そうですね。なかなか何割とか、数字で言うのは難しいですけどね。ただ、やってみて、手応えとして感じるのは、いろいろとトップセールスの関係で言いますと、企業誘致にしても観光にしても、国際定期便とか、あるいは農林水産物の展開とか、なかなかこれまで、難しいかなと思われた方も多いかと思いますけれども、実際にそういった動きをすることでですね、いろんな成果につながってきていると思っております。企業誘致も、先月100件を突破して、雇用の人数も2800人を超えたということでありまして、これも大変大きな成果だと思いますし、さっき言いました観光客も過去最高というのもですね、達成もできましたし、海外へのいろんな県産品の売り込みもして、輸出する対象の国や地域も3倍に増え、また取り扱いする商品も10倍に増えてということになっております。自分としてはですね、やってきた部分に着実に成果が表れているなと思いますけれども、まだまだもっと伸ばせると思います。これは、しっかりと取り組みを継続をして、さらに効果的な取り組み、今日もチャレンジプランについて、職員への訓示の中で言いましたけれども、これまでの取り組みをしっかりと改めて評価をして、さらにこれを伸ばしていくために、どういった取り組みが効果的であるのか、これまでやってきたことを踏まえて、さらに次のステップ、次のステージに上げていくために、いろんな形で知恵を出して、これは組織を挙げて知恵を出していかなければいけないと思います。まだまだ、やってみないと、なかなかどこまで行けるかというのは分からないところがありますけれども、できることは、この4年間しっかりやってきたつもりでありますし、まだまだ、これは伸ばせると思っておりますので、それをですね、より効果的な取り組みをして、大きな成果につなげるように、さらに頑張っていかなければいけないなと思っています。

NHK

 今年、明治150年を迎えるということで、弊社の話で大変恐縮なんですけれども、大河ドラマも7日から始まり、鹿児島の西郷隆盛なんですけど、そういった機運が高まっていると思うんですけれども、知事自身、大河ドラマをご覧になるのかということが一つと、あともう一つ、今回、明治維新150年の中核イベントとして「ゆめ花博」を掲げていらっしゃいますけれども、それ以外に、どういった企画とかを通じて、明治150年を盛り上げていきたいと考えていますでしょうか。

知事

 そうですね。大河ドラマは、私もよく見ておりますし、この効果が絶大であることは、「花燃ゆ(はなもゆ)」ででもですね、その時にも大変多くの観光客に来ていただきましたけれども、大変大きな効果があるなと思いますし、ドラマ自体も大変面白いですから、楽しく見させてもらっておりますけれども。
 また、今回は「西郷(せご)どん」ということでありまして、この明治維新が、まさに舞台となるわけであります。一昨年ですかね、薩長土肥の4県で知事が新たな同盟をですね、「平成の薩長土肥の連合」をつくって、盟約締結式というのをやりましたけれども、まさに、明治維新というのをテーマにして、4県が連携をして、これはいろんな魅力の発信とか観光の誘客とか、そういったことに取り組んでいこうということをしているところであります。いろいろと交通関係の企業にも協力、いろんな取り組みを応援もしていただいて、4県を結んでいくいろんな商品とか、そういったものもできつつあるところでありますので、この大河ドラマのですね、ぜひ鹿児島だけじゃなくて、この4県あるいは明治維新に関わるいろんな場面場面が、歴史の中で重要な場面がありますし、山口の中でも、いろんな歴史的な場面があるわけでありますので、そうしたことをうまく連携をしながら、しっかりと人を動かしていく、呼び寄せていく、そうしたことにつなげていきたいなというふうに思っております。
 150年ということで、「ゆめ花博」が中核イベントでありまして、これは山口のいろんな魅力を県内外にしっかりと発信をして、多くの方に来ていただいて、盛り上げていければなというふうに思っております。その中で、150年関係のいろんなイベントもやるようにしておりますから、そういった中で、多くの方にお越しいただきたいと思いますけれども、それ以外でも、観光の関係で言いますと、デスティネーションキャンペーンを踏まえて、また旅行会社等とも連携したキャンペーンをやることも予定をしております。アフターDC(「山口DCアフターキャンペーン」)とかですね、いうものもありますし、そういう今回の150年を契機としたキャンペーンをしっかりと展開をしていくというのが一つありますし、その中で、今言った薩長土肥の4県で連携をするということも改めて行います。
 それから、そういうお客さんを呼ぶということももちろんそうなんですけれども、しっかりと人材育成をするということが150年を機に、改めてしっかり取り組んでいかなきゃいけないなと思っております。既に、若者「志」ミーティングとかですね、学生の国際会議とかやって、特に維新の原動力となった若い人たちの志とか行動力、こうしたことをしっかりとそういった思いに火を付けていくということが、これからの山口県を活性化をしていく、これはもっと言えば、日本全体で明治150年もやってますが、そういった150年前の先人たちのこの取り組み、改めて学んで、今のいろんな困難を突破をしていく、そうしたことを一人一人のこれからを担う若い人たちの思いに火を付けていくということが重要かと思いますので、そういったことを、これは既に始めておりますけれども、しっかりとやっていく上でも、大きなこの150年という機会じゃないかなと思っております。

朝日新聞

 12月29日の弊社の朝刊にですね、市長選に立候補するために退職される、元県の総務部長に対して、部下の皆さんがカンパを、庁内で現金を募っていたお話を報じさせていただきました。直接関わった職員の方は、選挙目的ではないし、その有志の餞別(せんべつ)だというふうにお話しされているんですけど、呼び掛けられた方の中には、選挙への応援と受け取ったという方もいて、5万円支出したという方もいらっしゃいました。知事としてはこのお話を承知されてますでしょうか。

知事

 そうですね。詳細については承知をしていないですけれども、聞いているのは、個人的に、複数の職員が、あくまでも退職をする職員に対して、お世話になったことへの感謝の気持ちとしてですね、自主的に餞別を募ったというふうに聞いております。募集として、選挙への応援とかそういった目的じゃなくて、あくまでも退職する職員に対して、お世話になったことへの感謝の気持ちということで、自主的に募ったものというふうに聞いております。

朝日新聞

 これを最初にお知りになったのは、報道が出てからですか、その前に、いつ頃になりますか。

知事

 そうですね。報道があってからですね、承知をしました。

朝日新聞

 地方公務員法に抵触するんじゃないかという指摘も出ているんですけれど、その全容把握のために、詳しい調査をされるようなお考えはありますでしょうか。

知事

 今、法律の中で言いますと、特定の人を支持する目的で、寄付金を集めたりとか、そういったことは、地方公務員法に抵触をするということだろうと思いますが、今申しましたように、目的が選挙への応援ということじゃなくて、退職する職員へのお世話になったことへの感謝の気持ちということでありますので、そうしたことで言いますと、この法律の規定からするとですね、それに当たるわけではありませんので、特に調査をするということは考えておりません。

朝日新聞

 では、知事としては、地方公務員法に抵触する恐れはないので、調査はしないということですか。

知事

 そうですね。今言ったように、目的が、お世話になったことへの感謝の気持ちということで自主的に募ったものであるということであれば、地方公務員法に抵触するものではないと。

朝日新聞

 分かりました。ありがとうございます。

山口新聞

 年末の会見で、昨年を振り返られたときに、1年で最も重たい判断だったというのが空母艦載機の受け入れの移駐容認表明だとおっしゃられたと思うんですけれど、今度は逆に、今年1年の展望と言ったときに、最も重要な課題だなと思われるものってあるかもしれないんですけれど。

知事

 それは、県政を進めていく上でですよね。もちろん、今言った岩国基地の空母艦載機の移駐がですね、これが円滑に地元の皆さん、いろいろと不安に思うようなことが起きずにですね、また、事件とか事故も起きることなく円滑に進んでいくということをやっていただかなければいけないと思っておりますので、そうしたことでいいますと、国にもしっかりと注文、米側にもしっかりと注文を付けながら、やっていかなければいけないということが一つあると思います。
 そういう個別の問題もありますが、県政全体としてはですね、チャレンジプランが終わって、一定の成果を上げてはきましたけれども、また、山口県が抱えている課題自体が小さくなっているわけじゃなくて、むしろ深刻になってるともいえると思います。人口減少もさらに進んでいるわけでありますので、そうした意味では、次に向かっていく取り組みをしっかりと整えていく、そうした重要な年ではないかなと思います。

山口新聞

 ちょっと話は少し変わるんですけど、1期目の任期満了を控えられ、かつ、知事選も控えられている中、忙しい年末年始だったと思うんですけれども、この年末年始はどう過ごされたのか、教えていただける範囲で。

知事

 日頃、家族サービスができないから家族サービスをして、また、選挙になるとさらにできなくなるので、今のうちに家族と過ごす時間をできるだけ多く取りましたけれども、あとはいろいろと私の友人とか、いろいろと親戚とか、いろんなつながりがありますので、いろいろと年始の行事とかもありましたけれども、そうしたふうに過ごしてあっという間に。6日しかなかったですけどね、あっという間に、過ごしましたけれども、また気分も新たに、この新しい年を迎えてですね、また選挙もありますし、また新しい年も県政の取り組みも新しく始めていかなければいけない部分も多くありますので、しっかり取り組んでいこうと、そういう気持ちを新たにしたところであります。

中国新聞

 艦載機移駐の質問に関連しまして、お正月の三が日間ですが、岩国基地で米軍機の離着陸が頻繁に目撃されてまして、訓練であれば岩国日米協議会の確認事項に違反する可能性もあるかと思われるんですけど、県として事実確認などの対応などをお考えであればお聞かせください。

知事

 そうですね。岩国市の方からは、騒音測定器のデータや市民からの苦情等を確認した上で、今後の対応を検討するというふうに聞いております。県としては、状況をしっかりと確認をした上で、岩国日米協議会の確認事項の違反が事実とすれば、地元の市町と連携をして、申し入れ等を行う必要があると考えております。

中国新聞

 ちょっと補足ですが、いわゆる年末年始の6日間というのは、基本的にはオフという感じですか。いわゆるちょっと表向きに動いたりってことはなかったということでよろしいですか。いわゆるオフということで。

知事

 オフということですけど。

中国新聞

 いわゆる、親戚とかそういう所は回ったけど、どこかに出向いてあいさつをして回ったりっていうことはなかったと。

知事

 それはありますよ。あいさつしたり。いろんな所に。

中国新聞

 選挙関連で。

知事

 選挙関連というのはないですけどね。

中国新聞

 ないです。

知事

 選挙関連というのは、選挙活動はできませんから。選挙運動はできませんから、それはしていませんけど。いろんな所に、ちょっとあいさつをすることはもちろんありました。

中国新聞

 あとまた別の。
 さっき、花博の後どうされるのかという話に関連してですけれども。年末の会見でもありましたけれども、福島との交流というかですね、やってはどうかという話があって、あんまりそぐわんとかいうような話が、ご自身の発言があったと思うんですけれども。改めて、県民会議なんかも、今年有識者なんかの方に集まっていただいて、やっぱり福島とやった方がええんじゃないかという話もあったわけですけども。改めて、福島とは、ちょっと交流というか、仲直りということは、お考えはどうです。

知事

 そうですね。何と言いますか、福島と山口ってね、何かと取り上げられますからですね、そういった感情もそれぞれの県民の中で、思いとしてそれぞれ残っている部分もあるというのも、もちろん分かっていますし、そういった中で、いろんな機会で、交流を深めていくことができれば、それはいいなと思っております。そういう中で、150年というのは一つの機会じゃないかということだと思いますし、そういったご意見もよくお聞きをしておりますので、私も意識していないわけじゃないんですけれども。ただ、何と言いますか、いろんな環境を整える中で、いきなり行政だけで、これでもう仲直りです、とかいうことをやることも、実際にいろんな民間レベルとか、さまざまないろんな局面で、いろんなレベルで、交流関係が深まっていくというのが先にあるべきであって、いきなりそういうのがない中で、いきなり行政が、トップ同士が何か手を握るとかいうことは、どういった意義があるのか考えると、なかなかこの課題としてもいろんな多い面もあるのかもしれませんし、また、向こうの方、先方の方もいろんな状況もきっとあるんだろうと思いますから、そういったことにいきなり、それをやれば全て終わりということでもありませんし、やり方はなかなか、いろんなやり方があるんだろうと思います。いずれにしても、民間とかのレベルで、いろんな交流とかやってますし、また、われわれも、福島には、被災地にも職員の派遣等もしておりますし、そうした中で、より交流が深まるような機運が高まってくれば、われわれとしてもやっていけることがあれば、ぜひやっていきたいなと思っておりますが、何かこういった形を必ず取るとかいうことをやると、かえっていろんな問題が起きたりっていうことも。これは分かりませんよ、相手方の方とか、いろんなことがあるので、その思いだけで進めるということがいいのかどうかと言うとですね、それはそれでいろんな課題もまたあるのかと、よく考えなければいけない課題もあるのかというふうに思います。その辺の全体の状況を見ながら、われわれとして、より交流を深めていくためにできることがあれば、しっかりやっていきたいなと思っております。

中国新聞

 関連しまして。確かに県民会議に出られている方は、それなりの文化的な県を代表するような方が出られているんで、あの会議の中では、なかなか執行部の方は、ん、ん、ん、というような感じだったんですが、逆に民間の方で高めてもらえればというようなことを団体の方とかに言っていけば、また民間から高まって、じゃあ最後にっていうこともあると思うんですけど。どうですか、そこの辺。

知事

 そうですね。だから、われわれは交流をどんどん深めていくとか、未来に向けて、よりそのいい関係をつくっていくということは大賛成ですし、ぜひそういった形につながるようなことは、私としても望んでおります。ただ、これは行政がどの程度関わっていくのかとかですね、行政が何か形をつくっていくのかということを、どのように考えるかということを、よく整理しなければいけないと思うんですよね。何と言いますか、このイメージはいいんですよ、みんなね、この機会に。具体的にしたら何なんだということは、これはいろんなやり方があると思いますし、いろんな意見もあるというふうに思います。ぜひ、そうした機運自体を盛り上げていって、より友好にしていこうという雰囲気になるように、いろんな立場で、それぞれの方が頑張っていらっしゃいます。私もそうした中で、応援できることがあれば、しっかりやっていきたいなというふうに思っております。

中国新聞

 関連して最後。じゃあ向こうからやりましょうや、と言われたら。

知事

 やりましょうと、何をやりましょうかということもありますよね。みんなイメージでこう話してるんだけど。

中国新聞

 仲直りしましょうとかね。

知事

 仲直りというのも、なかなかね。何についてというのもありますよね。だから、その意義とか、いろんなことを考えるときには、単に手を握っているところだけで、その意味は何だとかね、いろんなことを考えていくと、なかなか難しい課題もありますから、その辺はそう簡単な問題じゃないんだろうと思います。簡単というか、単純にすっきりという問題じゃなかなかないからですね。しかし、何度も言いますけれども、お互いの交流とか、理解を深めたりとか、交流をしていくとか、よりいい関係をつくっていこうという未来志向の前向きなやつは、私としても、それはどんどんやった方がいいと思いますので、そうしたことはいろんな場面でしっかりとやっていければなと思っています。

YAB(山口朝日放送)

 お仕事の今年の目標で、「挑戦」という言葉が先ほどあったと思うんですけども、最近、働き方改革とかで、仕事だけじゃなくて、こういろいろプライベートも充実していこうよという動きがあると思うんですけど、プライベートの知事の目標を教えていただければと。もしもあれでしたら、プライベートの方の目標を漢字1文字で表していただければ。

知事

 僕は、プライベートも「挑戦」ですよ。僕は、海峡マラソンも4時間切りをこの1期のうちに達成すると言いながら、達成できませんでしたからですね。達成したら、新しく「挑戦」をしていきたいなと思いますけどね。昨日も箱根駅伝を見て、また刺激も受けましたし。今朝も走りましたけど、また次の目標を、達成していない目標も突破できるように「挑戦」していきたいと思います。ですけど、それは私個人のあれですが、家族とか働き方改革も言われましたけれども、やっぱり家族とか、子どももまだ小さいですし、できるだけ触れ合って、子どもと一緒に楽しむ時間を増やしていければなというふうに思ってます。これは父親としての目標です。

YAB(山口朝日放送)

 「挑戦」ということですね。プライベートの方も「挑戦」と。

知事

 マラソンの話での「挑戦」ですけどね。家族の方が「挑戦」という感じじゃないですけど。しっかりやりますっていう。

作成:山口県総合企画部広報広聴課

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