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知事記者会見録・最新分
発表項目
〇「県内企業人材確保促進月間」の取組について (PDF:90KB)
〇広域観光周遊バス「ふくの旅、山口号」の運行開始について (PDF:198KB)
〇令和6年度山口ならではの特別な体験創出支援事業補助金の公募開始について (PDF:313KB)
知事
本日、私からは、まず初めに、「県内企業人材確保促進月間」の取り組みについて、ご説明させていただきます。
本年も、6月1日からハローワークにおける来春の高校・中学校卒業予定者の求人申込みが開始されます。
それに先立ちまして、例年5月を「県内就職促進月間」といたしまして、県、山口労働局、そして県教育委員会が連携して、新卒予定者の県内就職・定着の促進等についての要請を行ってまいりました。
特に今年は、県内の雇用情勢の持ち直しが続く中で、企業の人手不足が一層深刻化するなど、県内企業の人材確保が喫緊の課題となっています。
このため、今年度から、「県内企業人材確保促進月間」と名称を改めた上で、要請内容につきましても、見直しを行ったところであります。
具体的には、県内企業や経済団体等に対しまして、県や国の制度を活用していただきながら、賃上げやリスキリングをはじめとした魅力ある職場環境の整備について要請を行います。
加えて、男性の育休取得の促進、テレワーク等の「新しい働き方」の実践・定着など働き方改革の更なる推進や、女性、シニア など多様な人材の活躍促進についても要請を行ってまいります。
来月8日に、私が岩国地域の企業2社を訪問して要請を行うのを皮切りに、この月間中に40社程度の企業を訪問することとしております。また、その他の約2000社に対しても文書送付により要請していきたいと考えています。
次に、広域観光周遊バス「ふくの旅、山口号」の運行開始についてです。
ニューヨーク・タイムズ紙に山口市が「2024年に行くべき場所」の3番目に選ばれ、また、来年の大阪・関西万博の開催、さらには再来年令和8年秋のデスティネーションキャンペーンの開催決定など、今後、国内外から多くの観光客の来県が見込まれます。
こうした、本県観光がステップアップする絶好の機会を逃さずに、国内外からの誘客及び周遊の促進につなげていくためには、観光地へのアクセス向上に向けた二次交通の充実を図っていくことが重要です。
このため、新たに、県内主要観光地を巡る広域観光周遊バス「ふくの旅、山口号」、この実証運行を、ゴールデンウィークに合わせまして、明日4月26日から開始し、12月28日までの金、土、日、祝日の115日間、3コースで実施いたします。
具体的には、湯田温泉を起点に観光地を巡る「角島大橋・元乃隅神社コース」、そして「萩城下町・秋芳洞コース」、また、広島方面から県内に観光客を引き込むコースとして、「錦帯橋・柳井コース」を御用意しています。
それぞれ、1日ゆっくり、本県の魅力ある観光地を楽しんでいただけるコースとなっていますので、ぜひ、多くの皆さまに御利用いただきますように、お願いいたします。
次に、山口ならではの特別な体験創出支援事業補助金の公募開始についてです。
自然豊かな本県のポテンシャルを最大限に活かし、昨年度から山口ならではのアウトドアツーリズムを強力に推進しているところであります。これまでにない新たな人の流れと活力の創出によって、県内観光産業全体の活性化につなげていきたいと考えています。
このため、官民連携による「やまぐちアウトドアツーリズム創出会議」のもと、取り組みをさらに強化することとしており、魅力的な体験コンテンツの開発や戦略的なプロモーションを強力に推進しています。
こうした取り組みの一環として、アウトドアツーリズムを象徴する特別な体験コンテンツの開発に係る補助事業を昨年度創設し、3件の取り組みを採択いたしました。
引き続き、今年度についても県内各地への取り組み拡大を図るため本事業を実施することとしており、本日から公募を開始いたします。
対象事業としては、本県の豊かな自然を活かし、国内外からの誘客の起爆剤となるような、独創的で付加価値の高いアウトドア施設の整備や体験コンテンツの開発を想定しています。
補助額は上限1億円、補助率は3/4以内と、観光施策としては例のない大型の補助事業となっています。
私は、今後とも観光事業者等による意欲的な取り組みを力強く後押しをしていくことで、山口ならではのアウトドアツーリズムの創出を図りたいと考えております。事業者の皆さまの優れた御提案をお待ちしております。
私からの説明は以上です。
作成:山口県総合企画部広報広聴課