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CIRレポート・0812_04_theme

ページ番号:0017557 更新日:2021年11月1日更新

ジェニファー

アメリカ人はクリスマスが大好きです。多くのアメリカ人にとって、クリスマスになると、特別な魔法がかかったような雰囲気があると思います。どこに行っても、飾りがあったり、クリスマスの音楽が流れたりします。クリスマスは12月25日なのに、アメリカで当日が来るかなり前からクリスマスが始まりそうです。デパートはたいてい10月末、11月の上旬から飾りを出します。それから、感謝祭(11月の下旬)の時から、クリスマスのテレビ番組の放送が始まります。毎年放送されるスヌーピーと赤い鼻のトナカイの番組が特に有名です。そして、感謝祭の翌日は「ブラック・フライデー」(この場合、ブラックというのは黒字)という日で、バーゲンが多い日なので、クリスマスの買い物がこの日から始まると言われています。もちろん、買い物を最後の一週間やクリスマスイブまで延ばす人も少なくありません!

ジェニファーの画像1

クリスマスイブに家族はクリスマスストッキングを出し、翌朝に開けるプレゼントをツリーの下に置いておきます。それから、とても忙しいサンタさんが世界の子供達のお家に行けるように、子供はいつもサンタさんのためのクッキーとミルクを出します。良い子も悪い子の家にも行きますが、悪い子のストッキングに石炭1個を入れます。1955年から、北米大陸防空総軍司令部(NORAD)の前身である中央防衛航空軍基地(CONAD)がレーダーでサンタさんの場所を見張っています。デパートが新聞に「サンタさんの電話番号」という広告を出しましたが、電話番号はサンタさんのではなく、そのCONADの電話番号でした。最初に司令官の大佐はただのいたずらだと思いましたが、子どもの親が事情を説明した後、子供が電話した度、レーダーでサンタさんの居場所を確認しました。

ジェニファーの画像2

クリスマス当日は家族と過ごす日です。アメリカ人の親戚は別々の地域に住んでいますので、クリスマス以外の会う機会が少ないです。クリスマスの朝、親子がプレゼントとストッキングを開けます。その後、親戚に会い、一緒にお昼御飯や晩御飯を食べます。家族によって、食べ物が違いますが、七面鳥(ターキー)を食べる家族が多いです。11月に感謝祭の時もうターキーを食べましたので、私の家は毎年ハムを食べます。クリスマスクッキーを作る家も多く、みんなはデザートかおやつとしてそのクッキーを食べます。クリスマスからお正月までの一週間、親戚に会ったり、たくさん食べ物を食べたりする状態が続きます。

大晦日に、アメリカ人はたいていニューヨークのタイムズ・スクエアーでボールが落ちる放送を見ます。12時に恋人にキスする習慣もあります。お正月はまた家族と過ごす日ですが、地域と家族によって違います。例えば、私の家の近くで一番大きな都市であるフィラデルフィアでは毎年大きなパレードが行われます。お正月が終わってから、クリスマスの飾りを片づけ、次のクリスマスが来るまで待ちます!

サンティアゴ

クリスマス・シーズンは特別な時間で習慣も普段とは違います。料理についても特別で、家族がみんな年中の一番おいしい料理を作ってみます。そのため材料の値段も非常に上がります。それでもみんな買いますので、フランス人やドイツ人と比べて支出したお金は二倍か三倍だと言われます。

面白いのはクリスマスしか食べないお菓子があります。それは

  • テュロン(turrón)アーモンドを中心にしたお菓子
  • マルチパン(mazapán)
  • ドラジェ(peladilla)
  • ポルボロン(polvorón)小麦粉、豚脂肪、砂糖、アーモンドなど

サンティアゴの画像1

特別他にはどの時よりもみんな故郷へ帰るので、普段は会えない親族と知り合いに会う良い機会です。又、パーティー雰囲気ばかりなので、よく食べ過ぎたり飲み過ぎたりします。クリスマスイブには家族と一緒に過ごして、あまり出かけません。その半面、大晦日の夜は家族と一緒に夕食を楽しみ12時になるとお互いに「明けましておめでとう」の言葉をかけてからお正月パーティーへ行く人が多い。そうする人が本当に多いです、12時を少し過ぎてから道路が車であふれて、すごい渋滞となります。

スペインのクリスマス・シーズンはヨーロッパの中で一番長いです。他の国のようにクリスマス日を中心に連続祝日です。ほとんどの国はお正月が過ぎますともうクリスマス・シーズンのおしまいですが、スペインだと、必ず6日までです。なぜかというと、6日の朝には子供がプレゼントをもらうからです。
それは、間違いなく、子供にとって一番喜ぶ日。スペインはいつも東方の三博士によるプレゼントをもらいましたが、最近20年では競争してアメリカから現れてきたサンタクロースもいます。

サンティアゴの画像2

サンタクロースはある程度論争を引き起こす話題になりました。アメリカのマスコミなどの影響でこの人物が来て、東方三博士を置き換えるおそれがある。赤い服を着るサンタクロースはどのショッピングモール・商店街にもいて逃げられないほどの状態になってしまいました。なのでずっと前からの東方三博士の伝統を守ろうと言う声が上がってきました。私もそうです。

郭の画像1

クリスマスは中国の祝日ではないので、休みではありません。中国の旧正月とは比べものにならないですが、1990年代から、若者を中心に特に都会でクリスマスがどんどんブームになってきました。クリスマスは中国語で「聖誕(ションダン)節(ジェ)」と言います、すなわち、イエス・キリストの誕生日です。中国のキリスト教の信者が教会堂で聖書を吟詠したり、いろいろなイベントを行います。

郭の画像2

信者ではない若者は、クリスマスイブをもっと重視しています、なぜかというと、友達や恋人からクリスマスイブ(中国語で「平(ピン)安夜(アンイェ)」)にリンゴ(中国語で「苹(ピン)果(グゥオ)」)を贈ります。リンゴとクリスマスイブの中国語の発音には同じ「ピン」がありますから、新たな年の「平安」を祈って、縁起の良い果物だとされています。ちなみに、当日リンゴの値段は平日の5倍ほど高くなります。

また、学校によって、教室を飾って、クリスマスパーティ、ダンスパーティや餃子パーティをやります。日ごろのきつい勉強生活から脱出して、リラックスして、楽しい思い出がいっぱいあります。

クリスマスはデパートなど商売をやっている人にとっても大きなビジネスチャンスになりました。クリスマスツリーやイルミネーションを飾ったり、年末セールを行います。特にクリスマスイブの期間内にはたくさんの商品が半額や7割引ぐらいで買えるので、結構人気があります。

そのほか、クリスマスの前にお互い祝福のメールやプレゼントを送ったり、恋人同士がレストランでデートしたりして過ごします。今年は日本のクリスマスを楽しみます。メリークリスマス!

いよいよクリスマスが目前に近づいてきました。韓国も日本と同じく特定の国教があるわけではありませんが、クリスマスは祝日なので老若男女を問わずクリスマスを楽しみにしています(ちなみに仏陀の誕生日も祝日です)。もはや宗教的な意味は色あせてしまい、年末の大イベントになりました。12月に入ると町中のどこに行ってもクリスマスソングが流れ、イルミネーションもきれいに飾られます。クリスマスイヴはどのレストランも人がいっぱいなので予約なしでは入れない場合が多く、無駄足を運んだ恋人同士の喧嘩もしばしば目撃できます。

ミョンドンロッテデパート前の広場クリスマスイブのミョンドン

韓国でクリスマスイヴの雰囲気をもっとも味わえる場所はソウル一番の繁華街であるミョンドンです。24日の日が暮れ始めると人々が集まって人山を築き、最も賑わいます。人の群れに入ると自分の意思とは関係なくまさにムービングウォークに乗ったようにどこかへ流されていきますが、それもクリスマスならではの楽しみでしょう。2時間もいればさすがに体力的には限界を感じますが、クリスマスの雰囲気は非常に高まります。
しかし大学卒業後は毎年、仲のいい友人とお家でクリスマスを過ごすことが恒例になりました。年中には忙しくてほとんど電話連絡ぐらいしかとりませんが、クリスマスになるとお約束のように必ず4人で過ごしました。家に招いて一緒に料理をして食べながらクリスマスを祝い、乾杯もします。欧米のようにクリスマスの特別料理はないですが、食べ物や飲み物は食べきれないほどの量を用意します。翌日に2ー3キロ太るのは希なことではありません。一晩中一年の出来ことを振りかえりながら来年の計画等について語り合います。でも今年は4人のメンバーが日本、中国、イギリス、韓国とばらばらになってしまい、一緒にクリスマスを過ごすことができずとても残念に思っています。

代わりに今年の年末は山口県内を回ってみる予定です。年末の閑散とした県内をゆっくり回りながら山口の新たな魅力が発見できることを期待しています。