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CIRレポート・0908_04_theme

ページ番号:0017565 更新日:2021年11月1日更新

CIRレポート 第8号(テーマ:私の国の迷信)

ジェニファー

13日の金曜日(アメリカ)

今回、アメリカでよく知られている迷信を紹介したいと思います。まず、「13」の迷信を紹介します。13は縁起が悪い数字という迷信があります。これは一番よく知られ、信じられている迷信だと思います。例えば、多くの高層ビルやホテルには13階がなく、多くの病院には13号室がありません。それから、13日の金曜日(英語でFriday the 13th)が不吉な日だと思われています。

なぜ13という数字は縁起が悪いでしょうか。一つの宗教的な説によると、最後のばんさんに13人が参加したので、13という数字が不吉です。もう一つの説によると、12という数字が時間や宗教に大事な役割があったり、完成を表したりしますので、次の数字の13が不吉です。13日の金曜日もいろいろな説があります。古くから金曜日は縁起が悪いという説もあり、キリストが金曜日に十字架にかけられたという説もあります。述べた説は一番よく知られていますので、興味を持っている方は是非他の説を調べてみてください。

黒猫が不吉という迷信もあります。もし、黒猫が自分の前に横切ったら、縁起が悪いと思われています。魔女が黒猫を飼っているので、悪だと思われています。このような迷信はハロウィンにぴったりで、その時期になると多くの黒猫の模様をしているグッズが発売されます。

不吉なので、してはいけないこともあります。下記の行動も不吉だと思われています。

  • 家の中に傘を差すこと。
  • 歩道に入ったひびを踏むこと。(子供たちの間で、ひびが入っているところに踏むとお母さんの背中の骨が折れるという迷信があります。)
  • 梯子の下を通ること。
  • 鏡が壊れること。(7年間、運が悪いと言われています。)

アメリカの迷信は全部縁起が悪い兆しというわけではありません。例えば、掌がかゆくなると、お金をもらえると言われています。それから、小銭を拾ったら吉だと思われています。但し、表が上になっている時に限られています。裏が上になっていると不吉だと思われています。尚、ドル札を見つかったら、裏でも表でも構わないでしょう!

私は、上記の迷信をあまり信じないのですが、掌がかゆくなると、あの迷信を思い出します。でも、きっと知らずに自分なりの迷信を信じているだろうと思います!

サンティアゴ

スペインの迷信は欧米と共通点がたくさんあります。
私の家族はあまり迷信を信じていないため、周りの人や読書などで知った経験をお話したいと思います。

13日の火曜日(スペイン)

普通のスペイン人はよく知っている(信じる)迷信はこの次のような事です。

  • はしごの下を歩く。
  • 黒猫が前を横切る。
  • 鏡を割る。
  • 13という数字。アルゼンチンには13階のない建物が多いということです。スペインにはちゃんとあります。
  • それに加え13日火曜日だと二倍運が悪いと言われています。

面白いのは他の国では13日の金曜日を組み合わせると悪いことが起こるおそれがあるのに対して、スペイン語圏の国では火曜日と言われています。そういう風に曜日が異なったことは誰も分かりません。
スペイン語では「En martes (y trece), ni te cases ni te embarques」ということわざがあります。
「(13日の)火曜日だと結婚してはいけない船に乗ってもいけない。」

  • 水で乾杯する。(絶対だめ)
  • 起きてベッドを出ると先に左足を出す。
  • 結婚式前、新郎さんがウエディングドレスを着ている新婦さんに会う。
  • 俳優だと上演の日は黄色の服を着る。

幸運

  • 四つ葉のクローバーを見つける。(少ないので見つけた人は幸運が訪れるということです。)
  • 宝くじを買うとその券を妊婦の腹にこすり付ける。(もう一つ別の方法で、こぶのある人にこすり付けると、宝くじが当たる可能性が上がるというのもあります。)
  • 拾った鉄具を肩の上から、後ろに投げる。(買ってきて投げては駄目です。)

不吉なことをしてしまったらどうすればいいですか。

  • (欧米で知られていると思いますが)木を触ると悪いことがなくなる。
  • 「Lagarto,lagarto・ラガルト・ラガルト」と言うと不吉が逃げるだろうと信じられている。(この表現もどこから来たか誰も分からないようです。面白いのはこの表現の意味が「トカゲ・トカゲ」というところです。トカゲと不吉とはどんな関係があるのでしょうか。)

スペインでは迷信を信じる人は日本より少ないと思います。絶対結婚も葬式もしない仏滅のような日はスペインにはありません。本当にそれを信じる日本人が多いと思います。

それに対して、迷信の多い職業があります。特に闘牛士が迷信を信じています。闘牛場に入る前に、今日は牛に殺されるだろうという考えを持たないで、不吉のきっかけになることを絶対しません。例えば闘牛帽子は絶対ベッドの上に載せないように気をつけ、黄色の服も着ません。闘牛士に聞くと「下らない癖なんですが、念のためだ」とよく耳にします。そんな危険な仕事があれば、皆さんも迷信を信じるでしょう。

初レポートのテーマは迷信です。5年前東京に留学した時、新宿辺りで占いのお店を見た覚えがありますが、やっぱりどこの国でも迷信を信じる人がいるのだと思わず感嘆しました。
さて、迷信はどういうことでしょう。辞書によると、「迷妄と考えられる信仰。また、道理に合わない言い伝えなどを頑固に信ずること。」と書かれています。つまり、人は真実がわからないことを仮なものと想定し、また他から聞いて信じるようになっていることだろうと思っています。中国では政府が科学を提唱し、迷信を反対しています。また科学技術の普及に従い、迷信を信じる人が昔より減ったが、貧しい農村部や義務教育をうけていないお年寄りの中には、占いを信じる人も少なくないでしょう。この人たちが自分や周囲の人の力で難題を解決できない、あるいは解決の手掛かりがない場合に近所の占い師に助けを求めることは多いようです。聞いた話によると、占い方法はそれぞれだが、当たるところもあるようです。勿論私たちみたいな素人にとっては、この占いの原理を解明できないだろうが、科学のさらなる進歩や普及に伴い、近い将来にきっとわかるようになるでしょう。
そして、占い以外、中国の長い歴史の流れの中、民間で流行っている縁起に関する言葉も多数あります。縁起のよいことと縁起の悪いことに分けられています。まずは、縁起いいことばを紹介します。中国の旧正月、所謂春節は中国人にとって新しい生活を迎える最大な祭りです。従ってその間に、できるだけ縁起のいいことを心掛けます。例えば、食事には「魚」が定番料理として大切です。なぜかと言うと、「魚」は「裕福」の発音と同じ、新しい一年の裕福を祈念する意味を含めています。そして、赤地に黒い「福」字と言う張り紙を逆さに貼る習慣もなります。これも発音によって、「福が訪れる」という意味になり、縁起のいいことを表します。また、朝からカササギのさえずりを聞こえることは大変縁起がいいと言われています。また、家で小さい蜘蛛が見えると大事なお客さんが訪れて来るとも言われます。中国人にとっては、単数より偶数の方は縁起がいい、「よいことは対になる」と言う古い言葉もあります。偶数の中でも、「6」の発音が「順調」の意味をし、「8」が「金儲け」と言う意味があるため、とても人気があるようです。結婚や出産もできるだけ、「6」や「8」が付く日にすることが多いです。「9」は単数だが、発音が「末長い」と言う意味しているので、電話番号や自動車ナンバーにもよく使われています。
縁起のよいことに対し、不吉な言葉もあります。春節の時に、「終わり」や「死」と言う言葉を絶対言わないことです。「お皿が割れた」「ガスが切れた」「鏡が割れた」などは不吉な象徴だと見られ、もしこれらの事が起こったら気分を損ねること違いないでしょう。また、ふくろうの鳴き声が聞こえると、近所の老人がなくなると言う説もあります。不吉な数字と言えば、「4」が「死」の発音をするため、普通の人から敬遠されています。
今考えて見ると、以上の縁起ものや縁起言葉などが人々の生活に多少影響していると言えるでしょう。迷信と言うより、寧ろ民間の一種の文化として人々に口伝えで伝わっています。しかし、完全に占いを信じることは賛成しません。昔、人は知識が乏しいため、病気にかかっても病院や医者のところに行かず、少しお金を出して占い師に見てもらい、手遅れたケースが多かったようです。科学が発達している現在、この愚かな、悲惨なことは二度と起こらないでほしいです。大自然の前で人の力が小さいかもしれませんが、自分の力で困難や困惑を乗り越えるべきだと思います。占いは100%を信じてはいけません。助言や生活の一種の楽しみに考えたほうがいいと思います!
皆さんは、どう思いますか?

各国には様々な迷信が受け継がれています。荒唐無稽な話もあれば、先祖の知恵がこもった話もあります。ここで韓国の迷信をいくつか紹介します。

Fのエレベーター

  • 数字の4は不吉
    韓国だけではなく漢字圏である日本、中国も同じ迷信があります。数字の「四」の音読みが「死」の発音と同様に「サ」であるため、不吉だと思われてきました。そのため、マンションやホテルに4階がない場合があります。正確に言うと、4階がないわけではなく、「4」を表記しないということです。たとえば、エレベータに乗ると、3の次に5が書いてあったり、F(Fourを略して)が書いてあったりします。
  • 敷居をまたがってはいけない
    先祖は敷居をこの世とあの世の境だと思いました。敷居はいわゆる境界です。部屋の中と外、廊下と玄関を区分する役割です。こんな日常的な境界の意味が誇張されて、人間と幽霊を分ける境だと思われるようになりました。家の外では幽霊と人間が共存できますが、家内は人間のための空間であるので幽霊が入ってはいけなかったのです。
    ただ敷居をまたがっていると中間地点から幽霊が人間の体を通過して、部屋に入ってくると思われました。
  • 夜に口笛を吹いてはいけない
    口笛を吹くと蛇が出ると言われていますが、この話にはいくつかの説があります。
    1. 蛇が交尾をするときの音が口笛に似ているから。
    2. 夜には物音が昼より大きく感じられ、眠っていた蛇が出てくるほどうるさいから。
      どちらかが正しいとは言えませんが、自分の気持ちだけを考えて夜にうるさい音を出したりすることは近所に迷惑になりますから、なるべく遠慮したほうがいいでしょう。
  • 夜に爪を切ってはいけない
    韓国で夜に関しての迷信が多い理由は、夜7時以降はもっとも幽霊が活動しやくなる時間帯という認識があったからです。特に体の一部分である爪や髪の毛にもその人の魂が宿ると考えられ、夜に爪や頭髪を切ると切られた爪などを通して活発化している幽霊に魂を占められてしまうと言われます。