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平成26年 (2014年) 9月 3日

国際課

CIRレポート 8月号

マーチン・ルーサー・キング・ジュニア

国際交流員 ホヅミ・イノウエ(米国)


皆さん、お久しぶりです!!ホヅミ・イノウエです。夏休みは、どう過ごされましたか?お盆休みは、ゆっくりと家族と時間を過ごせましたか?私は、名古屋へ旅行に行ってきました。手羽先、味噌煮込みうどん、天むす・・・いっぱい食べて帰ってきました。


さて、ワシントンDCでは8月22日、新しい記念碑が公開されました。皆さんはマーチン・ルーサー・キング・ジュニアを知っていますか?今回のCIRレポートは、アメリカで一番と言ってもおかしくないくらい影響力のあった人、今でもアメリカ中で尊敬されている人を紹介します。



マーチン・ルーサー・キング・ジュニアは、ジョージア州アトランタ市でマーチン・ルーサー・キング・シニア牧師の次男として1929年に生まれました。優等生だった彼は、15歳で大学に入学し社会学を専攻、1948年に卒業、そして1951年にペンシルベニア州のクローザー神学校を経て、父と同じくアラバマ州モンゴメリー市の牧師になりました。1955年には、ボストン大学神学部で博士号を取得しました。


ちょうど1955年に彼の始まりとも言える大きな事件がありました。「モンゴメリーバスボイコット」です。1955年12月、バスの席を白人男性に譲らなかった黒人女性ローザ・パークスが逮捕されたのを機に始まりました。モンゴメリー市の公共交通機関を使っていたのは主に黒人市民であり、ボイコットによりバス会社は財政破綻の危機を感じていました。ボイコット運動のリーダーをしていたキング牧師も逮捕され、家も放火され、とても大きなものになっていきました。ボイコットが始まってから1年後、アメリカの最高裁判所によりモンゴメリー市の人種隔離対策は違憲と判断されました。


キング牧師のアフリカ系アメリカ人公民権運動の特徴は、暴力を使わないところでした。インドのマハトマ・ガンディーに強く影響を受け、演説、デモ行進などを通して活動しました。その中でも有名なのが「バーミングハムキャンペーン」でした。キング牧師と南部キリスト教会指導者会議が組織し、展開した公民権運動のひとつであり、バーミングハム市で起こっている人種差別が注目を浴びました。アメリカで最も人種分離の激しい都市だったバーミングハム市では、黒人市民は日々暴力に遭い、経済的な格差も感じていました。そんな中に始まったキング牧師の「非暴力運動」「バーミングハムキャンペーン」の内容は、Sit-in(公共施設、レストラン、お店などに入り、座って動かないこと)やデモ行進、暴力を使わない活動でした。大量逮捕によって大人のボランティアが足りなくなると、高校生、大学生、小学生までもが参加しました。それに対し、バーミングハム市の警察は数百人を逮捕、消防用の高圧放水、警察犬を用い、キング牧師もデモ中逮捕されました。国中、世界中の注目を集め、「バーミングハムキャンペーン」のおかげで「非暴力」から大きな力に変わり、黒人の一般公共施設利用を禁止していた州法は廃止され、公共の場がよりオープンになったのです。



この写真は、1963年8月28日に行われたワシントン大行進においてリンカーン記念堂の前でキング牧師が ”I Have a Dream”(私には夢がある)と演説された時のものです。20万人以上もの人が集まった人種差別撤発を求めるデモはワシントンDCでのデモ参加者最大数に至ります。その中で行われた”I Have a Dream”のスピーチ。


I have a dream that one day this nation will rise up and live out the true meaning of its creed: ”We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal.”


I have a dream that one day on the red hills of Georgia, the sons of former slaves and the sons of former slave owners will be able to sit down together at the table of brotherhood.


I have a dream that one day even the state of Mississippi, a state sweltering with the heat of injustice, sweltering with the heat of oppression, will be transformed into an oasis of freedom and justice.


I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character.


I have a dream today!


私には夢がある。それは、いつの日か、この国が立ち上がり、「すべての人間は平等に作られているということは、自明の真実であると考える」というこの国の信条を、真の意味で実現させるという夢である。


私には夢がある。それは、いつの日か、ジョージア州の赤土の丘で、かつての奴隷の息子たちとかつての奴隷所有者の息子たちが、兄弟として同じテーブルに着くという夢である。


私には夢がある。それは、いつの日か、不正と抑圧の炎熱で焼けつかんばかりの砂漠の州、ミシシッピでさえ、自由と正義のオアシスに変身するという夢である。


私には夢がある。それは、いつの日か、私の4人の幼い子どもたちが、肌の色によってではなく、その人格の中身によって評価される国に住むという夢である。


今日、私には夢がある。



キング牧師が48年前に演説した場所の近くには、彼の記念碑が建っています。キング牧師の夢はまだ終わっていません。アメリカでは今でも偏見を持っている人はたくさんいます。このアメリカ市民は、キング牧師の夢にもっと近づく為にこれからも戦い続けます。


<http://aboutusa.japan.usembassy.gov/j/jusaj-majordocs-king.html>



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