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トップページ > 組織から探す > 健康増進課 > 感染症対策等・感染性胃腸炎が発生した場合の消毒について

平成29年 (2017年) 1月 16日

健康増進課

感染性胃腸炎が発生した場合の消毒について


 感染性胃腸炎とは、主にウイルスなどの微生物を原因とする胃腸炎の総称です。

 原因となるウイルスには、「ノロウイルス」、「ロタウイルス」、「サポウイルス」、「アデノウイルス」などがあり、主な症状は腹痛、下痢、おう吐、発熱などがあります。

 冬期は特にノロウイルスを原因とするものが多くなります。ノロウイルスは、感染力が強く、感染の広がりを防ぐためには、迅速に適切な処置を行うことが大切です。特に、患者のおう吐物や便には、多くのウイルスが含まれているため、処理の際には、使い捨てのマスクや手袋、ガウンなどを着用し、塩素系消毒剤を目的にあった濃度で使用するとともに、処理の後は石けんと流水でしっかり手洗いをしましょう。

 また、原因となっている病原体が特定されていない場合も、感染の拡大を防止するため、当初からノロウイルスによるものを想定して、消毒等を徹底しましょう。


<平成28年の県内の状況>

 山口県内においても、10月以降、定点医療機関からの感染性胃腸炎の報告が増加しています。

 冬季に発生する感染性胃腸炎の主な原因の1つはノロウイルスであることが分かっています。

 現在、全国で流行が確認されているノロウイルスGⅡ.2変異株については、ノロウイルス迅速診断検査キットでは検出感度が低い可能性があることが国立感染症研究所から指摘されています。感染性胃腸炎の症状がある場合や、学校・施設で感染性胃腸炎の患者が発生した場合は、検査結果に関わらず、当初からノロウイルスによるものを疑って感染予防対策に努めましょう。


感染性胃腸炎の定点あたり報告数の推移




消毒液の作り方


 ノロウイルスに対しては、塩素系消毒剤である次亜塩素酸ナトリウムを用いた消毒が有効です。次亜塩素酸ナトリウムは、消毒対象にあった濃度に薄めて使用します。

 市販されている塩素系消毒剤の原液の濃度は、1~12%程度と製品によって異なりますので、原液の濃度を確認した上で、作りたい消毒液の濃度になるよう調整します。

 また、市販されている家庭用の塩素系漂白剤を利用することも可能です。市販の家庭用塩素系漂白剤の多くは、約5%の濃度に調整されています。(製品別の濃度については、メーカーにお問い合わせください。)


消毒液の希釈方法

消毒対象

必要な濃度

原液の濃度

希釈倍率

1リットルの水に加えて作る場合の原液の量

おう吐物・便が付着した床やオムツ等

1,000ppm

(0.1%)

5%

50倍

20ml

10%

100倍

10ml

調理器具などの漬け置き、トイレの便座・ドアノブ、手すり、床

200ppm

(0.02%)

5%

250倍

4ml

10%

500倍

2ml


参考:500mlのペットボトルを用いた消毒液の作り方(原液の濃度が5%のものを使用)

1000ppmの消毒液を作る場合

500mlのペットボトルに原液10ml(ペットボトルのキャップを使用する場合の目安は2杯分)を入れ、水道水を加えて500mlにします。

200ppmの消毒液を作る場合

500mlのペットボトルに原液2ml(ペットボトルのキャップを使用する場合の目安は半分程度)を入れ、水道水を加えて500mlにします。

計量用の道具がない状況でも、ペットボトルのキャップ(ふた)を約5mlの容器として用いることで適した濃度の消毒液を作成することができます。

(注意)消毒液の作り置きは避けるとともに、消毒液が入ったペットボトルには、消毒液であることをはっきりと明示して、誤って飲んだりすることがないよう注意深く管理してください。


次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤を含む)を使用する際の注意


  • 次亜塩素酸ナトリウム溶液は、皮膚に対する刺激が強いため、手洗いなど人体に使用することはできません。
  • 十分な消毒効果を得るには、消毒液を含ませたペーパータオルなどを消毒しようとする部分にしっかりと密着させることが大切です。霧吹きなどによる消毒液の噴霧は、密着が充分でないため効果が得られないだけでなく、作業する人や周囲の人が消毒液を吸い込むおそれがあることから推奨されていません。特に次亜塩素酸ナトリウムの消毒液を、加湿器などに入れて噴霧することは有害ですので、絶対にしないようにしましょう。
  • 原液の濃度は製品によって異なります。必ず確認しましょう。(特に、原液を薄めずに使用できるとしている製品の中には、消毒に用いるには、次亜塩素酸ナトリウムの濃度が十分ではないものがあります。用途に適した濃度であることを必ず確認しましょう。)
  • 使用する際は、消毒液が皮膚につかないよう、ビニール手袋などを着用しましょう。また、消毒液が皮膚や、着衣についた場合は、直ちに水で洗い流しましょう。
  • 使用する際は、十分に換気を行いましょう。
  • ほかの洗剤と混ぜて使用すると危険な場合があります。特に、酸性の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生しますので、注意しましょう。
  • 金属製品やメッキのものに使用するとサビや変色を引き起こすので使用しないようにしましょう。
  • 薄めた消毒液は時間が経つにつれて効果がなくなりますので、使用する都度、原液を薄めて必要な量だけを作るようにしましょう。(作り置きは避けましょう。)
  • 原液のボトルは、直射日光のあたる場所や高温の場所を避けて保管しましょう。

感染性胃腸炎に関する相談について

 県民の皆様からの感染症に関するご相談については、最寄りの健康福祉センター(保健所)が窓口となっています。

 相談時間:平日午前8時30分から午後5時15分まで(土日・祝日・年末年始除く)


感染症に関する健康福祉センター(保健所)の相談窓口

健康福祉センター名(保健所名)

電話番号

下関市立下関保健所

083-231-1530

岩国健康福祉センター

0827-29-1521

柳井健康福祉センター

0820-22-3631

周南健康福祉センター

0834-33-6423

山口健康福祉センター

083-934-2533

山口健康福祉センター防府支所

0835-22-3740

宇部健康福祉センター

0836-31-3200

長門健康福祉センター

0837-22-2811

萩健康福祉センター

0838-25-2667

県健康増進課 感染症班

083-933-2956


関連情報


<感染性胃腸炎やノロウイルスについて>

感染性胃腸炎とは(国立感染症研究所) (別ウィンドウ)

ノロウイルス検出状況2016/17シーズン(国立感染症研究所 感染症情報センター) (別ウィンドウ)

ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省) (別ウィンドウ)

ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の予防について(山口県感染症情報センター) (別ウィンドウ)

ノロウイルスによる食中毒(山口県生活衛生課)


<感染予防のための対策について>

ノロウイルス等の食中毒予防のための適切な手洗い(動画) (別ウィンドウ)

正しい手洗いをしましょう(山口県生活衛生課)


<山口県内の感染症発生動向>

山口県の感染症週報(山口県感染症情報センター) (別ウィンドウ)

山口県の病原体検出情報(診断名別・ウイルス)(山口県感染症情報センター) (別ウィンドウ)


<施設や家庭での対策について>

高齢者介護施設における感染対策マニュアル(厚生労働主) (別ウィンドウ)

保育所における感染症対策ガイドライン(厚生労働省) (別ウィンドウ)

ノロウイルス感染症とその対応・予防(一般家庭の方へ)(国立感染症研究所 感染症情報センター) (別ウィンドウ)



お問い合わせ先

健康増進課

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