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蚊を媒介する感染症の予防について

ページ番号:0019157 更新日:2026年7月14日更新
 病原体を持っている蚊に刺されることで起こる病気を「蚊媒介感染症」と言います。
 主な蚊媒介感染症としては、デング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症、日本脳炎、ウエストナイル熱、黄熱、マラリアなどがあげられます。これらの感染症は主に熱帯、亜熱帯地域で流行しています。
 日本においては、日本脳炎以外の蚊媒介感染症は海外からの輸入感染症が多いですが、デング熱に関しては国内感染例も報告されています。
 蚊に刺されないための対策を行うことは、感染症の予防対策として重要です。
 流行地域では、長袖、長ズボンや着用、蚊の忌避剤を使用し、蚊に刺されないように注意しましょう。

主な感染症

デング熱

  • ヒトスジシマカ、ネッタイシマカ​が媒介
  • 主な発生地域:東南アジア、南アジア、中南米、カリブ海諸国
  • 2~15日(多くは3~7日)の潜伏期の後に突然の高熱で発症する。頭痛、眼窩痛、顔面紅潮、結膜充血を伴う。発熱は2~7日間持続する(二峰性であることが多い)。初期症状に続いて全身の筋肉痛、骨関節痛、全身倦怠感を呈する。発症後3~4日後胸部、体幹からはじまる発疹が出現し、四肢、顔面へ広がる。症状は1週間程度で回復する。血液所見では高度の白血球減少、血小板減少がみられる。

 

チクングニヤ熱

  • 主にネッタイシマカとヒトスジシマカが媒介
  • 主な発生地域:アフリカ、南アジア、東南アジア
  • 潜伏期間は3~12日(通常3~7日)で、患者の大多数は急性熱性疾患の症状を呈する。発熱と関節痛は必発であり、発疹は8割程度に認められる。関節痛は四肢(遠位)に強く対称性で、その頻度は手首、足首、指趾、膝、肘、肩の順であり、関節の炎症や腫脹を伴う場合もある。

 

ジカウイルス感染症

  • ヒトスジシマカ、ネッタイシマカが媒介
  • 主な発生地域:中南米・カリブ海地域、オセアニア太平洋諸国、アフリカの一部、タイ
  • 潜伏期間は3日~12日で、主として軽度の発熱(38.5℃未満)、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、疲労感、倦怠感などの症状を認める(一般的にデング熱、チクングニア熱より軽症)。血液所見としては、血小板減少などが認められる場合もある。

 

ウエストナイル熱

  • アカイエカ、チカイエカ、ヒトスジシマカなどが媒介
  • 主な発生地域:アフリカ、ヨーロッパ、中東、中央アジア、西アジア、南米
  • 2~14日の潜伏期の後に高熱で発症する。発熱は通常3~6日間持続する。同時に頭痛、背部の痛み、筋肉痛、食欲不振などの症状を有する。発疹が胸部、背、上肢に認められる場合もある。通常リンパ節腫脹が認められる。症状は通常1週間以内で回復するが、その後全身倦怠感が残ることも多い。

黄熱

  • ネッタイシマカが媒介
  • 主な発生地域:アフリカ、中南米
  • 潜伏期間は3日~6日で、主として軽度の発熱、頭痛、悪寒、筋肉痛、背部痛、悪心・嘔吐などの症状を認める。発症した患者の15%が重症化し、数時間から一日程度の寛解期を経て、高熱が再燃し、黄疸や出血傾向を来たし、ショックや多臓器不全に至る場合がある。予防には黄熱ワクチン接種がある。

 

日本脳炎

  • コガタアカイエカが媒介
  • 主な発生地域:日本、中国、東南アジア、南アジア
  • 感染後1~2週間の潜伏期を経て、急激な発熱と頭痛を主訴として発症する。その他、初発症状として全身倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛も存在する。その後、症状は悪化し、項部硬直、羞明、意識障害、興奮、仮面様顔貌、筋硬直、頭部神経麻痺、眼振、四肢振戦、不随意運動、運動失調、病的反射が出現する。知覚障害はまれである。発熱は発症4~5日に最も高くなり、熱はその後次第に低下する。
  • 感染しても発病するのは100~1,000人に1人程度で、大多数は無症状のまま(不顕性感染)経過します。
  • 日本では、定期予防接種の対象疾患です。

 

マラリア

  • ハマダラカが媒介
  • 主な発生地域:東南アジア、アフリカ、中南米
  • 最も多い症状は発熱と悪寒で、発熱の数日前から全身倦怠感や背部痛、食欲不振など不定の前駆症状を認めることがある。熱発は間隔をあけて発熱期と無熱期を繰り返す。発熱期は悪寒を伴って体温が上昇する悪寒期(1~2時間)と、悪寒がとれて熱感を覚える灼熱期(4~5時間)に分かれる。典型的には三日熱及び四日熱マラリアでは悪寒期に戦慄を伴うことが多い。

予防対策

 蚊を介した感染症は、蚊に刺されないための対策が大切です。
 特に、蚊が多く発生する夕方から夜間にかけて外出する場合や、草むらなどに入る場合などは、蚊に刺されないように注意してください。
また、海外旅行等で蚊を介した感染症の流行地域を訪れるときは、十分に注意し、予防対策を行うとともに、国内であっても日ごろから蚊の対策を心がけるようにしましょう。
 帰国時又は帰国後に発熱等体調に異状がある場合及び渡航先において医療機関を受診するなど体調に不安がある場合には、空港等の検疫所に御相談いただくか、近くの医療機関を受診してください。

≪蚊の対策≫

蚊に刺されない

蚊を増やさない

  • 網戸の破れを修理したり、扉・窓の開閉時間を短くしたりしましょう
  • 肌の露出を減らしましょう
  • <長そで、長ズボン、靴下を着用する>
  • <素足にサンダル履きは避ける>
  • 虫よけ剤(ディート)や、蚊取り線香などを上手に使いましょう
  • <お子様(特に乳児)への虫よけ剤(ディート)の使用については医師に相談してください>
  • 日本脳炎にはワクチンがあります。お子様が定期接種の対象年齢になったら、早めにワクチンを接種しましょう

蚊は、ごくわずかな水たまりでも産卵することが分かっています。定期的に家の周囲を点検し、蚊の発生源になりやすい水たまりや草むらをチェックしましょう。

≪チェックポイント≫

  • 空き缶やペットボトル、空きビンなどが放置されていませんか
  • 庭の散水用に雨水をためている場合、定期的(1週間に1回)に水抜きする等していますか
  • 植木鉢の水受け皿に水がたまったままになっていませんか
  • 雨どいや側溝が詰まって水がたまっていませんか
  • ビニールシート(ブルーシート)のたるみに水がたまっていませんか
  • 古タイヤの中に水がたまっていませんか
  • 注水タイプの旗立てや物干し用ベースのフタがとれたままになっていませんか
  • お墓の花立てに水がたまったままになっていませんか
  • 蚊の潜み場所になるヤブや草むらがあれば、雑草や樹木は定期的に刈り取り、剪定をして管理しましょう

※殺虫剤による蚊の駆除は一時的には効果がありますが、長続きしません。また、使い過ぎによる人体や環境への影響も考えなくてはいけません。そのため、殺虫剤は補助的に使用し、蚊の発生自体を抑え、蚊に刺されない対策を行うことが大切です。

 

相談窓口

 ご相談については、最寄りの健康福祉センター(保健所)が窓口となっています。
  ≪相談時間:平日午前8時30分から午後5時15分まで(土日・祝日・年末年始除く)≫

 

相談窓口、電話番号

岩国健康福祉センター(岩国環境保健所)

0827-29-1523

柳井健康福祉センター(柳井環境保健所)

0820-22-3631

周南健康福祉センター(周南環境保健所)

0834-33-6423

山口健康福祉センター(山口環境保健所)

083-934-2531

山口健康福祉センター(防府保健所)

0835-22-3740

宇部健康福祉センター(宇部環境保健所)

0836-31-3203

長門健康福祉センター(長門環境保健所)

0837-22-2811

萩健康福祉センター(萩環境保健所)

0838-25-2667

下関市立下関保健所

083-231-1530

山口県健康福祉部健康増進課

083-933-2956

 

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