このページの本文へ移動

ここから本文

トピックパス
トップページ > 組織から探す > 健康増進課 > ひきこもりトップページ > 精神保健福祉センター・ひきこもりとは

平成28年 (2016年) 3月 28日

健康増進課


 定義

 きこもりとは、半年以上、学校や職場に行かず、家族以外との親密な対人関係が持てない状態が半年以上続いている場合を「ひきこもり」の状態と言います。なかでも、精神疾患がその主な原因とは考えにくい場合を「社会的ひきこもり」と言います。


 ※具体的には「学校を卒業した後、ずっと家にいる」、「自分の部屋に閉じこもって、家族とも話をしようとしない」、「昼夜逆転の生活で、真夜中になると近くのコンビニにだけ出かけている」などです。

 ※一説では全国に100万人以上とも言われています。山口県内でも5千人~1万人と推定しています。

 ※精神疾患が主な原因でないと考えられる場合には、すぐに対策を講じるのではなく、半年は見守ったほうが良いとも言われています。


 きっかけ

 校や職場での失敗や精神疾患の発病など、さまざまなきっかけでひきこもりが始まりますが、これらが原因だとは限りません。きっかけがはっきりしない場合もあります。きっかけや原因が何であれ、ひきこもるとなかなか脱出が難しいという共通の特徴があります。長期化してしまう要因の1つに、本人との関係のこじれが挙げられます。


 家族の対応ポイント


 

◆正しい知識をもつ


◆本人への不適切な対応をやめる


◆本人の見えないココロを理解する


 

◆正しい知識を持つ

 

 例えば、次のような悪循環がよくあることを知っておくことは大切です。家族はしばしば焦ってしまって、

 「いったいいつまでブラブラしているんだ!」とガミガミ言ったり、

 「がんばって仕事に行ってね!」と激励したり、

 「親もいつまでも元気じゃないんだから、お願い!」と哀願したりしてしまいがちです。実は見かけによらず、一番焦っているのは本人なのです。言われるとますます焦ってしまいます。しかし、どうすることもできずに、立ちすくんでしまい、ますますひきこもってしまうという悪循環になっている例をしばしば見受けます。

 

悪循環(例)

 

 この悪循環を断ち切るためにはどうしたら良いでしょうか。もうおわかりでしょうが、まずは家族がガミガミ言うのを止めることです。こういう悪循環が起こることを知っているのと知っていないのでは大違いです。ただし、頭ではわかっていても、実行は難しいものです。

 

◆本人への不適切な対応をやめる

 

 知識の次は実技です。まずは、3つの禁句を言わないようにしましょう。他にもいくつかありますので、「家族教室」(後述)で覚えてください。実際にどう対応するかという実技(スキル)は頭だけでは身に付かないものです。家族が変わると、本人に「ちょっとした変化」が現れてきます。それを見分ける目を持っていないと、見落としてしまいます。

 大きな変化を期待していると、失望に終わります。しかし、小さな変化を見分ける目を持っていると、希望が蓄積され、いつか、大きな変化につながるのです。


 禁句(例)

 × 「怠けている」

 × 「甘えている」

 × 将来のことや友達の話


 ※ 家族教室で一般的な知識と標準的な対応方法(実技)を身につけた上で、個別相談で、個別の事情に応じた対応方法を相談するようにしましょう。

 

◆本人の見えないココロを理解する

 

 家族の目には、前向きな姿勢が見られないでしょう。反省の態度も見えないかもしれません。極めつけは、こうなったことを親の育て方のせいにすることでしょうか。目に見える言動からは、「甘えている」「怠けている」と解釈してしまうのも無理はありません。しかし、本人の見えないこころは違っています。裏腹の心理を理解する必要があります。


 ~見える言動~

・ 前向きな姿勢が見られない

・ 反省の態度が見られない

・ こうなったのを親のせいにする


 ~見えないこころ~

・ 「人並みに仕事したい」

・ 「でも、うまくいかないんだ」

・ 「親の期待を裏切って申し訳ない」


 本人は「人並みに仕事したい」と思っています。しかし、それを口にすれば「じゃあ明日からアルバイトでも行くんだな」と返されてしまうので言えないのです。

 「やりたいけれど、うまくいかないんだ」と思っていますが、それを口にすれば「一度や二度の失敗で甘えてないでもっと努力を」と言われてしまいす。

 「親に対して申し訳ない」と思っていても、それを口にすれば「そう思っているんだったら、ちゃんとしてよ」と言われてしまいます。

 だから、本人は家族には本当の気持ちを話せないのです。それが話せるとしたら、家族が「禁句」のような言葉を言わなくなってからです。実は「禁句」は、本人自身が自分を責めている言葉なのです。だから、他人がそれを口にすれば、本人はさらに自信喪失に陥るか、逆に開き直ってしまうのです。

 

 

 また、家族も自分のための生活をすることが大切です。自分自身の楽しみを持つことや、家族で食事や旅行に出るのも良いでしょう(本人に伝えたうえで)。そうしてリフレッシュすることで、本人への対応にも余裕が出てくるはずです。

 暴力行為が見られる場合、暴力に対してははっきりとノーを言うことです。ただし暴力で返してはいけません。場合によっては家族が家を出ることや、警察を使うことを躊躇しないで下さい。



このページのトップへ




お問い合わせ先

健康福祉部

閉じる