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平成21年 (2009年) 3月 2日
薬物乱用の弊害
覚せい剤とは、一般的にアンフェタミンとメタンフェタミンの2種類を指し、白い粉末か無色透明の結晶で臭いはありません。俗に、「シャブ」と呼ばれますが、最近では「S(エス)」、「スピード」などと呼ばれることもあります。
覚せい剤を乱用すると一時的に気分が高ぶり、疲労感がとれたような感じになりますが、効果が切れると激しい疲労感や憂鬱感に襲われます。繰り返し使用するうちに幻覚や被害妄想におびやかされ、他人への暴力、殺人に発展することもあります。
また、頬がこけ、歯が抜け落ちるなど身体への影響も大きく、大量に使用すると死亡することもあります。
薬物乱用の害は、半永久的に続きます。
乱用をやめ治療を行って通常の生活に戻ったようでもアルコールやストレスなどのきっかけで突然精神障害が起こることがあります。これを再燃現象(フラッシュバック)といいます。覚せい剤の乱用でひとたび精神障害が再発する下地が残ってしまうからです。
また、注射で乱用する場合は、エイズや肝炎等の感染症の危険性もあります。
シンナーとは、塗料などを薄めるために使用される液体のことで、接着剤にも入っています。シンナーを乱用すると、背が伸びない、筋肉がつかないなど発育を妨げる大きな原因になります。
また、脳の萎縮、肝臓障害の報告もあり、大量吸引により死亡したり、幻覚や幻聴などの症状があらわれ、最悪の場合、他人への暴力、殺人など、社会に悪い影響を与えることもあります。
なお、シンナーを乱用した場合、「毒物及び劇物取締法」により罰せられます。

正常な脳 シンナー中毒で小さくなった脳

シンナーを乱用していない者が書いた線 シンナー乱用者が書いた線
大麻はくわ科の植物で、テトラヒドロカンナビロール(THC)という幻覚作用をもつ成分を含んでおり、心身に悪影響を及ぼします。

大麻は、WHO(世界保健機関)の報告書(注)によると、記憶への影響、学習能力の悪化、知覚の変化、人格喪失などを引き起こすほか、使用を止めても依存性が残るなどとされています。
(注)"Cannabis:a health perspective and research agenda"(1997)
Programme on Substance Abuse(WHO)
大麻の不正栽培は、大麻取締法で禁止されています。また、そのために大麻の種子を所持したり、提供したりすることは、大麻取締法の処罰対象となります。
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