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酸性雨について

ページ番号:0020629 更新日:2023年5月31日更新

 県内における酸性雨等の実態を把握するため、昭和63年度から県環境保健センター(山口市)の1地点で継続的に酸性雨調査を行っています。
 その結果は次のとおりです。pHはここ数年、4.8から5.1の間で推移しています。

酸性雨調査結果(測定地点:山口県環境保健センター)

項目年度

H30年度

R1年度

R2年度

R3年度

R4年度

降水量(ml/年)

1527ml

2051ml

2296ml

1993ml

1506ml

pH

4.8

4.8

5.0

5.1

4.9

EC(μS/cm)

17μS

14μS

13μS

10μS

14μS

注1)自動雨水採取装置により採取。
注2)ECは、電気伝導率であり、不純物の存在を認識する目安。
注3)pHとECは降水量で加重平均して求めている。

自動雨水採取装置の画像
自動雨水採取装置

 酸性雨対策について、詳しい資料を入手したい場合は、環境省ホームページ(別ウィンドウ)<外部リンク>を参考にしてください。

酸性雨とは?

 酸性雨は、化石燃料などの燃焼で生じる硫黄酸化物や窒素酸化物などの影響で生じると考えられるpHの低い雨のことをいい、通常pH(水素イオン濃度指数)5.6以下の雨のことを酸性雨と呼びます。欧米では、酸性雨によると考えられる湖沼の酸性化や森林の衰退が報告され、国境を越えた国際的な問題となっています。
 わが国の調査結果では、欧米なみの酸性雨が観測されていますが、生態系への影響については明確な兆候はみられていません。しかし、酸性雨が今後も降り続けば、近い将来生態系への影響が現れることも考えられます。
酸性雨模式図

 酸性雨により森林が枯れたり、コンクリートや文化遺産が破壊されるのではないかと懸念されています。