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平成24年 (2012年) 5月 8日
自然界には宇宙から飛んでくる宇宙線、大地からの放射線などがあり、これらは自然放射線と呼ばれています。
山口県では、山口県環境保健センター(山口市大字朝田535)のほか県内4ヶ所に測定機器(モニタリングポスト)を設置して、大気環境中の放射線量(空間放射線量)を24時間連続で測定しています。
また、地上に降下したチリや雨を「降下物」と呼んでいますが、これらに含まれる放射性物質についても、同じ地点で定期的に検査しています。
■山口県の測定結果
現在まで、山口県の空間放射線量は平常時の範囲内にあり、変動はありません。
空間放射線量測定結果(単位:マイクロシーベルト/時)
平常時の範囲(平成21年度の最小値〜最大値)
0.084〜0.128 |
期 間 | 最大値 | 最小値 | 平均値 |
平成23年3月15日 〜 31日 | 0.108 | 0.089 | 0.093 |
4月 1日 〜 30日 | 0.108 | 0.089 | 0.093 |
5月 1日 〜 31日 | 0.117 | 0.088 | 0.093 |
6月 1日 〜 30日 | 0.108 | 0.087 | 0.092 |
7月 1日 〜 31日 | 0.120 | 0.087 | 0.094 |
8月 1日 〜 31日 | 0.128 | 0.089 | 0.096 |
9月 1日 〜 30日 | 0.108 | 0.089 | 0.094 |
10月 1日 〜 31日 | 0.106 | 0.089 | 0.094 |
11月 1日 〜 30日 | 0.106 | 0.089 | 0.094 |
12月 1日 〜 31日 | 0.125 | 0.090 | 0.094 |
平成24年1月 1日 〜 31日 | 0.136 | 0.090 | 0.095 |
2月 1日 〜 29日 | 0.117 | 0.089 | 0.094 |
3月 1日 〜 31日 | 0.118 | 0.089 | 0.094 |
※注1 マイクロシーベルト:人が放射線を受けたとき、その影響を測るものさしとして使われる単位。
※注2 平成24年1月1日〜31日の期間中最大値0.136マイクロシーベルト/時は、1月2日5:00〜6:00時に観測されており、当時の気象状況(みぞれ/雪)により一時的に上昇したもので、計測値はすぐに低下しています。なお、この一時的な上昇の原因は、大気中に浮遊している放射性物質が雪などに取り込まれて地表に降下してくるためで、スペクトル解析により自然放射線の増加によるものであることを確認しています。
■全国の測定結果
文部科学省が、全国の空間放射線量の測定結果を公開しています。 (別ウィンドウ)
※4月2日から、放射線モニタリング情報がリアルタイムでご覧になれます。
◆空間放射線量の変動について
空間放射線量は、常に変動しています。雨が降ると、大気中に浮遊している放射性物質が雨にとりこまれて地表に降下してくるため、空間放射線量が一時的に上昇します。逆に雪が積もっていると、雪によって大地からの放射線が遮られるため、空間放射線量が一時的に下降します。
◆山口県の測定地点について
大地からの放射線は、地域により差があり、測定地点の地質によって変化することが知られています。これは、大地に含まれる自然放射線の量に違いがあるためです。山口県の測定地点は人間の放射線被ばくを模擬できるように地上から1.5メートルに設置しています。測定地点は花崗岩質の地質の上にあり、花崗岩から出る自然放射線が他の岩石と比較して若干多いことから、他県と比べて少し大きい値となっていますが、世界にはもっと大きい値の場所もあります。
■ 空間放射線量測定機器(モニタリングポスト) ■

《写真左:検出部》 《写真右:測定部》
日常生活で被ばくする放射線の量について、資源エネルギー庁「原子力2002」をもとに文部科学省が作成したパンフレットがありますので、ご覧ください。
日常生活と放射線(文部科学省作成)
file1.pdf (468KB)
多くの都道府県が空間放射線量測定機器(モニタリングポスト)を建物屋上など地上から離れた高い位置に設置していることから、人の生活空間と同じ地上1メートルの高さでの放射線測定の必要性が指摘されています。
山口県では、従来から人間の放射線被ばくを模擬できるように、地上から1.5メートルの高さで測定しています。
サーベイメータ(持ち運び可能な放射線測定装置)を用い、モニタリングポストの近くにおいて地上1メートルの高さで測定した値は、モニタリングポストによる地上1.5メートルでの測定値とほぼ同じ結果となっています。
山口県を含む全国の地上1メートルでの測定値を、文部科学省が公開しています。 (別ウィンドウ)
地上1メートルにおける放射線測定については、平成23年12月22日に文部科学省から放射線モニタリングの見直し(参考:文部科学省ホームページ) (別ウィンドウ) が示され、これまでの測定値の変動が小さいことから、平成24年1月以降は過去の実績をもとに、モニタリングポストの測定値から推計する方式に移行することになりました。なお、当面は1ヶ月に1度、サーベイメータにより測定し、検証することとされています。
■ サーベイメータ ■

県内の広域エリアを対象として、県内10市で空間放射線量を測定しました。
いずれの地点も、県環境保健センター(山口市:モニタリングポスト)における平常値の範囲(0.084〜0.128マイクロシーベルト/時)以下であり、異常は認められませんでした。
なお、測定にはサーベイメータ(持ち運び可能な放射線測定装置)を用い、地上1メートルの高さで測定しています。
空間放射線量の広域エリア調査結果 (単位:マイクロシーベルト/時)
| 調査地点 | 所在地 | 測定年月日 | 天候 | 空間放射線量 |
1 | 岩国健康福祉センター | 岩国市三笠町 | 平成23年6月27日 | 小雨 | 0.045 |
2 | 柳井健康福祉センター | 柳井市古開作 | 平成23年6月27日 | 曇 | 0.067 |
3 | 周南健康福祉センター | 周南市毛利町 | 平成23年6月27日 | 小雨 | 0.077 |
4 | 県防府総合庁舎 | 防府市駅南町 | 平成23年6月27日 | 小雨 | 0.063 |
5 | 環境保健センター | 山口市朝田 | 平成23年6月27日 | 小雨 | 0.082 |
6 | 宇部健康福祉センター | 宇部市常盤町 | 平成23年6月28日 | 晴 | 0.066 |
7 | 県美祢合同庁舎 | 美祢市大嶺町 | 平成23年6月28日 | 小雨 | 0.067 |
8 | 長門健康福祉センター | 長門市東深川 | 平成23年6月28日 | 小雨 | 0.070 |
9 | 萩健康福祉センター | 萩市江向 | 平成23年6月28日 | 小雨 | 0.072 |
10 | 県下関総合庁舎 | 下関市貴船町 | 平成23年6月29日 | 晴 | 0.066 |
※注1 空間放射線量は気象条件等に左右されるため、時間とともに常に変動しています。
※注2 各地点のデータは、同時に計測したものではありません。
■ 広域エリア調査 ■

1 定時降下物の測定結果(1日単位)
東日本大震災発生後、文部科学省の指示を受けて、東京電力(株)福島第一原子力発電所事故の影響を迅速に把握するための簡易な検査を、平成23年3月18日から12月27日まで毎日実施したところ、放射性物質は検出されませんでした。
1日単位の定時降下物の測定については、平成23年12月22日に文部科学省から放射線モニタリングの見直し(参考:文部科学省ホームページ) (別ウィンドウ) が示され、平成24年1月以降は測定精度を約100倍に高めたうえで月間降下物を測定することになりました。
文部科学省が、全国の定時降下物の測定結果を公開しています。 (別ウィンドウ)
2 月間降下物の測定結果(1ヶ月単位)
1日単位の検査に加えて、より精度の高い詳細な検査として、月間降下物(1ヶ月分の累積値)について測定を実施しています。
一部の放射性物質が検出されていますが、きわめて微量であり健康に影響はありません。
| ヨウ素131 (ベクレル/㎡)
| セシウム134 (ベクレル/㎡)
| セシウム137 (ベクレル/㎡)
| 換算放射線量 (マイクロシーベルト/年)
| 自然界から1年間に受ける放射線量 (2400マイクロシーベルト/年)との比較 |
平成23年3月 | 不検出 | 不検出 | 0.068 | 0.00055 | 約4,360,000分の1 |
4月 | 3.9 | 0.95 | 2.9 | 0.041 | 約58,000分の1 |
5月 | 不検出 | 0.41 | 0.33 | 0.0103 | 約233,000分の1 |
6月 | 不検出 | 0.096 | 0.095 | 0.0025 | 約960,000分の1 |
7月 | 不検出 | 0.080 | 0.098 | 0.0023 | 約1,040,000分の1 |
8月 | 不検出 | 不検出 | 不検出 | ― | ― |
9月 | 不検出 | 不検出 | 不検出 | ― | ― |
10月 | 不検出 | 不検出 | 不検出 | ― | ― |
11月 | 不検出 | 不検出 | 不検出 | ― | ― |
12月 | 不検出 | 不検出 | 不検出 | ― | ― |
平成24年1月 | 不検出 | 不検出 | 不検出 | ― | ― |
2月 | 不検出 | 不検出 | 不検出 | ― | ― |
3月 | 不検出 | 不検出 | 不検出 | ― | ― |
※注1 ベクレル:放射性物質の放射線の強さを表す単位。
※注2 換算放射線量は、検出された放射性物質が出す放射線を1年間受け続けたときの放射線の量を算出するため、放射線の強さの単位である「ベクレル」から、放射線が人体に及ぼす影響を評価する単位である「マイクロシーベルト」に換算して合計したものです。
※注3 換算放射線量は「国連科学委員会2000年報告書」の線量評価手法を用いて算出しています。
※注4 月間降下物(1ヶ月単位)の分析は、定時降下物(1日単位)の分析に比べて採取量が多く(採取面積が広く、採取期間が長い)、さらに測定時間が長いため、より精度の高い検査となっています。
文部科学省が、全国の月間降下物の測定結果を公開しています。 (別ウィンドウ)
海水浴場を利用する方々の安全・安心を確保するため、地域ごとに利用者の多い8海水浴場で、通常の水質調査に加え新たに放射性物質調査を実施しました。
全ての海水浴場で放射性物質は検出されませんでした。
砂浜の放射線量も平常値以下でした。
■海水の放射性物質調査結果 (単位:ベクレル/リットル)
海水浴場名 | 所在市町 | 採水日 | 放射性物質濃度 | ||
ヨウ素 131 | セシウム 134 | セシウム 137 | |||
潮風公園 | 岩国市 | 平成23年6月21日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
片添ヶ浜 | 周防大島町 | 平成23年6月20日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
虹ヶ浜 | 光 市 | 平成23年6月21日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
富海 | 防府市 | 平成23年6月21日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
きららビーチ焼野 | 山陽小野田市 | 平成23年6月21日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
大浜 | 長門市 | 平成23年6月20日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
菊ヶ浜 | 萩 市 | 平成23年6月21日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
土井ヶ浜 | 下関市 | 平成23年6月20日 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
※ 「水浴場の放射性物質に係る水質の目安」(環境省策定)は次のとおりです。
放射線セシウム(セシウム134及びセシウム137の合計):50Bq/L
放射性ヨウ素:30Bq/L
■砂浜の空間放射線量調査結果 (単位:マイクロシーベルト/時)
海水浴場名 | 所在市町 | 測定日 | 放射線量 | ||
地表面 | 50cm | 1.0m | |||
潮風公園 | 岩国市 | 平成23年6月21日 | 0.045 | 0.045 | 0.041 |
片添ヶ浜 | 周防大島町 | 平成23年6月20日 | 0.057 | 0.060 | 0.059 |
虹ヶ浜 | 光 市 | 平成23年6月21日 | 0.058 | 0.053 | 0.057 |
富海 | 防府市 | 平成23年6月21日 | 0.059 | 0.057 | 0.059 |
きららビーチ焼野 | 山陽小野田市 | 平成23年6月21日 | 0.047 | 0.045 | 0.046 |
大浜 | 長門市 | 平成23年6月20日 | 0.020 | 0.022 | 0.021 |
菊ヶ浜 | 萩 市 | 平成23年6月21日 | 0.065 | 0.061 | 0.061 |
土井ヶ浜 | 下関市 | 平成23年6月20日 | 0.021 | 0.020 | 0.023 |
※ 環境保健センター(山口市)で実施している空間放射線量の平常値の範囲
(0.084〜0.128)以下
東日本大震災発生後、文部科学省の指示を受け、東京電力(株)福島第一原子力発電所事故の影響を迅速に把握するため、平成23年3月18日から12月27日まで山口市または宇部市で上水(蛇口水)の放射線量を毎日実施したところ、放射性物質は検出されませんでした。
1日単位の上水(蛇口水)の測定については、平成23年12月22日に文部科学省から放射線モニタリングの見直し(参考:文部科学省ホームページ) (別ウィンドウ) が示され、平成24年1月以降は測定精度を約100倍に高めたうえで3ヶ月に1回測定することになりました。(1〜3月に採取した試料の測定結果は、4月下旬に公表される予定です。)
山口県を含む全国の上水(蛇口水)の測定結果を、文部科学省が公開しています。 (別ウィンドウ)
上水(蛇口水)など「水道水に関する放射線情報」のお問い合わせ先はこちらです。
環境生活部 生活衛生課 水道班 〒753-8501 山口県山口市滝町1番1号 TEL:083-933-2978 FAX:083-933-3079 |
文部科学省の「環境放射能水準調査」で調査した、過去の測定データが公開されています。
山口県では、昭和45年(1970年)から放射線調査を開始しました。
空間放射線量を始め、降下物、上水、土壌、農産食品、海水など、過去の山口県における放射線測定結果を、下記の外部サイト(文部科学省の委託により財団法人日本分析センターが作成)からご覧になることができます。
ようこそ「日本の環境放射能と放射線」へ(財団法人日本分析センター) (別ウィンドウ)
放射線に関する基礎的な知識については、以下の独立行政法人放射線医学総合研究所(外部サイト)のホームページに詳しく記載されていますので、ご覧ください。
独立行政法人放射線医学総合研究所のホームページ (別ウィンドウ)
山口県では、県民の皆さんのご注文に応じて、職員が直接皆さんの所へお伺いし、県の施策、事業等について説明させていただく、「やまぐち県政出前トーク」を実施しています。
この「やまぐち県政出前トーク」は、皆さんが日頃から関心を持たれているテーマについてご説明し、皆さんとの意見交換等を通じて、「県民とともに歩む県政」を進めていくためのものです。
このたび、放射線に関する正しい知識の普及を図るため、「環境中の放射線に関する基礎知識」のテーマを追加しましたので、職場や地域などのグループで、お気軽にお申し込みください。
講師は、県環境保健センター環境科学部の放射線研究者が務めます。
なお、申し込み方法等の詳細については、下記のホームページをご覧ください。
“お届けします”やまぐち県政出前トーク (別ウィンドウ)
「大気環境中の放射線情報」に関するお問い合わせ先はこちらです。
環境生活部 環境政策課 大気・化学物質環境班 〒753-8501 山口県山口市滝町1番1号 TEL:083-933-3034 FAX:083-933-3049 |
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