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平成27年 (2015年) 3月 5日

新産業振興課

山東省ビジネスセミナー&商談会説明会開催のご報告



 経済成長著しく、山口県とも交流が深い中国・山東省のビジネスセミナー及び今秋(10月22日、23日)に山東省で開催される商談会の説明会を、平成26年5月23日、下関市の海峡メッセ国際会議場において開催いたしました。


 当日は、中国における事業展開に興味を持つ企業や関係機関等から60名ほどの参加がありました。

 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!



1 開催の概要


(1)主催者挨拶

眞柳 秀人(貿易商談会等実行委員会 委員長/山口県新産業振興課 課長)


(2)講演「山東省における中国ビジネス最新情勢」

兼重 清史 氏((株)山口銀行国際部 副部長)

中国に10年以上滞在され、青島支店長、青島日本人会会長といった要職にも就かれた経験を元に、現地の状況、日系企業の動向、今後の中国市場の見通し等についてお話いただきました。


(3)事業説明「第14回 山東省・山口県経済貿易商談会について

原田 英明(貿易商談会等実行委員会 事務局長/山口県新産業振興課 主幹)

商談会を活用するメリット、過去の開催状況今年度の商談会の概要等についてご説明いたしました。


(4)事例発表「商談会から中国、そして世界へ!」

福本 功巳 氏((株)功栄商工 代表取締役)

実際の中国で事業を展開され、商談会でも成果を上げられている経験を元に、海外取引をする際の留意点、商談会を活用した取引の実例等についてお話いただきました。

こちらに概要を紹介しています。


(5)質疑応答


(6)参加者による情報交換



2 本事業の主催者


 貿易商談会等実行委員会

(山口県、下関市、(株)山口銀行、山口県日中経済交流促進協会、ジェトロ山口、下関商工会議所ほか)

お問い合わせ先:実行委員会事務局(県新産業振興課内 担当/福居 電話 083-933-3140)


 

3 参考

 

(株)功栄商工 代表取締役 福本様のお話の内容について概略をご紹介します。

 

(1)はじめに(自己紹介

(株)功栄商工の代表取締役 福本です。

本日は、弊社の海外事業への取り組みについて、ご紹介させていただきます。


私は、高校卒業後、地元の商社へ入社しました。

その商社ではとにかく率先して働き、何の仕事でも率先して取り組んで吸収していきました。

そして、平成9年、31歳の時に独立し、(株)功栄商工を創業するに至りました。

非鉄金属の材料販売から製品製造まで、お客様のニーズにあった小回りの利いた営業がウリで、いろいろと苦労もしましたが、中国・韓国で事業を展開するまでに至り、現在は、北米や東南アジアへの進出も視野に、2030年までに「世界で10営業所、従業員100人、年商100億円」達成することを目標としてがんばっているところです。


(2)海外展開の必要性について

現在、中国はGDP(国民総生産)で日本を追い抜き、アメリカに次ぐ世界第二位の経済大国となりました。

20年ほど前には日本のGDPが中国の10倍という時代もあったのに、こんなにあっさりと追い越してしまうとは想像を超える驚異的な経済成長だと思います。

私は「中国の経済状況はいろいろと課題もあるが、あと10年は上昇傾向にある」と考えています。

日本は、アベノミクスにより景況感が上向いてきたとはいえ、まだ閉塞感に覆われています。

この先、国内市場が縮小していく中で、いずれ海外に目を向けていかなければならない時が来ます。

それならば、なるべく早く取り組み始めるべきではないかと思うのです。


現在、海外事業の展開先としては東南アジアが注目を浴びています。

それはそれで良いのですが、しかし世界中どこへ行っても中国人を見ない国はありません。

実行力に富み、チャンスがあればどこへでも行く。そんなバイタリティ溢れる彼らの国が日本すぐの隣にあって、その中の山東省へは、ここ(下関市)からフェリーの直行便で行くことができる。そして、山口県はその山東省と友好関係にあって、商談会を毎年開催している。

これをビジネスに活用しない手はないのではないでしょうか。


「海外と取引をしている」というと「遠くて大変ですね」というようなこともよく言われますが、そういう思いを持ったことは全くありません。

私は、「飛行機で3時間で行くことができる範囲は全て営業エリア」という考えを持っています。

皆さんも国内の様々な地方へ営業に行かれると思いますが、新幹線だと名古屋は3時間、大阪は2時間、車だと岡山まで3時間といったところでしょうか。

車や電車で3時間かけられるならそれが飛行機でもいいじゃないかと。パスポートだけ追加して準備すればいいんです。

この考えに基づけば、海外へ出ていくこと自体をためらうことはなくなります。


(3)海外取引の留意点

まず、海外ではすべて契約書で注文が行われます。

契約書には、必要な事項が記載されていますから、これらを正確に理解し、不明確な点、記載されていない点についてはそのつど確認することが必要です。

注文書をファックスして電話で「よろしく」とお願いしたら、数日後に品物が宅配便で届く。これは日本だけの話です。

海外取引では、こちらの事情を先回りして理解してくれることはありません。自分で確認していくしかないのです。


次に、費用があいまいなことです。

商品価格だけでなくいろいろな経費や税金がかかってきたり、為替差損が出る場合があります。

これらについても、事前のみならず、取引途中でもそのつどこまめに確認し、明らかにしていくことです。

とにかく「確認」の手間は絶対に省いてはいけません。手抜きをすると全部リスクとなって自分に返ってくることを肝に銘じておいてください。


また、中国から商品を持ってくる場合、空路は高価なので、基本的には海運を使うことになります。

しかし、玄界灘は波が高く、特に冬は揺れますから、場合によっては商品がダメージを受けることがあります。

また、船が経由便だと日本への到着に1ヶ月近くかかることもあります。

こういったことも、国内だけで活動しているうちには出会わないできごとです。


それから、現地で生産をする場合、業務管理は相手に任せきりにしないことです。

弊社の場合は委託加工が多いですが、その場合は受託する工場へ社員を派遣し、自社の基準で検品しています。

安定した品質の製品を継続して生産するためには、そういった対応も必要です。


ところで、なぜこのようなことが起こるかといいますと、そこには「日本人と中国人の考え方が異なっている」ということが大きく影響しています。

どちらが正しいとか、将来的にはどちらの考え方がスタンダードになっていくのか、私には分かりませんけれども、日本人の伝統的な考え方に基づく「顧客第一主義」は、もしかしたら世界にマッチしていないのかもしれない。

そこに不安を感じる一方で、「だからこそチャンスが転がっているのではないか」という思いもあります。


(4)山東省との商談会について

さて、弊社では、中国で事業展開をしていくにあたってこの商談会を活用しています。

これまでに4回参加していますが、毎回、多くの山東省企業に商談のためにご来場いただき、前回も2日間で20社以上の企業と会って話をすることができました。

自社で、広い中国において短期間にこれだけの企業と商談をしようとすると、どれだけコストがかかるでしょうか。

それを、こちらが会場に座っているだけで、興味を持った企業が向こうからどんどんやってきて商談をしてくれる。

もちろん、すぐに成約というわけにはいきませんが、まずは現地で実際に会って話をすることが大事なんです。そうすると、そこから必ず何か得るものがあります。

私はそういう点において、この商談会を「使える」と思っています。


皆さんも、今日のこのセミナーをきっかけに、中国での事業展開、そしてこの商談会への参加を検討されてみてはいかがでしょうか。

本日はご清聴ありがとうございました。



お問い合わせ先

新産業振興課



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