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やまぐちの棚田20選・中ノ森地区の棚田

ページ番号:0022488 更新日:2017年2月13日更新

中ノ森地区の棚田

中ノ森地区の棚田の画像

棚田の概要

  • 地域の所在 長門市油谷
  • 農地面積 22.5ha
  • 平均勾配 1/6.5

本棚田は向津具半島上域に位置し、眼下には白砂の大浜海岸を見ることができる。この大浜海岸は夏には多くの人が海水浴とキャンプに訪れる。また冬には日本海特有の波が押し寄せ、サーファーにも人気のスポットとなっている。

棚田は中ノ森集落の農業者によって耕作され、用排水路・農道等の維持・管理は共同作業により実施している。棚田の用水は田代池・焼一木・焼一木4などの共同ため池の水を利用しているが、この3つのため池以外は貯水量が少なく、毎年用水の確保に苦労する水田もある。また、本地域は地すべり防止指定地域に指定されており、ため池等の共同管理、水田の耕作は洪水・土砂侵食防止や災害の未然防止に大きな役割を果たしている。

棚田の保全活動

中山間地域等直接支払制度を活用し、共同活動により棚田や用排水路・農道等の維持・管理を行っている。草刈などの作業には集落内の非農家の方にも参加してもらうようにし、地域ぐるみでの保全活動を進めている。

地域の特徴

本地域は日本海から強い風が吹くため、田の畦に暴風垣としてシャシャキ(ヒサカキ)の木が植えられ、今も多く残っている。周辺の山から本棚田を見下ろすと、向津具半島の海岸線の出入りとこの暴風垣になぞられた棚田のラインをはっきりと見ることができ、その光景は美しい庭園のようである。