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徳山下松港港湾計画の改訂について

ページ番号:0024099 更新日:2014年4月18日更新

 今日の徳山下松港は、背後に形成された石油化学コンビナートをはじめとする臨海工業地帯を支える工業港として重要な役割を担っています。一方で、徳山下松港を取り巻く状況は近年大きく変化しており、我が国産業に必要不可欠な石炭を安定的かつ安価に供給する広域拠点港としての発展やコンテナ輸送に係る利便性の向上、市民が港で憩うことのできる場所の確保、災害対応能力の強化などが求められています。
 これらの要請に適切に対応するとともに、県が「やまぐち産業戦略推進計画」に掲げる瀬戸内産業の再生を実現するため、平成40年代前半を目標年次として平成26年3月に港湾計画を改訂しました。

1 港湾計画の基本方針

[物流]西日本地域の国際物流拠点となる徳山下松港

  • 我が国産業の国際競争力強化に資するバルク物流拠点を形成するため、石炭バルク輸送船舶の大型化並びに共同輸送に対応した物流機能の強化を図ります。
  • 背後企業の国際競争力を支えるコンテナ物流拠点を形成するため、安価で適時性の高いコンテナ輸送に対応した物流機能の強化を図ります。

[交流]市民に親しまれる憩い・賑わいの場となる徳山下松港

  • 市民の憩いの場となる親水空間・交流拠点の形成を図るため、地域の特色を生かした親水・交流空間の創出に努めます。
  • イベント船等の寄港需要への対応を図り、港の交流機会の創出に努めます。

[防災]西日本地域の防災拠点となる徳山下松港

  • エネルギー供給・備蓄拠点を形成するため、エネルギー関連施設の災害対応能力の強化を図ります。

2 港湾の能力

 目標年次(平成40年代前半)における取扱貨物量、船舶乗降旅客数を以下のとおり定めました。
 [取扱貨物量]5,370万トン [船舶乗降旅客数]8万人

3 主な施設計画

石炭バルク輸送船舶の大型化並びに共同輸送に対応した物流機能の強化

  1. 下松東岸壁(水深20m×延長390m、新規計画)
  2. 下松東航路(水深20m×幅員300m、変更計画)
  3. 晴海10号岸壁(水深18m×延長390m、変更計画)
  4. 徳山西航路(水深18m×幅員300m、変更計画)
  5. 新南陽N-7岸壁(水深14m×延長390m、変更計画)
  6. 南陽航路(水深14m×幅員300m、変更計画)
    徳山下松港が石炭輸入における広域拠点港としての役割を果たしていくため、短期的には既存施設を活用した国際バルク戦略港湾計画に基づく施設整備を促進し、ケープサイズ級船舶入港の早期実現を図ります。その後、本計画の目標年次である平成40年代前半における石炭取扱量を見据え、中期的にはバルク輸送船舶の更なる大型化に対応した物流機能の強化を図ります。

〈下松東岸壁(ケープサイズ入港)イメージ図〉
下松東埠頭イメージ

安価で適時性の高いコンテナ輸送に対応した物流機能の強化

  1. 晴海8号岸壁(水深12m×延長240m、既定計画)

地域の特色を活かした親水・交流空間の創出

  1. 築港親水交流拠点(緑地6haほか、変更計画)
  2. 光井船だまり(小型桟橋3基ほか、新規計画)

エネルギー関連施設等の災害対応能力の強化

  1. 下松東岸壁(幹線貨物輸送対応ターミナル、新規計画)
  2. 晴海8号岸壁(幹線貨物輸送対応ターミナル、変更計画)
  3. 晴海10号岸壁(幹線貨物輸送対応ターミナル、変更計画)