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トップページ > 組織から探す > 文化振興課 > 条例・ビジョン・トップページ > 条例・山口県文化芸術振興条例(概要)

平成19年 (2007年) 12月 25日

文化振興課

山口県文化芸術振興条例の概要

 

【趣旨】


「誰もが子どもの頃から文化芸術に親しみ、心豊かに燦めく、元気な県づくり」


 文化や芸術は、人々に安らぎと感動、心のうるおいを与え、生きる喜びをもたらしてくれます。また、文化芸術を中心として、人々が地域、世代、立場の違いを越えて集まり、連帯意識をはぐくみ、共に生きる社会を築くことにつながります。そして、文化芸術は、私たちの住む地域の魅力を高め、人々が自信と誇りを持って生き生きと暮らすことのできる社会づくりの基盤となります。このような、文化芸術の持つ力は、経済活動の質の向上にもつながる基礎となるものであり、21世紀の今日、文化と経済は車の両輪であると言われています。

 こうした中、2006年に開催された「国民文化祭やまぐち」では、「やまぐち発 心ときめく文化維新」のテーマのもと、多くの県民の自発的な取組に支えられ、山口県の優れた文化、元気と魅力が全国に発信されました。この感動を忘れずに、文化芸術の力で元気な山口県を築いていくために、県では、これからの文化芸術の振興の基本となる条例を制定しました。


【前文】


1 山口県の豊かな歴史と文化的風土

山口県は、美しく変化に富んだ山、海、自然に恵まれ、古くから多くの人々や文物が交流してきました。そうして、多彩な文化や芸術がはぐくまれ、歴史を今に伝える個性豊かなふるさとが形づくられてきました。


2 経済の発展と社会の現状

今日では、経済が豊かになり、世の中には「もの」があふれていますが、その一方では、人と人とのきずなが薄れており、人々の心のゆとりが失われています。


3 文化芸術が果たす役割の重要性

文化や芸術は、生活に潤いを与え、生きる喜びをもたらしてくれます。県民が自信と誇りを持って、互いに支え合いながら生きていくためには、誰もが子どもの頃から文化や芸術に親しむことができる社会、すなわち、真に豊かな社会をつくっていかなければなりません。


4 文化芸術による県づくりの決意

文化や芸術を生活の中に生かし、山口県の魅力を内外に発信することによって、人々と幸せを分かち合うことが、県民の願いです。そこで、文化や芸術を大切にし、それを創り出していく積極的な心構えをもって、誰もが生き生きと暮らす元気な山口県を築くことを決意して、この条例を制定するものです。


【本文】


1 目的

この条例は、文化芸術の振興の基本となる考え方や、県が果たすべき役割などを定めることによって、文化政策を積極的に進め、県民の暮らしを心豊かな潤いのあるものにするとともに、個性豊かで活力に満ちた地域社会を作ることを目的とします。


2 基本理念

(1) 県民の自主性と創造性の尊重

文化芸術を盛んにするためには、県民のやる気やアイデアを大切にし、その力が十分に発揮されるようにしなければなりません。


(2) 県民が等しく文化芸術活動に参加できる環境づくり

文化芸術を創造したり、これを楽しむことは、人々の生まれながらの権利ですから、県民がどこに住んでいても、文化芸術を鑑賞し、参加し、創造することができるようにしなければなりません。


(3) 県民と様々な主体の協働による取組

県民、文化芸術団体、文化施設、学校、事業者、市町及び県は、それぞれ、文化芸術の発展のために自らが果たすべき役割を自覚し、互いに協力して取り組まなければなりません。


(4) 多様な文化芸術の発展と国内外への発信

文化芸術は多様なものですから、様々な文化芸術を保護し、発展させていかなければなりません。そして、山口県の文化芸術が、国の内外で評価されるように発展させることが必要です。


(5) 地域の特色ある文化芸術の発展と継承

地域の歴史や伝統、気候風土などが生かされた特色ある文化芸術は、県民の共通の財産ですから、これを発展させていくとともに、将来の世代に引き継いでいくことが必要です。


(6) 地域社会発展の基盤である文化力の向上

文化芸術が持つ力(文化力)、つまり、人々に感動を与えたり、地域の魅力を高めたりする力は、豊かな人間性をはぐくみ、地域社会を発展させるために欠かすことのできない基盤であり、これを高めていくことが必要です。


3 県の責務

(1) 施策の総合的な策定と実施

県は、この条例の基本理念に基づいて、幅広い視点に立って文化政策を進める責任があります。


(2) 県民等の意見の反映と連携の促進

県は、文化行政に県民の意見を生かすように努めるとともに、県民と文化芸術団体、文化施設、学校、事業者、市町などが互いに連携できるように働きかけていきます。


(3) 地域振興等と連携した文化芸術の振興

県は、まちづくりや地域産業などの地域振興の行政と連携しながら文化行政を進めるとともに、県政のあらゆる分野において、文化芸術の振興につながるように考えながら行政を進めていきます。


4 市町との連携

県は、市町とよく連絡をとり合い、協力し、応援しながら文化政策を進めていきます。


5 県民の役割

県民は、文化芸術が県民の暮らしや地域づくりにおいて果たしている大きな役割を深く理解します。また、地域で行われる文化芸術活動が盛んになり、将来の世代に引き継がれていくように配慮します。


6 基本方針

県は、文化政策を幅広い視点に立って計画的に進めるため、文化政策の基本的な方針を定めます。この基本方針を定める際には、県民の意見をよく聴かなければなりません。


7 県民の鑑賞、参加及び創造の機会の充実

県は、県民が文化芸術に触れたり、活動に参加したり、作品を創作したりする機会を充実するため、総合芸術文化祭など、様々な文化事業に取り組みます。


8 高齢者、障害者等の文化芸術活動の充実

県は、高齢者や障害者が文化芸術活動を活発に行うことができるようにするための対策に取り組みます。


9 子どもの文化芸術活動の充実

県は、次代を担う子どもたちが文化芸術活動を活発に行うことができるようにするための対策に取り組みます。


10 学校教育における文化芸術活動の充実

県は、学校教育の中で子どもたちが文化芸術に触れたり、文化芸術活動を活発に行うことができるようにするための対策に取り組みます。


11 地域の特色ある文化芸術の振興

県は、県内のいろいろな地域の歴史や伝統、自然、産業その他と結びついた特色ある文化芸術が盛んになるようにするための対策に取り組みます。


12 交流の促進及び国内外への発信

県は、県民の手で魅力ある文化芸術を作り出したり、また、それを楽しむことができるようにするため、文化芸術に関する交流を促進するとともに、地域の文化芸術を国内外に発信していくように取り組みます。


13 担い手の育成及び確保

県は、文化芸術を担う人材、たとえば、文化芸術を創造したり、伝承したり、企画したり、文化施設の管理運営を行うような人材を育成し、確保するための対策に取り組みます。


14 顕彰

県は、文化芸術活動で活躍したり、文化芸術の発展に尽くした人々を世の中に広く知らしめることによって、県民の文化芸術に対する関心や意欲を高めるとともに、文化芸術の発展のために優れた人材の能力を活用するように取り組みます。


15 文化施設の充実

県は、文化芸術の拠点である文化施設を充実するため、施設の整備、コンサートや展覧会の実施、人材の配置、所蔵作品の充実などに取り組みます。


16 身近な文化芸術活動の場の充実

県は、県民が日常的に文化芸術活動を行う場所を充実するため、文化施設、学校施設、社会教育施設その他の施設を利用しやすくするための対策に取り組みます。


17 情報の収集及び提供

県は、県民の文化芸術活動を盛んにするため、文化芸術に関する情報を広く収集し、県民に提供するように取り組みます。


18 民間の支援活動の活性化

県は、文化ボランティア活動や企業メセナ活動などの文化芸術を支える活動が活発に行われるようにするための対策に取り組みます。


19 推進体制の整備

県は、県民、文化芸術団体、文化施設、学校、事業者、市町等と協力しながら積極的に文化政策を進めるため、組織づくりやネットワークづくりに取り組みます。


20 財政上の措置

県は、文化政策を進めるために必要な予算を確保するように努力します。


21 年次報告

県は、毎年、山口県の文化芸術の有り様や、県が行っている文化政策の取組について取りまとめて、県議会をはじめ広く県民に公表します。


22 山口県文化芸術審議会

県は、県民や専門家の意見を文化政策に生かすため、審議会を設置します。


23 施行期日

この条例は、公布の日(平成19年12月25日)から施行します。


〔条例原文〕 (別ウィンドウ)


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