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平成29年9月定例会 意見書・決議 北朝鮮による核実験及びミサイル発射に抗議する決議

ページ番号:0025113 更新日:2017年10月6日更新

北朝鮮による核実験及びミサイル発射に抗議する決議

平成29年9月定例会
(平成29年10月6日)

 北朝鮮は、我が国を初めとした国際社会が、国連安保理決議の完全な遵守を求め、核実験やミサイル発射等の挑発行為を決して行わないよう繰り返し警告しているにもかかわらず、これらを無視した軍事的挑発行為をエスカレートさせている。
 特に、弾道ミサイルについては、これまでもたびたび、日本海に向けて予告なしに発射するという暴挙が繰り返されてきたが、中国・四国地方上空を通過させ米領グアム島沖に向けて発射する計画を表明する中、8月29日及び9月15日に発射した中距離弾道ミサイルは、北海道の上空を通過し襟裳岬東方沖の太平洋上に落下した。
 これは、国民の生命や安全・安心を著しく脅かす、かつてない重大かつ深刻な事態である。
 さらに北朝鮮は、9月3日に、6回目となる核実験を強行した。これは、明白な国連安保理決議違反であるだけでなく、爆発規模が過去最大と推定されるなど、重大かつ差し迫った新たな段階の脅威である。
 これら一連の行為は、北東アジア及び世界平和の安定を著しく損なう国際社会への重大な挑戦であるとともに、我が国の安全保障環境を揺るがす重大な直接的脅威であり、地理的に近い本県としても、県民の生命と財産を守る立場から憂慮にたえず、断じて許すことはできない。
 よって、本県議会は、国際社会の警告を無視して、連続して強行されている北朝鮮の軍事的暴挙に対して、抗議と非難の意を強く表明するとともに、政府においては、下記の事項について特段の対応をされるよう強く要請する。

1 国際社会と結束して、北朝鮮に対する一連の国連安保理決議の厳格かつ全面的な履行を確保するとともに、各国と協調した北朝鮮への国際社会の圧力強化により、拉致問題の解決も含め、北朝鮮の核・ミサイル開発の放棄に向けて断固たる対応をとること。
2 高度な警戒・監視態勢を維持しながら、国民の安全・安心な生活と我が国を取り巻く安全保障環境を脅かす不測の事態への対処に万全を期すとともに、ミサイル発射時のより適切で迅速な情報伝達、具体的でわかりやすい避難行動の周知など、国民を守るために必要な、あらゆる実効性のある対策を講じること。
 以上、決議する。

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