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トップページ > 組織から探す > 議会事務局 > 審査の概要(各リンク先のページ)・平成21年11月定例会 決算

平成30年 (2018年) 4月 26日

議会事務局


決算特別委員会

平成21年11月定例会

 決算特別委員会を代表いたしまして、平成21年9月定例会において本委員会に付託されました、平成20年度山口県歳入歳出諸決算について、その審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。

 審査に当たりましては、会計管理局長を初め、執行部に詳細な説明を求めるとともに、監査委員からは決算審査に関する意見を聴取し、予算の執行が議決の趣旨にのっとり、適正かつ効率的に行われたか、また、住民福祉の向上等にどのような成果を上げたかなどに主眼を置き、県内の出先機関等の状況についても現地調査を実施するなど、各般にわたり、慎重な審査を重ねたところであります。

 さて、平成20年度予算編成の背景となった当時の本県の経済動向は、個人消費は底堅さを維持しているものの、一部で弱い動きがみられるが、輸出、生産とも依然高水準を持続しており、また、雇用情勢は厳しさが残るものの、需給は引き続き改善の動きが続くなど、県内景気は全体として回復を続けておりました。なお、中小企業の景況は、回復に向けた動きが幾分弱まり、引き続き厳しいものがありました。

 このような諸情勢を背景にした本県の財政は、極めて厳しい状況にあり、大幅な財源不足が見込まれる中で、平成20年度当初予算は、「住み良さ日本一の県づくり加速化予算」として、さらには、当面する緊急課題に取り組む「緊急課題対応型予算」として、施策の構築に努めるとともに、これまで築き上げられてきた行財政基盤の上に立って、行財政改革の更なる取り組みを通じ、これを引き続き強固なものとする「改革推進予算」と位置づけて、編成されたところであります。

 ここで、一般会計歳入歳出決算の概要を申し上げます。

 歳入決算額は、7,054億4,684万573円

 歳出決算額は、6,966億1,220万9,553円

であり、前年度と比較して、歳入は2.0%、歳出は2.3%の減少となっております。

 収支の状況は、実質収支額が34億1,636万1,970円の黒字となっております。

 次に、決算の状況について、前年度と比較して増減した主なものを申し上げます。

 歳入に関しては、ふるさと雇用再生特例交付金等の国庫支出金や、県税の大幅な落ち込みを補てんする減収補てん債などの県債が増加したものの、景気後退等に伴い、法人二税を中心とした県税が大幅に減少し、また、減債基金の取り崩し額の減少により繰入金も減少しております。

 歳出に関しては、後期高齢者医療制度の開始に伴い民生費が、ふるさと雇用再生特別基金等の造成に伴い労働費がそれぞれ増加したものの、一方では、基金への積立金の減少により総務費が、公共事業関係費の削減などにより土木費、農林水産業費が減少したことなどにより、全体では歳出額が減少しております。

 次に、「母子寡婦福祉資金」など12の特別会計では、

歳入決算額は、1,382億3,904万9,853円

歳出決算額は、1,353億1,006万4,422円

であり、

収支の状況は、実質収支額が28億9,296万431円の黒字となっております。

 以上が、一般会計及び特別会計の決算の概要であります。

 次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。

 まず、歳入確保対策の一環である「ふるさと納税」について

 平成20年度の実績はどうか。また、PRの方法や納税者へのお礼などはどうなっているのか。

 との質問に対し、

 平成20年度の実績は、33件で270万3千円となっている。PRについては、「やまぐち元気寄附金」という愛称をつけ、県外を中心に行っている。具体的には、「東京事務所」や「おいでませ山口館」、また「大阪事務所」に設置している相談コーナーでの対応や、「ひとのくに山口ファンクラブ」や「県外情報誌」、「県人会」等を活用してPR活動を行っている。また、寄附をいただいた方へのお礼については、「知事の礼状」と「絵はがきセット」をお送りするとともに、「ひとのくに山口ファンクラブ」への無料会員登録を行い、各種情報提供を行っている。

 との答弁がありました。

 次に、平成20年度の重点施策である「医師確保対策」について

 その取り組みの内容と、成果はどうか。また、山口県の取り組みの特色は何か。

 との質問に対し、

 平成20年度においては、「養成課程における確保対策」、「県外からの確保対策」、「就業環境の整備促進」を3つの柱として事業を実施した。具体的には、医学生への修学資金の貸し付け、後期研修医への研修資金の貸し付け、ホームページでの情報提供、育児中の女性医師への支援などに取り組んでおり、一定の成果があがってきていると考えている。また、特色ある取り組みとして、山口大学、県医師会、医療機関が一緒になり、臨床医が研修終了後、そのまま県内に残るような取り組みを行っている。

 との答弁がありました。

 次に、平成20年度から制度が拡充された、談合防止方策ともなる、「総合評価競争入札制度」について

 簡易型方式における、評価調書の施工計画の加算点については、公平性や透明性の確保が重要と思うが、どのように対応しているのか。

 との質問に対し、

 施工計画の提出にあたっては、入札公告時に、発注者が求める施工上配慮すべき重要な事項等を提示しており、それに基づき提出された技術提案等を、競争入札審査会において適正に評価していることから、公平性等は確保されていると考えている。

 との答弁がありました。


 このほか、主な意見、要望等について申し上げます。

○歳入確保対策について

○予算の不用額と適切な予算見積もりについて

○有価証券保有の経緯等について

○財産管理費の翌年度繰越額、不用額について

○業務委託に係る低入札価格調査制度について

○消費者相談体制の充実について

○難病患者治療研究事業の普及について

○高齢者住宅整備資金について

○小児救急医療電話相談について

○電子申請の利用促進について

○山口宇部空港の利用促進について

○岩国基地民間空港早期再開推進事業について

○中小企業設備近代化資金の利用状況について

○中小企業高度化資金の未収金対策について

○学校給食における県産食材の利用促進について

○農業改良資金及び林業・木材産業改善資金について

○県漁協等に対する支援について

○需要に応える園芸産地構造改革推進事業について

○橋梁の点検・補修について

○下関沖合人工島建設事業の費用負担について

○河川災害関連事業費の繰越金について

○随意契約の状況について

○奨学金の滞納状況と制度の改善について

○私立学校授業料減免制度の拡充について

○高校再編に伴う遊休財産の状況について

○教職員住宅の再編整備の状況等について

○特別支援教育に関わる教員の確保について

○警察協議会の開催状況等について

○警察署統合による影響等について

○柳井警察署の整備状況について

○悪質商法に対する警察の対応について

○刑事警察活動費の推移について

 など、各般にわたり、発言がなされたところであります。


 なお、会計検査院の検査により、不適正経理が指摘された問題については、原因の究明を行うとともに、再発防止に向け、十分な措置を講じることなどの要望がありました。

 当局においては、これらの意見、要望等はもとより、審査の過程でありましたその他の発言についても十分留意されるとともに、監査委員の意見も踏まえて、なお一層、効率的な行財政の運営に努められるよう要望いたします。


 最後に、採決の結果を申し上げます。

 平成20年度山口県歳入歳出諸決算につきましては、賛成多数により、「認定すべきもの」と決定いたしました。

 以上をもちまして、本委員会の報告といたします。



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