本文
平成30年6月定例会
平成30年7月2日(月曜日)~3日(火曜日) 所管事項の調査
商工観光委員会を代表いたしまして、本委員会においてなされた所管事項に係る発言のうち、その主なものについて御報告を申し上げます。
まず、商工労働部関係では、
新たな成長産業の創出について、
平成26年4月に策定した「やまぐち次世代産業クラスター構想」に基づく取組成果はどうか。また、新たなヘルスケア産業・バイオ関連産業の育成について、どう取り組むのか。
との質問に対し、
民間人材を登用した「イノベーション推進センター」と研究開発補助金による支援により、77の研究開発プロジェクトを組成し、53件の事業化が実現するなど、着実に成果があがってきている。
ヘルスケアやバイオ関連分野は、これまで取り組んできた「医療関連」や「環境・エネルギー」分野との親和性が高く、技術等の連携・融合により、相乗効果と波及効果が期待できることから、クラスターの取組を発展・拡大させ、より高度なイノベーションや事業成果を生み出すよう取り組んでいく。
との答弁がありました。
次に、生産性向上・人手不足対策について、
中小企業の人手不足について、県の課題認識と人材確保面の対応はどうか。また、人手不足解消に資する生産性向上に向けた取組への支援や人材育成にどう取り組むのか。
との質問に対し、
雇用状況の改善が進む一方で、職種や業種のバラつきなど様々な形で雇用のミスマッチが生じていることから、その解消に向けて8月から「山口しごとセンター」として機能を強化し、若者の人材定着・還流促進に加え、女性・高齢者等の新たな人材確保に努める。
また、産業振興財団に設置した「生産性向上・人材創造拠点」を中心に、IoT等の導入促進や人材育成により、県内中小企業の持続的成長に向けた生産性向上の取組を支援していく。
との答弁がありました。
このほか、商工業振興関連では、
雇用・人材育成関連では、
原発関連では、
労働委員会関連では、
などの発言や要望がありました。
次に、観光スポーツ文化部関係では、
観光・スポーツ・文化が連携した取組について、
「活力みなぎる山口県」の実現に向けて新しいプランも策定されるが、大交流維新を担う部として、どのように取り組んでいくのか。
また、部が受け持つ幅広い分野が連携して、交流人口の拡大や地域の活性化に取り組む必要があるが、今後どのように取組を進めていくのか。
との質問に対し、
明治維新150年の節目の年に大交流維新の実現に向けて、「連携」と「成果」をキーワードに、観光・スポーツ・文化等が一体となった施策の展開に取り組む。
特に、スポーツイベントや美術館での企画展等は、交流人口の拡大はもとより、地域の活性化に資する重要な取組であることから、観光振興と連携した取組を推進していく。
との答弁がありました。
次に、山口ゆめ花博と連携した観光振興について、
山口ゆめ花博来場者に本県の多彩な魅力をPRし、観光振興やリピーター獲得へつなげていく必要があるが、そのための取組をどのように進めていくのか。
との質問に対し、
ゆめ花博来場者へのPRについては、会場内で県内19市町の魅力を紹介するため、各地域の特色を生かしたイベントや展示を行い、県内周遊や、再度の来訪の促進を図ることとしている。
また、旅行会社とのタイアップによる旅行商品をはじめとして、旅行ルートにゆめ花博を組み入れた商品造成を進めており、地域や旅行会社と連携した本県への更なる誘客拡大や、ゆめ花博の来場者による県内周遊の促進を図っていく。
との答弁がありました。
観光振興関連では、
このほか、
などの発言や要望がありました。
以上をもちまして、本委員会の報告といたします。