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平成30年9月定例会
平成30年10月9日(火曜日)~10日(水曜日) 付託議案の審査、所管事項の調査
文教警察委員会を代表いたしまして、本委員会における議案の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。
審査に当たりましては、関係議案及び所管事項全般にわたり、執行部に説明を求め、質疑、検討の結果、議案第1号のうち本委員会所管分、並びに議案第7号の議案2件については、全員異議なく、いずれも可決すべきものと決定いたしました。
次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。
まず、教育関係では、
県立高校再編整備計画について、
徳山高校徳山北分校と鹿野分校は生徒募集を停止するが、これまでの分校における特色ある取組を他の高校に引き継ぐ形で、魅力ある学校づくりを進めてはどうか。
との質問に対し、
両分校では、生徒一人ひとりの状況に応じた少人数指導や、体験学習を重視したキャリア教育の展開など、生徒の個性や可能性を伸ばす取組を実施してきている。
今後、こうした分校での指導ノウハウを他の高校でも共有し、個に応じたきめ細かな教育活動や体験的な学習活動を一層充実させるなど、魅力ある学校づくりを進めていく。
また、現在、策定中の次期再編整備計画の中に掲げている県央部の多部制定時制高校においても、両分校における取組をしっかり引き継いでいく。
との答弁がありました。
次に、県立高校の空調設備の整備について、
今夏の猛暑を受け、菅官房長官が小・中学校への空調設備設置に対する支援について言及されたが、県立高校においても県教委が責任を持って早急に整備を進めるべきと考えるが、いかがか。
との質問に対し、
近年の厳しい暑さへの対応は、学校施設の耐震化対策やブロック塀の倒壊防止などと同様に深刻な課題であると、県教委としても十分認識している。
県立高校の普通教室については、PTAによる設置もあるが未設置の学校も多く残っており、生徒の安全や健康を守る観点からも早急な対応が必要と考えている。
引き続き、非常に厳しい財政状況にあるが、できるだけ早期に、県立高校の普通教室に空調が整備できるよう、財源確保を含め関係部局とも協議し、検討を進めてまいりたい。
との答弁がありました。
このほか、
などの発言や要望がありました。
次に、警察関係では、
警察官の受傷事故防止対策について、
全国では、交番における事件が多く発生しているが、現場の最前線となる交番における受傷事故防止対策の現状は、どうなっているのか。また、特に単独勤務の多い駐在所において、今後どのように対策を推進していくのか。
との質問に対し、
本県においても、富山市や仙台市における交番勤務員の殉職事件を深刻に受け止めており、同種事案の発生を防止するため、勤務体制について、できるだけ複数の人員で勤務するよう指示するとともに、耐刃防護衣を常時着用した上で、楯、警杖、刺股等の受傷事故防止資機材を直ちに使用できる位置に配置している。
また、訓練については、これまでの道場や駐車場といった広い場所での各種訓練に加え、再度、自らが勤務する交番の構造やレイアウトに応じ、警杖や刺股等を使い、拳銃を奪われない訓練、あるいは刃物を持った相手を制圧する訓練を実施するように指示しており、今後とも、交番における受傷事故防止に努めていく。
駐在所においても、交番と同様の受傷事故防止対策を実施しているが、特に駐在所は単独勤務が多いことから、その時間帯を把握し、他の交番員や駐在所員と一緒に勤務させるなど、単独勤務の時間縮減に努めていく。
との答弁がありました。
このほか、
などの発言や要望がありました。
以上をもちまして、本委員会の報告といたします。