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審査の概要(委員長報告)・令和元年6月定例会 商工観光

ページ番号:0025649 更新日:2019年6月28日更新

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令和元年6月定例会

商工観光委員会審査状況

 令和元年6月24日(月曜日)~25日(火曜日) 付託議案の審査、所管事項の調査

商工観光委員会委員長報告書

 商工観光委員会を代表いたしまして、本委員会における議案の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。
 審査に当たりましては、関係議案及び所管事項全般にわたり、執行部に説明を求め、質疑、検討の結果、議案第4号のうち本委員会所管分については、賛成多数により、可決すべきものと決定いたしました。

次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。

 まず、商工労働部関係では、
 大都市圏への県産品の売り込みについて、
 地方創生の動きの中で激化する地域間競争を勝ち抜くため、県産品の魅力や競争力を高め、売れる仕組みをつくっていくことが重要になると考えるが、今後、どのように取り組むのか。
 との質問に対し、

 県と山口銀行との共同構想に基づき設立した「地域商社やまぐち」が有する強みを最大限に活用し、市町単独では困難な販路拡大に向け、大都市圏に向けて全県的な体制での取組を進める。
 具体的には、地域商社、市町、関係団体等が連携した新たな体制により、大手食品卸売会社が主催する展示商談会への出展や、市町の特徴的な食材を活用した「ご当地商品」の開発、首都圏のオフィス街やイベント会場で県産品のPRを行う「売り込み宣伝カー」の導入に向けた実証実験等に取り組むなど、「オールやまぐち」による売り込みを強化していく。
 との答弁がありました。

 次に、キャッシュレス化の推進について、
 消費税増税への対応という視点だけでなく、厳しい人手不足を補い生産性を向上させる、売り上げを増やすといった視点から、キャッシュレス化を進めることが重要と考えるが、今後、どのように取り組むのか。
 との質問に対し、

 キャッシュレス化は、業務の効率化による生産性の向上や、外国人観光客の需要の取り込みによる売上増等に寄与するものと考えており、国による大規模な支援の実施を絶好の機会と捉え、県内全域での実現に取り組む。
 具体的には、全県的な推進組織となる「やまぐちキャッシュレス化実現会議」を設置するとともに、「キャッシュレス決済導入推進コーディネーター」の配置による事業者の理解促進に向けた取り組みや、無料公衆無線LANの設置等、地域ごとに行われるキャッシュレス化に向けた環境整備の支援等に取り組んでいく。
 との答弁がありました。

 このほか、商工業振興関連では、

  • 中小企業の海外展開支援について
  • 企業誘致の推進について
  • 航空宇宙産業への参入促進について
  • 県内の景況について
  • アベノミクスの県内中小企業への波及効果について
  • 中小企業におけるBCPの策定について
  • 地域産業資源の活用促進について

 雇用・人材育成関連では、

  • 県内企業への就職・定着支援について
  • 外国人材の受け入れに向けた県の対応について
  • 県内における外国人労働者の雇用状況について
  • 女性の働きやすい職場環境づくりについて

 原発関連では、

  • 国のエネルギー政策に係る県の認識について
  • 上関原発建設計画に対する県の対応方針について
  • 中国電力の原子炉設置許可申請について
  • 原発のコストについて
  • 本県の再生可能エネルギーの状況について
  • 上関原発建設予定地の林地の土地所有権について
  • 重要電源開発地点指定に係る地元自治体の同意について

 労働委員会関連では、

  • 労使間の紛争について
  • 外国人労働者への対応について

 などの発言や要望がありました。

 次に、観光スポーツ文化部関係では、
 インバウンドの拡大に向けた取組について、
 本年9月のラグビーワールドカップ開催に伴い、ラグビーファンの多い欧米等からの訪日外国人観光客をどのように本県に取り込んでいくのか。
 また、キャッシュレス決済の普及や文化資源の活用の取組など、県としてどのように考えているか。
 との質問に対し、

 訪日外国人観光客の旺盛な旅行消費を確実に取り込むため、滞在期間が長く、訪日後に訪問先を決める傾向を有する欧米等の旅行者に対し、東京の観光案内所において山口県の観光情報の発信を行うなど、欧米等市場へのプロモーションを強化する。
 この他、キャッシュレス決済の普及促進のための研修会の開催に加え、雪舟、萩焼、浮世絵等、魅力的で多彩な文化資源を活用し、SNSを通じて海外に情報発信するなど、外国人観光客の誘致拡大に取り組む。
 との答弁がありました。

 次に、魅力ある観光地域づくりに向けた取組について、
 観光客の滞在時間の延長などによる観光消費の増大に向け、やまぐちDMOと連携してどのように取り組むのか。
 との質問に対し、

 「体験型の観光に関する認知度や興味度が低い」というやまぐちDMOのマーケティング調査の結果を踏まえ、今年度から、地域の特色ある自然や文化等を活用した付加価値の高い体験型コンテンツの造成に取り組み、観光客の滞在時間の延長や宿泊につなげていく。
 今後も、やまぐちDMOのマーケティングやマネジメント機能を最大限に活用し、本県の新たな魅力の創出と、観光産業の「稼ぐ力」の強化を図りながら、魅力ある観光地域づくりに積極的に取り組む。
 との答弁がありました。

 次に、観光振興関連では、

  • 「YAMAGUCHI MAGIC!」を活用した観光振興について
  • クルーズ船誘致の推進について
  • 外国人観光客に対する県内宿泊促進の取り組みについて
  • 「やまぐちFree Wi-Fi」の整備状況について

 このほか、

  • 山口宇部空港の利用状況等について
  • JRへのICカードの導入要請状況について
  • 岩国錦帯橋空港の管理等について
  • 国際交流の推進について
  • 多文化共生の推進について
  • 日韓交流事業について
  • 長生炭鉱水没事故について
  • サイクル県やまぐちの推進について
  • 県史編さん事業における朝鮮通信使等の位置づけについて

 などの発言や要望がありました。

 以上をもちまして、本委員会の報告といたします。

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