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審査の概要(委員長報告)・令和元年9月定例会 文教警察

ページ番号:0025650 更新日:2019年10月4日更新

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令和元年9月定例会

文教警察委員会審査状況

 令和元年10月1日(火曜日)~2日(水曜日) 付託議案等の審査、所管事項の調査

文教警察委員会委員長報告書

 文教警察委員会を代表いたしまして、本委員会における議案の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。
 審査に当たりましては、関係議案及び所管事項全般にわたり、執行部に説明を求め、質疑、検討の結果、議案第5号及び第7号のうち本委員会所管分、並びに議案第4号、第8号、第10号及び第11号の議案6件については、全員異議なく、いずれも可決すべきものと決定いたしました。

 次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。

 まず、教育関係では、
 進学を理由とした子ども達の県外流出について、
 県教委は、子ども達が県外の学校に進学している理由をどのように考え、流出防止に向け、どのように取り組もうとしているのか。
 との質問に対し、

 進学については、より高いレベルでの学力向上や互いに切磋琢磨する機会を求めている子ども達もいると考えているが、県外進学の詳細な理由について把握できていないことから、今後立ち上げるワーキング・グループにおいて、子ども達のニーズを可能な範囲で、より詳細に把握したい。
 また、必要に応じて知事部局等とも連携し、まずはいわゆる難関大学や医学部への進学ニーズを把握するとともに、子ども達の進路希望の実現に向け、学力をしっかりと伸ばすことができるような方策についても検討してまいりたい。
 との答弁がありました。

 次に、全国学力・学習状況調査について、
 本県の調査結果についてどのように分析し、今後、学力向上にどう取り組んでいくのか。
 との質問に対し、

 学力向上に向けた各学校の組織的な取組や、家庭及び地域との連携・協働による取組等により、全体としては全国平均を上回っており、一定の成果が表れたと捉えている。
 特定の内容についての知識・技能の定着や、中学校英語が全国平均を下回っていることなどについては、今後も課題改善のための取組を進めていく必要があると考えている。
 具体的には、「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指した授業改善や、学校運営協議会における学力課題の共有など、様々な視点から取組の充実を図っていくこととしている。
 特に英語に関しては、例えば、英語で聞いたり読んだりしたことについて英語で書くことなどに課題があるため、今後、日々の授業改善等において、重点的にそうした英語力育成への取組を進めてまいりたい。
 との答弁がありました。

 このほか、

  • 進路指導の充実について
  • 学校における障害者スポーツの周知について
  • 夏休みの短縮と授業時間数増への対応について
  • コミュニティ・スクールの取組の充実について
  • 栄養教諭の配置について
  • 子どもの夏休み後の不登校や自死への対応について
  • 子どもの貧困問題について
  • スクールロイヤーの導入について
  • 休職中の教職員への対応等について
  • 部活動指導員の活用について
  • 建築・土木系学科の進学及び就職状況について
  • 県立博物館の企画展について

 などの発言や要望がありました。

 次に、警察関係では、
 あおり運転の防止対策について、
 全国的にあおり運転に起因する衝撃的な交通事故や事件の発生が後を絶たない状況だが、一般的にどのような運転があおり運転に該当し、どのような違反に問われるのか。また、県内におけるあおり運転による悪質ドライバーの検挙状況とその防止対策について伺う。
 との質問に対し、

 あおり運転については、道路交通法等で明確な定義はなく、一般的に執拗に車間距離を詰め前車を威嚇する行為や、幅寄せ、割り込み、路上で他車を停止させる行為などを指し、道路交通法の車間距離不保持違反や進路変更禁止違反などを適用している。
 また、特に悪質で危険な行為に対しては、暴行罪や器物損壊罪、相手を殴るなどして怪我をさせた場合には、傷害罪などが適用される。
 県内においても、割り込みや幅寄せした上、急ブレーキをかけ相手車両を国道上に停車させた事案で、被疑者を暴行罪で検挙している。
 防止対策としては、各種警察活動を通じ、あらゆる刑罰法令を駆使した厳正な取締りを行っているほか、迅速かつ積極的に免許停止等の行政処分を適用し、悪質・危険なドライバーの早期排除にも努めている。
 さらに、取締り強化だけでなく、運転マナーの醸成も重要であることから、啓発チラシを配布しているほか、県警ホームページなどを活用し、あおり運転の危険性や被害を受けた場合の対処法などを周知している。
 今後も、あらゆる警察活動を通じ、あおり運転のない安全で誰もが安心して利用できる交通環境を構築していく。
 との答弁がありました。

 このほか、

  • 警察官等に対する運転教養について
  • 赤色灯を常時点灯してのパトロールについて
  • 県警ヘリ「あきよし」の活動状況等について
  • 秋の全国交通安全運動の実施結果について
  • 電動車いす及び自転車の交通事故防止対策等について
  • 薬物事犯の検挙状況等について
  • 防犯カメラ等の設置状況の把握について
  • 災害に備えた信号機の整備状況について

 などの発言や要望がありました。

 終わりに、本委員会に付託された意見書案第1号「私学助成制度の充実強化に関する意見書案」については、採決の結果、全員異議なく「可決すべきもの」と決定いたしました。
 以上をもちまして、本委員会の報告といたします。

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