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審査の概要(委員長報告)・令和2年2月定例会 文教警察

ページ番号:0025664 更新日:2020年3月12日更新

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令和2年2月定例会

文教警察委員会審査状況

 令和2年3月9日(月曜日) 付託議案の審査、所管事項の調査

文教警察委員会委員長報告書

 文教警察委員会を代表いたしまして、本委員会における議案の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。
 審査に当たりましては、関係議案及び所管事項全般にわたり、執行部に説明を求め、質疑、検討の結果、議案第21号及び第37号の議案2件については、賛成多数により、議案第1号及び第49号のうち本委員会所管分、並びに議案第38号及び第39号の議案4件については、全員異議なく、いずれも可決すべきものと決定いたしました。

 次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。

 まず、教育関係では、
 新型コロナウイルスの影響について、
 学校は臨時休業中であるが、県内でも感染者が発生している中、児童生徒の状況把握、及び休業期間中の子どもの居場所づくりの状況はどうか。
 また、国は、教員が放課後児童クラブで指導員として対応することも可能としているが、本県の対応状況はどうか。
 との質問に対し、

 各学校では、家庭訪問や電話連絡等を行うなどして、状況に応じて定期的に児童生徒の健康状態や生活状況を把握するなど、家庭と確実に連絡を取れる体制ができている。
 また、放課後児童クラブの開所時間を早めることや、新たな申請を受け入れること等により、各市町において状況に応じた適切な対応がなされている。
 市町の担当部局から市町教育委員会に対して要請があった場合には、必要に応じて教員を放課後児童クラブの業務に従事させることができる旨を周知しており、実際に教員が対応している市町もある。
 との答弁がありました。

 これに関連して、

  • 児童生徒や学校行事等への影響について
  • 幼稚園や保育所との連携について
  • 学校へのマスクや消毒用アルコールの備蓄について
  • 家庭学習や補習などの対応について
  • 総合支援学校の子どもたちへの対応について
  • 長期休業に伴う子どもたちのストレスへの対応について
  • 休業期間中の児童生徒の外出について
  • 春休み前までとされる休業期間の延長について

 などの発言や要望がありました。

 次に、学校におけるICT教育の推進について、
 校内ネットワークの高速化と無線LANの整備、1人1台端末の整備などの学校ICT環境整備について、小中学校、県立学校における今後のスケジュールは、どうなっているのか。
 との質問に対し、

 「GIGAスクール構想の実現」に向けて国が示したロードマップにおいては、校内ネットワークの高速化などの整備は、令和2年度中に実施することとなっている。
 また、1人1台端末の整備は、義務教育段階においては、令和5年度末までに整備することとなっている。
 なお、高等学校については、来年度は、モデル校に1人1台端末を導入し、その活用や指導方法の確立に向けた実証研究を行うこととしている。今後の整備スケジュールについては、得られた検証結果を踏まえ検討していく。
 との答弁がありました。

 これに関連して、

  • 1人1台端末の授業での活用について
  • ICT整備による子どもの体調への影響について
  • ICT整備による教員の業務効率化について

 などの発言や要望がありました。

 このほか、

  • 「やまぐちハイスクールブランド創出事業」について
  • 光高等学校等の再編統合について
  • 中高連携によるコミュニティ・スクールの取組について
  • 学校における働き方改革について
  • 県青少年教育施設について

 などの発言や要望がありました。

 次に、警察関係では、
 交通事故から県民を守る対策の推進について、
 全国に先駆けて高齢化が進む本県では、高齢者の交通事故防止対策が引き続き重要な課題であり、被害者にも加害者にもならないための取組が必要と考える。
 夜間に反射材を着用しない高齢歩行者も見受けられるが、交通事故防止に向け、今後どのような取組を行っていくのか。
 との質問に対し、

 高齢者が交通事故の被害者にも加害者にもならないための施策の推進は、重要な課題であると認識しており、高齢者の生活実態に応じた戸別訪問指導等を行っているほか、新年度は、連合婦人会とこれまで以上の連携を図るため、相互協力に関する覚書を取り交わすこととしている。
 また、安全運転サポート車の普及啓発や、1年間に2回以上交通事故を起こした高齢者への個別指導等を行っているほか、運転免許証自主返納者の利便に資する各種制度の充実など、運転に不安を覚える高齢者の支援を強力に推進していく。
 さらに、高齢歩行者の反射材着用率は、若干向上しているものの依然として低調であるため、高齢者が好むデザイン性の高い反射バンドを制作し、講習会等を通じ日常的な使用を呼び掛けるなど、今後も各団体と連携を強化し、反射材普及のための啓発活動を推進していく。
 との答弁がありました。

 このほか、

  • 警察官の受傷事故防止対策について
  • 県警察における新型コロナウイルス対策について
  • 新型コロナウイルスに便乗した各種犯罪の未然防止と取締り強化について
  • 可搬式オービスの運用等について
  • 視覚障害者の横断安全対策について
  • DV・ストーカー被害防止と令和2年度の具体的取組について
  • 少年に手を差し伸べる立ち直り支援活動の具体的取組について

 などの発言や要望がありました。

 以上をもちまして、本委員会の報告といたします。

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