ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織で探す > 企業局 > 企業局総務課 > 電気事業/自然エネルギーの普及啓発・山口県企業局の水力発電

本文

電気事業/自然エネルギーの普及啓発・山口県企業局の水力発電

ページ番号:0025932 更新日:2021年11月1日更新

山口県企業局の水力発電PR映像の画像

山口県企業局の水力発電PR映像

山口県企業局では、平瀬発電所(平成27年8月)の着工を機会に、電気事業をPRするための映像を作成、公開しています。映像では、水力発電の仕組みやメリット、山口県企業局の取り組みなどを分かりやすくご案内しますので、ぜひ、ご覧ください。

動画テキスト

前置き

(熊谷江里子さん)

私が住む山口県は、水と自然が豊かで空気のきれいなとっても素晴らしい場所。人口は約140万人。全国の中では27位と真ん中よりちょっと下です。でも電気の消費量が、全国7位って知ってました?工業が盛んで、たくさんの電気が必要な山口県、だからこそ『この豊かな水と自然を利用して、自分たちの手で必要な電気を確保したい。』そんな思いから生まれたのが、山口県企業局の水力発電所なんです。
今日は、みなさんに水力発電の秘密をお伝えします。

(アナウンス)

山口県企業局の水力発電所。山口県の豊かな水と自然を利用して、私たちが普段使う電力をまかなっています。まずは、水力発電の仕組みについて見てみましょう。

水力発電のしくみ

(水玉くん)

こんにちは。僕は水の妖精、水玉くん。水力発電は僕たち水の流れを利用しているんだ。水は雨になって地上に降り注ぐと、川になって、海に注がれる。海は、太陽の熱で熱せられて水蒸気になって、雲になる。雲になった僕たちは再び雨になって、地上に舞い降りる。これを『水のサイクル』って言うんだ。水力発電はこの水のサイクルを利用しているんだよ。

(熊谷江里子さん)

この大きな水車。これを動かしているのは水の力です。雨が集まってできた川の水の力で、この大きな水車は動いています。

(水車マン)

やぁ、僕は水車マン。水の力で僕を回して、電気を生み出すんだぜ。ほら、水のサイクルで運ばれた水玉君が水車を回すたびに電気が生まれているだろ。水力発電は、自然の力、水の流れを利用して発電しているんだ。だから、火力発電などのように化石燃料が必要じゃない。
水力発電は燃料もいらないし、二酸化炭素、CO2も出さない。つまり空気も汚さないんだぜ。その上、水玉くんが、僕のところを通るときにエネルギーを効率的に電気に変えることができる。つまり、自然豊かな山口県の恵みを無駄なく電気に変えてみんなに送っている。
水力発電がクリーンで、優れた発電方式だってことは、わかってもらえたと思うけど、それだけじゃないんだ。
日本は、雨が多い。自然エネルギーを利用して発電する水力発電は、燃料代もいらないから安く電気が作れる。しかも太陽光発電や風力発電のように天気に左右されることもないので、いつでも安定して電気を作ることができるんだぜ。
だから日本全体で必要な電気をどうやって作るかなどを決める国のエネルギー基本計画でも、この水力発電は、とても重要な役割を担っているんだ。水力発電は、電気を昼夜問わず安定的に供給ができるため、電力の基礎的な供給部分、いわゆるベースロード電源の一つに位置づけられ、導入の拡大を図っていくことになっているんだぜ。

(熊谷江里子さん)

クリーンでエコな水力発電。山口県企業局の水力発電所は、約5万世帯分の電気を作っていて、そのほとんどは、県内で消費されています。企業局の水力発電所は、2016年4月の時点で県内に12ヶ所。その多くは、ダムのそばに設置されています。

(ダムどん)

やぁ、僕はダムどん。僕は、水力発電の役目もあるけど、他にも大きな役目があるんダム。僕は、洪水が起きそうなときには水をため、渇水の時には、川に水を補給するんダム。さらにダムの水は、水道用水や工業用水、農業用水にも利用されるんダム。
ちなみに山口県企業局が供給する工業用水の量は、1日171万トン。なんと全国一位ダム。
山口県企業局は、ダムの水を有効に使って水力発電に取り組んでいるんダム。

新たな発電所の誕生

(熊谷江里子さん)

この錦川の上流にできる平瀬ダムにも、山口県企業局の水力発電所が新しく誕生します。

(ダムどん)

2024年4月に運転開始予定の平瀬発電所。完成すれば、出力1,100kW。一般家庭の約1,500世帯分の電気をまかなうクリーンな電気エネルギーが生まれるんダム。

(山口県企業局職員)

山口県企業局の石丸です。
平瀬発電所は、山口県企業局としては、23年ぶりの新たな電源開発となる発電所となります。総工事費は、13億4千万円。発生した電気は、全て電力会社に供給することとなっています。また、この投資額は、水力発電所の耐用年数を大きく下回る11年程度で全て回収できる見通しとなっており、採算性についても十分確保できる計画となっています。

(アナウンス)

山口県企業局は、安定した工業用水と電力の供給のため、さらなる前進を続けていきます。

山口県企業局の今後

(熊谷江里子さん)

ここは水力発電所の中です。この機械の中で水車が回ることで電気が生み出されています。

(水車マン)

山口県企業局は、僕がもっとたくさんの電気を生み出せるように、定期的な整備に併せて、水車や発電機を改造し、出力をアップさせていくんだって。具体的には『リパワリング』と言って、水車の羽根の形を水の流れに合わせて作り替えたり、コイルを取り替えたり、いろんな工夫をするんだ。
山口県企業局は、これから10年間、3ヶ所の発電所で、リパワリングを計画しているんだぜ。

(アナウンス)

水と緑が豊かな山口県。山口県企業局では、その豊かな水と自然を利用して、水力発電所による発電に取り組んでいます。県民のみなさんの生活や産業活動を支えるため、これからもクリーンでエコな電気を作りだす努力を続けて参ります。
そして最後に、全国で初めて、山口県企業局は発電所カードを作りました。全部集めると良いことがあるかも。是非、一度、発電所を見にきてくださいね。詳しくは、企業局ホームページで。

(熊谷江里子さん)

水力発電って、ちょっとええね。