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山口の動植物

やまぐちの動物

山口県内の野生動物

ツキノワグマ

ツキノワグマ 全身黒色、胸に白い三日月模様があります。頭胴長(とうどうちょう)110〜145cm、体重40〜130kg。植物食傾向(けいこう)の強い雑食で、生息地域の植生に依存した食性を持ちます。昼夜を問わず活動と休息をくりかえし、行動する時間帯は個体により違います。山口県内のツキノワグマは本州西南端(せいなんたん)の地域個体群であり、西中国地域【山口県、広島県、島根県】個体群として位置づけられ、他の地域個体群から孤立しています。繁殖率(はんしょくりつ)が低く、広い行動圏(こうどうけん)を持ち、生息密度(せいそくみつど)が低いため、これ以上の個体数の減少や分布域の縮小が生じると、絶滅(ぜつめつ)の可能性があります。

 
ナベヅル

ナベツル 全長965mm。小型のツルです。額(ひたい)は黒く、それに続く頭頂(とうちょう)までは暗紅色(あんこうしょく)です。頭から頸(くび)は白く、胸以下の全身が黒灰色で、三列風切(さんれつかざきり)は伸長(しんちょう)してふさ状になり、尾を覆(おお)っています。日本には冬鳥として渡来しますが、定期的な渡来地は山口県周南市と鹿児島県出水だけです。本種の地球上に生息する全個体数の大部分【約8,000羽】が出水で越冬(えっとう)します。広い水田、農耕地、干拓地などにオス,メス2羽または、幼鳥(ようちょう)1〜2羽を連れた3〜4羽の家族群で生活します。本県熊毛町のナベヅルの近年の渡来数は約20羽と激減し、給餌(きゅうじ)、ねぐら整備、デコイによる誘引(ゆういん)など様々な飛来数回復のための試みや保護策がはかられていますが漸減(ぜんげん)傾向であり、近い将来渡来しなくなることを懸念(けねん)する声もあります。ねぐらが昭和40年代には20数ヶ所あったものがゴルフ場開発で消失したり、水田が減反(げんたん)や過疎化(かそか)により耕作されなくなったりして減少しました。

 
トノサマガエル

トノサマガエル 体長はオスが60〜80mm、メスが70〜90mmです。背面(はいめん)の体色は地色(じいろ)が灰褐色(はいかっしょく)で繁殖期にオスの個体では灰黄色(かいこうしょく)又は灰緑黄色(かいりょくおうしょく)となり、メスの個体では暗褐色(あんかっしょく)の斑紋(はんもん)が明瞭(めいりょう)となり正中線(せいちゅうせん)上には明瞭(めいりょう)な淡色(たんしょく)の線条(せんじょう)があります。本州、四国及び九州で、近年山間の水田で極(ごく)限られた場所でしかみかけなくなりました。産卵期は4〜6月で、水田の田植えが終わった頃です。山口県では、比較的広い範囲に生息していることが確認されていますが、個体数は少なく産卵期の環境が年々悪化していく傾向があります。

 
メダカ

メダカ 体長約3cm程度に達します。メダカは卵生で、尻鰭(しりびれ)が大きいのですが、移入種のカダヤシやグッピーは卵胎生種(らんたいせいしゅ)で、臀鰭(しりびれ)が広くなく、オスでは臀鰭(しりびれ)が交尾器となっています。国内では北海道を除くほぼ全域から沖縄島までの平野部に分布します。遺伝学的に大きく北方集団とそれ以外の南方集団に分けられ、南方集団はさらに細かい亜(あ)集団に分化(ぶんか)していることが知られていますが、山口県では日本海側は山陰型集団、瀬戸内海側は瀬戸内海集団になります。水質悪化、圃場(ほじょう)整備や農薬使用などの原因によって減少傾向にあります。また、産地不明なメダカの無分別な放流によって、せっかくの歴史的地域集団が攪乱(かくらん)されつつあります。

 
ギフチョウ

ギフチョウ 雌雄(しゆう)とも翅(はね)に黒と黄色の縞模様(しまもよう)が特徴的な美麗(びれい)種で、日本特産種です。国内では秋田、山形をはじめ、東京より西に分布し、本県が分布の西限(せいげん)です。県内ではこれまでに18市町村で生息が確認されていますが、光市の渓月院(けいげついん)は全国的に有名な産地です。本種の食草であるサンヨウアオイ【山陽側】やタイリンアオイ【山陰側】が林地の開発によって消失しつつあります。また、これらの食草が観賞(かんしょう)用として乱獲(らんかく)されていることも、必要以上の採集と合わせ、個体数減少の1因となっています。本種は、マニアにとって人気種だけに、モラルの向上と意識の改革が望まれます。

 
カブトガニ

カブトガニ 本種は、丸く盛り上がった馬蹄形(ばていけい)の背甲(はいこう)をもつ前体(ぜんたい)と、外縁(がいえん)にならぶ縁棘(りょくきゃく)と長い尾剣(びけん)をもつほぼ六角形の後体(こうたい)からなり、特異な形態をしています。干潮(かんちょう)時に干潟(ひがた)ができ、岸に産卵のための砂浜があり、河川(かせん)が流入するような沿岸域に生息します。産卵は満潮(まんちょう)時に波打ち際の高い位置の砂場で行なわれ、ふ化した幼生は砂泥質(さでいしつ)の干潟(ひがた)に分散し、脱皮を繰り返し成長します。成体は移動性があり、繁殖地から離れた沿岸域でも生息します。本州、九州、四国に分布しますが、本州では、ごく少数ですが、笠岡市【岡山】竹原市【広島】が繁殖地として国の天然記念物に指定されています。県内では、平生湾【平生町、田布施町】、山口湾【山口市、阿知須町】、千鳥浜【下関市、山陽町】で繁殖がみられます。本種の繁殖にとっては、砂場をもつ海岸とそれに続く底生(ていせい)動物が豊かな砂泥質(さでいしつ)の干潟(ひがた)が必要です。

 
リシケオトメマイマイ

リシケオトメマイマイ 殻高約9mm、殻径約13.5mmと低い円錐形(えんすいけい)の殻をもち、その周縁(しゅうえん)には1本の赤褐色(せっかっしょく)の色帯(しょくたい)があります。また、殻を透かして軟体(なんたい)部にある黒褐色(こっかっしょく)の火炎彩(かえんさい)が見えます。山口県萩市を模式産地として記載され、県北部の海岸林と島嶼(とうしょ)に分布しています。樹上性で、雨期には広葉樹のサクラやイスノキの樹幹(じゅかん)や葉上で見かけられます。10年ほど前に比較すると、かつての生息地が開発により消失したり、林床(りんしょう)の攪乱(かくらん)によって風通しがよくなり乾燥化が進むなど、生息密度(せいそくみつど)は急速に小さくなっています。

 

山口県の動物について

レッドデータブックやまぐち

絶滅のおそれがある野生の生物の種類を選び、その生息・生育を解説した報告書。名前の意味は、初めて発行したものの表紙に赤い紙が使われたことによります。

 

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やまぐちの植物

山口県内の野生植物

オオヤマレンゲ

オオヤマレンゲ 落葉低木(らくようていぼく)−亜高木(あこうぼく)。幹(みき)の下方から多数の枝を出します。葉は倒卵形(とうらんけい)−広倒卵形(こうとうらんけい)で長さ6〜13cmの単葉、花期は6月下旬で芳香(ほうこう)のある白色花を下向きに開きます。近縁種(きんえんしゅ)のホオノキは高木(こうぼく)で、通常幹(みき)の下方から枝をそう生せず単幹で、葉を節(ふし)から車軸(しゃじく)状に出し、花は上向きに開きます。県下では温帯のブナ林域の林床(りんしょう)に生育します。種子による繁殖はほとんどなく、地に着いた茎から発根(はっこん)し新個体を増やしています。日本では本州【関東地方以西】、四国、九州に分布し、県内では錦町のみの記録があります。生育地が1ヶ所と限定され、盗掘(とうくつ)や日照不足などにより著(いちじる)しい衰退(すいたい)が見られます。

 
タチバナ

タチバナ 常緑小高木(じょうりょくしょうこうぼく)で栽培品種のコミカンによく似ています。花は6月ごろ開き白色です。果実は扁球形(へんきゅうけい)で直径3cm、子室数は8室以下です。近縁種(きんえんしゅ)のコウライタチバナは葉が大きく、果実は6cm、子室は9〜12室です。海岸に近い常緑樹林(じょうりょくじゅりん)に生育し、周辺の樹木が繁茂(はんも)すると衰退(すいたい)します。暖地に自生する種で、本県が日本海側の北限(ほくげん)地になっています。日本では本州【静岡県以西】、四国、九州、沖縄に分布し、県内では長門市【県指定天然記念物】、萩市【市指定天然記念物】に自生し、国外では朝鮮半島【済州島】、台湾に分布しています。

 
アキヨシアザミ

アキヨシアザミ 多年生草本(たねんせいそうほん)。高さ30〜60cm、下部の葉は披針形(ひしんけい)−広披針形(こうひしんけい)で葉柄(ようへい)はありません。頭花(とうか)は9〜10月の開花時に広がります。総苞(そうほう)の苞片(ほうへん)は、下部に圧着(あっちゃく)し、上部に開きます。基本種のモリアザミは、葉は広披針形(こうひしんけい)−広卵形(こうらんけい)で、総苞片(そうほうへん)は開出ないし反曲します。近縁種(きんえんしゅ)のヤナギアザミの下葉は、狭披針形(きょうひしんけい)−線形、総苞片(そうほうへん)は圧着(あっちゃく)します。日当りのよい草地に生育します。秋吉台の特産で、秋吉台を基準標本の産地とする種です。日本では本県の美祢市、秋芳町、美東町【いずれも秋吉台石灰岩地】のみに記録され、ここだけに生育します。

 
ヒメユリ

ヒメユリ 多年生草本(たねんせいそうほん)。山口県では通常高さ50cm以下です。葉は短く、葉先はほとんど下がりません。6〜8月に、コオニユリに先立って数個の花を開きます。花被片(かひへん)は朱赤色(しゅせっしょく)で斑点(はんてん)があります。近縁種(きんえんしゅ)のコオニユリに比べて全体は小さく、葉や花被片(かひへん)は短く、その先はほとんど下がりません。風衝地(ふうしょうち)の低草地、疎生地、日本海の離島(りとう)の断崖地(だんがいち)などに生育します。日本固有種で、本州【東北地方、中部地方以西】、四国、九州に分布します。県内では萩市、須佐町、むつみ村、阿東町、徳山市の記録があります。栽培からの逸出もあり、どれが永続的な野生種かはよくわかりません。現在、日本海のある離島断崖(りとうだんがいち)には、群生(ぐんせい)しています。

エヒメアヤメ

エヒメアヤメ 多年生草本(たねんせいそうほん)。アヤメより全体に小さく、葉は長さ30cm以下で、花茎(かけい)は高さ15cm以下です。4月中旬にほぼ一斉に開きます【アヤメは6月初旬】。県内では、暖帯域の丘陵地(きゅうりょうち)の日当たりのよい草地、樹林下に生育しています。昔と環境が変わり、周囲の草木が繁(しげ)ると衰退(すいたい)するので、年に1〜数回草刈りがされています。九州の高地【温帯域】では疎生地に自生していました。大陸系要素の希少種(きしょうしゅ)で、日本では本州【中国地方西部】、四国、九州に分布します。県内では豊浦町、防府市に生育しています。いずれも自生南限地帯として、国指定の天然記念物になっています。国外ではアジア北東部【朝鮮半島、中国北部・東北部】に分布しています。

 
レンゲツツジ

レンゲツツジ 落葉低木(らくようていぼく)で高さ1〜2m。葉は茎の上方でやや輪生(りんせい)し、若葉では葉縁(ようりょく)は外に巻き込んでいます。花は5〜6月に開き、朱橙色(しゅとうしょく)です。主に暖帯上部から温帯にかけて、高原や湿原に生育します。火山灰土壌(かざんばいどじょう)をよく好むようです。日本固有種で北海道【西南部】、本州、四国、九州に分布し、県内では阿東町、錦町、美和町の記録があります。本県では珍しいため盗掘(とうくつ)や開発等によってごく少数となっています。広島県や島根県の高層湿原では珍しい種ではありません。

 
カキツバタ

カキツバタ 多年生草本(たねんせいそうほん)。葉は厚く幅広く1〜3cm、中肋(ちゅうろく)はほとんど目立ちません。外花被(がいかひ)の基部(きぶ)は中央部だけ黄色で、紫色の横脈(おうみゃく)はありません。花期は5〜6月【ノハナショウブは6〜7月】ですが、しばしば他の月にも開きます。温帯〜暖帯に分布します。日本では沖縄を除く全土に分布し、県内では美東町、旭村、山口市、熊毛町、柳井市などの記録があります。国外では中国、朝鮮半島に分布します。自然界では水湿地の陸地化、マコモ、ガマ、ヨシなど高草の繁茂(はんも)などによって衰退(すいたい)が起こっています。水湿地によっては、自然なのか栽培なのか、区別できにくいものもあります。

 
ダルマギク

ダルマギク 多年生草本(たねんせいそうほん)。茎の下部から数本に分枝し、高さ10〜25mmに達します。頭花(とうか)は、10〜11月に開花し、周辺花の舌状花(ぜつじょうか)は白〜青白〜青紫色で、中心花の筒状花(とうじょうか)は黄色です。暖帯−温帯域の日本海側に生育し、日本では本州【中国地方】 、九州に分布します。県内の主な生育地は、豊北町、油谷町、萩市などがあります。国外では朝鮮半島、中国、ロシア【ウスリー】に分布します。日本海側の海岸岩上に生育しますが、海岸の観光開発により大々的に消滅しています。美しい花なので盗掘(とうくつ)もあります。この種はほとんどが、「北長門海岸国定公園」内に生育し、許可を受けないで採取または損傷してはいけない植物となっています。

 

山口県の植物について

レッドデータブックやまぐち

絶滅のおそれがある野生の生物の種類を選び、その生息・生育を解説した報告書。名前の意味は、初めて発行したものの表紙に赤い紙が使われたことによります。

 

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山口の動植物。

やまぐちの動物。

山口県内の野生動物の画像。

山口県内では、たくさんの種類の野生の動物が、絶滅の危機に瀕しているんだよ。

ツキノワグマ。

ツキノワグマの画像。

全身くろいろ、胸に白い三日月模様があります。とうどうちょう、110〜145cm、体重、40〜130kg。植物食傾向の強い雑食で、 生息地域の植生に依存した食性を持ちます。昼夜を問わず活動と休息をくりかえし、行動する時間帯は個体により違います。 山口県内のツキノワグマは本州せいなんたんの、地域個体群であり、西中国地域、(山口県、広島県、島根県、)個体群として位置づけられ、 他の地域個体群から孤立しています。繁殖率が低く、広い行動圏を持ち、生息密度が低いため、 これ以上の個体数の減少や分布域の縮小が生じると、絶滅の可能性があります。

ナベヅル。

ナベヅルの画像。

全長965mm。小型のツルです。ひたいは黒く、それに続くとうちょうまでは、あんこうしょくです。頭からくびは白く、胸以下の全身が、くろはいいろで、 三列かざきりは、伸長して、ふさ状になり、尾を、覆っています。日本には冬鳥として渡来しますが、定期的な渡来地は山口県周南しと鹿児島県いずみだけです。 本種の地球上に生息する全個体数の大部分。(約8,000羽)が、いずみで、越冬します。広い水田、農耕地、干拓地などにオス,メス2羽または、 ようちょう、1〜2羽を連れた3〜4羽の家族群で生活します。本県熊毛ちょうのナベヅルの近年の渡来数は約20羽と激減し、きゅうじ、ねぐら整備、 デコイによる誘引など様々な飛来数回復のための試みや保護策がはかられていますが漸減傾向であり、近い将来渡来しなくなることを懸念する声もあります。 ねぐらが昭和40年代には20数ヶ所あったものがゴルフ場開発で消失したり、水田が減反や過疎化により耕作されなくなったりして減少しました。

トノサマガエル。

トノサマガエルの画像。

体長はオスが60〜80mm、メスが70〜90mmです。はいめんの体色は、地色が、はいかっしょくで繁殖期にオスの個体では、かいこうしょく、又は、かいりょくおうしょく、となり、 メスの個体では、あんかっしょくのはんもんが明瞭となり正中線上には明瞭な淡色の線条があります。本州、四国及び九州で、近年山間の水田で極限られた場所でしかみかけなくなりました。 産卵期は4〜6月で、水田の田植えが終わった頃です。山口県では、比較的広い範囲に生息していることが確認されていますが、個体数は少なく産卵期の環境が年々悪化していく傾向があります。

メダカ。

メダカの画像。

体長約3cm程度に達します。メダカは卵生で、しりびれが大きいのですが、移入種のカダヤシやグッピーは、らんたいせいしゅで、しりびれが広くなく、オスでは、しりびれが交尾器となっています。 国内では北海道を除くほぼ全域から沖縄島までの平野部に分布します。 遺伝学てきに大きく北方集団とそれ以外の南方集団に分けられ、南方集団はさらに細かい亜集団に分化していることが知られていますが、 山口県では日本海側は山陰型集団、瀬戸内海側は瀬戸内海集団になります。水質悪化、ほじょう整備や農薬使用などの原因によって減少傾向にあります。 また、産地不明なメダカの無分別な放流によって、せっかくの歴史的地域集団が攪乱されつつあります。

ギフチョウ。

ギフチョウの画像。

しゆうとも、はねに黒と黄色の縞模様が特徴的な美麗種で、日本特産種です。国内では秋田、山形をはじめ、東京より西に分布し、本県が分布の、せいげんです。 県内ではこれまでに18市町村で生息が確認されていますが、光市の、けいげついんは、全国的に有名な産地です。 本種の食草であるサンヨウアオイ、(山陽側)、やタイリンアオイ、(山陰側)、が林地の開発によって消失しつつあります。 また、これらの食草が観賞用として乱獲されていることも、必要以上の採集と合わせ、個体数減少の1因となっています。 本種は、マニアにとって人気種だけに、モラルの向上と意識の改革が望まれます。

カブトガニ。

カブトガニの画像。

本種は、丸く盛り上がった馬蹄形の、はいこうをもつ、ぜんたいと、外縁にならぶ、りょくきゃくと長い尾剣をもつほぼ六角形の、こうたいからなり、特異な形態をしています。 干潮時に干潟ができ、岸に産卵のための砂浜があり、河川が流入するような沿岸域に生息します。 産卵は満潮時に波打ち際の高い位置の砂場で行なわれ、ふ化した幼生は砂泥質の干潟に分散し、脱皮を繰り返し成長します。 成体は移動性があり、繁殖地から離れた沿岸域でも生息します。本州、九州、四国に分布しますが、本州では、ごく少数ですが、 笠岡市、(岡山)、竹原市、(広島)、が繁殖地として国の天然記念物に指定されています。 県内では、ひらお湾、(ひらおちょう、田布施町)、山口湾、(山口市、阿知須町)、千鳥浜、(下関市、山陽町、)で繁殖がみられます。 本種の繁殖にとっては、砂場をもつ海岸とそれに続く、ていせい動物が豊かな砂泥質の干潟が必要です。

リシケオトメマイマイ。

リシケオトメマイマイの画像。

殻高約9mm、殻径約13.5mmと低い円錐形の殻をもち、その周縁には1本の、せっかっしょくの、しょくたいがあります。また、殻を透かして軟体部にある、こっかしょくの、かえんさいが、見えます。 山口県萩市を模式産地として記載され、県北部の海岸林と島嶼に分布しています。樹上性で、雨期には広葉樹のサクラやイスノキの樹幹や葉上で見かけられます。 10年ほど前に比較すると、かつての生息地が開発により消失したり、りんしょうの攪乱によって風通しがよくなり乾燥化が進むなど、生息密度は急速に小さくなっています。

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絶滅のおそれがある野生の生物の種類を選び、その生息・生育を解説した報告書。名前の意味は、初めて発行したものの表紙に赤い紙が使われたことによります。

やまぐちの植物。

山口県内の野生植物の画像。

山口県内では、たくさんの種類の野生の植物が、絶滅の危機に瀕しているんだよ。

オオヤマレンゲ。

オオヤマレンゲの画像。

落葉低ぼく。亜高ぼく。幹の下方から多数の枝を出します。葉は、とうらんけい。こうとうらんけいで、長さ6〜13cmの単葉、花期は6月下旬で芳香のある白色花を下向きに開きます。 近縁種のホオノキは、こうぼくで、通常幹の下方から枝をそうせいせず、たんかんで、葉をフシから、車軸状に出し、花は上向きに開きます。 県下では、温帯のブナ林域の、りんしょうに生育します。種子による繁殖はほとんどなく、地に着いた茎から発根し新個体を増やしています。 日本では本州、(関東地方以西)、四国、九州に分布し、県内では錦町のみの記録があります。生育地が1ヶ所と限定され、盗掘や日照不足などにより著しい衰退が見られます。

タチバナ。

タチバナの画像。

じょうりょくしょうこうぼくで、栽培品種のコミカンによく似ています。花は6月ごろ開き、しろいろです。果実は扁球形で直径3cm、子室すうは、8室以下です。 近縁種のコウライタチバナは葉が大きく、果実は6cm、子室は9〜12室です。海岸に近い、じょうりょく樹林に生育し、周辺の樹木が繁茂すると衰退します。 暖地にじせいするしゅで、本県が日本海側の北限地になっています。日本では本州、(静岡県以西)、四国、九州、沖縄に分布し、県内では長門市、(県指定天然記念物)、 萩市、(市指定天然記念物)に自生し、国外では朝鮮半島、(済州島)、台湾に分布しています。

アキヨシアザミ。

アキヨシアザミの画像。

多年生そうほん。高さ30〜60cm、下部の葉は、ひしんけい。こうひしんけいで、ようへいはありません。とうかは、9〜10月の開花じに広がります。 総苞のほうへんは、下部に圧着し、上部に開きます。基本種のモリアザミは、葉は、こうひしんけい。こうらんけいで、そうほうへんは、かいで、ないし、反曲します。 近縁種のヤナギアザミの下葉は、きょうひしんけい。線形、そうほうへんは、圧着します。日当りのよい、くさちに生育します。 秋吉台の特産で、秋吉台を基準標本の産地とするしゅです。日本では本県の美祢市、秋芳町、美東町、(いずれも秋吉台石灰岩地)のみに記録され、ここだけに生育します。

ヒメユリ。

ヒメユリの画像。

多年生そうほん。山口県では通常高さ50cm以下です。葉は短く、葉先はほとんど下がりません。6〜8月に、コオニユリに先立って数個の花を開きます。 かひへんは、しゅせきしょくで斑点があります。近縁種のコオニユリに比べて全体は小さく、葉や、かひへんは短く、その先はほとんど下がりません。 風衝地のていそうち、疎生地、日本海の離島の断崖地などに生育します。日本固有しゅで、本州、(東北地方、中部地方以西)、四国、九州に分布します。 県内では萩市、須佐町、むつみ村、阿東町、徳山しの記録があります。栽培からの逸出もあり、どれが永続的な野生種かはよくわかりません。現在、日本海のある離島断崖には、群生しています。

エヒメアヤメ。

エヒメアヤメの画像。

多年生そうほん。アヤメより全体に小さく、葉は長さ30cm以下で、花茎は高さ15cm以下です。4月中旬にほぼ一斉に開きます。(アヤメは6月初旬)。 県内では、暖帯域の丘陵地の日当たりのよい草地、樹林下に生育しています。昔と環境が変わり、周囲のくさきが繁ると衰退するので、ねんに1〜数回草刈りがされています。 九州の高地、(温帯域)、では疎生地に自生していました。大陸系要素の希少種で、日本では本州、(中国地方西部)、四国、九州、に分布します。県内では豊浦町、防府市に生育しています。 いずれも自生南限地帯として、国指定の天然記念物になっています。国外ではアジア北東部。(朝鮮半島、中国北部、東北部、)に分布しています。

レンゲツツジ。

レンゲツツジの画像。

落葉低ぼくで高さ1〜2メートル。葉は茎の上方でやや輪生し、若葉では、ようりょくは、外に巻き込んでいます。花は5〜6月に開き、しゅとうしょくです。 主に暖帯上部から温帯にかけて、高原や湿原に生育します。火山灰土壌をよく好むようです。 日本固有しゅで北海道、(せいなんぶ)、本州、四国、九州に分布し、県内では、阿東町、錦町、美和町の記録があります。 本県では珍しいため盗掘や開発等によってごく少数となっています。広島県や島根県の高層湿原では珍しいしゅではありません。

カキツバタ。

カキツバタの画像。

多年生そうほん。葉は厚く幅広く1〜3cm、ちゅうろくは、ほとんど目立ちません。がいかひの、きぶは、中央部だけ黄色で、紫色のおうみゃくは、ありません。 花期は5〜6月、(ノハナショウブは6〜7月)、ですが、しばしば他の月にも開きます。温帯〜暖帯に分布します。 日本では沖縄を除く全土に分布し、県内では美東町、旭村、山口市、熊毛町、柳井市などの記録があります。 国外では中国、朝鮮半島に分布します。自然界では、水湿地の陸地化、マコモ、ガマ、ヨシなど高草の繁茂などによって衰退が起こっています。 水湿地によっては、自然なのか栽培なのか、区別できにくいものもあります。

ダルマギク。

ダルマギクの画像。

多年生そうほん。茎の下部から数本にぶんきし、高さ10〜25mmに達します。 とうかは、10〜11月に開花し、周辺花のせつじょうかは、シロから、アオジロから、アオムラサキイロで、中心花のとうじょうかは、黄色です。 暖帯から温帯域の日本海側に生育し、日本では本州、(中国地方)、九州に分布します。 県内の主な生育地は、豊浦町、油谷町、萩市などがあります。国外では朝鮮半島、中国、ロシア、(ウスリー)に分布します。 日本海側の海岸がんじょうに生育しますが、海岸の観光開発により大々的に消滅しています。美しい花なので盗掘もあります。 この種は、ほとんどが、「北長門、海岸国定公園」ないに生育し、許可を受けないで採取または損傷してはいけない植物となっています。

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