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特集「山口県離島の旅」

上関町/祝島の写真
定期船「いわい」の写真

祝島(いわいしま)は、上関町長島の西南西の周防灘(すおうなだ)に浮かぶ、ハートの形をした小島です。柳井市の柳井港から、9時30分発の定期船「いわい」に乗船し、祝島へ向かいます。

  
船内の写真

広々とした座席から、瀬戸内の風景を堪能できます。船内は、釣り客、本格的なカメラを持って景色を楽しむ人、島に帰省する人などでにぎわいました。また、この船は島と本土の間で生活物資などを運搬する重要な役割を担っていて、途中の寄港のたびに乗務員さんたちが段ボール箱などを船に積み込んでいました。


後部デッキから見た上関大橋の写真

右手に室津(むろつ)半島や長島、左手に瀬戸内の島々を見ながら、船はその間を爽快に駆け抜けます。揺れも少なく、快適な船旅です。後部デッキに出ると風を感じながら直に風景が楽しめます。船から見る上関大橋も美しいものです。



石積みの練塀の写真

石積みの練塀

島に到着しました。さっそく港そばの集落を散策していると、目をひくのが石積みの練塀(ねりべい)です。台風や冬の季節風から家を守ったり、密集した集落で火事の延焼を防ぐために頑丈で高く作られており、どこか異国情緒を感じさせる、祝島ならではの景観を作っています。


シーグラスの浜の写真

シーグラスの浜

港近くの浜では、シーグラスと呼ばれる、海の中で石などとぶつかって角が取れたガラス片を見つけることができます。祝島と同じハートの形のシーグラスを見つけると良いことがあるかも?とのことですが、私は見つけられませんでした。


万葉の碑の写真

万葉の碑

祝島は古来、交通の要衝であり、行き交う船の航行安全を守る神霊の鎮まる島として崇められてきました。万葉集の中にも「伊波比島」(いはひしま)の表記で登場します。
・家人は帰り早来と伊波比島斎ひ待つらむ旅行くわれを
・草枕旅行く人を伊波比島幾代経るまで斎ひ来にけむ
と、航海の安全を祈る歌が詠まれており、この碑に刻まれています。

     

海沿いを歩いた後は、山に登ってみます。
春には島全体を覆うばかりの山桜が咲き乱れるとのことです。取材時は少し時期が早かったのですが、幸いなことに桜が咲き始めているのを所々で見ることができました。
山頂近くには、奈良時代初期、修験道の開祖といわれた役小角(えんのおづの)が修行したと伝えられる「行者堂」があり、島の人々が合格祈願などで参拝に訪れます。一人で険しい山道を無心に登っていると、まるで行者になった気分です。
行者堂の近くには平家の武将、平景清(たいらのかげきよ)の墓と伝えられる「平家塚」があります。

道中に咲く桜と菜の花の写真

菜の花が道端を彩る中、桜も咲き始めていました

役小角が修行したと伝えられる「行者堂」の写真

役小角が修行したと伝えられる「行者堂」

平景清の墓と伝えられる「平家塚」の写真

平景清の墓と伝えられる「平家塚」


祝島特産の袋詰めのびわ茶とひじきの写真

祝島特産のびわ茶とひじき

祝島ではビワやミカンが特産品として栽培されています。また、島の言葉で「コッコー」と呼ばれるキウイフルーツに近い品種の「ナシカズラ(シマサルナシとも)」の木が自生しており、その実が島の人から愛されています。もちろん海の幸も豊富で、ひじき、干しダコ、サヨリの一夜干しなど島の人の手作りの味を楽しむことができます。