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特集「山口県のローカル線めぐり」
SL「やまぐち」号 後編


「山口県のローカル線めぐり」/SL「やまぐち」号 後編

JR新山口駅から、島根県の津和野(つわの)駅までを走るSL「やまぐち」号。平成23(2011)年には、乗車数200万人を達成した人気の蒸気機関車です。今回の「山口県のローカル線めぐり」は、このSL「やまぐち」号に乗って、終着の島根県・津和野駅を目指します。後編は、篠目(しのめ)駅から終点・津和野駅までのご紹介です。

中間地点・「篠目駅」に到着

坂道をのぼりきり、4番目の停車駅・篠目に到着です。

木造の小さな無人駅ですが、線路脇には、かつて蒸気機関車に補給する水を蓄えていた「給水塔」が今も残されています。そう、前編の最後でご紹介した塔の正体は、給水塔だったんですね!

また、篠目駅は、平成16(2004)年放送のドラマ「砂の器」のロケ地になったことでも知られています。

篠目駅の写真

ドラマのロケ地にもなった篠目駅

SL「やまぐち」号と給水塔の写真

SL「やまぐち」号と給水塔

長門峡から地福のシャッターチャンス!

長門峡(ちょうもんきょう)駅の向かいには、道の駅長門峡があります。

SLが通る間、道の駅のお客さんやお店の方がこちらに向かって手を振ってくれるという光景も時折見られるそうです。心が温かくなりますね。

車内から見える道の駅長門峡の写真

車内から見える道の駅長門峡


道の駅長門峡を少し過ぎると、代表的なSL撮影ポイントのひとつ、長門峡鉄橋があります。取材班の腕前ではうまく撮れませんので、プロのカメラマンにお借りした写真をご覧ください。

長門峡鉄橋を走るSL「やまぐち」号の写真

長門峡鉄橋を走るSL「やまぐち」号の写真。鉄橋や車体が川面に鏡写しになっているところがすてき!


地福(じふく)駅に到着するや否や、車内のお客さんがぞろぞろと外へ。なんとこの駅では先頭車両の目の前で写真を撮ることができるのです! そのためか停車時間も長めに取られており、記念写真を撮られている方はもちろん、運転士さんにお話を聞いている方もいらっしゃいました。

こんな機会はめったにないので、皆さんなんだか興奮気味でした! もちろん取材班も大興奮!

地福駅で停車しているSL「やまぐち号」先頭車両と人だかりの写真

やはり先頭車両は大人気!

SL「やまぐち号」先頭車両の写真

こんなに近くで撮れちゃいます!

のどかな田園地帯を運行

青々とした田園地帯が広がってきました。
この辺りでは、「あとう米」が作られています。ほ場整備された田んぼは整然としており、とても清々しいです。
そんな風景の中に撮り鉄(写真撮影を楽しむ鉄道ファン)の方々が。手を振りながらも、シャッターチャンスは逃しません!

ほ場整備された田んぼの写真

ほ場整備された田んぼ

撮り鉄の方々の写真

田園を駆け抜けるSLに手を振る撮り鉄の方々


到着して終わり、じゃない! 津和野の転車台

津和野に到着!

乗っていたお客さんが降車していきます。

SL「やまぐち」号との別れを惜しんで写真を撮る方、これからの観光に足取り軽く進む方、様々です。

SL到着後の津和野駅の様子の写真

SL到着後の津和野駅の様子

駅を出ると一部の方々が同じ方向へ歩いて行きます。その先にはなんと転車台が!

普通の電車は前後関係なく運転できますが、SLはそうは行きません。乗客を降ろしたSL「やまぐち」号は客車を切り離し、線路を移動して転車台へ。

係の人が転車台を動かすとゆっくり回転し始めました。90度回転したところで整備場へ移動し、復路に備えます。給水や石炭の積み直しを終えたSL「やまぐち」号はホームへ戻り、再び新山口方面へと走り出しました。

転車台で回転するSL「やまぐち」号の写真

転車台で回転するSL「やまぐち」号

復路に備えて整備中のSL「やまぐち」号の写真

復路に備えて整備中!

いかがでしたか? 現在、実際に動いているSLを見たり、乗ったりすることはとても貴重なことです。 みなさんもSL「やまぐち」号に乗って、ノスタルジーに浸ってみては?

ローカル線の出会い人 SLやまぐち地域振興会事務局長 吉永昂弘さん

SLやまぐち地域振興会事務局長 吉永昂弘さんの写真

SLやまぐち地域振興会事務局長
吉永昂弘(よしなが たかひろ)さん

SLやまぐち地域振興会は、SLやまぐち号のPR及び地域の活性と、SL「やまぐち」号をたくさんの方に楽しんでもらえる企画作りを目的として、平成23(2011)年に発足しました。SLの魅力を発信していく上で、行政、JR、そして民間と、それぞれの持ち味を活かして、最良の形で連携をはかるためにどうしたらいいか、ということを考えて活動しています。

活動内容としては、県や市・町、そして地域の方々と共同で、各駅でのおもてなしイベント、SL写真ギャラリーの開催などSLに関するイベントを企画、実施しています。これらのイベントを通じて、若い方と年配の方の世代間交流も行われていますし、私自身もSL写真家という職業柄もあって、地域の方々や、整備士・機関士といったSLの関係者と、長年に渡りアットホームなお付き合いをさせていただきながら、さまざまな面で連携・協力をしています。

SLという古い技術の車両を安全に運行させるというのはとても大変なことなのです。整備にもSL専門の技術・経験が必要ですし、補修部品ひとつにしても、熟練の職人さんの経験が重要です。SLを存続していくためには多くの方の理解と支援が不可欠です。また、平成25(2013)年の大雨災害による運休の際には、皆さんがいかにSLを愛していらっしゃるかを痛感しました。平成29(2017)年に車両のリニューアルや、やまぐちデスティネーションキャンペーンを控えていますが、県外への情報発信をしていくと同時に、地域で支えてくださる方々の思い・結束といったものを大事にしたい、地域に根ざした活動を大事にしたい、と考えています。

【沿線グルメ紹介】
あとう米
中国山脈からの清らかな水が流れ込む阿東地域は、標高が高く冷涼な気候で、米作りに適した自然環境が整っています。この環境で育ったコシヒカリは、味や香りが良く、甘みと弾力があるのが特徴です。
あとう米の写真
袋詰めのあとう米の写真

関連リンク:SL「やまぐち」号の動画