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特集「幕末維新の旅」
やまぐち幕末維新寄り道紀行 防府市 大楽寺エリア


誕生地や旧宅地、寺社に石碑に記念館。山口県には、幕末の志士ゆかりの地がたくさん。
歴史好きのあなたに贈る、憧れの聖地から行く寄り道企画!


防府市 大楽寺エリアで寄り道

ボランティアガイドの山田さんの写真

ボランティアガイドの山田さん

今回は、防府市の大楽寺(だいらくじ)エリアで寄り道! 吉田松陰(よしだ しょういん)の妹・文(ふみ。後の楫取美和子(かとり みわこ))と楫取素彦(もとひこ)夫妻の墓所「大楽寺」周辺には、萩藩の重要な史跡もあり必見です! 防府市観光ボランティアガイドの会会長の山田(やまだ)まゆみさんのご案内で、さぁ! 行ってみましょう!

女優・井上真央さんが訪れた「大楽寺」

文は、最初の夫・久坂玄瑞(くさか げんずい)の死後、楫取素彦と再婚し、晩年を防府で過ごしました。ここは、大河ドラマで文を演じる井上真央(いのうえ まお)さんがお墓参りに訪れたお寺です。バス停「大楽寺」で下車するといいですよ。大楽寺では、釣り鐘にも注目! この鐘は、後ほど紹介する三田尻御舟倉(みたじりおふなぐら)の鐘楼で時を告げる鐘だったそうです。

大楽寺の写真

大楽寺

楫取夫妻の墓の写真

楫取夫妻の墓

大楽寺の梵鐘の写真

大楽寺の梵鐘(ぼんしょう)(市指定文化財)

【関連リンク】:
防府市に今も残る主人公・楫取美和子と夫・素彦の足跡(防府市ホームページ)
井上真央さんのお墓参りの様子(山口きらめーる 2014年9月12日号 vol.278)

勤王歌人・野村望東尼の墓

鳥の声を聞きながら、大楽寺から歩いて桑山(くわのやま)へやってきました。
「面白き こともなき世に(を) おもしろく 住みなすものは 心なりけり」
この有名な句は、高杉晋作(たかすぎ しんさく)が上の句を、野村望東尼(のむら ぼうとうに)が下の句を詠んだものです。晋作の志をよく理解していた望東尼は、彼の身に危険が迫った時には、平尾山荘(福岡市)で命がけでかくまいました。彼女は、晋作の最期をみとり、三田尻(現在の防府市)で亡くなりました。この墓碑は、彼女の死後、楫取素彦の尽力により建立されたものです。激動の幕末を生きた人々の絆を今に伝える史跡です。

野村望東尼の墓の写真

野村望東尼の墓(桑山墓地)

桑山招魂場碑の写真

桑山招魂場碑

松島剛蔵の碑の写真

松島剛蔵の碑

桑山には、幕末、諸隊(※1)の修練場として造成された地の一角があり、諸隊や三田尻海軍局などの志士たちの招魂碑が建立されています。そこには楫取素彦の兄・松島剛蔵(まつしま ごうぞう)の碑もあります。

※1 幕末維新期に萩藩や支藩で結成された、藩士や庶民からなる軍事組織。

歴史ファン必見!三田尻御茶屋(英雲荘)

江戸時代、参勤交代や領内巡視の時に藩主の休憩・宿泊施設として使用された三田尻御茶屋(英雲荘(えいうんそう))は、「8月18日の政変」で萩藩と共に7人の公卿(くぎょう)が京都を追放された「七卿落ち」の際にも使用された、歴史ファン必見の建物です。また、高杉晋作らが密議を交わしたとされる、まさに激動の幕末の舞台となった場所でもあります。楫取夫妻もここを訪れたことがあるかもしれませんね!

英雲荘の外観の写真

英雲荘の外観

大観楼棟の写真

大観楼棟(だいかんろうとう)

おしゃれな内装の部屋の写真

おしゃれな内装のお部屋も!

毛利(もうり)家の裏紋(※2) であるオモダカ(沢瀉)や、かれんな扇子をモチーフとしたふすま、チョウや花の模様が彫られた華やかな七宝焼(しっぽうやき)(※3)のふすまの引き手など、明治から大正期のものを復元した内装のお部屋もあります。訪れた女性たちは、お気に入りのデザインを見つけると写真を撮っていくのだとか。あなたもいかがですか?

【関連リンク】:
おもしろ山口学(山口きらめーる 2012年8月24日号 vol.235)「三田尻御茶屋の変遷」

※2 家の正式な紋の代わりに使う紋。毛利家の裏紋の模様は、矢じりの形をした葉を持つ植物「オモダカ」。
※3 金属などの表面にガラス質のうわぐすりを焼き付けて模様を表わしたもの。

三田尻御舟倉跡

三田尻御舟倉跡の写真/写真をクリックで拡大。Escキーで戻ります

三田尻御舟倉跡

英雲荘から約500メートル、徒歩圏内にある三田尻御舟倉は萩藩の水軍の根拠地で、藩主の御座船(ござぶね)や軍船が常置され、船の建造や修理も行われた所です。下関で決起した高杉晋作は、決死の覚悟でこの地にあった三田尻海軍局へ行き、藩の軍艦を奪いました。現在では通堀(かよいぼり)、これに通じる船入水路の一部を残すのみですが、周辺には警固町(けいごまち)や局ノ内(きょくのうち)などの地名が残っています。

今も現役! 萩藩の備荒貯蓄米倉庫

英雲荘と三田尻御舟倉跡の途中にある味噌(みそ)・醤油(しょうゆ)醸造所「一馬(いちうま)本店」さんには、萩藩の備荒(びこう)貯蓄米倉庫が残っています。備荒貯蓄というのは、凶作や飢饉(ききん)に備えて米などを蓄えることだそうです。通常は見学できませんが、今回は特別にその内部を見せていただき、当時の左官仕事が垣間見える壁や、屋根を木材と石で支える独特の構造を拝見しました。道路から見える倉庫の外観からも当時の雰囲気が伝わりますよ。ぜひ寄り道してみてはいかがでしょうか。

備荒貯蓄米倉庫の外観の写真

備荒貯蓄米倉庫の外観

左官仕事が垣間見える壁の写真

左官仕事が垣間見える壁

石で支えた梁の写真

梁(はり)を石で支えた独特の構造

【寄り道メモ】
一馬本店さんでは、みそ造り体験ができる日があります(要予約)。実施日や料金など、詳しくは一馬本店さんにお問い合わせください。電話(0835-22-0018)

【寄り道グルメ情報】:「潮彩(しおさい)市場防府」
地元で水揚げされた鮮魚や水産加工品を販売しています。とれたての食材を使った料理を味わえる食堂や、旬の魚介類を炭火焼きでいただけるお店などもあります。
潮彩市場防府の写真

潮彩市場防府

潮彩市場防府の食事の写真

とれたての食材を使った料理や、旬の魚介類の炭火焼きなどがいただけます

ほうふ花燃ゆ周遊バスの写真

ほうふ花燃ゆ周遊バス

防府市 大楽寺エリア

防府市 大楽寺エリアの地図
  所在地:
防府市桑山・お茶屋町・三田尻周辺

 アクセス:
JR防府駅から徒歩約10分
山陽自動車道防府東・西インターチェンジから車で約10分

関連リンク:
潮彩市場防府(やまぐちスロー・ツーリズムWeb)
楫取素彦と明治維新(一般社団法人 防府市観光協会)
防府市観光ボランティアガイドの会(一般社団法人山口県観光連盟)