ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 報道発表 > サツマイモ基腐病(もとぐされびょう)が県内で確認されました(特殊報第1号)

本文

サツマイモ基腐病(もとぐされびょう)が県内で確認されました(特殊報第1号)

ページ番号:0227188 更新日:2023年9月13日更新

1 概要

山口県農林総合技術センター(山口県病害虫防除所)は、平成30年以降、主に九州のサツマイモ産地で猛威を振い、全国に急速に拡がっている「サツマイモ基腐病」を県内で初めて確認したため、特殊報を発表します。本病の県内での蔓延を防止するため、県農林水産部では啓発用のチラシを作成し、病原菌を「持ち込まない、増やさない、残さない」ことを徹底するよう呼びかけます。

 令和5年度病害虫発生予察特殊報第1号(サツマイモ基腐病) (PDF:417KB)

 

2 情報提供方法

 山口県農林総合技術センター(山口県病害虫防除所)のホームページへ掲載し、啓発用のチラシを配布します。

(ホームページアドレス)

https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/122/22327.html

 

<参考1>サツマイモ基腐病について

 (1)  サツマイモ基腐病は、かんしょがDiaporthe destruens(ディアポルテ・デストルエンス)という糸状菌に感染することにより、苗床や本ぽで発生する。貯蔵中の塊根にも発生する。平成30年に沖縄県で初めて発生が確認され、これまでに計32都道府県で発生が確認されている。

 (2) 基腐病菌は、主に、感染した種イモや苗を植え付けることでほ場に持ち込まれる。1年目は僅かな発生であったとしても、何も対策をとらずにいると、数年後には激発し、収穫皆無となる恐れもある。

<参考2>特殊報とは

 植物防疫法に基づき発表する発生予察情報で、新規に病害虫を発見した場合や、重要な有害動植物の生態及び発生消長に特異な現象が認められた場合に発表します。

 

ほ場での発生状況株元の病変部病変部に形成された微小黒粒微小黒粒の内部から噴出した胞子

 

お問い合わせ先

山口県農林総合技術センター農林業技術部 環境技術研究室(山口県病害虫防除所)
担当  吉原 茂昭(よしはら しげあき)
Tel:0835-28-1211
Mail:a172011@pref.yamaguchi.lg.jp