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おいでませ知事室～ 「新たな未来」に向けた飛躍 ～
～ 「新たな未来」に向けた飛躍 ～
あけましておめでとうございます｡
謹んで新春のお慶びを申し上げますとともに、皆様にとりまして、本年がより良い年となりますことを、心からお祈り申し上げます。
さて、コロナ禍を乗り越え、社会経済活動が活発化している中で年末年始を迎え、ここ数年よりも、御家族や御親戚・御友人と一緒にすごされる機会が多くなっているのではないでしょうか。ぜひ、多くの方に会い、多くの方と語らい、多くの方と笑いあって、英気を養っていただきたいと思います。
私は、「人と人のつながり」こそが県づくりの要であると考えています。山口県の「新たな未来」を切り拓き、安心で希望と活力に満ちた社会を実現していくためには、全ての基である「人」を中心に据えて施策を展開していくことが重要です。
まず、本県の産業の成長や地域の活性化のためには、これを支えていく「人」の力が不可欠です。人口減少が進行する中で、こうした人材をしっかりと確保し、育成していくために、少子化に歯止めをかけ、社会減の流れを断ち切り、活力ある地域社会を形成することに全力で取り組んでまいります。
特に、県外への転出が続く若者や女性に焦点を当て、その声をしっかりと受け止め、希望を叶え、活躍の場を提供する取組をスピード感を持って進めていきます。
また、急速な社会変革への対応が求められる中で、必須の取組であるデジタル化は、「人」の力を活かす観点からも、進めていかなければなりません。県庁においては、生成ＡＩをはじめ、様々なデジタル技術を積極的に活用して業務の効率化を図り、「人」の力を最大限活かせる仕事に人員を集中させる働き方を推進して、県民サービスの更なる向上に取り組んでいきます。
さらに、様々な人材が連携を深め、相互に協力して、諸課題の解決等の将来に向けた取組を進めていくことも重要です。その源は多様な交流であり、人の流れが回復し、にぎわいが戻ってきたこの機を逃さず、人と人とのつながりの創出と拡大に取り組んでいかなければならないと考えています。
その拠点となり得る大きなポテンシャルを有している、山口きらら博記念公園においては、幅広い世代が集い、活動することで、山口の豊かさや住みよさを実感できる「交流拠点」としての整備などを進めてまいります。
このように、様々な「人」が持てる力を発揮できる環境を創り、さらに、多様な人材が連携を深め、強固な「人と人のつながり」を構築していくことが極めて重要です。このための取組を強力に進め、「人」が活躍でき、「人」に選ばれる山口県の未来を創っていきたいと考えています。辰年の今年は、龍が勢いよく天に昇っていくように、山口県にとっても、「新たな未来」に向けた飛躍の年にしていきたいと思います。
私は、未来への県づくりの先頭に立ち、「人」を中心に据えて、様々な取組を進めてまいりますので、県民の皆様の御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
令和6年元旦
