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県政放送(動画配信)・イキイキ!山口・「モ~っと『山口型放牧』~耕作放棄地の管理~」

ページ番号:0176220 更新日:2022年10月1日更新

県政テレビ番組 yab「イキイキ!山口」

「モ~っと『山口型放牧』~耕作放棄地の管理~」令和4年8月29日(月曜日)放送分

関係先:山口県畜産振興課

動画テキスト

イキイキ!山口

【アナウンサー】

県内では耕作放棄地が年々増加しています。今回のイキイキ!山口では、その課題を

解消するために県が進めている「山口型放牧」についてお伝えします。

 

 

~オープニングタイトルの映像~

 

モ~っと「山口型放牧」~耕作放棄地の管理~

 

 

~アナウンサーと県農林総合技術センター 藤田航平さんのツーショット~

 

【アナウンサー】

県内の耕作放棄地の現状について教えてください。

 

【藤田さん】

県内では、農業の担い手不足や農産物価格の低迷などによって、作付されていない耕作放棄地が3620haにも及んでおり、景観の悪化や、イノシシなどのすみかとなって被害が発生するなどの問題が生じています。そこで県では、耕作放棄地の解消などに向けて、「山口型放牧」の活用を呼び掛けています。

 

【アナウンサー】

山口型放牧とはどのようなものですか?

 

【藤田さん】

山口型放牧とは、電気牧柵で囲んだ耕作放棄地などに牛を放牧することをいいます。

レンタカウ制度により、放牧に慣れた牛を地域の畜産農家などから借りることもできます。

 

【アナウンサー】

山口型放牧にはどんなメリットがありますか?

 

【藤田さん】

牛が草を食べるので耕作放棄地の見通しがよくなり、獣害の被害防止にもつながります。また、畜産農家にとっても餌代の節約や省力化につながるといったメリットがあります。今日は山口型放牧を活用されている農家の方を紹介します。

 

【アナウンサー】

下関市で農業を営む原圭吾さんは、ネギを生産している一方で、別の場所にある果樹園跡地を山口型放牧を活用して管理しています。

 

 

~アナウンサーと農家 原圭吾さんのツーショット~

 

【アナウンサー】

山口型放牧を活用されていかがですか?

 

【原さん】

牛が雑草を食べてくれるので草刈りの手間が省け、助かっています。

 

【アナウンサー】

牛が逃げることはないんですか?

 

【原さん】

電気が流れている柵で囲っているので大丈夫だと思いますが、柵に異常がないか定期的に見回りをしています。そのあたりが負担ですね。

 

~県農林総合技術センター 藤田航平さんが新技術を紹介する様子~

 

【藤田さん】

そのような課題も、新しく開発された「電気牧柵監視システム」で解消できます。このように放牧地を取り囲む電気牧柵にセンサーを取り付けて、電気牧柵の電圧をモニタリングします。電気牧柵が牛や野生動物によって壊されたり、雑草などが電気牧柵に接触することで漏電し、電圧が低下するなどの異常をいち早く検知し、スマートフォンに知らせてくれます。

 

【藤田さん】

どうでしたか?

 

【原さん】

これなら見回りしなくて済むので助かります。

 

 

~まとめ~

 

【藤田さん】

山口型放牧についての詳しい情報は、お近くの県農林水産事務所または県畜産振興課までお問い合わせください。これからも県内の農家さんを応援していきます。

 

 

関係先:山口県畜産振興課